雪の重みに耐えて生き抜いた その誇りで春を照らせ
自分だけにしかない 生き方で
このきらめく 春を歌え
私の好きな人が、入所14年目を迎えました。おめでとうございます。
「好き」になってよかったと思う瞬間は、何度もあります。いつもどこかで存在を気にしていたし、その姿を目で追っていました。「今更何を言うのか」と思う人もいるかもしれません。もう私に「ファン」だという資格はないのかもしれません。それでも、忘れる事はできなかったし忘れられるはずはありませんでした。
「好き」になったのがいつだったか、もう明確には覚えていません。ただ、好きになったその瞬間の事は、今でも明確に覚えています。
よく「どこが好きなの」とか「どうして好きになったの」とか聞かれるけど、私にもわからない。寧ろ私が聞きたい。好きになった理由は、今でも本当にわからない。
それでも私は、この人を選んだ。私の目の前に現れてくれたあの日に。
あの日から今まで、有り難い事に(多少の波はあれど)ずっと好きでいさせてくれた。ありがとうございます。
今では、「この時のここが好き」と言えるところがたくさんあります。「どうして好きなのかわからない」と思う事もまだまだあります。
そのどちらも、自分の正直な気持ちです。
全てにおいて「理由」を求めてしまう私は、「よくわからないけど好き」という理由を否定し、言葉で説明できる理由を探し続け、何度も疑い、何度も確かめながら、自分自身を納得させてきました。
「よくわからないけど好き」というのも明確な理由だし、「好きになるのに理由はいらない」はずなのに、どうして目に見えてわかる理由を求めていたのだろう。
今ならわかりますが、私はこの人を好きでいる事に自信がなかったのだと思います。
自分に自信を持つ為に、明確な理由を求め、自分を肯定していたのだと思います。
どうして自信が持てなかったのだろう。とても失礼な話ですが、当時の自分は好きになった事を認めたくなかったんじゃないかなと思います。
所謂「担降り」という経験が初めてだったので、「人はこんなに簡単に心変わりするものなのか」と不安でしょうがなく、「だから私は降りました」と自信を持って言える理由を求め、自分を安心させていたかったのだと思います。
そんな自信が持てなかった日々から数年。
今は堂々と「私はこの人が好き」と言えるようになりました。「好き」でいる事を肯定できたから。
半年程前、久しぶりにステージで見たその姿は、私に好きになり始めた当時の記憶を呼び起こさせてくれました。
「やっぱりこの人が好きだ」そう思わせてくれるのに充分なものでした。
「好きになってよかった」改めてそう思いました。
私が見ているのは勿論外に見せてくれている姿だけで中身がどうとか知る由もないし知りたくもないし知る努力もしませんが、見せてくれているその姿が嘘だとも思わないし、「嘘だと思わせない」努力をしてくれているなら、そこに「ありがとう」を言いたいです。
そんな私の好きな人が、入所15年目に突入します。おめでとうございます。
あの日、私の目の前に現れてくれてありがとうございます。苦手だった「赤」という色を好きにならせてくれてありがとうございます。
来年は「デビュー1年目」という今までと違う未来を迎えますね。
希望に満ち溢れているのに不確かな未来で、この先どの場所に立っているのか想像もつきません。
ずっとその場所にいてくれる保証は無いし、私がずっと好きでいる保証もありません。
それでもひとつ言える事は、「好きでいた事に嘘はない」という事です。
「好きでいる理由」を肯定できた様に、「好きでいる自分」を肯定できました。
結局私はいつも心の中でうちわを胸の高さで振っているし、赤いペンライトを点灯させています。
キャラにない事を言うと、私は周りが思っている以上にこの人の事が好きなのだと思います。
改めておめでとうございます。
これからも、貴方自身の未来を肯定できる様、心から願っています。
ジャニヲタに向けた私的某北の戦士紹介
こんにちは、野球好きです。
最近は隠すつもりもなくTwitterでもバンバン話題にしてますが、「こいつ何言ってんだ」と思ってらっしゃる方も多いと思います。
なので。
私が贔屓にしてるファイターズ選手の事を少しでも知ってもらおう!と思い、独断と偏見で選んだ選手を勝手に紹介してみようと思います。
よく言われてますが「日ハムはイケメン揃い」*1なのでお好みの選手が見つかるかもしれないですよ。そんなきっかけになれれば嬉しいです。
写真はあえて貼りません、公式写真はなぜか盛れてないから…。Twitterとかインスタで「#フルネーム」検索すると見られるファンが撮った写真の方が何故か盛れてるんで興味がある方はそちらを見て頂きたいです。
ではいきます。
※名前の後ろの数字は背番号です。
●西川遥輝(にしかわはるき/#7) 主な守備位置:レフト
イケメン。「遥か輝く」と書いて「ハルキ」と読む。名前までイケメン。つば九郎先生からは「にしかわぱるる」と呼ばれている。最近「西川遥輝シート」なるものがあのチケキャンから公式発売されいろんな意味で目が離せない。
2016年の日本シリーズで史上2人目となる「逆転サヨナラ満塁ホームラン」を放ち一躍有名になりました。
足がとにかく速く2014年には盗塁王のタイトルも獲得、2016年も41盗塁を決めています(パ・リーグ2位の成績)。更にベストナインにも選ばれ、あんなやらかしやこんなやらかしもしつつ2017年の推定年俸は1億円に到達おめでとうございます。
個人的にスリーベースを打って2塁から3塁に向けて加速していくところが好き。現地で見ると漫画の走っているコマの描写のような、本当に足元がくるくる~、ってなってる感じ(伝わって)。あとフォロースルー*2が好き。
そして、冒頭にも書きましたがイケメン。野球ファンじゃない人に写真を見せても100人中96人はイケメンと言うはず。
そんなルックスをお持ちだからか良くも悪くもファンは過激。それを自分でわかっていらっしゃるのか(?)過激派の扱いは出来ジュのそれ。
日ハムはホームゲームで勝利すると試合後にサインボールを投げ入れてくれるのですが、まずは普通に投げ入れる→自分のファンが固まっている場所に投げ入れる→普通に投げ入れる→最後の1個を自分のファンの前で焦らす→ボールにキッス→自分のファンの前を通り過ぎ他の場所に投げ入れる…という一連の流れを現地で見た時は変な声が出ました。ほら、ジャニヲタこういうの好きでしょ…?
通称「北のプリンス」。彼の熱狂的ファンの事を「ハルキスト」と(一部で)呼びますが本人曰く「足りないですね」との事なので皆さん軽率にファンになろう。
●中島卓也(なかしまたくや/#9) 主な守備位置:ショート
「NAKAJIMA」じゃなくて「NAKASHIMA」。
2016年はチーム唯一となる全試合フルイニング出場。パ・リーグタイ記録となる62犠打を決めるなどチームに欠かせない選手となりこれまた2017年の推定年俸は1億円に。2015年度盗塁王でもあります。また次期キャプテン、次期選手会長とも言われています。
先述の西川選手とのコンビは「ハルタクコンビ」と言われており、球団も2人の女性人気をわかっているらしく、「ハルタクシート」なるものが売り出されたりしています。中島選手は「俺の方が年上だからタクハルと呼んでほしい」と言いますが西川選手は「僕はどっちでもいいです」はいコンビ萌え。ジャニヲタこういうの好きd
中島選手といえばファウル。「打球が前に飛ばないだけ」と揶揄されながらもど真ん中のボールでもカットしてファウルにしてしまう。1打席でピッチャーに投げさせた球数の平均は12球団トップで、日ハム戦の試合時間が長い要因と言われ、投げる遅延行為*3VS打つ遅延行為の対戦は一部で盛り上がりを見せる。「北海道唯一のゴキブリ」という蔑称もある。
女性ファンが多い事でも有名な日ハム内で「彼氏にしたい選手No.1」「結婚したい選手No.1」にも選ばれている人気選手で、選手会長には「何で卓が人気あるのかが疑問」と言われてますが人気あるんだからしょうがないじゃない!またチームメイト曰く「ものすごく頑固」な性格(典型的九州男児)らしいのでそんなところも人気の秘密…なのかもしれない。
ガチャ歯と普段のメガネ姿にやられる女子が多いイメージ。
もし彼がJr.だったら、自分のファンが集まるところにサインボール投げ入れて争奪戦になるのを冷めた目で見るタイプ、だと勝手に思っている。
個人的に、彼のオールドスタイル*4が大好きなので止めないでほしい。
好きなものはガッキーと西野カナ。
●杉谷拳士(すぎやけんし/#2) 主な守備位置:セカンド
「すぎたにじゃなくてす・ぎ・やです!」なお名字だけでなく名前の「拳士」もよく「挙士」と誤植される。練馬区大泉学園出身。最近フライデーされた。
「主な守備位置:セカンド」って書いたけどセカンドもファーストもレフトもライトもセンターも守れる(守れるとはいっていない)ユーティリティプレイヤー。実際に代打・代走・守備固めなど「便利すぎてスタメンにするのがもったいない」と言われるほど。2016年CSではファインプレーでチームを救いました。
オレンジ色をテーマカラーにしており*5、身に着けているリストバンドもオレンジ。そのお陰か球場ですごく見つけやすい。オレンジのリストバンドを付けてちょっと小さくてうるさい人がいたら大体杉谷。
最近はリアル野球盤選手として(の方が)有名で、2017年1月OA回で一部ジャニヲタに見つかる。もっと杉谷選手を知りたい人は「杉谷 リアル野球盤」「杉谷 ヒダリデウテヤ」「杉谷 いい気持ちだ」で検索すると楽しいかもしれない。ちなみに「杉谷拳士」で画像検索するとリアル野球盤の画像ばかり出てくる。
日本シリーズ出場時間は20分、リアル野球盤出演時間は1時間弱。
ケガから1軍復帰した際、栗山監督から「誰も呼んでないのに勝手に来た」とコメントを送られた事からもわかるようにいじられキャラでムードメイカー。最近母校・帝京高校から(笑いの)刺客*6を送られたり、ファンフェスMVPの(笑いの)ライバル*7が現れたりと何かと周辺が騒がしい。
キャラクターばかりに注目されがちですがなかなかのイケメン選手で、よく見ると浅利陽介に似ている。
●鍵谷陽平(かぎやようへい/#30) ピッチャー
北海道七飯町出身の道産子選手。所謂フランチャイズプレイヤー。
「普段どれだけハルタクにきゃーきゃー言っても最終的に結婚したいと思うのは鍵谷くんだよね」でお馴染み(私調べ)のガチ恋枠No.1選手(私調べ)。
後輩からは「お母さんみたい、安心する」と言われ、同級生や先輩からは気配りや気遣いを絶賛されている。別名「大谷くんの財布」。
チーム内アンケート「女子力が高い選手は?」にぶっちぎり1位に選ばれる女子力の高さをもつ選手で、試合後に全身にボディクリームを塗りこんでいたりユニフォーム1枚1枚にスプレーをかけていたりユニフォームのポケットにリップクリームを忍ばせ審判に怒られたりしていた事をチームメイトから暴露される。高校の同級生には手作りアップルパイをふるまった事を暴露された。別名「大谷くんの財布」。
そしてとにかくファンサの神なので、一度その対応を受ければ軽率にファンサ降りできる人。
中央大学法学部卒のインテリ。しかも野球推薦ではなく普通の推薦入試で入っちゃう人。
あとはもう少しピッチングに安定感がほしいです(切実)「7回の男」に定着してくれなきゃ困るんだ(切実))
日ハムで私服が1番おしゃれなのは彼だと思っている。
●石川直也(いしかわなおや/#51) ピッチャー
日ハム「石川3兄弟」の3男*8。通称「いしちょく君」。
今年はいしちょく君がブレイクする予定だから注目~売れるよ~売れちゃうよ~(予定)。
こういうルーキーやブレイク前の若手に注目して応援する、っていう感覚もジャニヲタ(Jr.担)ならわかる人多いと思いますがいかがでしょう。若手厨楽しいよ。
そう、若手厨になればJr.担と似たような経験もできます。
・いつ出るかわからない
— あきな (@osushi_mawaru) 2015年8月15日
・そもそもいるかわからない
・違う所に出ているかもしれない
・いきなり出るかもしれない
・帰宅してテレビを見たら出ていた
・いるだろうと確信を持って行ったのにいなかった
・からの他の人にファンサ落ち
Jr.担の話に見える二軍選手追っかけの話
二軍選手推しもJr.担もほぼ変わらないよ
— あきな (@osushi_mawaru) 2015年8月15日
・まず、いつどこの試合に出るか予想(=いつどこの現場に出るか予想)
・遠征に帯同してる!?(=地方コン出る!?)
・昨日までいたのに今日いない→一軍昇格フラグ(=いきなり先輩のバックに付くフラグ)
続き
— あきな (@osushi_mawaru) 2015年8月15日
・二軍の試合にもいない→ケガかと不安になる(=いつもの現場にいない→辞めたかと不安になる)
・二軍の頃から応援してましたドヤッ(=レッスン生の頃から応援してましたドヤッ)
・背番号変更(=先輩から衣装が降りる)
ほらみんな二軍選手というか野球選手推してみよう
いしちょく君は一言で言うと「顔がかわいい」。かわいいは正義。191㎝の長身からかわいい顔で見下ろしてくれるのでそういったのが好きな人にはたまらない選手。
他にもまだまだ紹介したい選手はたくさんいるんですがキリがないのでやめておきます…。
そして日ハムはやはり監督の趣味なのかコーチまでイケメン揃いなので渋い方たちが好きな皆さんはコーチ担になってみるのもいいんではないでしょうか。
きっかけなんて何でもいいと思います。かっこいいからとかかっこいいからとかかっこいいからとか。ちょっとしたきっかけで興味を持ってそれで好きになってもらえたら最高だと思います。
だから軽率にファンになろう。
そして野球選手なので当たり前ですがプレー中の姿が1番かっこいいので「生で見たい」と思った方は実際に球場に足を運んでみるのもよいのではと思います。
札幌ドームまで行くのはちょっと…という関東の方、今年は交流戦で神宮球場に来るので(1軍にいれば)生で見られるかもしれないチャンス!*9
チケット代もジャニーズと比べると良心価格(何クリエ分だろうか)なので手軽に見に行ける!そしてハマるかもしれない。そしてまた球場に→どんどんハマるのループで気付けばお金を落とすようになっている、かもしれません。
皆さん、軽率にハマってみませんか?
小嶋陽菜さんの卒業によせて。
こじまつり前夜祭に行った。
AKBのコンサートもチームAの劇場公演も何度か足を運んでいるのに、何故か小嶋さんを見る機会があまりなかった私にとって、「アイドルとしての小嶋陽菜」、というより「AKB48の小嶋陽菜」を見る事が出来る最後のチャンスだった。
「THE・女の子」とも言うべきルックスとスタイル、少し舌っ足らずな喋り方、そして一見すると「何も考えていなさそう」に見える小嶋さんに、恥ずかしながら私は少し嫉妬していた。嫉妬する事で自分を守っていた。
小嶋さんに対する感情が「嫉妬」から「尊敬」に変わったのは、小嶋さんが誰よりも冷静で頭の切れる人だと知ったから。誰よりも冷静に「AKB48」「AKB48の小嶋陽菜」について向き合っていたから。そんな小嶋陽菜を知ってから、私の中で小嶋陽菜は唯一無二の存在になっていた。
その小嶋陽菜さんがAKB48を卒業する事になった。
卒業発表した時に会場が驚きより拍手で包まれた事が印象に残っている。卒業の予感はそれまでにあったし、当日に新聞記事になっていたりもしたから驚きは少なかったのだろうと思うけど、あの拍手は「ようやくこの日を迎えられたんだね」という、その場の誰もが納得しての拍手だった様に思う。
小嶋さんが卒業発表したその日から、私は「もうAKBで見られなくなる」という事実が悲しくなり、機会があれば「AKB48」としての小嶋さんを見たい、と思うようになっていた。
そして、ご縁に恵まれ、今回こじまつり前夜祭への参戦が決まった。
私にとって(おそらく)最後の「AKB48の小嶋陽菜」。
小嶋陽菜は最後まで小嶋陽菜のままだった。
「お前に何がわかるんだ」と言われればそれまでかもしれない。ただ、ステージにいる小嶋さんは、私がイメージする「小嶋陽菜」そのものだった。
「ハート・エレキ」での気丈さ、「竹内先輩」での可憐さ、「シュートサイン」での気高さ。
私が魅かれた「AKB48の小嶋陽菜」がそこにいた。全力でアイドルを演じている小嶋さんは、誰よりも美しかった。
そして小嶋さんは、自分に素直な人なんだろうなと、私は勝手に思っている。
「楽しい」と言った事、「終わりたくない」と言った事、涙を流した事、「コンサートであまり踊りたくない」人である事。
その全部が、小嶋さんの嘘偽りない気持ちなんだと思う。
推し感情なら「辞めないで」になるのかもしれない。でも、小嶋さん推しではない私は「何で辞めるんだ」と何度も思った。
それぐらい、AKBに小嶋さんは必要だった。でも、小嶋さんにはAKBが必要なくなってしまった。そんな事を、何度も感じた。
メンバーと一緒に道を歩いている途中で、小嶋さん1人が「じゃあね~」とふいに抜け出しても、誰も驚かないと思う。ステージ上の小嶋さんは、そんな存在だった。
「変わらないこの日常から私だけが今抜ければいい」
「すべての喜び悲しみ思い出をひとつ残らずここに置いていくわ/新しい世界続くその道は風の中何も持たずに歩きたい」
卒業ソング「気づかれないように…」の歌詞のように、小嶋さんはするりとAKBから卒業し、「小嶋陽菜」として生きていくんだろう。
そういえば、私はいつからか、小嶋陽菜さんの事を「こじはる」ではなく「小嶋さん」と呼ぶようになっていた。
「小嶋さん」と呼ぶようになったその日が、私が小嶋さんの存在の大きさに気付いた日かもしれない。
私の小嶋陽菜さんに対する気持ちを、「ハート型ウイルス」風に言えばこうなる。
「『絶対にありえない!』そう思ってたのに…なんだか私、あなたの事が好きみたい!」
闇を突き抜けて~初めてのタカラヅカ~
先日、生まれて初めて宝塚観劇に行きました。
雪組公演 『星逢一夜(ほしあいひとよ)』『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
あらすじ
時は江戸中期、徳川吉宗の治世。とある藩で起きた叛乱を背景に、藩主の子息、天野晴興(あまのはるおき)と身分なき娘、泉(せん)の恋を、烈しく哀切に描きだす。 江戸から遠く離れた九州の緑深き里、山々に囲まれた三日月藩の小さな空を見上げ、天文学に夢中になる少年晴興(幼名 紀之介(きのすけ))は、里の娘、泉やその幼馴染の源太と一緒に星観(ほしみ)の櫓(やぐら)を組みあげて、星探しに明け暮れる日々。 晴興は、二人と身分を超えて友情を育むが、少年時代が終わりを告げるころ、別れは突然訪れる。遠い江戸で将軍吉宗に伺候することになった晴興。晴興を思い続ける泉と、泉に心寄せる源太。彼らには思うままにならぬ運命が待ち受けていた。 大人になった三人の関係は、巡る星々のもと、目に見えぬ力によって変貌させられて……。 江戸での晴興の躍進は、はからずも三日月の領民らの困窮を招いてゆく。ついに起きた叛乱の中で、晴興と泉、源太の愛は、哀しく鮮烈な軌跡を描いて、破局へと向かい始める。
フォロワーさんおすすめのさぎりさん(早霧せいなさん)とだいもんさん(望海風斗さん)のお名前は存じ上げておりましたがそれ以外の方はわからず、まず初心者の私はあだ名と芸名が一致しない。そしてお顔もよくわからない。
という宝塚を観劇する事すら申し訳なくなる状態で向かった私ですが、終わる頃にはすっかり宝塚の世界に右足爪先を突っ込んでいました。
お誘い頂いたフォロワー様から「泣く」と聞かされていましたが、御多分に漏れず私も泣きました。
印象に残った場面をいくつか
*第6場 星観の櫓-別れ-
紀之介さん(早霧さん)が江戸に行くと決まり、泉(咲妃みゆさん)に小太刀を渡すのですがその時の泉さんのセリフ「武士の命より大事な刀…泉は幸せです!」(ニュアンス)紀之介さんへの泉さんの思いがこめられててぐっときた。
*第12場 櫓の森
泉さんが子供達を連れて櫓に行き、晴興さん(=紀之介さん)に会う。そして晴興さんに「知らん人です」と言った後の晴興さんの顔が泣ける。泉さんのセリフのタメ?も、子供の頃に遊んだ「紀之介」と江戸城藩主「晴興」への戸惑いを表している様でとてもよかったです。
この後に源太くん(望海さん)が晴興に見せ付ける様にして泉さんと子供達を連れて帰るんですよね。この時の源太くん…いえ、だいもんさんの表情が男としてのプライドだったりを感じさせるもので、私の双眼鏡はだいもんさんロックオンでした。
だいもんさんは全体通して表情が素晴らしい。
この辺りから私の涙腺は緩みっぱなしだったのですがまだまだ泣く場面は続きました。
*第13場A 一揆
晴興目線でも源太目線でも辛い。どっちの視点から見ても泣く。泉さんの立場でも辛いし、それまでの背景を思っても辛い。
運命、というか人物1人1人が「抗えない定め」の為に戦って、絶対に「誰かが死ぬ」とわかっているのに「お願いだからやめてあげて…!」と入り込みすぎな位に感情移入していました。
このシーンの目玉は晴興対源太の一騎打ちだと思うんですが、源太くんが案外とあっけなく最期を迎えてしまったのもとても空しい。源太はあくまでも「身分が下の者」として書かれていて、その最期がフィーチャーされる事もない。この無音の世界がより一層虚しさを誘いました。
こうして私の「初宝塚」はあっという間に終わりました。
「それぞれお名前を知っていたらもっと楽しめただろうな」などと思う事はありましたが、それを差し引いてもとても楽しめました。
幕が上がるとすぐに非現実の世界に導いてくれる。私が求めているものが、そこに広がっていた気がします。
そして休憩を挟み余韻に浸る間もなくショーへ。
まず、バックにでかでかと書かれていた「エスメラルダ(昭和タッチのカタカナ表記)」に笑ってしまったのは内緒(写真撮らなかった事が悔やまれる…)
ここでも最初お気に入りジェンヌさんを見つけ出すのに苦労。当たり前ですがお芝居の時と顔が違う…プログラムと照らし合わせ必死に探し出しました。
ここまでで大分長くなってしまったのでショーの感想は省こうと思います。時間があったらじっくり書きたいところ…。
(ところでサーキットのシーンで紫ツナギだった人がかっこいい。名前がわからず申し訳ない…)
観劇後、私が気になったジェンヌさんはきんぐさん(連城まことさん)とせしちゃん(大胡せしるさん)と教えて頂き、この2人を中心に宝塚にはまっていきそうです。
*
人生初宝塚を終え、帰宅した私がやった事は「気になったジェンヌさんを検索」する事でした。
「気になった事は徹底的に調べたい」性格の私がこれをやり始めるともう止まらない訳で。
「○○さんと△△は同期なのか」
「○○さんと仲が良いのは××さん」
「ショーの時の○○●●シンメ素晴らしかった」(シンメと呼んでいいのかはわからない)
「1人をきっかけに、周りにも視野が広がっていく」という構造はJr.界隈と同じ。気づけば踊り方の癖1つでJr.を見分けられる様になっていた様に、その内立ち姿だけでジェンヌさんを見分けられる様になるのでしょう。
何かにはまるときによく使われている「沼」という言葉は死んでも使いたくないので、ここでは某界隈で最近使われていた「闇」という言葉を使います。
「闇に足を踏み入れた」
闇の先に待っているのは光。その光が見えるのはいつになるのでしょうか。
早く光の世界に辿り着けるように。明るい未来を見たいです。
\江戸へ行ったら、三日月の里では見えない星がいっぱい見えるから!/*1
とりあえず、次は1番最初に気になったまぁ様(朝夏まなとさん)の公演を見に行きたいと思っています。
*改めて、今回お誘い頂いたフォロワー様ありがとうございました。
*1:泉役・咲妃みゆさんのセリフより引用
「好き」と「嫌い」はいつも隣に
突然ですが、私は唐揚げが好きです。
ジャニヲタ卒業コンサート~茶の間に戻りたい~
ジャニヲタ卒業コンサート~茶の間に戻りたい~
☆OP映像
・今までの歩み~的な
・事務所から会場まで歩く映像
・挟み込まれるインタビュー
・会場前に着くと暗転
01.SUMMARY
02.HA・RU・NA・TSU・A・KI・FU・YU/Ya-Ya-Yah
03.PERFECT/KAT-TUN
04.With you/Sexy Zone
・メインステに戻る
・コンパクトな「1人用Jr.マンション」に入って歌う
・コン終了後のツイ「1人用マンションwww」
~挨拶~暗転~
「最後はしんみりせずに笑って終わりたいと思っています」
05.Criminal/ジャニーズWEST
06.自由であるために/V6
07.ETERNAL MIND/Kis-My-Ft2
08.スワンソング/KinKi Kids
・「ヲタ卒」を考えた時に頭に浮かんだ曲
・しっとりと歌う
09.カナシミ ブルー/KinKi Kids
・ここで衣装替えして後ろのドアから登場
~MC~
10.Crazy Accel/A.B.C-Z
11.裸足のシンデレラボーイ/NEWS
12.Oh Yeah!/嵐
・「もう一度あの日に戻るとしても同じ道選ぶだろう」で人差し指を突き上げる
・この曲は笑顔で歌いたい
13.リリック/TOKIO
・ここから少ししんみりするゾーン
・センステでスタンドマイクで歌う
・モニターに直筆の歌詞映したりとかしたい
14.Moment/SMAP
・お客様と一緒に歌いたい
・イヤモニ外して会場の声を聴く、というのをやりたい
15.BJ/関ジャニ∞
16.エンドレス・サマー/NEWS
・「自担に贈りたい曲です」
17.ハルカナ約束/KAT-TUN
・「ラストスパートオオオ!」
~最後の挨拶~
18.TEPPEN/NEWS*1
・「舞い上がれ~」でフライングして、フライングしながらラストを迎えます。
・ラストで銀テ\バーン/
・銀テも風船もついでに小判も降らせて「ジャニーズだったらやってみたい事」全てやって終わる。
EN1.Ultra Music Power/Hey!Say!JUMP
EN2.Brand New Season/Kis-My-Ft2
EN3.Guyz PLAYZONE
W/EN1.REAL DX/タッキー&翼
*1:「ジャニヲタになるきっかけの曲」というのは事実です。このPVの内くんが本格的なきっかけ
担当制度という魔法の言葉
もう何年も前、ある人(notジャニヲタ)から「何でジャニーズファンって担当って言うの?マネージャー気取りなの?」と言われてはっとしてから、それ以降担当とはなんぞや、とぼんやりと考えたりするのですが。
(言われるまで気付かなかったけど担当って本当に特殊な言葉なんだなーって思った)
以前インタビューズだったかAskだったかで「担当とは」と聞かれて、「お金と時間を掛けたいと思えるかどうか」と答えて、その後もずっと「担当とは」聞かれる度に同じ返答をしてきました。その考えは今も変わっていません。
だけど私が「お金と時間」を掛けるのはあくまでも「自分の為」であって。
「自分が観たい」からコンサートや舞台を見に行く、「読みたい」から雑誌を買う、「欲しい」から公式写真やグッズを買う。
限られた「お金と時間」を、「自分」の欲の為、自己満足の為に使っていました。本当に誰の為でもなかった。
だけど、ある時から「観たい」が「観なければいけない」という「義務」に変わってしまった事に気付きました。
そして、それらが全て「担当の為」になっていた事にも。
「コンサートやるの?行かなきゃ!動員塗り替えて事務所に需要があるってわからせなきゃ!」
「雑誌載るの?買わなきゃ!完売させてアンケートバンバン書いて需要があるってry」
「グッズ?写真?買わなきゃ!完売させて以下略」
悪い事だと思わないし皆頑張ってるなー、と思いますがどうも私には無理だった、出来なかった、合わなかった。
それに対してぐるぐるもやもやしていた時に頭に浮かんだ言葉が冒頭の言葉、「担当ってマネージャー気取りなの?」でした。
確かにそうだね、こういう行動全部云わば「売り込み」だもんね、皆必死だもんね。
フォト一揆()とかクリエの当日券()とか、もう私はすごく冷めた目で見てるし引いてるし、だけど行動全てが「担当の為」だと考えると納得はできる。「担当=マネージャー」だという事も。
だけど私には出来なかった。周りの熱量が怖くて、自分と周りの温度差も感じる様になった。
その時から私は「担当」という枠を外して見る様になった…と書くと降りた様に思われますが全然そういう訳ではなく。向こうから与えられる物を選び取る、というスタンスに変わっただけです。
自分にはこのやり方が1番合っている、そう気付くまでに時間は掛かったけど気付けて良かった、と今は思います。
あくまでも私にとって「ジャニーズ=娯楽」だったから。今はすごく穏やかな気持ちで見ていられる。
(もう1度書くけど降りた訳ではない)(今更降り先も見つからない)
ジャニオタは特殊な文化だと思うけどとりわけJr.担っていうのはその中でも更に特殊で、皆がタレントのマネージャー、皆必死。
そしてその役目が(自分の中で)「終わった」と思ったら自然と次に移る人もいれば、静かに去る人もいる。勿論行動を続ける人もいる。
去っていく人と同じ位新たに入ってくる人もいる。だからどれだけ淘汰されてもオワコンにならないんだね、と思う。
「担当」という言葉の持つ重さが、ようやく分かった気がします。
「担当」に対し否定的な文章になってしまったけど、誰かのやり方・あり方を否定している訳ではないのでそこはご理解頂ければと思います。
ブログに書く事も迷ったけど、書く事によって自分の中で消化が出来ました。
今後は自分に素直に生きていきます。