ライト、ついてますか―問題発見の人間学

 

今回、読んだ本はこちら。

 

ライト、ついてますか―問題発見の人間学

ライト、ついてますか―問題発見の人間学

 

 会社の上司からお貸しいただいた書籍。(SE向け)

 

内容は、問題解決について…

世の中に埋もれる問題を多角的に検証してみる。

 

目の前の問題に対し、ただ"問題を解決"するのではなく

"問題発見"、"問題定義"、"問題群を解決"してみる。

その細かい手法や、様々な事例が、独特なイラスト付きのストーリーで紹介されています。

 

 ー"問題発見"とは何か?

問題に対して、所有者は誰か?を追及してみる

すると、「自分の問題なの?」「相手の問題なの?」それとも、「会社?」「政府?」といったように、そもそもの根源・根本的な新しい問題が見えてくるかもしれません。

 

"問題再定義"とは何か?

 問題に対して、それは本当に解きたい問題なのか?

長い時間をかけて“問題解決”に至っても、蓋を開けてみれば、取るに足らないものであったりするかもしれません。

 

特質すべきは、問題解決者に留まるのではなく、「問題群解決者になろう」という点です。

単純に眼前にある問題の解決法を探る、という意味でも楽しめますが、それに終始していたら現実は遠回りなこともある訳で、"問題群解決者"ってアプローチ、凄くよくわかります。

 ※1987年の本なので、言いまわしが古く、訳もわかり辛いですが、良作です。