街コンにいってみた

先日、面白半分に街コンとやらに行ってきた。出会いも少ない職場だし、 短時間に何人も知り合える。数撃ちゃ当たる作戦だ、って少し興味があったんですよ。ただの体験記ということで記しておきますね。

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街コンのスタイル

募集要項的には、以下の条件だった

年齢:男女20〜28歳でそれぞれ30名ずつ

場所:都内のオシャレ街

値段:男性7000円 女性3000円

料理:飲み放題(一応)に軽い食事コース

特に場所を転々とするというわけではなく、ビルのワンフロアで実施。フロアに小さいテーブルがいくつか設置されており、2:2で30分間男女で自己紹介など会話ののち連絡先の交換を促され、次のテーブルに移っていくというスタイルを計4回繰り返すというものであった。(全部で2時間あった)

 

実際の構成

 実際の構成は男30、女20とかいう構成で、男性の方が多い。

序盤に『予約したお客様でいらっしゃられてない方がおおいですが、先に始めさせていただきます』『おっかしいですねえ、もっとお客様が来るはずだったんですが』という運営側のアナウンスがあった。女性は値段が低いとはいえ、料金は前払い制だしドタキャンはあまり考えにくい。

“男女比が同じ”との謳い文句にも関わらず、おそらく最初から女性の人数が集まらなかったのだろう。

 

 うーん。そんな言い訳しなくたっていいじゃん。

 

僕の印象

パッと見、男ばっかだなーって印象。まあ僕もそのうちの1人なんだけど。

ハジメマシテー!から始まり25分ほど雑談をする。だいたい喋る内容は偏ってきて、名前・職業・趣味…スペックの見定め大会が始まるわけだ。大抵覚えられないので、良い印象を抱いた人のエピソードをよく覚えて話の引き合いに出すと相手からはグッとくるのかもしれない。

 

 周りにいた人の職業はこんなかんじ

男性:医師、社長(自称)、地方公務員、警察、消防、SE

女性:看護師、介護師、保育師、営業

男性は職の幅は広いが、やや公務員が多め。女性は〜師系が多い。ていうかほとんどだ。

年齢層は20とかもいたが、カンスト年齢27歳に近い方が多いからどうしても偏る。もうちょっと年齢幅狭いほうにすればよかったかな😅

 

 で、異性ペアの入れ替えはクジとかじゃなくて自分で声かけていくスタイル。なので一番の狙いたい相手は最後に残して、途中適当に談笑して、最後のタームでお目当との会話するというスタイルの方が良い。そのほうがスムーズに二次会に誘えると思う。

 顔のレベルはお世辞にも高いとは言えない。そりゃそうさ、こんなところで出会い求めるんだもん。あんま期待してなかったですよそりゃ。でも実は誰か1人は可愛い人(タイプな人)いるだろうって思ってた。心の奥底で期待しちゃいけないんだけど、密かに薄目で覗くくらいの期待はしていたが、現実はそんなことなかった〜〜〜!

唯一キレイめのギャルは端から見ていたけど、終始動かず、帰りも速攻でて速攻タクシー捕まえて帰ってたのであんまやる気なさそうだった。なので、互いがお互いを「微妙」だと思ってるのかもしれない。

 

オマエはどうだったかって?

街コン直後静かに二次会に行った。というのも最後のタームでお話ししていた2人に相方君(男)が二次会のお誘いをしたからだ。

残念なことに、相手方の2人は最中からこのペアには当たりたくないと願ってた相手。相方君に二次会くらいは行きたいね!って戦前の誓いを立てたけどさあ、そりゃあないよ。誘えばいいというものではない。

こっちサイドからけしかけた形になったのであれば、そりゃあ帰られないですよ。

女性に「ぱぐみる君帰りたそうだね?」って道中言われ、流石に最低だと感じて無理やり会話した。ジブリのお話って難しくて理解できない😭って平気で言う相手にどんな話振ればいいねん。結局払いたくもない二次会代払うことになりましたハハ

 

まとめ

(あくまで一回参加しただけの意見です)

  • そもそもあんまり期待してはいけない
  • 一番の狙い目は一番最後に
  • 興味ある人のエピソードを覚えれば好印象◎
  • 立地がおしゃれ街だとしてもチャラチャラした人ばかりというわけではない
  • ラインの交換はカメラでQRを読み込む側に立って連絡交換した振りすれば余計なラインは来ない
  • 無駄にラインの友達増える

数撃ちゃ当たるなんていうけど、結局のところ30分で2〜3人初対面の人がいる時点でプロフィールくらいしか訊く時間はない。

なので結局は顔とスペックで見極めることになるので、どちらかの持ち合わせがないと短時間で相手の心に響かせるのはむずかしいんじゃないかな。とはいえ時間が短いとはいえども、度外視な相手に30分話すのは結構しんどいし中々難しいんだよなあ。

 

うーん。意図的に出会うってやっぱ難しい!

今、女性がキャリア官僚になる絶好のチャンス

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 キャリア官僚。それは公務員の中でも最上位の中央官庁が立ち並ぶ霞ヶ関で働くエリート。我が国の舵取りを担う重要なポジションであり、ザックリ言うと我が国の政策を考えるお仕事。その政策や目に余る行動ゆえに、度々メディアに叩かれるが間違いなくこの国になくてはならない存在。自分の仕事の規模が時には何十、何百億円も動かすほどの規模であるため、やりがいとしては十二分にある。

 例えばドラマで言うと、「踊る大走査」警察庁の室井管理官(最終的には警視長:階級的にも 警視総監の次に偉い役職)とか、「相棒14」反町隆史演じる冠城亘なんかがそうだ。かつて採用者に占めた東京大学をはじめとする旧帝国大学およびその大学院生ばかりだった官僚も、ここ最近ではなんと採用者に私大が二割もいる。昨今では、学歴あらずともキャリア官僚になりやすい時代が来た。

...女性にとっては特にそういえそうだ。

 

キャリア官僚にどうやったらなれるのか

 キャリア官僚は国家公務員総合職の俗称である。国家公務員には一般職と総合職に分かれ、後者が主に国の施策を司っている。国家公務員総合職職員になるためには、公務員試験を受けなければならない。この試験は国家公務員総合職試験と呼ばれ、少し前まで国家公務員一種試験(通称、と呼ばれていたものだ。毎年~人合格しましたとニュースでも取りあげられるのを見たことがあるだろうか。
官僚になるプロセスはそう民間と変わらず、少しだけ筆記試験が重視されているくらいだ。筆記試験に受かってから面接受けて内定貰うというスタイルなのだ。

人事院試験(筆記・面接) → 官庁訪問(面接) → 内々定

こんなプロセスで、人事院試験の最終合格した者だけが、官庁訪問各省庁に面接に行くこと)をする権利が得られる(合格から2年間有効)
今回の主題は官庁訪問なので、人事院試験と官庁訪問の詳細については別記事にまとめた。

国家公務員総合職試験の流れ - レベルF

 

なぜ女性にとってチャンスなのか

 先日、安倍首相は女性活躍推進政策の一環として「女性の管理職を3割にする!」という政策を掲げたのだ。他の先進国と比較して明らかに日本の女性の管理職が少ないためだ。政府主体の改革に、政府のお膝元である国家公務員の人事は民間に先駆けてモデルケースとならねばならない。人事らには「女性登用3割」というノルマが課された。

菅義偉官房長官は11月29日、中央省庁の2015年度の国家公務員採用について、全体、総合職ともに女性の割合を30%以上に引き上げる方針を決めた。「女性の活用」を成長戦略に掲げる安倍政権の姿勢を明確にし、民間にも積極的な女性の採用や登用を促すのが狙いだという。NHKニュースなどが報じた。

国家公務員、女性の採用を30%に 安倍首相が目指すウーマノミクスとは?

当然各省庁の人事は必死になる。とりわけ女性受験者数が少ない分野なんてもっての外だ。とある人事は「最終合格してさえしていれば女性なら誰でも採る」と言ったそうだが彼らにとってそのレベルの問題のようだ。

 

実際の採用数を見てみよう。人事院の公務員白書によると国家公務員総合職試験(大卒・院卒混合の全区分)における内定者における女性の割合は以下のようになっている。

(データ参照元人事院公務員白書より国家公務員Ⅰ種試験H1~H23年度、国家公務員総合職試験H24~H26の情報)

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めちゃくちゃ上がっている。特にH25→H26では一気に10パーセントも上昇している。先に述べたウーマノミクスの通り、きちんと女性の割合が30%を上回っている。

せっかくなので試験倍率もみてみよう。(青線は男性オレンジ線は女性

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人事院試験倍率=申込数/最終合格者数、官庁訪問倍率=最終合格者数/採用者数)

 申し込み数は試験を実際に受けていない人数が含まれるため実倍率はもう少し低く、逆に官庁訪問の倍率は、合格者名簿*1に載っている人数は実際にもう少し多いため倍率は少し小さめの値で示されている。

  この結果を見てみると、筆記試験では女性は劣勢だが、官庁訪問でははるかに女性の方が入りやすいことがわかる。女性の方が男性よりコミュニケーション能力に優れていて人事の心を鷲掴みしたのかどうかはわからない。

 女性は筆記試験は少し苦手だが面接で挽回。男性は筆記の点数こそ高いものの面接が苦手で採用に至らない。と考えるべきなのだろうが、先のウーマミクスから考えると、女性のボーダーが幾分と低くなっていると考えるべきであろう。現に、女性の少ない工学区分では、女性の官庁訪問H26)の倍率は1.5と低い。

つまり、女性は筆記試験さえ受かってしまえばそこまで落ちる心配をしなくていいということだ。

 

女性受験者の絶対数を見てみる

女性のキャリア志向が強まって受験者の絶対数が増えたのだろうか?絶対数を見てみよう。

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青線が申込者数で、オレンジ線が採用された人数だ。

 これを見てもらえばわかるように、H8年がピークの申込者数は、H16年以降比較的に落ち着いている。むしろここ最近の国家一種試験から総合職試験に移行した後(H24~)はやや減少傾向にある。

 申込者は減少傾向にあるにも関わらず採用者数は右肩上がりであったH24とH26を比較すると女性は倍以上の採用があったわけだ。

 つまりかつてないほどに女性の登用が増え、すくなくとも安倍政権下では今後採用者数は横ばいもしくは増加することが見込まれる。今こそまさに女性がキャリア官僚を目指すには絶好のチャンスであるといえよう。

 

 

オマケ

国家公務員総合職試験の申し込みから採用までの通算倍率を男女別にみてみた。

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 そもそもキャリア官僚を目指そうという人が少ないことから考えても採用に至るまでの倍率が総じて高い試験だということが分かる。男女平等社会とはいえ過去の試験データを見ると男性の倍率の変動幅が少ないのに対し、女性の倍率の変動幅は非常に大きい。(バラつきの指標・標準偏差でみても実に3倍の差)

 しかしここ5、6年は男女間の倍率差比較的小さくなり、政府主導で男女平等を目指そうという動きが見て取れる。そしてH26年度ではじめて男女の通算倍率が逆転するという結果に至り、H26年度は転換期だといえそうだ。前年度H27年度試験の結果はまだでていないが、H26と同様に女性登用三割を目指したものになるだろう。

*1:合格者名簿:その年度の試験合格者だけでなく、過去2年以内の合格者が掲載され、 合格者名簿に記載されていれば官庁訪問できることとなっている

国家公務員総合職試験の流れ

そろそろ就職活動が今年も始まる。公務員試験を勉強している人の選択肢の一つである国総。国総試験の半年前ということで受験生の応援、または今から公務員目指す人のためにも、今回は簡単に国家公務員総合職試験の流れについて思い出しながら書いていく。ただし私が受けたのが技術系寄りの区分の話なので、受ける区分によっては違う箇所があるかもしれないので注意して欲しい。(下記画像:人事院採用情報NAVIより引用)

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人事院試験(①マーク,②筆記&面接&政策論文)官庁訪問(各省庁面接)

基本的な試験の流れは上記のようになっており、この流れに沿って説明をしていく。

 

人事院試験」

一次試験(マーク試験)と、二次試験(筆記試験と面接)がある。

  • 一次試験 (マーク試験)

 教養試験40問と専門試験40問があって、それぞれに設けられた足切り点を突破さえすればいい。受験して思ったのが受験生の圧倒的な陰キャ率くらいで、そこまで足切りがバカみたいに勉強しなきゃ届かないというわけでもないが、毎年結構な数が蹴落とされる。席次を気にしなければここはボーダーさえ突破すれば十分合格できる。ただし試験の範囲自体はとても広いので浅く広い対策が求められる。

 

  • 二次試験 (筆記試験&政策論文&面接)

 足切りクリアした人だけがたどり着ける。総合職試験が難しいと噂されるのはおそらくこの二次筆記試験である。難易度的には学期末試験のさらにワンランク上をいくレベルだ。全公務員試験の中で最高難度を誇るこの試験では、うまい突破口を見つけるか、一次試験前からしこしこ勉強するでないと中々厳しい。(ただしここではTOEIC高得点持ってれば、総合スコアに加算されるので英語が得意な人は一つのアドバンテージ) 最難関といえども一次試験でボーダーギリギリでも半分も得点すればパスすればいいので、そこまで絶望的というわけでもない。

 試験自体は筆記試験で、数ある大門のうちから3題を自分で選択し、白紙に論述または計算式を書き込んでいくシステム。1次試験から大体一ヶ月後にこの試験があるわけだが、大門ごとに分野が異なるため的を絞った対策が立てやすい。一次で足切りギリギリの得点でも5~6割くらい取れれば受かる。

 ちなみに筆記試験と同じ日に政策論文が課される。意外に配点は高いが、文字数と題意をおおむね取り違えてなければ平均的な点数は取れるだろう。
 このあとに控えるのが面接(人事院面接)であるが、割とテンプレ質問しかされないザル試験である。よほど人間性に問題ない限り弾かれることはないし、コミュニケーション能力が不通にあればまず落ちない。大学院生は面接ではなくグループで政策討論が課される。評価はABCDEで1:2:4:2:1の評価分布なため、ほとんどがCかB評価に落ち着くが、この面接は配点が高いので要注意。ちなみにEをとったら筆記試験がいくら素晴らしくても落ちます。

 

一次試験と二次試験のスコアを以って、ある一定以上の総合スコアであれば最終合格。ただしスコアの配分は重みが異なり面接や筆記試験は係数が大きい。合格者には上から順番に「席次」と呼ばれる合格順位が割り振られ、受ける官庁によってはこの順位がモロに採用に響くケースもある。

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試験の配点比率はこのようになっている。(詳細
 申し込みからここまでで区分と年度によるが倍率は約10~20倍くらいだ。予備校で1年ほどかけて勉強するのが一般的なようだが区分によっては、2カ月くらいやれば十分に受かるとこもある。大学ごとの合格者数は以下に貼っておこう。上位4校が占める割合がほとんどだということがわかるが、ここ最近には国立大だけでなく中堅私大もランキングに食い込んでくるようになった。(画像:マイナビジョン

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官庁訪問

 官庁訪問という18日ほどの期間が設けられ、最大3省庁に訪れて面接することができる。第1~第5タームまで存在し、第5タームで内々定で与えられるため実質、第3第4タームが山場である。

 中には朝9時から夜11時まで拘束するような省庁もあるため、3省庁訪れるのは相当体力的にキツく、1省庁あたりの対策も手薄になってしまうので個人的には、2省庁に絞ることをおすすめしたい。事前にきちんとした対策が打ててるという余裕があるのであれば頑張って3省庁目指そう。
 順調に勝ち抜いてきた曹操たる参加者と一緒に面接する。旧帝国大学の名前がずらり、かつ大学院生なんてザラ。私大の学部生(笑)なんかが紛れ込んだら,フリーザが言い放った『私の戦闘力は53万です』をはじめて目の当たりにした並の戦慄を覚えること間違いなし。

 しかもこぞって皆本気なのだ、関西圏に多いが、地方から来た人たちは官庁訪問に旅費交通費合わせて30万もかかることもありハンパない意気込みだ。しかも民間の内々定が出そろってくる時期のあとに官庁訪問があるため、これを失敗すると己の就職活動に後がない背水の陣の受験者もしばしば見られる。


 省庁によって違うが、1タームごとに何度も面接することになる。(ちなみに地方公務員はせいぜい一回か二回程度で内定まで至ってしまう) 人事担当とのコンタクトを軸に人事課長や部長と、各局の歴の積んだ人から比較的若い職員まで様々な人と面接する。拘束時間も長いし個人面接・集団面接・グループワーク・グループディスカッションなんでもありだ。

 相手は現職キャリア官僚であり指摘も鋭いため、生半可な気持ちで官庁訪問したら、周りは予想以上にガチだし、ただただ帰りたくなるし己の掲げる政策の甘さに恥ずかしめを受けて、半泣き状態にされるのがオチだ。しかしながらこの官庁訪問を見事勝ち抜いた人間は、民間だろうが大企業に内定もらえる実力はあるだろうし、たとえ落ちても相当面接スキルはブラッシュアップされるだろう。

 拙いアドバイスだが、くれぐれも面接練習は疎かにしないこと。面接は慣れで確実にうまくなる。大学のキャリセンだけでなく民間就活で実践的な面接も交えつつ慣れておくことはとても大事。人事としては、コミュニケーション能力は一緒に働く上でないよりは確実にある人のほうが採りたいと思うものだ。席次が上位でも容赦なく落とされるため、とにかく己を知り相手を知ることで、人事が欲しい人材像に近づけるはずです。