きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

北陸の旅(その10:ゆのくにの森)

次の日は・・

温泉に入って目覚を覚まし、朝食のバイキングに。



その後少しゆっくりして「ゆのくにの森」へ。

ゆのくにの森


ここは北陸地方の工芸品の体験ができるところです。

この地方に来ると毎回ほど訪れているのですが、いつ来ても何回来ても楽しめます。


広い敷地内に昔ながらの家屋が点在し、友禅・輪島塗・山中漆器・金箔・ガラス工芸・和紙・越前焼というこの地方の工芸品の様々な体験が出来たり売っていたりします。


また、九谷焼の展示、キャンドル、アロマサッシュ、ハーバリウムを作るところもあり、どら焼き作りや蕎麦打ち体験もできます!

毎回何かしら体験したり、新しい楽しいものを発見したり・・・驚きがあります。

何もせずに園内をゆっくり歩いているだけでもゆったりとした気分に・・・。

*屋根の葺き替え中


園内にはお茶を飲むところも食事をするところもあり、一日楽しめるところなのです。


輪島塗の館「沈金」という輪島塗に金箔や金粉を埋め込んで作られた絵画に魅せられて購入しました。

今回の地震で大きな被害を受けた輪島塗のお役に立ちたいという気持ちもあり、お安くもなっていたので思い切って!

職人のお姉さんがとても丁寧に包装してくださいました。

*青がステキ


そして、紙すきで季節の花を挟み込んだはがきを作る体験をしました。

なかなかうまくはいかないのですが楽しかったde~su。

中のお店でお蕎麦、うどんを食べて、出口の売店へ。

 

売店では、以前買ったはがきを飾る和紙でできた額をもう一つ手に入れたかったのですが、残念ながらお目当ての和紙の額はなく、別のはがき用の額があったので購入しました。



半日楽しんだ「ゆのくにの森」をあとにしました。

 

北陸の旅(その9:山代温泉・古総湯)

いよいよ温泉!外湯!

古総湯に着いた時にはいい感じに日も暮れてきて、あ~寒い!

やっぱ温泉やね~。

古総湯は昔の湯屋そのまま洗い場もなく、脱衣場と仕切り一つで湯船です。

入場料は500円

総湯の方は490円で洗い場もあるそうで、近くの人がお風呂道具を持って入っていました。

 

お金を払ってすぐ階段?違いましたすぐの扉が入り口です。

入るとすぐ脱衣場、その後ろは周りが少しあるけどほぼ湯船

なんと貸し切り!たった一人で湯船を満喫!

 

壁の扉の色ガラス描かれた花の絵を眺めながら、かけ湯をしてから、少し熱いお湯にのんびり浸かりました。

 

熱いお湯の好きな私にはちょうどいいお湯加減だったのですが、ぬるめの好きな夫は「湯もみ(木の板がおいてあってそれで湯船をかき混ぜる)」を楽しんだそうです。私もすればよかった!!

 

と~っても満足な湯あみでした。

 

平日で空いていたのがよかった。服を着てから階段を上がって休憩室に。

湯船は男湯と女湯で入り口も違うのですが、上の休憩所では一緒になっていてお茶を飲めるようになっていました。

 

いやいややっぱり外湯巡りは温泉街に「キタ~」という感じがします。

 

明かりの入った古総湯は色ガラスの趣のあるたたずまいがイイ感じ

帰る道の灯篭も明かりがともり光に浮かび上がる絵もステキでした。


お宿
に帰ってバイキングの夕食をいただきました。

自分で好きな味、好きな具のお鍋が作れたのですが今回はお鍋はパスして他の物をいただきました。美味しかったです!


夕食後お宿の温泉にも入り疲れを癒して一日を終えました。

 

北陸の旅(その8:山代温泉・温泉寺)

山代温泉

山代温泉は石川県、北陸三湯の一つです。

*冬仕様の石灯篭


温泉街の中ほどに総湯古総湯の二つの外湯があります。

お宿は湯快リゾートの「彩朝楽」


お宿に到着していつもの通りまず乾杯のビールを。「うまい!」

 

その後温泉街の散策に出発しました。

 

お宿にも大きな内湯や露天風呂の温泉があるのですが、今回はステンドグラスが美しい古総湯に入ろうと決めていました。

魯山人居跡「いろは草庵」


この古総湯は暗くなって明かりがともるととても美しいそうなので、少し夕食を遅めにして、温泉街をうろうろ・・・と考えたのです。

 

宿から少し歩くとつきあたりに「服部神社」。その横に「温泉寺」があります。

*服部神社


温泉寺
には「あいうえおの寺」と書かれているのです?!

*温泉寺


そういえば山代温泉まち歩きマップには、山代温泉は「あいうえお五十音図」発祥の地です』と書かれています。ここに関係あり?!

お寺は小さなお寺ですが、そこに種明かしがありました。

 

それは、このお寺の初代住職明覚上人が「アイウエオ」の創始者だと言われているからだそうです。


小さな本堂の前を通り過ぎると「アイウエオの小路」があり、山に登る階段の下から、ひらがな・カタカナ・ローマ字・梵字の順で五十音が一文字ずつタイルにして埋められていました。

*階段の「ユ」と「ヨ」

 

その階段を登った先には妙覚上人の石塔があり、その横が「服部神社」になっていました。

*明覚上人石塔


石塔にも神社にもお参りして、階段を「ん」から順に下りてくるといい感じに日が暮れてきました。

*境内の猫



北陸の旅(その7:妙立寺)

忍者寺=妙立寺(みょうたつじ)


今回の旅のメインである妙立寺通称忍者寺へ。

 

大慌てで妙立寺に着いたら受付が始まっていました。

 

2時に予約したはずなのになぜか、1時に予約したことになっていて・・・

でもちゃんと入れてくれました。


外から見ると普通のお寺
のように見えるここ妙立寺は、実はとっても不思議なお寺なのです。

 

まず、二階建てに見えて実は四階建て七層構造なんです。

建物の真ん中に井戸があって、その中には金沢城らしい)につながる地下道があり、どの部屋からも井戸に下りられるようになっています。

また、隠し階段隠し部屋落とし穴まであります。

*7層構造のてっぺん


内部はすごく複雑な作りになっていて迷路のよう。


それでいて建物の中の廊下が太鼓橋のような造りで、風流もある。

加賀藩3代目藩主前田利常が、幕府がもし戦いを仕掛けてきたら、ここを出城にするために作らせたお寺だったのです。

もちろん幕府を欺くためにお寺にしたのです。


つまり忍者の寺ではなく小さなお城なのです。

 

今でも日蓮宗のお寺として使われているので、見学も予約制中の撮影などもできないのですが、一見の価値ありです!

拝観料は一人1200円ですが、高くない!

金沢に行ったら一度は訪れてください。

ここから駐車場にもどり、山代温泉まで車で向かいました。

北陸の旅(その6:にし茶屋街)

忍者寺の前に・・・

近江町市場から忍者寺までは徒歩で30分ほど。


途中で武家屋敷などもあるのですが、寄っていると2時の予約に遅れるのでスルーして歩きました。

少し(25分ほど)早く着いたので、すぐそばにある「にし茶屋街」に寄りました。


「にし茶屋街」
はガイドブックでよく紹介されている「ひがし茶屋街」に比べると小さな茶屋街です。


道の両側に十数軒の置屋さんなどが並んでいるだけですが、その中の一軒が昔の置屋を再現した史料館になっていて無料で見ることができました。


座敷に座って説明を聞きいている
となんだかすごくいい感じ。


ついつい時間を忘れそうになりました。

予約時間10分前、あわてて飛び出して急いで妙立寺に向かいました。

アブナイ、あぶない。


もっとゆ~っくり昔の雰囲気に浸りたかったなあ~

金沢城の反対側にある「ひがし茶屋街」はお土産などが沢山売っていて、賑やかな所だったと記憶しているのですが、それに比べて知らずに通り過ぎてしまうような、本当に静かな所でした。

でも、雰囲気はすごくいい通りです。

北陸の旅(その5:近江町市場)

 

金沢の台所 近江町市場


商店街に入るなり磯の匂い。少し歩いて行くと「もりもり寿司」が。

そこは金沢で有名な回るお寿司屋さんです。



店の前の椅子には待っている人が5組ほど。

時間もちょうどお昼時。

これからもっと混んでくるでしょうから、待つことにして店の前の機械で順番をとりました


待つこと20分
。番号を呼ばれて中に入りました。

そんなに広くない店内が人でいっぱいです。

昔のお寿司屋さんのようなカウンター席でしたが、前にある流れるレーンの向こう側で職人さんが忙しく握っています


その向こうには新幹線のような乗り物でお寿司を運ぶものが・・・ちょっと不思議空間です。

少しですがレーンをお寿司が回っています。そして、タッチパネルで注文すると、職人さんが握ってくれて手渡してくれるのです。

*マグロが大きい鉄火巻


私は、まずレーンを流れてきたカニカニ味噌の軍艦をとり、ホタルイカと北陸のシロウオのお寿司を注文しました。日本海満喫!

夫は盛り合わせたものを頼んでいました。

お腹いっぱい食べると市場巡りで美味しそうなものがあっても食べられないので、軽めに終了。

*しろうおの握り(他のは食べちゃった)


海の幸はやはり美味しい!
おまけにリーズナブルでした。

あとで聞いた話では20分待ちはとてもラッキーだったとか!

 

その後市場を回りながら、能登牛のコロッケのどぐろのコロッケを食べました。どちらも美味しかったのです!


カニやカキを食べさせてくれるお店もいっぱいありました。

意外に多かったのが果物屋さん。果物もたくさん採れるのかな?

無限に入るお腹が欲しいかも・・・


ホタルイカの一夜干し
があったのでお土産に買い、そろそろ1時になったので、忍者寺の方に向かいました。

ほたるいか:けっこうな量でした

 

北陸の旅(その4:金沢城址公園・尾山神社)

兼六園「桂坂口」から出て、石川橋を渡り重要文化財「石川門」から金沢城公園に入りました。


金沢城公園

金沢城は残念ながら現存しませんが、広い城跡が公園に整備されています。

中には三十間長屋五十間長屋橋爪門続櫓(はしずめもんつづきやぐら)などの建物があります。


また、戦争中に使われた第六旅団司令部もあるそうなのですが通った道からは見えませんでした。


それぞれの建物は入館料のいるところもありますが、65歳以上は無料です。

所々に能登地震で崩れた石垣等を修復しているところが・・・

やはり大きな地震の爪痕がここにもみられました。

地震で閉鎖中の庭


建物の中もゆっくりと見学したいところなのですが、お腹もすいてきたので、近江町市場を目指し、公園を横切って鼠多門(ねずみたもん)から尾山神社に抜けました。

尾山神社

普通の神社のようで普通でない尾山神社

なんとステンドグラスが美しい大きな門があります。

お参りをして通り抜けました。

ここから約10分歩くと近江町市場です。

 

この日は平日でしたので、ビジネス街に当たる大通りは昼休みで休憩するビジネスマン。

私たちも何となくせかせか歩いてお目当ての近江町市場に到着しました。