A happy life

 良い人生を送ることは難しい。

 

 そもそも人生が『良い』または『悪い』とはどういうことなのかすら曖昧で、それを考えることそのものが人生の意義である、という向きもある。

 ただ、こういう事についてあまり深く考えすぎると精神を病む恐れがあるので、今回は良い人生のあり方のシンプルな例を一つ提示してみようと思う。

 

 定義は次のようになる。

【生涯で分泌された快楽物質が多ければ多いほど、それはより良い人生である】

 

 

どう?シンプルでしょ?

でも、こうやって決めてやると色んなガイドラインみたいなんが定めやすくなるんよ。

 

たとえばさ、これ

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良い大学に受かるってのは、人生の質をかなり左右しそうじゃん?

でも、「合格」っていうのは時間的に見ると一つの点にすぎないわけ。

つまり、基本的には一回しか快楽物質が分泌されない。

もちろん、入学後も繰り返し「入って良かったなあ」と思いはするだろうけど、それも回数に限界がある。100回とか思い直す頃には快楽物質なんて微々たる量だよね。

適切に目標を設定すれば、こういう人生のイベントを達成していくアプローチも繰り返し、継続的に快楽物質に繋げられるんだけど、それには難しいノウハウが必要なんだ。今回は『シンプル』がテーマだからこのやり方はそぐわない。

 

そこで、これ

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うまいものを食う

もしくは、これ
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おもしろいものを読む(もちろん、漫画でも)

こんなのもあり
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ゲームで気持ちよくなる

これも忘れちゃいけない
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酒で気持ちよくなる

などなど。

これらの活動は、

・開始して報酬がもらえるまでの期間が短い

・何回も繰り返すことができる

から、ものすごいHPS(Happiness Per Second)を叩き出すことが出来る。

こういったものに精力的に取り組んでいるとバカにされがちだけど、逆に社会的に評価の高い「日々努力して高い目標に手を伸ばす」みたいな生き方はHPSの観点から見ると非常に効率が悪い。幸福は脳内で起こっている出来事なのに、そこに社会的価値を加味するのは馬鹿げてもいるよね。

 

 

あ、もちろん夢や目標に向かって突き進むのはとても良い生き方の一つだと思うよ。今回の良い人生の定義には当てはまりにくいだけで。

ただ、昔は夢や目標を目指してたけど、なんだか疲れてしまったって人や、今まで持っていた夢や目標を達成したら急に体に力が入らなくなってしまったって人は、とりあえず日々のHPSを上げてみることを検討してみてほしい。多分ちょっとは元気が出るんじゃないかな。

 

ものを書くのは苦手なので読みにくかったと思うけど、最後まで読んでくれてありがとう。

おわり。