10月15日、折原伊桜さんのソロ活動のイベントとして催された「折原伊桜の歌唱晩餐会(ディナーショーという)」に行ってきた。
文字通り、ドレスコードあり(しっかりスリーピーススーツを仕立てていきましたよ)・折原さんの歌を聴きながら食事(美味しかったしお酒もあったよ)を楽しめるという、なんとも幸福度の高い催しでございました…
オープニングセレモニーと称する軽快な(?)トークから始まったイベントは、最初こそ彼女の緊張感を少しだけ感じ取れたけど、終始楽しい時間だった。
普段からNightOwl・折原伊桜としてステージに立つ時もそうなのだけど、この日はいつも以上に「この場に来てくれた皆」ではなく「この場に来てくれた一人一人」に歌を届けるという気持ちがより一層強かったように感じた。
また、彼女が自分のソロ活動およびその楽曲について「思想強め」という言葉をもって言い切っていたのがものすごく良かった。
自分が「こういうことをしてる」って飲み込んだ上でステージから届けられる歌は折原伊桜だし、折原伊桜は歌なのだって…
そう思わせられるくらい、彼女の生き様と希望が詰まった素敵な時間だった。
カバー曲を披露する時間もあって、歌われる曲はどれもド強いアニメソングだったので聴いてて楽しかったし、何よりもMCを含めてアニソン歌手を本気で目指す折原伊桜のルーツに迫れるような感覚があったのも良かった。
「折原伊桜が歌ってみた」でも前から思っていたことだけど、NightOwlを通して彼女と出会う前からアニメだったりアニメソングを通じて同じ時間を過ごしていたんだな…と思うとなんとも言えないエモーショナルに襲われたりもする。(だから彼女の歌ってみたが好き、というのもあるんすわな…)
今回は100人に満たない会場でのイベントだったけど、それだって折原さんの事を好きな人達が集まって、自分一人で90分のステージをやりきるのは全然当り前ではないしすごいことだ。
こんな機会がまたあれば良いなと思うし、彼女自身が言っていたように「80人くらいしか入らない小さい会場で歌っていた時から折原伊桜の歌を聴いていたんだぜ」って自慢できるような未来があったらいいなとも本当に思う。
変な話かもしれないけどアイドルとか歌手とかアーティストとか、そんな肩書や属性はどうでもよくて。
折原伊桜は自分にとって折原伊桜でしかなくて。
ただ、目の前の自分の歌を届けられる人に、今できる全力で折原伊桜としての歌を届けようとしてくれる…。
そんな折原伊桜であろうとする彼女のことが好きなんだ、と改めて思った。
彼女がどんな姿を目指してるのかなんて10のうち1どころか0.1くらいしかわかっていないと思うけど、少なくともそういう彼女が目指しているであろう「折原伊桜っていう存在」を好きになれて、自分で「行こう」って思って行動した先でこうして同じ時間を過ごせている自分は幸せだなとも思う。
素敵なディナーショーありがとうございました。
願わくば、彼女の歌がもっとたくさんの人に届く機会がありますように。
おわり