【継続339日】技術者こそ簿記を学ぶべき
さて、今日は簿記について書いてみたいと思います。
簿記=経理部門というイメージが強いと思いますが、経理の仕事でなくとも簿記を学んでおくべきと考えるようになりました。
私は電気設備の技術者なのですが、昨年は簿記の取得にチャレンジして、無事、簿記2級まで取れたのが今年の2月。
取得してから感じたのは「経理じゃなくとも簿記は役立つ、いやむしろ技術者こそ簿記を学ぶべき」ということでした。
技術者が簿記を学び始めたわけ
私は高校から技術一辺倒で会社員生活を送ってきた人間なのですが、正直経理を侮っていました。
技術者も数字を操る仕事なのですが、より高度な計算をする理系の方が格上という理系マウントに浸っていたのです。
そんな私が、総務に異動することになり毎月の支払いなどをしているうちに、会計のことを知らないことに危機感を覚えた訳です。
技術者は専門分野の計算ができればなんにも困らないと思っていましたが、簿記の「貸方」や「借方」すら分からないと実務に支障が出るようになりました。
そんな訳で簿記を初歩から学ぶようになったのが昨年でした。
簿記を学んで良かったこと
昨年、簿記2級を取ることを決意して無事合格することができました。
簿記の知識がついてからというものの仕事の進め方に変化を感じるようになったのでまとめてみたいと思います。
設備のコストについて理解が深まった
設備というのは当然コストが掛かります。設備は会社の資産なので財務諸表に影響を与えるものです。
新しく設備を取得すれば資産となりますし、減価償却を重ねることで資産価値が下がっていきます。
壊れて修理すれば修繕費、撤去するときには除却損として計上する必要があります。
こうして設備を取得してから運用、修理、除却というライフサイクルの中でどのようなお金の流れがあるのかということを理解できるようになりました。
ただ漫然と修理をしているより「これは現状回復だから修繕費(収益的支出)だな」とか「この修理は機能がアップするから資産として簿価が変わるな」といった感じで、新しい見方を獲得できた訳です。
自分の説明に説得力を持たせることができた
ある程度、責任ある立場になってくると会社の経営層と話す機会も増えてきます。
会社の経営者の一番の関心事は「どのようにして利益を出すか」ということに尽きると思っています。
会社は利益を出すための集団なのですからそれも当然のことです。
しかし、経営者は叩き上げでない限り設備に関する知識は乏しいので、採算性を重視する傾向にあります。
他方、現場の技術者は利益よりも専門技術を重視しがちですが、それだけでは経営者からの信頼は得られません。中堅以上になってくると技術的な知見と経営的な視点の両面から物事を見ることが必要になってきます。
そこで簿記を学ぶことで技術者に不足しがちな経営的な視点をプラスできるので、経営者に説明する際にも説得力に深みが出てきます。
先日、今まで使用してきた設備が使用不可能になり、経営層は修理して使い続けたかったようで修理するか否かといった判断をする局面に出くわしました。
技術面では修理してもメリットはないことが明らかだったのですが、それだけでは経営層にあきらめてもらうことは出来ません。
そこで簿記で学んだ知識を生かし、残存簿価と修理費用や収益性を説明することで設備を修理して使い続けても採算が取れない。ということを説明することができました。
今までなら「部品が手に入らない」「メーカーでも修理できない」とか技術的なことだけで説得していたのですが、そこに会計の視点が加わったことでより説得力を持たせることが出来た訳です。
まとめ:技術者でも簿記は役に立つ
今日は私が簿記を学んで変化したことについて書いてみました。
中堅以上になると技術者でも経営の視点を求められます。そんなときに簿記を学んで置くと便利です。なにより技術×会計という組み合わせで自分の強みの幅が広がります。
何より会計知識はどんな会社でも必要とされ、汎用性も高いのでもしものときの備えに勉強してみてはいかがでしょうか。
ちなみに簿記1級は専門性が高くオーバースペックなので、技術者である私は2級で十分だと思っています。
【継続338日】ブログ更新を止めてしまった理由
おはようございます。
しばらくブログの更新が滞っておりました。昨年度はほぼ毎日更新できていたのですが今年に入ってから更新ができておりません。
自分なりに継続的な更新が止まってしまった理由について書いてみたいと思います。
ブログ更新が止まった3つの理由
私がしばらくブログの更新を止めてしまったのにはいくつか理由があります。
単に怠惰なだけというのもあるかもしれませんが、思い当たるのは以下の3つです。
勉強を優先したい
昨年から簿記にチャレンジをしておりまして、ようやく2級に合格しました。
11月に一度落ちているので「今度こそは」という意気込みで年末から勉強しておりました。その甲斐もあって今度は合格したのですが、簿記に合格することを最優先にしていたためブログの更新も止まってしまったという感じです。
「今は勉強時間がほしい」という免罪符を手に入れてしまうとブログ更新をしなくても「まあ、いいか」ってなってしまうんですね。
簿記は2級までにして、今の会社では英語を使う環境なのでこれからは英語の勉強を中心に進めたいと思っており以前の更新頻度に戻すのは厳しいかもしれません。
方向性を模索している
当ブログは「生産性」をテーマに書いているつもりですが、そもそもは前の会社が忙しすぎて、どうにかして生産性を上げて自分の時間を捻出したいというのがきっかけでした。
ところが今は比較的、業務量もゆったりなので生産性を追求する必要性が下がってきたというのと、「実は生産性を追求しても生産性は上がらない」という内容の本を読んでから効率を追求するのは無意味なのではないか?と思い始めたというところです。
ブログのテーマが根幹から揺るいでいる状況なので、なかなかネタが見つからず更新できませんでした。違うテーマにするか迷っている状況です。
インプットを増やしたい
ブログを書くということは、自分の考えをアウトプットすることに他なりませんがアウトプットするためにはインプットが必要です。
材料がないのに料理は作れません。
ブログの方向性に迷っているというのもあるので、少しインプットをする時間を増やそうかなと思っていました。
以上がブログ更新を止めてしまった理由です。
時間をかけてブログを書くからには何か意味ある活動にしたいと思っているのですが、なかなかうまくいかないものです。
転職してから変わった3つのこと【継続337日】
おはようございます。
2023年もすでに1ヶ月が経過しました。今の会社に昨年度末に転職し、今月で試用期間が終了予定です。
3月からは晴れて本採用。ということで新たな生活にも馴染んで来ましたが転職がきっかけなのか色々と変わったことがあったので書いてみたいと思います。
続きを読む仕事は適量が大事【継続335日】
おはようございます。
転職した会社は3ヶ月間が試用期間という扱いになっており、まだ仕事の絶対量が少ない状態です。
前職で当たり前のように残業をしていた環境からすると贅沢な悩みなのですが、仕事が少ないと、それはそれでストレスになってしまうようです。
仕事量は「ほどほどに」あれば良い
本当かどうかわかりませんが、「退職させたい人を閑職に回して一切仕事を与えない」というのを聞きます。
毎日、仕事をしなくて最高じゃないか!と感じるかもしれませんが、たしかに仕事が無いというのはストレスになるようです。
今の私は毎日定時で帰宅できるという夢のような環境なのに、何故かモヤモヤしたものを感じてしまいます。
それはなぜなのかということを考察してみました。
ストレスが足りない
ストレスはとかく悪者にされがちですが生き延びるためには必要な機能です。
過剰なストレスは心身を壊すもととなりますが、楽すぎるのも幸福感を下げてしまう要因になるとのこと。
単純な作業や何の負荷のない作業は退屈感を生み出すことで意義を感じられなくなってしまうようです。
自動車が大量生産され始めたころのアメリカでは「タイヤを取り付けるだけ」などの単純作業は人気がなかったらしいですし、ストレスがなさすぎるのも問題ということを身をもって味わいました。
少しずつ仕事を振ってもらえるようなのでこの状況は一時的なことだと思いたいです。
組織に貢献できていない
長らく社会人をやってきましたが今の会社ではまだ新参者ということで、会社に貢献しているという感覚が持てません。
(まだ)仕事で成果を出していないので当然といえばそうなのですが、自分の仕事が会社や周囲に良い影響を与えているという「貢献の感覚」は幸福感をもたらしてくれます。
以前にも「仕事の満足度」に関して書きましたが「自分の仕事で誰かの役に立つ」という感覚は大事なんですね。
まとめ
今日は仕事量とストレスの関係について考察してみました。
確かに以前の会社と比べれば体力的にもキツくは無いのですが、幸福感という観点では物足りない感じです。贅沢な悩みですが、いつまでも新人扱いはされないでしょうから職場で成果を出して、適度にストレスがかけていきたいと思います。
転職1ヶ月。変化をまとめてみました【継続334日】
おはようございます。
先月から新しい会社に転職して約1ヶ月経ちました。
新しい環境というのは誰にとっても慣れないもの。ということで今日は私が転職1ヶ月目で感じた変化について書いてみたいと思います。
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2023年にやりたいこと【継続333日】
明けましておめでとうございます。
さて、早速ですが年明けは「フレッシュスタート効果」が期待できます。
「フレッシュスタート効果」とは節目のタイミングで立てた目標は達成しやすいという心理効果のことです。
また、年始の特別お題が「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」ということなので訳で、今日は目標を書いてみたいと思います。
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