キハラは今日も

自閉症スペクトラムのアラフォー男が今日も何か言っています。

怒られたら、相手の目を見る

怒られると、どうしても相手の目を見づらくなります。でも、目を見ていないと誠意がないとか言われるので、見ておいた方が良いでしょう。

そう言うと、うちの娘はにらんできて「これで見ているんだから文句はないだろう」という顔をするわけですが、もちろんそれでは逆効果です。相手を見ながら、しかもにらまない。難しければ、相手の鼻とか口とかを見ておけば、とりあえず視線を外してはいないので文句は言われにくくなります。

相手の方を見ていないだけで、相手に怒るネタを一つ与えてしまいます。相手を見ないと損をしてしまうのです。そして、相手を見ながら、ゆっくりと相手が落ち着くのを待てば良いのです。相手が落ち着かないうちは、何を言っても大した効果は無いんですから。

とりあえず謝る。

とにかく謝りたくないのです。でも、謝った方が100倍簡単に終わるのです。

娘はとにかく謝りません。自分が悪いとわかっていても、謝るのが嫌だと言います。悪いのが分かっているんだからそれでいいだろうという態度もとります。

何でも謝れば丸く収まるとは言いませんが、とりあえず「あ、ごめん」「すいません」くらいのことは言っておけば、その後の展開が劇的に楽になります。相手に責められる可能性は減るし、謝らないことを責められるという追加攻撃を封じることもできます。

あまり深く考えず、とりあえず謝っておけば楽になるんだな。ということは、知識として知っておいて欲しいのです。

とりあえず謝っておいた上で、どう考えても向こうに非があるぞと思えばそこの話に繋げていけば良いのです。動いている車同士がぶつかった場合には「頭を下げた方が負け」という謎法則があるらしいですが、それはまたそういうときの話。

アスペ父からアスペ娘へ

僕の娘は、アスペルガーADHDも、両方とも傾向ありと言われています。僕はアスペ、妻はADHDっぽいので、両方の特性を併せ持っていることになります。

アスペ父からアスペ娘へ、こういう所を気をつけて生きろよと伝えていくことを、ブログでも書いていきます。カテゴリは「AS父からAS娘へ」とします。

 

高学歴の主婦/主夫がいたっていい。

京大の大学院をでて専業主婦になった人に対して「もったいない」という声があるとか。

大学の目的は、別に社会で役に立つためのコマを作ることではなく、一人一人の人間を育てることだろう。だから、大学という場で育った人材が、直接的に社会の役に立つことを期待するのは間違えだ。

もちろん、主婦という立場から社会に関わることもあるし、主婦としてある程度の期間を過ごしてから、その経験から社会に働きかけようと動き出すというケースだってあるだろう。それは、その人のやり方であり、その人の人生なんだから、外野がどうのこうのいうところではない。

京大の大学院だからそういう話になりやすいだけで、大学を出ても直接的に社会の役に立っていない人はたくさんいる。ニートだっているでしょ。逆に、大学を出なくても社会に貢献している人もたくさんいる。

その人のやれることの幅が、それまでに学んで身につけたことで変わるだけで、学歴があるなしはあまり重要ではない。

「女子大生」にしたのが失敗。「東大生」にしたらいい。

HISが「東大美女図鑑のモデルを務める東京大学の女子大生が航空機の機内で隣に座ってくれるキャンペーン」を行おうとして、批判が来たので取りやめるという話がありました。

www3.nhk.or.jp

これって、女子大生の必要が無いと言えばその通りで、むしろイケメン東大男子学生と楽しいトークをしたい方もいるかも知れない。

なので、「東大生」として募集をかけて男性と女性のどちらかを指定出来るようにしたらよかったのではないか。もしくは、プラス千円で指定出来るオプションをつけたり。

どうせ指定ができるなら、男性か女性かもそうだけれど、学部などを指定出来ると面白いかもなぁ。

航空宇宙工学を学んでいる学生と飛行機に乗るとか、ヨーロッパに向かう機内で西洋史を学んでいる学生からネタを仕入れるとか、色々楽しいやり方はできそう。

東大美女図鑑のモデルを務める東京大学の女子大生」というのが、企画者の趣味なんだろうけれど、残念。

貧困が理由で学べない。という社会

生活保護を受けたまま大学進学することはできない。

ということを、このドキュメンタリー番組で知りました。

uhb.jp

生活保護世帯からの大学進学は可能ですが、その場合は世帯分離をして大学進学する人を生活保護の対象から外すことになるそうです。そうすると、生活保護の額が減ります。大学進学でお金がかかるのに、生活保護の額は減るわけです。

減る分と学費を、本人が大学に通いながら稼がなければなりません。自宅からの通学ができない場合は、家賃などの生活費も稼ぎ出さなければなりません。

奨学金もありますが、奨学金だけで学費が払えるわけではありません。

大学の学費を払うために、ススキノの風俗店で働く女性のインタビューもありました。大学卒業はしたものの、奨学金の返済のために風俗店で働く女性のインタビューもありました。

番組の中心は、経済的な問題で塾に通えない子どもたちに勉強の場所や居場所を作るボランティア団体と、そこの先生役を務める高校生でした。でも、そこに行くことすらできない子どもたちもたくさんいるはず。

貧困が理由で、子どもたちが学べない。進学出来ない。そういうことを続けると、この国の力がやせ衰えていくだけではないだろうか。国が、地域が、子どもたちを支えるための仕組みが、日本全国でできて欲しい。

失敗を袋だたきにして良いのか

テレビを見ていませんが、ベッキーがテレビに復帰したとか。よかったね。

 

nisi-su.hatenablog.com

で、まだまだいろんな声がわき上がっているようですが、ベッキーが不倫をしたことで被害を受けていない(被害を受ける予定もない)人が、どうしてそこまで文句を言っているのかが分かりません。好きにさせたら良いじゃないか。

不倫は家庭内の問題です。双方の家庭の中で話し合って、決着をつけたら良い。そして、その決着を野次馬が知る必要もありません。

外野の私たちが、ワイドショーや週刊誌から「不倫があった」という事実を知ることはあるかも知れませんが、それは「あぁそうなんだ。」で終われば良いことです。それを袋だたきにする必要は全くない。失敗を袋だたきで懲らしめる風潮は、優しくない社会だなと感じます。

もちろん、袋だたきにしたら良いよねと思う話もあります。三菱自動車の燃費偽装や、都知事の不明瞭なお金の使い方がそれに当たります。ただ、袋だたきにしても解決はしません。論理立てて追求し続けることが大切です。一気に盛り上がって、その後沈静化しては意味がありません。マスコミさんには、じっくりと時間をかけた追求と報道をお願いしたいものです。