日本に寄付文化を作る企画

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日本人の皆さんは日本に寄付文化がないということをよく知っていると思います。

また、そのことを対して気にしていないようにも思います。「別にいいじゃん?」ってね。でも、そのことに対して、海外の人はどう考えているのでしょうか。

それは下記のようになります。

 

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英国のチャリティエイド基金、という団体が、世界寄付指数ランキングたるものを発表しています。日本は年々、順位が下がっており、2016年には140カ国中114位という結果です。これを見て、世界は日本を世界で最も冷たい先進国だと揶揄しています。

でも、実際のところ、日本は平和で優しさ溢れる国です。

なぜ平和か、それは犯罪率が圧倒的に低いからです。暴力行為をしようものなら警察が飛んできます。また日本には自動販売機がたくさん設置されていますが、海外にはありません、すぐに壊されてお金を抜き取られるからです。こういったことは日本が平和だからこそできる芸当です。

優しさの面でも拾った財布を交番に届けたり、人に道を丁寧に教えたりすることは、外国の人にとって驚きでしかない、と言う話をよく耳にします。

 

これらを踏まえて、ランキングの数字だけを見て、日本を冷たい国だと判断されることに僕は納得がいかない。

しかし、こういったことは、実際に日本に来てみないと分かり辛い部分でもあり、なかなか浸透されないことでしょう。

 なら、ピンチをチャンスに変えます。つまり、このランキングの順位をグワっと上げるんです。

そうすれば、「今までとんでもなくランキングが低かった日本がなんで?」とギャップにより、日本に良い意味での注目が集まります。それにより、日本の伝わりづらかった良さまでも注目を浴びることとなり、冷たい国から一転、温かい国になると思います。

 

正直な話、この豊かな日本で寄付文化が作られない意味が僕にはわからない。

オリンピック開催国に決まった今、そろそろ日本も本腰を入れて、寄付文化を作り上げ、世界から全うな評価を受けるべきです。

 

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では、そもそも何故日本人はこんなに寄付をしないのでしょうか。

その統計がありましたので、参照してみますと、上記のようになります。

要すると、①不透明②お金がない③情報がない④わかりにくい、ですね。

これを見て「ホントかよ!」って思いましたし、なにか他に根本的な原因が絶対にあると感じました。

 

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僕なりに少し考えてみた結果はこうです。

不透明と言っても、NPOのHPにはキチンと収支報告書が掲載されていて、寄付金が何に使われたかの用途がしっかりと明記されているわけですよ。こういったものを見もしないのに不透明だなんて言うわけです。

お金が無いと言っても、月に10円の出費を痛いと思う日本人はいるのでしょうか。勘違いしている人もいるかもしれませんが、1円だろうと10円だろうと寄付は寄付なわけです。単純な計算ですが、国民全員が月に10円でも寄付をすれば、単純計算で年間に100億円以上が集まるわけですよ。ちりも積もれば山となるです。

情報がないなんてのも、昔ならいざ知れず、今はインターネットの普及により、誰でもポケットに入っているスマホで気軽に情報が手に入ります。皆さん毎日ググってるわけですから、同じ要領で検索をするだけです。

わかりにくいと言っている人は、まずは手軽なところから始めてみれば良いわけです。毎日どこかのお店に行くわけですが、大体のお店には募金箱が置いてあります。また、街頭募金なんかも駅に行けば、高い割合で目にするわけで、多少の気恥ずかしさはあるかもしれませんが、そこに小銭を入れるだけでも寄付となるわけです。なので、全くわかりにくくはないんです。

 

結局、皆が寄付に関して無関心なんだと思うんです。

関心がないから、収支報告書を見ない。

関心がないから、1円ですら募金箱に入れようとしない。

関心がないから、スマホで検索をしない。

関心がないから、募金箱や街頭募金にさえ目を向けない。

 

つまり原因はものすごくシンプルな理由だと思んです。

原因がわかったことで、処方法が見えてきます。

 

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無関心だということがわかれば、関心を持たせればいいと言うことになります。

鈴木洋平さんという方が仰るには、無関心から関心に変えるためには大別すると3つだと仰っています。

「無関心の壁」に対してNPOはどのように立ち向かうべきか? | PubliCoジャーナル | PubliCo(パブリコ)

①感情を揺さぶる、②当事者意識を持たせる、③繰り返し情報に触れさせる

の3つだそうです。僕はこれに④きっかけを作るを加えて、この4つが無関心の壁を壊してくれるものだと考えています。

それぞれについて、少し説明をさせていただくと、

①きっかけがあるからこそ、興味関心を持つようになる。

②感情が揺さぶれることで、自分もそれに参加してみたいと関心を持つようになる。

③寄付をした一人だと自覚することで、関心を持つようになる。

④繰り返すことで、“寄付”の言葉が頭に刷り込まれていき、その過程で関心を持つようになる。ということです。

もちろん、ことは口で言うほど簡単には進みません。

実際に、鈴木洋平さんもこの4つ(3つ)を戦略的に駆使し、寄付に関心を持ってもらうには大変な困難があると、仰っていました。解決にはアイディアが必要です。

 

そして考えた結果出てきたアイディアが飴なんです。

僕はこの飴を使うことで、それら全てが一気に解決可能となると思っています。

もちろんただの飴を販売するのではなく、コーズ商品として販売します。コーズ商品とは、商品の売上の内、一定の額を寄付に回すというもので、有名なものにアサヒスーパードライ1缶につき1円だとか、ハッピーセット一つにつき1円、といった類のものです。また、最近に終了してしまいましたが、ヴォルビックは水1リットルの売上につき、アフリカに水10リットルを届けると言うキャンペーンを行っていました。

どれも素晴らしい企画だとは思いますが、これらには欠点があります。

ビールやハッピーセットは、いわば選べない商品です。厳密にはビールは選べますが、やっぱり好みというものがあります。例え1円が寄付されようが、麒麟麦酒が好きな人はアサヒビールではなく、そちらを買います。つまり、購入者はアサヒビールが好きだから買ったわけであり、それのおまけとして1円の寄付をしたです。これでは、寄付をしたと言う意識があまりなく、無関心の壁を壊すには至りません。

また、ボルビックの水は他の水に比べて高いです。水なんてほとんどの人にとっては同じ水ですから、寄付に関心がある人なら買うかもしれませんが、そうでない人は安い水を購入します。結果として、ボルビックの企画は寄付に関心がある人へのアプローチであり、これも無関心の壁を壊すには至らなかったんです。

 

これらの企画は本当に素晴らしいものだと思っています。

でも、やっぱり企業の視点であり、日本という視点では捉えていません。

能書きはここまでにして、飴を使った企画の説明に入ります。

 

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まずはきっかけ作りからです。そのためには、寄付に無関心な人でも、飴を手に取ってくれるような仕組みが必要となってきます。

 

昨今、消費税の増加に伴い、小銭がうっとうしくないですか?

統計では、864人中70%の人が小銭のやり取りが面倒になったと言っています。

これを飴を使った仕組で解決します。

何をするかというと、飴をレジ前に置いておき、その飴の値段を1円~9円の単位で変動させるんです。図にあるように、例えば349円のお会計の時には、飴の値段は1円となり、341円のお会計のときには飴の値段は9円となります。

名前は安易ですが端数を揃えてくれることから、「ぴったり会計サービス」とします。この仕組を使えば、小銭が嫌いな人が飴を買うきっかけにもなりますし、単純に飴が好きという人が買うきっかけになります。

 

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しかしながら、正体のわからない飴って怖くないですか?

先ほどの例で言うと、349円の際に、飴の値段は1円になるわけですが、1円の飴なんて、成分として何が入ってるか気になってしまうくらい怖いです。

だから、その不安を払拭するために飴の包に企業のロゴをプリントアウトします。

人は何度も見るものを安心の対象として見ます。つまり、有名企業のロゴを載せることができれば、「あの企業のロゴが入っているなら安心ね」という感覚になるわけです。

そして、もしも有名企業のロゴを複数、飴の包に載せることができれば、何社もの有名企業が企画に賛同しているということになり、結果として、「この企画はすごいんだ」という感情を揺さぶることになると思います。

 

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飴の売上は一粒につき、きっかり1円とします。

つまり、飴の値段が9円なら約11%が寄付に回されることとなり、飴の値段が1円なら脅威の100%が寄付に回されます。また、きっかり1円にするには意味があります。

飴の購入は「ぴったり会計サービス」の時に限定し、一人一粒までしか買えないようにします。つまり、飴=1円の寄付になっている以上、1円=一人という構図が成り立つわけです。

少しややこしいのですが、説明を加えると、お会計は普通一人が行うわけですよね、そして、その一人が飴を買うか買わないかを選択するわけです。飴を買った人は自動的にきっかり1円が寄付されることとなり、飴を買わない人は0円ということになるわけなので、1円の寄付をするか、1円も寄付をしないかという二択となります。

つまり、1円という金額は、寄付をすることを選んだ一人と換算できるわけです。

 これにより、集まった寄付金に意味を見出すことができます。従来の募金箱や寄付というのは、1円だろうが1万円だろうが、入れる人の自由でした。だからこそ、集まったお金には数字上の意味しかありません。つまり、1億円が集まれば、それは1億円が集まったという意味でしかないわけです。しかし、ぴったり会計サービスを通した場合は違います。1円=一人なわけですから、1億円が集まれば、1億人が寄付に参加したと取ることができるわけです。

捉え方の問題かもしれませんが、それが重要なんです。

捉え方一つで人間の感情は大きく変化します。それが人間というものの性質です。

これにより、飴を購入した人は1円を寄付した人ではなく、寄付に参加した一人なのだと実感する結果となり、当事者意識が湧くはずだと思っています。

 

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従来では、多くの場合、寄付をしたかどうかの事実を確認させることは大変難しいこととなっています。なぜなら、日本では直接的な表現は控えることが常とされており、寄付をしたと公表すれば非難の対象となるからです。たとえば、芸能人が寄付をすれば売名行為、企業が行えば企業マーケティングといった具合に非難の対象となります。

これでは寄付をしないほうがマシということになってしまいます。

もちろん、これは一般の人にも当てはまり、たとえ寄付をしても、自ら寄付をしたと言う、直接的表現は憚られる行為となっています。ですが、本企画により、多くの人の頭の中は「飴=寄付」となっています。それにより、飴を持っていたり、飴をSNS上にアップしたりすることで、自分は寄付をしたのだと間接的に明示できることとなります。

この間接的に明示出来る、という点が重要です。

 

たとえば、自らを「私おしゃれでしょ」と言う直接的な表現は憚られる行為でありますが、スタバのコーヒーをSNSにアップすることはセーフとされています。世の中には「スタバ=おしゃれ」の法則が存在し、それをSNSにアップすることは非難の対象になるはずですが、なぜそうはならないのでしょうか。

それはスタバのコーヒーがおしゃれ以前に、コーヒーだからです。だからこそ、「自分の飲んだコーヒーをSNSにアップすることの何が悪い」、と言われればそれまでのわけです。それ以上の追求は逆に避難されてしまう。

結局、人間というのは、自分が非難の対象にならないのであれば、誰しもが自慢をしたがるというわけで、だからこそ、日本ではスタバの写真をSNSにアップし、間接的に自分のオシャレさを自慢しているわけです。

この飴も同様のことが言えます。たとえ非難したとしても、飴が食べたかった、小銭が嫌だった、このロゴが好きだった、と言われればそれまで、それによって間接的に私は良いことをしたのよ、と自慢できる結果となります。

さらに、矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、「飴=寄付」の法則は確実に存在します。なので、多くの人が飴をSNSにアップし続けることで、寄付をしたと自ら公表する行為が、そこまで不自然なことではなくなります。

これにより、今までは寄付をしたと公表すれば、出る杭は打てと言わんがばかりに非難されていたものが、少し緩和され、芸能人や企業も、「自分たちは寄付をしました」、と言いやすい環境が作られるのではないかと考えています。

また、何度も飴を目にすることにより、「飴=寄付」により、寄付という言葉を頭の中に刷り込ませることができます。そのため、今までは全く関心を持たなかった街頭募金が目に付くようになったり、NPOへの寄付を考えたりすることに繋がってくれるのではないかと考えています。

 

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SNSとは本当にすごいもので、共通点がある者同士を物理的な距離の壁に関係なく繋げてくれる場であるわけです。つまり、寄付の言葉を世界共通言語である英語に変えることで、寄付に興味を持つ世界中の人と繋がることができます。これにより、世界中の人が、donationと検索するとなぜか飴の写真が出てくる、そしてなぜか一様にして日本語で書かれているという結果となるわけです。

その結果に対して、日本語のために書いてある内容まではわからないが、日本が寄付に関するなにかをし始めたと、世界が関心を寄せる結果となります。

また、これにより、飴やdonationは理解できるのに、日本語は理解できないというなんだかモヤモヤした感情が生まれます。人間は理解できるものと、そうでないものが混同すると、一貫性を求めるために保ちたいがために、モヤモヤするわけです。

そして、そのモヤモヤの原因を解明したいと思うようになります。その需要が高まれば、もしかしたら海外のメディアが本企画を取り上げてくれることとなるかもしれません。そうなれば、世界に対する日本への関心は爆発的に高まります。

 

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これらに載っている企業のロゴは日本からしてみれば馴染みのロゴでありますが、海外からしてみれば見知らぬロゴにほかなりません。日本人もアップルやグーグルはわかりますが、余り目にしない企業であれば、たとえその国では超有名な大企業であろうとも知らないということが多々あります。せいぜい、「アメリカの企業なんでしょ」という認識程度です。

つまり、日本人からすれば、あんな企業やこんな企業が参加していると捉えることが出来ますが、海外からすれば日本の企業として捉えてしまうわけです。

これにより、「日本の企業全体が協力して、日本の寄付の形を変えようとしている」と考えてくれることとなり、そのスケールの大きさに、世界が日本を称賛してくれるのではないかと考えています。

そして、その賞賛の表れとして、”いいね”ボタンを押してくれるわけです。

 

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自分の友達に対してであれば、お世辞や愛嬌の類から「いいね」をすることはありますが、全く知らない人の写真やツイートに対してはそのようなことはしないと思います。

つまり、今まで出会ったこともない人からの「いいね」は大げさでもなんでもなく、賞賛の表れと捉えることができます。

物事というのは必ず順序というものがあります、寄付文化を作る上でも同じことが言えるはずです

海外の人から賞賛をもらうことにより、受け取った側は寄付の価値を知ることとなります。そして、価値を知ったことで、行動をしてみようと思えるようになり、行動をしたことで寄付の価値を理解します。その時から寄付という行為は、その人に対して文化として根付き始めるわけです。

結局のところ、寄付が良い行為だという事実は皆が知っています、しかし、誰もそれを理解していなかったわけです。だからこそ、段階を踏まえて、海外の人から賞賛という形で寄付の良さを教えてもらうことにし、それを起点に寄付の価値を理解、文化までに昇華させようと考えたわけです。上記の写真にあるように、価値を知らなければお金でさえ単なるおもちゃにしかなりません、しかし、価値を知っている人から、その価値を教えてもらうことにより、自分でもお買い物ができるようになります。そうしていつしか誰もがお金を当たり前に使えるようになるわけです。

 

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多くの人が、寄付の当事者になったことで、当然その寄付金が何に使われるのかは気になるところとなります。

しかし、ここで安易にユニセフや世界に向けた企業に寄付金を渡してしまうと多額の寄付金の一部としてしかなくなってしまい、せっかく意味をもたせた数字が、また無機質な統計となってしまいます。また、寄付金を海外のために使ってしまうと、何が変わったのかの反応がこちらに伝わりづらくなってしまいます。

それでは結局、寄付で何が変わったのかわからず、今までと同じということになってしまいます。

 

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そういうわけで、まずは寄付で何が変わるのかを理解してもらうために、日本の問題に目を向けているNPO団体に寄付をしようと考えています。

 

日本で最も深刻な問題は少子化であることは間違いありません。

しかし、多くの人がそうだと思いますが、人というのは目の前に危機が訪れてからでないとその深刻さに気づきません。ですが、殆どの場合、危機が目の前に訪れてからでは手遅れなのです。

 

日本の少子化問題は様々な要因が重なり合い出来上がったものかとは思いますが、待機児童問題はその要因の一つとなっているのではないか、と考えています。安倍内閣が掲げた1億総活躍社会、これを期に女性が活躍する機会はどんどんと増えたわけです。だかこそ、せっかく積み上げてきたキャリアを崩すくらいならば、子供を生むのを後回しにしようと考える人が出てくるのは、ごく自然なことだと思います。

 

ですが、日本の保育所の数がまったく増えていないのかというと、そういうわけではありません。上記の図を見てもわかるとおり、日本の保育所保育所の数は増えているのですが、いかんせん待機児童の数も増えています。

これは保育園の数が増えたことにより、今までは預けること事態を諦めていた人達が、保育所の数が増えたのならば申請を出してみようかと思った結果だそうです。

また、待機児童の数に反比例して保育士の数はどんどんと減少傾向にあります。この要因として給料が低いという点があげられ、改善しないければ間違いなく自体は悪化するでしょう。

保育園落ちた~の際に国会議員の給料を半分にしろという意見があったそうなのですが、それをしたとしても全く足りないそうです。ですが、日本にお金がないのか、と言わればそういうわけではありません。日本は選挙に出てくれる高齢者に甘い傾向があり、低所得者高齢者に約3600億円を分配したそうです。もしもそのお金を保育士の所得に回していれば、保育士の処遇は改善し、保育園の開園スピードは大きく早まっていたそうです。

つまるところ、保育士の処遇を改善し、その数を増やすためのお金を捻出するには、この問題に対して、多くの人の関心を集め、世論の波を作ることが一番の解決策なわけです。

 

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なので、問題を知らせるために、待機児童問題に取り組むNPOとパートナーを組み、そこに寄付金を届けることとします。そうすれば自然とみんなの関心はそのNPOを通して、待機児童の問題にも向いていくはずです。

結局、日本人というのは考える力を持っている人が多いです。ただその問題を知らないから、考えられないだけだと個人的には信じています。

なので、多くの人が待機児童の問題に意識を向け、危機感を浮き彫りにすることで、「これは変えなくてはいけない」と考えさせることができ、現状を変えようと全体が動き出すのではないかと思っています。

もちろん、寄付金をNPOがどのように使うかによって、色々と変わってくるとは思いますが、なんにせよ、寄付によって日本を良い方向に変えることに繋がることは間違いないと考えています。

 

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さて、もちろんこれは一応、ビジネスなので、この飴にロゴを載せてくれる企業の権益も最大化しなければなりません。なので、個人的にオリンピックの真似事ではありませんが、業種ごとに1社に限定させたいと思っています。

 

そこで考えたのは、業種ごとに2位の企業のロゴのみを飴に載せようということです。

2位に絞ることにより、時間にも余裕ができるので情報をしっかりと集めて企業にアプローチが出来ますし、例えこの企画が成功して、多くの企業からロゴの宣伝を行って欲しいと言われても、上手くかわすことが出来ます。

わざわざそのことを公表はしませんが、飴に載っている企業ロゴが一貫して業界2位の企業であれば、誰かしらが気づくと思います。そうなれば、そのネタをつかんだブロガーやインフルエンサーの人たちが世の中に発信してくれ、その噂は爆発的に広がっていきます。

 

また、「2位はこれだよ」、と伝えれば多くの人は、1位はどこだろうという疑問を自然に作り出します。その疑問を解決するべくスマホで検索をすると、多くの場合、上記のようにランキング形式で表示されます。

人は何度も見る対象に対して好意的に思う心理があります。そして、人は負けている対象を応援したく心理があります。

これらを組み合わせることで、ランキングを見る目的は1位を知ることなのですが、何度も見ている2位の企業を自然と見てしまうわけです。そして1位と比較することで自然と2位の企業を応援するようになると考えています。

これにより、2位の企業を主人公、1位の企業をライバルとし、そのライバルを主人公が倒そうとするような物語が勝手に作ってくれるのではないかと考えています。

これは少し飛躍した想像のように感じますが、人間というのはあらゆるものに意味を見出す生き物ですので、存外、的外れな考えではないと思っています。

 

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この企画はSNSや口コミを起点として広がっていくと思いますので、販売場所もそれらが好きな人が集まりそうな場所で販売します。多分カフェなんだろうな、という予想はしていたのですが、他のものと比べるとその差は歴然でした。

Instagramでは居酒屋やレストランと比べて桁が違いますし、ツイッターでも居酒屋の約3倍ものツイート数です。

この圧倒的さを見て、やはり販売店はカフェしか無いということを確信しました。

また、この飴の販売店には手数料として飴の売上の一切を譲渡しようと考えています。

もちろん、飴1粒の売上の個数に対して1円はNPOの元に届けてもらいます。

 

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カフェへのメリットとしては、飴の売り上げはもちろんですが、それ以上にレジの間の体感時間を減らせるのではないかと考えています。

人は何もしていない時間をとても嫌います。コーヒー一杯であれば注文してからすぐに出てくるかもしれませんが、ほかの物を頼むにつれ、待ち時間は増加していきます。

その待ち時間の間に、一声かけるだけでお客様の体感時間を短くすることができます。

また、反対に小銭を取り出すのに時間がかかり、商品が出てくるより遅いお会計のお客様もたまにいます。その小銭を出す手間を少しでも軽減できれば、レジ業務もスムーズになるはずです。

注文をしてからの商品を出すまでの間に、たったワンアクションをはさむだけで、これまで以上に回転率の効率がよくなるのではないかと考えています。

 

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市場規模なのですが、企画の性質上、商品に1円単位での端数を取り扱っているお店でないとこの企画は行なえません。たとえば、ドトールなんかはコーヒー1杯340円と1円単位の端数がないのでこの企画を行えません。なので、1円単位の端数を取り扱うこの三社に限定して市場規模を出しました。

スタバであれば四季報を参考に年間売上から月間売上、平均単価を500円とすると月に約2300万人が来客する計算です。飴の購入予想を20%で考えると月に大体400万人が飴を買う計算で、同じように計算して三社の合計を出すと、月に1000万人以上が飴を購入することになります。

つまり、1000万人の人に企業のロゴを見せることが出来ます。

もちろん、これは実世界に限る話で、SNSで拡散されることを考えればこの限りではなく、企業への影響は絶大なものとなります。

 

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ビジネスモデルキャンバスは上記のようになります。

 

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ビジネスモデルとしてはこのようになっています。

まずは企業に資金の提供を受け、仕入先に発注します、その仕入先が販売店に送り、販売店が販売、消費者のみなさんが購入し、SNSで拡散なりをしてくれるわけです。見て分かる通り誰も損をしないビジネスモデルになっています。

企業は多少のお金を払いますが費用対効果として十分なものだと個人的には思っていますし、消費者からしても10円未満のお金での費用対効果は相当な物になっていると思います。

 

 

最後に

僕はこの仕組みを日本に広げて、日本に寄付文化を作りたいと考えています。

はっきり言ってめちゃくちゃ無謀です。

すごく良さそうに書いていますが、はっきり言って穴だらけです。

有名企業がこんな得体の知れない企画に手を出すとは思えませんし、カフェだって、なんで他の企業のロゴが入った飴を販売しなきゃならないんだって、思うはずです。

さらに言えば、みなさんが飴を手に取るのかさえ、定かではありません。

本当に穴だらけなんです。

でも、でもですよ?実現できたらものすごくないですか?

世界変わりませんか?

僕は絶対変わると信じています。

ある宇宙飛行士は「地球には国境線などなかった」といいました。

規模は少し小さいですけど、日本企業がみんなで協力して、世界に日本という国をアピールしていけたら素敵だと思っています。

 

で、なんでこのアイディアをネット上でばら撒いたかなんですが、単純な話、一人じゃ無理だからです。

僕は24歳で、社会経験もありません。そんなくそガキがなにをやろうとも、社会からは信用されませんし、社会は動いてはくれません。動いたとしても、ずっと先の話です。

でも、それでは遅いんです。

この企画は現金を使います。これから先、電子マネーやクレジットの普及により、何年か後には、現金を使うことはなくなるでしょう。

きっかけが「小銭邪魔」から始まる以上、現金がなくなってしまえば、この企画を始めることすらできません。

 

だから、全てを早めるために、リスクを承知でブログで公開することにしました。

もしもこの企画を見て、面白いと思ってくださった方、協力してください。

どんな形でもいいです。連絡をくれればどこにでも行きます。

また、これを見て、もしも真似しようと思ったのなら、協力させてください。

 

世界を変えましょう。

連絡先は以下になります。

Gmail:1506egg2017@gmail.com

Twitter:https://twitter.com/1506egg

 

※一気に書き込んだこともあり、この記事は随時、加筆修正等をしていきます。

 また、報告なく消すこともあります。