Oyaji Nurse 特定看護師への道

特定行為研修(特定行為に係る看護師の研修制度)を中心に、オヤジナースの日常を綴る備忘録。

特定行為研修、始まる

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4月からついに特定行為研修が始まりました。

 

怒涛の日々に忙殺されてなかなか記事が書けませんでしたが、

また少しづつ書いていこうと思います。

 

1.研修機関について

特定行為研修を受けられる研修機関については様々な形態があります。

 

・大学

・病院

・各都市の看護協会

 

などなど

 

特定行為は21区分38行為あるのですが、

研修機関によって取得できる特定行為が変わってきます。

(診療看護師(NP)の場合は、大学院の修士課程で21区分38行為すべてを取得)

 

また、受講資格も様々で、看護師経験年数で決まるところがあったり、

看護協会なんかは認定看護師資格があることが条件だったりします。

 

私は認定看護師資格がないので、近畿圏の某大学の特定行為研修を受講しています。

 

 

2.受講生の経験層、年齢層について

研修生は20名程度いるのですが、思いのほか年齢層が高くてびっくり。

病棟で師長職をしている方や、認定看護師も多く参加しており、

病院では中堅と言われる、看護師9年目の私は下から2番目の若さでした。

 

3.研修のスケジュールについて

研修期間は大きく2つに分かれており、

共通科目、区分別科目があります。

 

【共通科目】4-8月

すべての研修生が受講する共通の科目。

前半はこの共通科目について学び、最後に筆記試験があります。

科目としては、

・病態生理学

・臨床推論

・フィジカルアセスメント

・疾病、病態概論

・臨床薬理学

・医療安全学

・特定行為実践

以上の7つ分かれています。

 

私が通っている研修機関では、

7つの科目について合計で約220コマをeラーニングで受講し、

週に1回のスクーリングで講義や演習を行っています。

eラーニングとスクーリングのバランスに関しては研修機関によって様々で、

スクーリング時の授業内容もカリキュラムに沿って各研修機関が企画する形のようです。

 

eラーニングやスクーリングの授業内容についてはまた別で書きたいと思います。

 

【区分別科目】9月-翌年3月

後半は各自が選択した特定行為区分に分かれ、実践について学んでいきます。

OSCEで合格してから、各自の所属施設で実習を行い、

それが認められれば、修了証が発行されるといった感じです。

今年度の詳細なスケジュールは出ていませんが、

後半の最初の2か月は週2回程度のスクーリングになるとのことです。

 

 

 

 

 

研修生の大半は出張扱いで参加していますが、私は休日を利用してのスクーリングです。

一部は私と同じように休日を利用してスクーリングしている人もいます。

やはり休みが大幅に減っているのでワークライフバランスには厳しい感じですが、

未来への投資であると信じて日々を乗り越えていってる感じです。

 

つづく・・・

 

 

 

転職するために取り組んだこと

 

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こんばんは。

Kenpapaです。

またぐっと冷え込んできましたね。

嫁が腸炎でダウンして我が家はてんてこ舞いです・・・。

 

前回の記事で、「転職を決めた理由」について書きました。

 

kenpapax-tokukei-nurse.hatenablog.com

 

 

今回は、いざ転職が決まってからどのように動いたのかについて書きたいと思います。

 

1.自分ってなにもの?

ひとつの病院で新卒から8年間働いていたので、もちろん周りは自分のことを知っているひとばかりの環境にいました。

部署でもだいぶ先輩の部類に入り、まあ偉そうな態度をとっちゃったりする訳です。笑

しかし、そんな自分も一歩病院の外に出れば、ただのひとりの人間。

他病院にいけばただの「いちナース」でしかないわけです。

いくらアセスメント能力が高かったり、看護ケアの実践力が高い、末梢ルートを取るのが上手だったとしても、そんなことは誰にも伝わらない。

そんなことを考えた時に、資格や肩書の重要性を思い知りました。

 

2.とりあえず何か資格を・・・

わたしの転職の場合は、転職先の師長が知り合いだったこともあり、病院の内情がわかるという点でとてもリスクが低いものでした。

その師長と相談し、心肺蘇生法の成人教育コースの認定インストラクターの資格を取得することにしました。

転職後にRRS(院内の急変対応チーム)や後輩教育の点で役立つと考えたからです。

タイトなスケジュールでしたが、転職までに認定インストラクターの資格を取得できました。

心肺蘇生法は救命センターでの実践や教育で行っている内容ですが、同じ実力があったとしても資格を持っているかいないかでは大きな差だなと感じました

自分が過去に戻れるなら、もっと認定インストラクターや、呼吸療法認定士、認知症研修などの資格を取っておくべきだなーと、転職の時に感じました。

 

3.エキスパートかつジェネラリストになるために

ここが一番核となる部分ですが、私の転職後の目標は、

ICUの師長になって、スタッフがいきいきと楽しく働けて、患者さんにいいケアを提供できるICUをつくりたい」というものでした。

その目標のためにはエキスパートとしての能力向上と、看護管理を学ぶことが必要だと考えました。

エキスパートという点では、以下の3つの選択肢があると考えました。

・専門看護師(重症・急性)

・認定看護師(集中治療)

・特定行為研修

 

家庭のある身ですので、仕事をストップして大学院するのは難しいという点で、専門看護師はナシ。資格の中では最も魅力的だとは思いましたが、働きながら看護管理の修士を将来的に取得したいと考えました。

 

認定看護師に関しては、これから移行期を迎えますが、単純に「すでにたくさんいる資格を取るのはおもしろくないな」と思いました。もちろんいまの看護の基盤を作ってきた偉大な人たちであると思いますが、なかには資格の上にあぐらをかいているような人もいて、あまり魅力を感じていませんでした。前の職場では、月に1度の勉強会を開催する以外は、通常業務に追われ、めちゃくちゃ残業している人が多かったです。もちろんスペシャリストとして光を放っている人も多くいるとは思いますが、結局は病院の使われ方に大きく左右されるなといった印象でした。個人的な偏見で申し訳ありません。

 

ブログのタイトルにもありますが、特定行為研修を受講することに決めました。もともと在宅医療向けの資格であり、急性期の分野でどれほど活躍できるかは未知数だという点で、先駆者としてのやりがいがあるんじゃないかなと考えました。診療看護師(いわゆるNP)と呼ばれる人たちはすでに大活躍されているとは思いますが、なんでもできる分、どうしても診療に寄ってしまうんじゃないかなと考えています。そうするとあまり看護管理には向かないかなと。あくまで特定行為研修の一部分しか習得できませんが、エキスパートとしての幅を広げながら、ゆくゆくは看護管理者になることが自分の目標ですので、その点でもちょうどいいかなと考えました。なんとも甘く緩い考え方だとは思いますが。。転職先の師長が専門看護師なので、うまくコラボレーションできそうじゃないかというのも大きな決め手でした。

 

4.転職先で学校に行かしてもらえるの?

認定看護師もそうですが、働きながら取得する資格というのは、自分の病院での信頼を得た上で研修機関にいくのが普通です。

そんな中で転職した矢先に研修に行くなんてことは大きく常識から外れた行為です。

特定行為の実習先は所属施設で行いますので、医療安全的にもリスクを伴います。そんな研修に、いきなり現れたどこの馬の骨かもわからないスタッフを送り出すというのは普通では考えられません。

そこを突破して信頼を得ることが、最初の大きな壁でした。

しかも転職先で特定行為研修を受講した者はまだおらず、自分が第一人者になろという状況でした。

信頼を得るために、師長を通してアポイントメントを取り、何度もプレゼンテーションを行いました。

・特定行為とはなにか

・自分は何者か

・自分が入職することでのメリット

・特定行為を取得することでのメリット

以上のような内容を、かなりお偉い人たちの前でプレゼンさせていただき、研修受講への同意と、研修機関への推薦状を書いてもらうことができました。

信頼を得られた陰には、専門看護師である師長の存在と、自分が勤めていた救命センターの看板があったんだと思います。

信用していただいたぶん、今度は期待に応えなければならないという大きなプレッシャーがのしかかってきます。

 

5.まとめ

自分が転職するために取りくんだことをまとめると、以下の2点です。

 

・心肺蘇生法の認定インストラクターの資格取得

・特定行為研修受講のためのプレゼン

 

転職を考えた時に初めて資格や肩書の重要性に気づきました。

ただの実践力だけではどうにもならないなと。

やはり転職やダブルワークが当たり前になってくるこれからの社会では、

自分のブランディングが大切なんだなーと感じました。

いまはボディメイクにハマっているのでダイエット系の資格でも取ろうかなーなんて考えたりしています。笑

 

わたしが転職を決めた理由

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こんばんは。

Kenpapaです。

 

私は2018年の年末に、新卒から約8年間働いた病院を退職しました。

そして2019年の2月から新天地での仕事に就いています。

 

今回は「なぜ転職することに至ったか」について書いていきたいと思います。

いわゆる中堅という層で、今後の進路に迷っているという方にとっては共感していただける部分もあるかと思います。

 

1.スキルアップとステップアップ

以前の記事でも書きましたが、私が新卒で入職したのは、救命救急センターICUでした。

救急科のICUですので、高度な心臓血管外科や脳外科の手術後の患者さんはいませんが、ほぼオールジャンルといっていいほどの多彩な疾患の患者さんが入院している場所でした。新卒にとっては出だしから勉強する幅がとんでもなく広く、それは大変なスタートでしたが、そのぶんアセスメント能力重症患者をケアする力は身につけることができました。自分の能力が伸び続けてるなーと実感していたのは大体6年目ぐらいで、あとはあまり伸ばせていないなーと自分で感じていました。心臓血管外科や脳外科、小児救急の症例はなく、自分が看れないジャンルがあることも気がかりでした。つまり自部署でのスキルアップに限界を感じるようになりました。

 

3年目でER研修、5年目でドクターカー研修という用意されたステップアップも終わり、管理職への昇進を除くステップアップはもうないかなといった状況でした。そして前病院ではマネジメントラダーは整備されておらず、救命センターの6年目以上の看護師は皆、ステップアップ難民といった状況でした。

 

2.キャリアビジョン、キャリアドリフトへの目覚め

そんなステップアップ難民になるまでは自分でも気づきませんでしたが、自分にとっては救命センターでの仕事自体のやりがいが報酬になっていました。5年目でドクターカーナースとして乗務し、それなりに経験を積み、自信をもって患者対応ができるようになり(もちろん怖さは常にありますが)、自施設のいち看護師としての限界にいるなと感じ、このままでは成長がないと思い、急にやりがいを見失いました。そんな時にふと自分の給与明細を見た時に(それまではあんまり見てなかった)、「もうすぐ30歳やのにめっちゃ安いやん・・・。てゆうか委員会とかで日勤が増えて夜勤が減ったぶん昔より下がってる。」と思いました。それまでは給料はほとんど気にならなかったことを自覚し、「これまではやりがいが報酬だったんだなー」と感じました。そこから自己のキャリアビジョンについて真剣に考えるようになりました。

 

3.エキスパートかジェネラリストか

この選択は中堅看護師が必ず向き合わなければならないものではないでしょうか。若手のころは「俺はとことん集中治療のエキスパートになってやるんだ!」と意気込んでいました。プリセプターを担った4年目のころから、教育に興味が沸くようになり、教育委員会へ希望して入り、院内の研修を企画するようになりました。はたまた3年目から5年目までICUの師長を担った方のマネジメント能力を見て、看護管理にも興味が沸きました。つまりいろんなことに興味が移り変わっているような状態でした

キャリアを考えた時に自己の選択肢として挙がったのは、以下のような感じでした。

・集中治療のエキスパート(認定、専門看護師など)

・教育の勉強をする(大学院)

・看護管理を学ぶ(大学院)

・病院以外での職に就く(訪問看護ベンチャー系)

・九州でスローライフ→結構ガチで考えていました。

こんな感じで、ぐちゃぐちゃの頭の中を整理するために自問自答しながら悶々とした日々を送っていました。ひとりで考えても答えは出ないと思い、病院内外での様々な人と話す機会を作りました。特定看護師の1期生として病院を巣立っていった先輩や、訪問看護コンサルティングを自営業としてやってる凄腕の年下看護師など、自分が知らない世界の話をたくさん聞きました。

 

4.自分がやりたいこと

様々な人と話す中で、少しづつ自分の中で答えがまとまってきました。その答えというのは、ICUの師長になって、スタッフがいきいきと楽しく働けて、患者さんにいいケアを提供できるICUを作りたい!」といった感じのものでした。数年後に同じことを言ってるとは限りませんが、これがいまの私の目標になりました。

前項で述べた選択肢のうち、エキスパート、教育、看護管理のすべてを含んだステップになるかなと考えました。

 

5.じゃあ誰を目標にするの

私は自分のプリセプターに最初に言われたことを今でも覚えています。

「自分の目標となる看護師を見つけなさい。そしてその人との距離を自分で測り続けなさい。」ということです。目標がなければ、自己の成長を測ることもできませんし、なにより自己流での成長には限界があります。その教えを自分の後輩たちにも同様に指導してきました。

看護管理とエキスパートを同時に伸ばしたいと考え、周りを見渡した時に、私にとって目標にしたい看護師というのは、院内にはいませんでした。

前病院は看護管理については後進的で、マネジメントラダーはなく、管理職は皆、年功序列で昇進しているといった状況でした。ICUでも管理と呼べる機能は果たしておらず、離職者が増えた分析もろくに行われていない状況に、人財を大事にしていないと感じざるを得ないような状態でした。そしてなによりICUの管理職が集中治療のエキスパートではないということが私にとって魅力的だと思えない一番の要因でした。

 

6.看護師としての師

自分がやりたいことは決まった。じゃあ誰を目標に。なんてことを考えているときに、自分のプリセプターと飲みに行く機会がありました。プリセプターとは実際1年しか一緒に働いておらず、私が2年目になる際に大学院に進学し、専門看護師となり、いまでは他施設のICUの師長として働いていました。指導を受けていたのは約7年前ですが、それはもう厳しく指導していただいていました。かなり遠回りな優しさでしたが、自分の看護師としての芯を作ってくれ、いまの自分があるのはそのプリセプターのおかげだと思っています。そんなプリセプターは、専門看護師として精力的に研究に取り組みながら、ICUの管理を熱意をもって実践していました。話をしている中で、「自分がやりたいことをまさに実践しているのはこの人だ!」と思い、「いつまでも向上心を持って前を走り続けているこの人についていきたい。」と強く感じました。そして結果的にプリセプターが師長を務めている病院に転職することを決めました。

 

まとめ

長々と書きましたが、わたしが転職を決めた理由としては、

・看護師としてのキャリアアップを叶えたい

・目標になる存在のもとで働きたい

・仕事にやりがいを求めたい

といったところになります。

まさかあんな怖かったひとのもとに舞い戻るとは・・・。

自分でも驚きですが、人生とはわからないものですね。

 

やっぱりせっかく看護師になったからには、悔いのない道を歩んでいきたい。

そして息子が大きくなったときに背中で語れるオヤジになりたい。

そんなモチベーションでいまは頑張っています!

とりあえず今は新しい電子カルテに奮闘している毎日です。

救命救急センターで学んだこと

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こんばんは。

Kenpapaです。

今日は、新卒から2018年の12月末まで約8年間勤務していた病院で学んだことについて、振り返りながら書いていきたいと思います。

 

~入職のきっかけ~

そもそも看護師の道を選んだきっかけは、近親者の死を経験し、「いつかまた身近な人に何かあったときに後悔したくない・・・」という思いからでした。

それなら医者でもええやんっていう話なんですが、学力とお金の問題や、母が看護師をしていた影響が大きかったですね。

大学卒業後の進路を考えた時には、「とりあえず救急で!」っていうなんともシンプルな決断でした。

消防に入職して救急車に乗って働いていた友人に、「どっか搬送先でいい病院ある?」と尋ねて、最初に名前が挙がったのが入職することになった病院でした。

いま考えるとなかなか斬新な質問ですね。

そこから一度見学して、なんとなーく良いなと思ったので、特に他の病院は見学せずこの病院に決めました。

 

~救命センターの概要~

初療室、ICU、救急病棟で構成されている救命センター。

入職して知ったのは、一応救急の世界では老舗で、どこに行っても名が知られている病院だったこと。

診れない領域はあるが特に外傷診療が強い。

ドクターカーを超積極的に運用している。

などなどの特色がある、なんとも濃ゆい救命センターでした。

 

~地獄の一年目~

いやーしんどかった。笑

他の看護師さんもそうだとは思いますが、やっぱり一年目が一番しんどかったなと。。

なにをやるにも先輩の目があるプレッシャーはやはり相当なストレスでしたね。

なんでもこいの領域なので、とにかく勉強しないといけない幅が広い。

ICUに配属になったのですが、重症度が非常に高く、GeneralのICUのように予定された経過をたどるわけではないので、予想外のことが日常でした。

当時はよくも悪くも愛のムチをふるってくださる先輩方がたくさんおり、それはもう毎日帰宅と同時に気絶してしまうような日々でした。

いま思い返すと、あの一年間があったからこそどんことでも乗り越えられる忍耐力がついたのかなーと思います。

きつい中でも、「いつか先輩みたいにかっこいい看護師になりたい!」みたいなキラキラした思いはずっと持っていたように感じます。

厳しさに耐えきれず、去っていった同期もいました。。

 

~最初の転機、ER研修~

ICU看護師としてぼちぼち一人前になってきた3年目の夏ごろから、ER研修が始まりました。あんまり医療ドラマは見ないほうですが、まさに救命病棟24時といった感じの現場です。普段温厚な医師も、なにかに取りつかれたような形相で診療にあたっているのを見たときは衝撃でした。そんな過酷な現場でしたが、診療の補助という点でのレベルアップは確実にできたかなと思います。

またそれと同時に、「救急看護とはなにか」「そこに看護師がいる意味とは」みたいなことを考え始めるきかっけにもなりました。

 

~花形ポジション、ドクターカー

5年目を迎えた時についにやってきました。ドクターカー研修です。

ドクターカーといっても転院のためだけに運用している病院が多い中、わたしがいた救命センターのドクターカーは超積極的な運用をしていることで有名でした。

一般人から消防へのの通報時にキーワードに該当したとき(胸が痛い、意識がない等)、救急車と同時にドクターカーも出動するかたちでした。

現場が病院から近ければ救急隊よりも早く到着するなんてこともありました。

構成員は医師1名、看護師1名、救命士1~3名、ドライバー1名。

つまり、看護師も医師もひとりなんです。

自分の判断、対応が患者さんの命に直結する、しかも他の人に頼ることができない環境での活動は、想像を絶するプレッシャーでした。

ドクターカーに乗務することで満足しているスタッフもいましたが、わたしはER研修の時と同様に、「プレホスピタルケアとはなにか」「ドクターカーに看護師が乗る意味はなにか」といった問いに悩むことになりました。

 

~やっぱり集中治療が好き~

救命センターで学べることとして、大きく分けて3つの看護がありました。

救急看護、集中治療看護、災害看護の3つです。

その中で自分がもっと能力を高めたいなと思ったのが集中治療でした。

救急、災害を極めようとしている先輩たちはたくさんいましたが、集中治療という点でモデルケースとなる人がいない状況になり、それが転職のきっかけへとつながっていきました。

 

~救命センターで学んだこと~

だらだら書いてしまいましたが、最後にまとめると、

・幅広い分野の病態生理の知識

・重症患者のアセスメント力

・ERやドクターカーでの瞬発的な診療補助能力

・救急看護とはなにか

・プレホスピタルケアとはなにか

・集中治療の楽しさ

・地域の救命士さんとの顔の見える関係

・看護師としての基本、心構え

 

あげればキリがないですが、とりあえずこんなところで。

辞めるときに思ったのは、「とりあえず救急で!」は間違ってなかったな。

自己紹介などなど・・・

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はじめまして。

kenpapaです。

 

まずは簡単に自己紹介なんぞしていきたいと思います。

 

【来歴】

兵庫県出身。

3人兄弟の長男。

野球に明け暮れる学生時代を過ごす。

看護大学に進学し、大阪の救命救急センターに入職。

結婚、長男誕生。

2019年2月、大阪内の急性期病院に転職。

2019年4月から某大学にて「特定行為に係る看護師の研修」受講予定。

 

このブログでは、

・特定行為研修に関すること

・これまでの経験を通して感じた看護に対する思い

・これからの看護界に関すること

・成人教育、キャリアデザインに関すること

・自分の趣味や子育てに関すること

みたいなことをざっくばらんに書いていけたらなーと考えています。

 

明日は節分。

今年も息子を思いっきり泣かしてやろう!笑