アラフィフ独身生活を楽しく生きるヒント

45歳独身女子です。生きづらさを克服し、時に悩みつつも楽しく日々を過ごしています。

夏目漱石も生きづらさを感じていた

ちょっと前から読んでいた夏目漱石の随筆集を読み終えました。夏目漱石も生きづらさに悩んでいたんだなということが端々に感じられる1冊でした。

 

 
 
 
こちらは亡くなる約2年前、病気がちになり人生について深く考えながら硝子戸の中で過ごす日々に書かれ、朝日新聞に連載されたごく短い随筆をまとめたものです。
 
前半は漱石のもとを訪れる人々や出会った人々とのエピソードなどが多く、後半は幼い頃の家族や友人、周りの人々との思い出が主に語られています。
 
たわいもない出来事や思い出話、昔を回想する話が主で、本当に日記のような感じなのですが、漱石の手にかかるとこんなにも含蓄の感じられる、とても味わい深い文章になるのか・・・と驚きです。
 
そしてなぜかわからないけれどほゎっと心が温かくなる随筆ばかりでした。
 
夏目漱石の表向きの性格を表すようなとても淡々とクールに綴られている文章ですが、内に秘めた繊細で傷付きやすい性格、そして心の優しさが端々に感じられます。
 
 
特に第33回の随筆は『草枕』の冒頭の名言に通じる内容で、生きづらさにもがく漱石の苦悶が感じられました。
 

以下JLogosのサイトより


【名言名句】
智に働けば角が立つ情に棹させば流される意地を通せば窮屈だとかくに、人の世は住みにくい


【解説】
草枕』冒頭に出てくる名句。人づきあいの難しさを説いたもの。世間の人とつきあうときには、頭のいいところが見えすぎると嫌われる。あまりにも情が深いとそれに流されてしまう。また自分の意見を強く押し出すと、衝突することも多く世間を狭くする。人づきあいというのは、智と情と意地のバランスを上手にとらなければならず、なかなか困難なことだ、というのである。

 

もし世の中に全知全能の神があるならば、私はその神の前に跪ずいて、私に毫髪(ごうはつ)の疑いを挟(さしはさ)む余地もないほど明らかな直覚を与えて、私をこの苦悶から解脱せしめん事を祈る。でなければ、この不明な私の前に出て来るすべての人を、玲瓏透徹(れいろうとうてつ=玉のように透き通って美しいこと)な正直ものに変化して、私とその人との魂がぴたりと合うような幸福を授けたまわん事を祈る。今の私は馬鹿で人に騙されるか、あるいは疑い深くて人を容(い)れる事ができないか、この両方だけしかないような気がする。不安で、不透明で、不愉快に充ちている。もしそれが生涯つづくとするならば、人間とはどんなに不幸なものだろう。(三十三より)

 

この一節は特に人間関係に関して苦悶する様子が描かれた部分ですが、この本から感じ取れる漱石の観察眼は繊細な感性から生み出されるものであり、人間関係に限らず、人生全般における生きづらさは避けて通れないものだったんだろうなぁと思いました。

 

青空文庫で無料で読めますが、やはり文庫本で注釈つきは読みやすくて助かります。

 

 

求めていた「手に職」

「手に職」の話の続き?かな。もう少し詳しく書いてみようと思います。

 

11月半ば。仕事で大きなミスをしました。ここの会社の仕事では、仕事を請け始めた当初にも一度ミスをしたことがあり、これで2回目でした。さすがにもう干されるかもしれないと思いました。

 

その連絡があったのは、半年前から楽しみにしていたクラシックコンサートに出かけるために家を出ようとしたときでした。

 

実は同じ演奏家のコンサートを6月にも聞きに行ったのですが、そのときは少し大きめの仕事をしていて締め切り間に合わないかもしれないと心配で心配で、あまり集中して聞くことができませんでした。

 

今回はゆっくり聞ける!と思っていたのにですね、まさかのこんな事態です。

 

自分を呪いました。

 

まず思ったのが、ここまで一生懸命仕事をして頑張っていたのに、神様はどうして私にこんな仕打ちを・・・ということ。

 

それを思ったときに、「あっっ、私頑張ってたんだよね」となんだか客観的な感情が湧きました。それまでは頑張って仕事していても、どこかで「まだまだ」って思っていたんだと思います。だけどそのとき初めて、自分はちゃんと、自分が持っている100%の力で頑張っていた、ということを認められました。

 

そうしたらまずふっと楽になったんです。

 

それでもやっぱりコンサート会場で開演を待っている時間も、演奏が始まっても、はじめは落ち着きませんでした。とにかく演奏に集中したくて、「ミスしたって死なない死なない」「ここの会社がダメだったらまた別のところを探せばいい」と自分に言い聞かせていました。

 

そして、後ではっと思ったのですが、「ここの会社がダメだったら別のところを・・・」と思えるようになっていた自分の「成長」に気づいたのです。

 

どういうことかというと、私は大学時代に自分が勉強していたことが嫌になり、その職業に就くことをあきらめ、卒業後、資格を取るのもやめたことは前に書いたかと思います。

 

その挫折以来、仕事に就くのが本当に難しかった。

 

専攻が音楽関係だったので普通の会社で履歴書を見せても、アピールできるところが「英語」しかない(留学していたので)。だけど当時からもう英語ができる人なんてざらにいたのでたいしたアピールにもならず、事務職にしか就けませんでした。

 

当たり前ですが、事務職がダメなわけじゃないです。だけど私は「手に職」がほしかった。だから大学でもその学問を勉強しようと思ったのです。それに挫折し、手に職もつけられず、専門職にも就けない。

 

転職活動は本当に憂鬱でした。

 

その後、ひょんなことから翻訳の仕事をするようになりました。それでも、国語に苦手意識があったので、英語はともかく、日本語能力が高くないとなかなかできない翻訳の仕事が自分に向いているかどうか分かりませんでした。自信もなかった。

 

そして、4年前から始めた仕事。正直、翻訳者より全然人手が足りていないようなので、仕事はまぁまぁあります。だけど単価が低くてなかなか収入は増えない。

 

東京で独身で1人暮らしをしながらこの状況はなかなか辛いです。

 

だけど、そのコンサートのときに思った「ここの会社がダメだったら別のところを・・・」の気持ち。転職に何度かトライしていたときに、こう思えなかったから辛かった。でも今、「別の所を探せばいい」と思えている自分がいる。

 

このとき、あ、私は自分がずっと求めてきた「手に職」を手に入れたんだ、と自覚できました。だから落ち込んで大反省もしたけれど、気持ちがふっと軽くなりました。

 

せっかく手に入れた「手に職」を思う存分生かしたい!そう思ったらまたやる気が出てきました。

 

さらに言うと、この5~6年間あんまり楽しくない日々を送っていました。燃え尽き症候群だったし年齢的な変化もありました。それが、このときふっと、「あ、自分はようやく底をついた」と思ったんです。「あ、もうあとは浮いていくだけだ」って。

 

そんなことが11月にありました。

 

だからと言って別に何か大きくコトが変化したかと言えば、そうではないですが、自分の気持ちが軽く明るく前向きになること、落ち込んでも早めに立ち直れること(または図太くなるとも言う笑)は、なんてすばらしいんだと思いました。

 

新たなステージに一歩進んだ気がします。

 

来年に向けて、何年かぶりに気力が湧いてきています。ここ数年、目標とか抱負とかも湧いてこないぐらい、気持ち的に疲弊していたので、よい兆しです!

 

 

新しいステージでまた自分らしく人生を歩んでいきたいなと思います。

 

 

余談ですが、久々にフラワーエッセンスを飲んでいたのも今回の自分の変化を後押ししてくれたのかも。いろいろ試した中で、私に合うのはアバンダンスとラクシュミです。ダブルで飲むと相乗効果を感じます。

 

アバンダンスとラクシュミ、本当に効果があると思いますので、是非試してみてくださいね!

 

フリーランス11月の収入

職種や仕事内容はもう1つのブログに書いているのでここでは触れません。

 

コロナ禍前にやっていた単価のよい大手の仕事がほとんどなくなり、収入は以前より激減しました。

 

その仕事とは違う、別の分野の仕事を新しく始めてもうすぐ丸4年が経ちます。単価が激減したり繁忙期と閑散期の仕事量が極端で、東京での独身フリーランス生活もなかなか大変。

 

今年後半は特に辛かったです。

 

閑散期は本当に閑古鳥状態。繁忙期になると、業種の違う数社と取引しているのに毎回同時期に仕事が集中し、全部さばききれないまでも仕事をツメツメにして朝から晩まで、週末も働いて、今までほとんど風邪を引かなかったのに免疫力が下がって治るのに1ヵ月かかる風邪を2回もひきました。それなのに収入はそんなに増えていない。

 

でもそんな中で仕事でミスをしてしまい、これではいけないと思いました。

 

と同時に「この会社でもう駄目だと言われるなら、次を探せばいい」と思っている自分に気づき、大学時代の挫折以降ずっと手に入れたかった「手に職」をようやくつけることができていた自分にはたと気づきました。だからこそ、「次を探せばいい」と思えるようになっていた。

 

だからブーブー不平不満を言ってばかりもいられません。なんとか策を練り工夫をしながら、より楽しく明るい人生を生きていきたいです。

 

ひとまずは自分を客観視するためにも収入を記録していきます。

 

B社:115,537円

I社:94,688円

T社:67,503円

S社:10日支払い(のはず。5~6万ぐらい?)

*S社さんは新規の取引会社で今回が初支払いとなる予定なので様子がまだ分かりません。後ほど追記します。

 

S社を除く3社の合計:277,528円

 

先月の少なさ(18万程度)を考えると、思ったより行かなかった・・・。昔はやった分がその月に支払われていたので分かりやすかったのですが、今の仕事はどこも1~2ヵ月後に料金が支払われるので、先月あんなに働いたのにこれだけ?ということもよくあります。

 

月35~40万ぐらいになるとだいぶ楽になるので、ひとまずこれを目標に、でも目標にしすぎず、ほどよく目指したいと思います。

疲れたナリ・・・

仕事仕事の日々に嫌気がさしている今日このごろです。

 

好きな仕事ですが、単価が安い業界のためやってもやっても収入が増えない😭。

 

いろいろな事情でコロナ禍の少し前に今の仕事に転向することにしたのですが、東京で1人暮らししながらフリーランスでやるには大変な業種でした。。。

 

誰か私をもらってくれ・・・養ってくれとは言わないから。

 

・・・・・・なんて思う日もありますが、結局依存心は自分を苦しくさせるだけなんだよなぁ。

 

田舎の実家に家があるので万が一のときは「実家に帰ればいいや~」と気楽に考えています。

 

まぁ体が元気ならなんとかなるかぁ。ちゃんと休も~。

 

気楽が一番だなぁ。

 

 

 

 

私の生きづらさを救ってくれた加藤諦三先生のHP

私が生きづらさを克服(というか受け入れられるようになり生きづらさが改善した)のは、1にも2にも、社会学者の加藤諦三先生のことを知ることができたからだと思っています。

子どもの頃から生きづらさはあった

プロフィールでも書いたとおり、子どもの頃からどこか生きづらさを感じていたものの、明るい性格でもあったので、暗い側面は見せることはほとんどありませんでした。

でも実は、小学校で容姿についていろいろ言われていて、死にたいと思っていたのです。でも親にもそれは言えませんでした。

その後6年生になって親の転勤で転校することになり、新しい場所で新しい人生を歩んでいくんだと思ったのに、まさかの転校先でも同じように容姿について陰で言われるという状況になり、絶望しました。

 

見た目は全く繊細な人に見えないことも、自分を苦しめていたように思います。色黒で体格もよく活発そうに見え、しかもお喋り。どう見てもナイーブな子どもには見えなかったと思います。

今思えば、繊細というより神経質だったのだと思います。ただ、神経質だという性格は自分で分かっていて、早いうちから何かにこだわりそうな時にこだわりすぎないように気をつけていました。

 

そんな感じで、中学も高校もそれなりに楽しかったけれどどこか満たされず、心はずっと悲鳴を上げていました。

 

挫折に苦しむ日々

私は高校卒業後アメリカの大学に進学しました。留学は学びが多く大きく成長できた経験でしたが、同時にストレスやプレッシャーも多く、必ずしも順風満帆ではありませんでした。

その上、3年生を過ぎた頃から勉強していることが自分に向いていないと思い始め、本当であれば卒業後に資格試験を受けなければならなかったところを、その職業に就くことはないと見切りをつけて試験を受けませんでした。

そこから、自分のキャリアに悩み始めます。高校生の時に「これだ!」と思った職業を諦めたわけなのでその挫折感は半端なく、さらに当時躁鬱病持ちのアメリカ人と交際していたのでそちらの悩みも絶えず、悶々とする日々を送っていました。

 

加藤諦三先生のHP

とにかくどうにかしたくてインターネットで情報をひたすら探していたとき、加藤諦三先生のHPに出会いました。

当時はまだ電子書籍がない時代なので留学先で先生の本を読むことはできませんでしたが、HPに著作から抜粋された言葉がたくさん載っていて貪るようにそれを読み、そしてノートに書き写していました。

大学在学中だったか卒業して1年間働けるビザをもらいNYで働いていた時だったか、正確には覚えていませんが、とにかく何でも誰でもいいから私を救ってほしいと思っていたときに「ああ、これだ!」と思ったんだと思います。

 

少しずつ生きづらさを克服していく

神経症の症例やそうなった経緯などの説明をたくさん読んでみて腑に落ちたのは、何も問題のない完璧な人なんていないということ。

頭では分かっていても、神経症の(または神経症的な)人の中には完璧を求めてしまう人が多いとの説明どおり、どこか理想の自分を夢見てそれを現実の自分と比較して自分を苦しくさせているのです。

私も、明らかにそのタイプでした。

著書の中で加藤先生は結構断定的な書き方をされていて、Amazonのレビューを見ても時々反発的なものがあったりします。私もいやいや・・・とイライラすることもありました。

だけどきっとそれも計算のうちというか加藤先生はそれを見越して書いておられるのではないかと思うようになりました。そのイライラする部分が自分が問題を抱えている点だったりするからです。

そして私の場合、たくさん読めば読むほど著書に書かれている神経症的性質について客観的に見れるようになると同時に、それが自分にあてはまるか否かを客観的に捉えていくようになりました。

そうやって自分を客観的に見られるようになったとき、また自分の嫌だなと思う点やネガティブに感じる点などに神経質にこだわらなくなって、いい意味で「どうでもいいや」と思えたときに、生きづらさをあまり感じなくなっていることに気づきました。

 

まずは下記のおすすめサイトから

加藤諦三先生の著書はとてもたくさんあり、タイトルから選ぶとしても、たくさんありすぎてどれから読めば分からないかもしれません。

なのでまず最初にHPを読むのをおすすめします。各著作の大切な部分が抜粋されているので分かりやすく、そこから気になった本を選ぶと良いかもしれません。

www.katotaizo.com

 

そしてとにかくおすすめは、読みまくり、先生の言葉を浴びまくることです。

さらに、PHPオンラインにもかなりの数のコラムがあり、こちらもとても簡潔にまとめられていてとてもおすすめです。

 

shuchi.php.co.jp

 

 

はじめまして

はじめまして

2010年よりずっと趣味のブログを書いていましたが、知り合いが読んでくれるようになりプライベートなこと(特に思っていること・恋愛のことなど)が書きづらくなったので、こちらで新たにブログを始めます。今までに何度も別ブログをやっては頓挫し・・・を繰り返してきましたが、今回は少し頑張って続けてみようと思っています。

 

年齢は2023年現在で45歳。結婚歴のない独身女子です。中国地方出身、現在は東京在住。仕事は2010年からフリーランスで仕事をしています。

 

生きづらさについて

物心ついたころからどことなく生きづらさを感じていました。それでも元々が活発かつ明るい性格なので、生きづらさを感じているなんてことはおくびにも出さず、また暗いことを言えば親が悲しむとも思い、なんとなく無理をして生きていました。

 

それが、年を取ったこともあってか40代を過ぎるころからなんとなく生きづらさを感じることが少なくなり、全くなくなったというわけではありませんが、今はいい塩梅で受け入れることができるようになりました。

 

それには特に10代~30代にかけて、生きづらさ克服のためにいろいろと試してきたからというのもあります。

 

このブログでは生きづらさ克服・受け入れに私が試してきたもの、今やっているアラフィフ独身生活を楽しく生きる工夫などを伝えられたらなと思います。

 

自律神経失調症について

また、3人きょうだい皆同様の症状があり小さいころからなので遺伝的な体質もありますが、自律神経失調症持ちです。なんとなく無理をしてエネルギーを消耗して生きてきた部分もこの病気に多少なりとも寄与しているのだろうと思います。

 

自律神経失調症とどうやってうまく付き合って生きていくかについてもいろいろと試行錯誤を続け、今はだいぶコントロールできるようになり体も楽になりました。

 

自律神経失調症とうまく付き合うヒントも伝えられたらと思います。

 

このブログについて

仕事の内容を少し変えようと挑戦し始めた矢先にコロナ禍が起き、単価の高い仕事が激減し作業量だけが増えて収入もかなり減りました。

 

この3年半現在の仕事の範囲内でいろいろと挑戦してきましたが、新たにブログアフィリエイトにも挑戦してみようと思い、ひとまずアカウントを持っていたはてなブログさんで始めることにしました。

 

ゆくゆくはWordPressに移行したいと考えていますが本業が忙しいときもありなかなか集中して着手できないので、いろいろと整うまでははてなブログさんでブログ記事を書きためていきたいなと思います。

 

既存ブログの紹介

ちなみに、ずっと続けているブログはこちら(フリーランスの日常)です。元々趣味の語学のブログでしたが、今は日記だったり読書記録だったり仕事の話だったりをくどくどと書いている雑記のようなブログです。

 

一番最初に始めたのはアメブロです(日々の暮らしの徒然(今はダイエット・美容日記))。こちらはもっと語学に特化した(勉強記録)ブログなので、参考になったりモチベーションになるような面もあるかもしれません。

 

どちらのブログも見ていただけるとありがたいです。