シンギュラリティの果てに人類が見るものは

2045年に始まるとされる技術的特異点「テクノロジーシンギュラリティ」について情報を集めています。

シンギュラリティとは

テクノロジーシンギュラリティ。

2010年代になって、テレビや雑誌でも取り上げられる事も出てきたため、一度は耳にした事のある方もいるかも知れません。

 

日本語では"技術的特異点"と訳されます。

 

ここではシンギュラリティを語る前に大前提ともなる現在の”技術”の立ち位置から記述していこうと思います。

 

現在ではパソコンやスマートフォンで誰もがインターネットに接続して、簡単に情報を引き出す事ができ、企業でも業績の分析や未来予測を行うことが容易となりました。

 

高度な演算機能や分析機能を持つソフトウェアが市場には出回っており、歴史上の数学者が証明に何年もかけた計算も今では数秒もかからないうちに数回のクリックで計算できてしまいます。

 

これだけでも既に機械の持つ計算能力は人類の遥か上にあるともいえるでしょう。

 

人類の、おおよそ大多数は2桁のn乗演算ですら数十秒かかってしまうのに対し、機械は10桁のn乗演算も1秒もかからず結果をはじき出します。

 

身近な例で計算という言葉を使いましたが、計算処理が瞬時という事は例えばパソコンに表示する画面を計算する速度も瞬時、音声通話をデータ転送する際も時間差なく瞬時にデータ化して通話相手に届けます。

 

これらを総括してインフォメーションテクノロジー(IT)技術とこれからは呼称します。もしも現在のIT技術がなく、人間がこの作業をするとしたらどうでしょう。

 

自分の声を届ける為には自分で歩くなりして届けなくてはなりません。

遠方になればなるほど時間がかかります。

 

キャンパスに絵を描くことも人によって時間の差はあれど数秒で終わるものではないでしょう。

 

このように、IT技術は人間にとって物凄く時間がかかる作業や処理を簡素化してくれました。

 

人間が手や足を動かして行う"処理"と呼ばれるものは既に機械が全て代用できるようになったと言っても過言ではありません。

 

人間の感情を読み取ることすら、幾億の知識を与えれば可能なのです。

 

 

しかしいくら作業が早くなるとはいえ、現代の機械には出来ず人類にしか出来ない事があります。

 

それは創造することです。

 

感情を読み取る為の感情パターンを幾通り用意したとしても、そこから新しいなにかを創造する知恵を持たないのです。

 

ここがこれまでの機械の限界でした。

 

ここまでですら100年前、いえ。半世紀前ですらここまでの科学の発展は予想していなかったのではないでしょうか。

 

人類の未来予測とは半世紀未来も言い当てる事ができないのです。

 

そして現在、人工知能の研究が進められています。

 

2045年。

今から30年後。

 

人工知能がとうとう人類を越え、それまでに人類が生み出した科学技術の進化速度を遥かに凌駕するスピードで世界が変化していくと予想されています。

 

その時点で、人類には人工知能を理解する事ができなくなっているでしょう。

例えていうのであれば、ペットが主人の言葉や考えを理解できないように、我々が人工知能の考えを理解できなくなり、知能としては第2位の存在になってしまうのです。

 

人類を凌駕した人工知能はこの世界をどのように変えていくのでしょうか。

 

2045年がその転換期と言われており技術特異点、すなわちテクノロジーシンギュラリティと言われています。

 

如何でしょう。

私は科学者でもなんでもないただの一般民です。

 

人工知能によって、今よりもさらに高度な文明になる事が期待できる反面、なにかまだ現実味を帯びないような。

 

感覚としてはこんな感じではないでしょうか。

現に私がそうでした。

 

このサイトではシンギュラリティによってなにが変わるのか、期待される未来と制限しなければならない問題を一般人である私の目線から切り込んでいこうと考えています。

 

なにぶん随分先の話ですので、シンギュラリティという言葉が市民権を持つのもまだ先の事だと思います。

 

将来、シンギュラリティという言葉がメディアでも大々的に流れる事になれば良い意味でも悪い意味でも人々の関心を引くと思います。

 

そんな時、このサイトを見て少しでも安心感を得て頂けたなら幸いです。