こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

GWはだいたい寒い(ナイトガイリーン)

毎度おなじみ湯本駅

急な召集にも関わらず集まりました  🏃🏻🏃🏻🏃🏻🏃🏻🏃🏻🏃🏻‍♀️🏃🏻‍♀️🏃🏻‍♀️

 

昨年のGWにもやってます。

kobitoku.hatenablog.com

昨年の寒さに懲りて、『保温のための長袖』を装備に加えた。

ウィンドシェルを防寒に使うより、すぐ乾く、着ると暖かいけど風が抜けて暑すぎない素材のものがいいです。絶対!

 

闇夜に浮かぶ金時山のシルエットが素敵。

 

夜景も楽しめた。

星も綺麗で。

だけど富士山見えず。

今回も稜線に出たら風が強くて寒くて。

金時山頂に着いたら、速攻でトイレに篭って暖を取る面々。

寒くて外に居られないです。男女に分かれ、トイレ内で補給を摂るシュールな光景もおなじみになりつつあるw

とはいえ、風が止めば寒くないし、登れば暑いしで面倒くさがらず脱ぎ着するのが大事。

 

頼みの綱の長尾峠Pの自販機はスポドリ、水、コーラなど全て売り切れでボーゼンとするメンバー。

ま、GWだしね。

わたしはホットカフェオレにしましたが、この場所は寒くて飲んだらすぐに撤退。

 

いつもムカムカが始まる丑三つ時も今回はムカムカせず、眠くもならず動けました👍

夜明けの時間からは鳥の囀りすごくって最高。

午後9時スタートだと三国山手前で夜が明けるのでさえずり聞くにはベスト。

このあたりが一番鳥が多い。

昨年聞けなかったコマドリコルリの両方の声が聞けて満足、満足。(鳥の話は次回に)

 

朝靄の中進む。ここまで8時間。

全然あとちょっとではないけれど、あとちょっとと毎回思う。

 

午前8時過ぎ、芦ノ湯温度計は12度。ということは夜中の山中は体感10度以下。

GWのガイリーンはだいたい寒いってこと。

 

ヤマスタスタンプもワンデーコンプリートできてさらに嬉しい。

 

約13時間の夜遊び終了後は温泉も入らず12時前には帰宅。

仮眠2時間でそのあとサンダル制作。それも昨年通り。

アトリエkikaさんでの夏のサンダル&帽子展は5/17~5/29(変更になり少し会期が伸びました!)

あと10日とは😮

今週もがんばっていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリームパンの日(Mt.FUJI100ボランティア)

金曜午前3時集合で14時半まで麓エイドにて大会ボランティアをしました。

フード&ウォーター、セッティング完了。

給水車が来てるのびっくり。

 

トップ3の通過は午前5時前。

その後、一番の歓声を浴びながら手を振って笑顔で入ってきたコートニー選手。

5:36

3分で麓をoutしたそうです。出場していると絶対に見られないトップアスリートの走りを目の当たりにできるのが大会ボラの醍醐味。

この時は土井選手のすぐ後ろで7~8番手だったので後半2位争いをしている彼女の走りに興奮しました。とてもチャーミングなコートニーに多くの人が魅了された大会でしたね。

レースではいつも真っ暗な時間帯にしか来てないから明るい麓エイドを見るのは初めて。後ろに見えるあの山から降りてくるのか?

 

焼きそば隊フル稼働中。

 

こびとくの担当はクリームパン。

5個入りのミニクリームパンを袋から出してそのまま並べるだけだとくっついてしまって取りづらいのでほぐしたり、色々工夫しつつ並べました。時間が経つとパンが乾くのでその前に配布できるよう時々位置を変えたりも。

ボリュームゾーンでは次から次へとわんこクリームパン状態。忙しい〜

素手で封を切るのが案外難しく、簡単に封が切れるものとどうやっても開かないのがあったりして指が痛くなるほど。

綺麗に封を切ったものはお持ち帰り用の袋としてキープ。

一人一個ではなく、いくつでも渡せたのがありがたい。特に最後の方は焼きそばが売り切れになってしまったので代わりに(本当は焼きそばの代わりになどならないのだが)道中食べてくださいとお渡ししました。

『クリームパンおいしい』と言ってもらうとまるで自分が誉められているかのように感じて嬉しい。10時間以上クリームパンと向き合っていると完全にクリームパンと同化してしまうw

普段はあんぱん派のわたしもレースの時はクリームパンを取ります。

実際、あんぱんよりクリームパンの方が人気があった気がした。

用意されたあんぱんとクリームパンの比率は4:6だったそう。

余ったのはあんぱんもクリームパンも同じくらいの個数だったので、まさに4:6なんだと思います。これがいわゆる黄金比(違)。

段ボール箱には42と書いてあったので5個入り×42×4箱くらいは開封した気がします。

840個以上!!!(春のパン祭りシール集めたら白いお皿何個だろ?)

 

今回は前半の渋滞の影響で関門時間が1時間延長になりました。

ギリギリ、もしくは関門後の選手に「渋滞はどうでしたか?」とひとこと尋ねるとみんな堰を切ったかのように喋り始めます。なんかこんなに聞き役になったのは人生初かも。クリームパンとこんなに長時間過ごしたのも初ですがw

 

完走した人もそうじゃなかった人もひとり、ひとりにそれぞれのドラマがあって、その人だけの見た風景があるのだと思います。そういうのって何年経っても心に残る。

100マイルってほんとに長くてなかなかできない経験だから。

わたしのボラも長時間ではあったけど、解散後、仲間の応援して、家に帰って一晩寝て、翌日フィニッシュ地点にお昼頃応援に行ってもみんなはまだ走ってた。

自分にはもうできる気がしないな。(なぜか佇む炭治郎)

 

フィニッシュ地点から少しコースを遡ったこの場所で応援中、鳥のさえずりがすごくて。ヒガラとゴジュウカラも鳴いたので今年の鳥は97種になりました。

いろいろ楽しいお祭りでした!

関わった皆さん、大変おつかれさまでした。

 

昨年のボラの様子はこちらで。

kobitoku.hatenablog.com

なお、アトリエkikaさんでの今年のサンダル帽子展は5/17~5/29まで。

絶賛制作中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

麓で待ってます

いよいよMt.FUJI 100が開催されますね。

UTMFと呼んでいたけど今はMFと呼べばいいのかな?

それともFUJI?

ともかく、昨年同様今年もボランティアで参加します。

今年はF2麓エイドでフード&ウォーター担当します。

ここでのボラは初めてですが、前半とはいえ、あの天子山地を超えて疲労困憊の選手で野戦病院のようになる場所でもあり、選手の皆さまのオアシスになれるように頑張りたいと思います。

ぜひ富士宮焼きそばを食べて元気になって次に進んでくださいね。

 

さて、レース直前ということで思い出いっぱいのUTMFをTシャツで振り返ってみます。

第一回の2012年と第二回2013年は応援でした。

2014年、STYに挑戦。Shizuoka To YamanashiでSTYです。こどもの国スタート。

エントリーしたときは天子山地に行かない反時計回りだったのが、コース変更で時計回りに代わり、天子は登るわ90キロあるわでしんどかった。でも天気は最高でした。

そして翌年の2015、初めて100マイルUTMFにチャレンジするも、開催は9月に変わり、雨の影響で天子山地ドロドロツルツルで、関門時間もキツキツで富士宮で関門アウト😭

2016年、リベンジするも悪天候により、コース短縮で44キロでの完走。翌日のSTYにも出場するも大雨で途中で中止になり、スタート地点に戻って終了・・・😭

9月は天候的にダメだってことで開催時期は4月に戻り、2017年はスキップ。

満を持して迎えた2018年にようやく完走。3度目の正直。

この年は天候に恵まれて完走率も良かったです。

2014~2018年のTシャツは同じカタチ。丈長め、袖短めで首が詰まったデザインでした。

2019年は山中湖きららでボランティア。この年は雪で中断ののち中止。足止めをくらった選手におにぎりを沢山振る舞いました。

2020年、2021年はエントリーするもコロナで中止。

両方にエントリーした人にはのちに36000円が返金されました。

レースの代わりにバーチャルUTMFを完走。記念にワッペン購入。

この2枚はリサイクル素材で生地が少し厚めでタイトなシルエットでした。

2022年はこの2枚のTシャツを着て(1枚はドロップバッグに入れて着替える)出場して完走。

受付で抗原検査をやったっけ。レースの週に降った雨のせいで天子山地をまるっと迂回するコースに変更でスタート時間が後ろ倒しにも。

この年のTシャツはワイドなシルエットでデニム調?のポリエステル。

完走ベストに2020,2021,2022と中止になった年も含め3年分の表記があるのが嬉しかったけど、もしかしたら再利用なのかもしれませんw

どちらも気に入ってヘビロテしてます。

2020年からTシャツの背面にノースフェイスのスローガン『NEVER STOP EXPLORING』のロゴがあります。

 

名称も変わってしまったのでもうUTMFは過去のもの。

けれどもこの時期が来るとまた思い出すものとなりそう。結構な宝物です。

くどくなりそうなのでこのへんでおしまいにしますがUTMF/STYのカテゴリーがあるので過去のものに興味ある方はどうぞ。100個以上ありました。びっくりだわ。

kobitoku.hatenablog.com

振り返ってみると、どんくさいわたしはいつも完走まで3年がかり。

人より時間がかかるタイプ。

ということで今年も信越五岳110Kにエントリーしました。

2022年笹ヶ峰DNF、2023年戸隠DNFです。

Third time's the charm🙏

 

 

 



たくさんいる酒匂川

野鳥の会メンバーさんと酒匂川へ。

前回は冬に歩いていました。

kobitoku.hatenablog.com

季節が違うので見られる鳥も違うはず。

探鳥会紹介文には『夏羽のシギチドリ類(特にメダイチドリ、ムナグロ、イカルチドリ)、コアジサシ、カモ類、カモメ類、カワセミ、ヒバリ、コシアカツバメ、イワツバメセキレイ類、セッカなど』とあったのでワクワクして出かけた。現地に向かうバスの中で"ツバメチドリ"いるかもとの情報に慌てて図鑑で調べる。今まで全くノーマークの鳥だった。飛ぶ姿がツバメのように見えるらしい。

いろいろ期待に胸膨らませて酒匂川河口へ。

ツバメがびゅんびゅん飛び交い、ヒバリの早口のさえずり、オオヨシキリの大きな声が響く中。

遠くの砂洲にシギチ類らしきものが動いている。

コチドリハマシギメダイチドリ!ムナグロ!とのことだったが双眼鏡では厳しい距離。

望遠カメラをお持ちの方でも厳しいとのこと。

望遠鏡の中に捉えたものを覗かせてもらってようやく納得。これは双眼鏡では到底無理で、ひとりで来ていたら何ひとつみつけられないレベルかと。

でもそれではダメなので、双眼鏡でわかる範囲にいる鳥狙いで自分は歩きます。

海岸に出る。

コチドリは割と近くにいてくれて観察できた。

沖の方にいるオオミズナギドリは肉眼ではほぼ見えず、双眼鏡では線か点のよう。

その時、波間にプカプカ浮いている鳥をみつける。もちろん双眼鏡ではシルエットでしか見えない。望遠鏡だと首に網目みたいな模様が見えて"マダラウミスズメ"とのこと。

聞いたことのない名前で、ハンディタイプの図鑑には載っていなかった。。。

メンバーさんの中でも「初めて見た!」との声があがっていたので相当なレアだったのだと思う。

今の季節限定ですか?ときいたみたら、そうでもないってことでしたが。

それにしてもリーダーさんの神がかり的な識別に驚く。

あ、〇〇の声が!とおっしゃるもわたしにはさっぱり。

ムクドリの小さな群れが飛んでいったときも瞬時にムクドリじゃなくてコムクドリってわかったのは何故なんだろう?

 

お弁当食べながら図鑑でおさらい。

その時にさきほど観察したムナグロとダイゼンがクリソツなことを知ったが、リーダーさんによるといる環境が違うとのこと。「ダイゼンはこういうとこにはいないですねー」

図鑑によるとダイゼンはムナグロよりも湿った環境を好むとある。

酒匂川は干潟というよりはもう少し乾いた環境ということか。

あとダイゼンは飛ぶと脇の下が黒いと覚えておこう。

夏羽に変わる途中の個体はなんだかよくわからなかったけれど、すっかり夏羽に変わったあとのまさしく胸黒な個体は特徴的で美しかった。

www.suntory.co.jp

前回もそうでしたが、今回も1~2キロ進むのに1時間というペース。

日陰が全くないせいもあったのか、結構グッタリに。

走る方が楽と思ってしまったw

 

この日見聞きした鳥は50種以上。とはいえ、わたしは一部は確認できず。

それでも新しく9種を加え、今年見聞きした鳥は93種になりました。

ちょっと他力本願の観察なのでズルした感もありですが🙏

やっぱ自分ひとりでみつけた時が喜び大きい。しかも近所で、というのがね。

先週は近所の緑地でエゾムシクイの声!(わかったの偉い)

昨日の朝ランでフクロウの声!(昼も鳴くときがあるんだそうです。特に子育て中)

さえずりの季節はとにかく声ですね。

まだまだ精進したいと思います。

 

 

 

 

においが眠るまで

匂いに敏感な17歳のひのき、亡くなった父の匂いを探す旅に出る・・・という映画を観ました。

www.palomapro.com

父親はコーヒー豆焙煎店を営んでいて、全国のミニシアターをコーヒー豆を行商しながら巡っていた。その時に観た映画の感想が書かれたノートを手に父が残したコーヒー豆を配りながらひのきもまた、ミニシアターを巡る旅に出る。(というか家出)

父親の愛用していたエプロンに残された匂い。それをジップロックに封じ込め、旅先でお父さんの匂いを作ろうとする。加齢臭にコーヒーの香り、ハンドクリームの香り、みつけたものを足していくが、それでも何か足りなくて・・・。

高校生だから、父に対してあんな風な態度じゃなければよかった、ああすればよかった、こうすればよかったって沢山の後悔があって、そんなひのきの気持ちが痛いほど響く。

💧💧💧💧💧😭

 

有名な俳優さんは出演していないようだし、全国で上映館が二つのミニシアターのみだったので自主制作映画のようなやつかなと思っていたが、全然違ってとても良かったです。

ひのきが最後に訪ねるミニシアターはすでに閉館して更地になってしまっていて、元オーナーの杉浦さんちに転がり込むのですが、その杉浦さん役の池田良さんがいいなぁ💕と思ってしまった。

映画の中でも杉浦さんの娘ルカちゃんがひのきに対して何か感じたようで不機嫌になるので、ひのきも杉浦さんのことをいいなぁと思ったのは確かで、でもそれほどイケメン俳優さんではないので、なんでだろう?と思ったり。

 

入場券には27COFFEEの割引特典付きでした。

コーヒー屋さんはどんどん増えるけどミニシアターももっと増えて欲しいな。

 

 

 

 

 

 

 

 



季節の変わり目ご用心!

先週木曜の朝ラン中に発見!

最初はたま〜に見かけるイソシギかと思ったが、違う!

立ち止まって上から覗き込むと3羽いた。イソシギよりは小さい。

イカルチドリコチドリか??

肉眼だとアイリングの黄色はよく見えない。黄色がハッキリしてればコチドリだけど、わからないまま後ろ髪引かれるように朝ラン続行。

帰ってからイカルチドリコチドリの識別を検索すると山ほどヒットする。

一番わかりやすいのは大きさなのだが(イカルチドリコチドリ)並べて比べられないから結局のところわからない。わたしの中での印象ではイカルチドリはもっと大きかった気がする。

図鑑を開く。

めっちゃ似てます。ネット上の画像でも両者は相当似ている。

この辺りではイカルチドリ留鳥で、コチドリ夏鳥なのでそろそろ渡ってきて、も少し上流の田んぼで子育てする。夏に茅ヶ崎の海岸でも何度か遭遇している。(イカルチドリも、も少し上流には割と普通にいます)

願望としては移動途中のコチドリだったらいいなぁと。

ただでさえ厳しい画像だが拡大してみるとおでこが白く見える。

イカルチドリコチドリ、それぞれのクチバシの上から頭頂部にかけての色が

イカルチドリ→白/黒/薄茶 なのに対し、

コチドリ→白/黒/白/薄茶 なんだそう。

おでこが白いならコチドリではなかろうか?(単に白飛びしてるだけ?)

 

土曜の朝は走りに出たら、家を出てすぐにアカハラ発見!!!

一瞬で茂みに隠れてしまったけれど間違いない。

住宅街のど真ん中。とはいえ、多少の笹藪や緑があってウグイスの声は聞こえる場所。

近所でアカハラを見たのは10年前の冬。

kobitoku.hatenablog.com

冬の間ずっといたのか移動の途中なのか?

ずっといられるほどの環境ではないと思うので、移動の途中ってことかな。

いずれにしても10年に一度くらいのレア。

ごく近所でいつもはいない鳥を発見できるのは嬉しい出来事であります。

季節の変わり目は注目です。

そしてあんなにいたオオバンはひっそりといなくなって昨日の朝ランで発見できたのは1羽のみ。

山笑う季節ですね。



 

 

 

 

 

 

 

 

豆盆栽考

4/10  ボケの花が咲きました!

ボケは木瓜と書くんですね。

近所に地植えされている木瓜は桜よりずっと先に咲く。でも今年は遅かったような。

近所で木瓜の花が咲くとサンダル制作しなきゃと焦りを覚える時期でもあります。

(今年のkikaでのサンダル展示は5/17~5/26を予定しております)

 

いろいろ芽吹きの季節で楽しい。

もう駄目なのかと思っていたニオイカエデも葉が出た。

 

ヤマアジサイ『海峡』もこの通り。ヤマアジサイは丈夫だから信じてたけどね👍

花が咲くかどうかはまた別の話w

 

先日、盆栽小品展に出かけました。

どれもキリッとしていてこういうのが盆栽なんだと思う。我が家のは盆栽とは言えないかも。

針金かけたり盆栽らしい手入れもできていないし、うちのはただの小さい鉢に植えた植物でしかない。だけど展示を見ているとわかってくることもある。

盆栽で代表的な常緑樹は黒松、五葉松、真柏など。

黒松がカッコよくて好きだと思う。とにかく黒松に目がいく。

真柏は幹が白いのを骨に見立てて鑑賞するらしいが、その白が嫌い。なぜ白骨化が良しとされるのかまるでわからない・・・。

"草もの"と呼ばれる添えられた山野草に萌える。

展示の時節柄、楓など落葉樹はすっかり葉が落ちた寒樹の姿なのだがそれがいい

 

50年ものの山もみじがあって、これまでの変化が写真で展示されていた。

盆栽だけどちゃんと幹も太くなってきてて貫禄が出てきていた。

こんな小さいのに50年ってすごいと思った。

秋になったら紅葉して、葉が全部散って、春になったら新芽が出て新緑が輝く。

うちのニオイカエデもそうやって50年生きるかどうか。(がんばります!)

 

盆栽展の帰り道は泉の森経由で。

桜もいいですが、イロハカエデの花も線香花火みたいで可愛いです。

今が旬なのでみんなも見てみて!

 

植物を見ていると自分の好みがわかってくる。

何が好きかということは、何がしたいか、どうしたいか、どう生きるのかということに繋がっていく気がします。

 

 

 



幸田文・きものと朝ドラ

幸田文『きもの』を読了。

きもの(新潮文庫)

『引き千切られた片袖がまんなかに置かれ、祖母と母とるつ子が三角形にすわっていた。るつ子が叱られているのだった』

こんな風に物語は始まる。

るつ子はあくまできものの着心地にこだわる利かん気の強い少女。

気に入らない肌触りのきものは袖を引き千切ってしまう。

るつ子は兄、二人の姉の四人兄妹の末っ子。戦争のときうまれた子だから、気がきつくて困るとなにかにつけて言われる。それがまたるつ子の癇にさわる。

そんなるつ子の半生が描かれた小説で、筆者の自伝的小説とも言われているようだ。

るつ子は明治の終わりの生まれだから、うちの祖母より少し上の世代。

大正時代の東京の下町の様子がよくわかる小説である。

とにかく文章がうまい。きもの生地のいろんなものが出てくるのがときめくが、着物に興味なくとも楽しめる。

二人の姉はさっさと嫁いでいってしまうが、その後、母が病に伏せることになり、おばあさんとるつ子は看病に明け暮れる。

その母もあっけなく亡くなってしまい、そうこうするうちに関東大震災が発生。

おばあさんの知恵とるつ子の行動力で乗り切るが、こうした経験でるつ子は大人になっていく。

こんな風にあらすじを書くとありきたりな感じがしてしまうけど、まあ、とにかく読んでみてくださいな。とーってもおすすめです。るつ子の心情が手に取るようにわかる文章力、すばらしいです。

 

他とは違う感性のるつ子でなかなか縁談もまとまらないのではあるが、この小説の最後は結婚してしまう。

 

以下はネタばれです。

父親もおばあさんも反対しているけど融通のきかないるつ子だからということで諦めて結婚を許す。(わたしもその人はやめておけ、と思った)

そして新婚初夜のシーンで物語は終了。

起承転結してないです!

 

史実の幸田文氏は昭和3年に結婚し、10年後に離婚されたそう。

で、この4月から始まった朝ドラ『虎に翼』昭和6年が舞台でのスタート。

こちらこそ、うちの祖母のドンピシャ世代か?!

女学校在学中に結婚相手を決めるのが夢❣️とかいう時代。

"既婚女性は無能力者"という明治民法に驚きましたね。

それ以前(江戸時代とか)の方が女性は生きやすかったの?と思うくらいの息苦しさ。

 

るつ子や虎ちゃんを全力で応援したいと思います!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の桜

4/2  材料の仕入れに行った浅草ではまだ満開ではなく。

 

4/5  段葛の桜が見たくて二の鳥居グループランへ。

ここのは若木だから鎌倉一フレッシュできらきらしてる。早朝は人がいなくてなお良い。

 

土日も桜を求めて走ったり、歩いたり。

小田原城の桜は大きくてそれぞれ形がカッコよかった。

 

地元の桜も良くって

 

結局のところ、遠くに出かけなくても近所の桜がキレイ。

 

なぁんだ、うちの桜が一番綺麗じゃんとチルチルミチルの青い鳥みたいになってます。

一番待ち遠しいのはコレ。

咲いてくれるだろうか???

 

今年は開花宣言も遅くて、待つ時間が長かった分、楽しめましたね。

去年の桜はこちら↓

kobitoku.hatenablog.com

 

 

 



 

 

 

 

 

 



盗蜜現行犯!

野鳥の会メンバーさんと今月は大楠山を歩きました。

過去に歩いた記録はこちら↓

kobitoku.hatenablog.com

以前は安針塚駅からスタートでしたが今回はバスでワープして大楠山登山口スタート。

マイナスイオンたっぷりです。

ニリンソウの群生もこの時期ならでは。

 

いつもネコノメソウと区別がつかないイワボタン。(いい加減覚えたい)

 

サルトリイバラの花。

 

ムクロジの実。

お正月の羽根付きの羽根の先端の黒い丸いところがこの実なのだそう。

とっても硬いから。

そしてサポニンを含むから石鹸の代わりにもなるという。知らなかった。。

詳しくはこちらで↓

poohchan-cute.net

メンバーさんからいろんなことを教わりながら登ります。

 

山頂にはミツマタの花。

大楠山は花の百名山。フユノハナワラビで花の百名山に選出されたそうです。

 

地面に花ごと落ちた桜を見て、こんな風に桜を落とすのはスズメかワカケホンセイインコだというのだけど山の中にはスズメもワカケホンセイインコもあまりいないよねぇ・・という話になり、はて???🤔

わたしは花ごと落ちる、そういう種類の桜があるのだと思っておりました。

だって、近所の緑地ではつい先日もこの状態↓

これ全部がスズメの仕業とは到底思えない。花びらで散るのではなく、花ごと散る種類なんじゃないの〜?

そしたらベテランのメンバーさんがスズメの他にコゲラシジュウカラもやりますよとおっしゃる。

それならわかるけど、でも現場を抑えないことには納得できないなぁと思った。

桜の花には他にはヒヨドリメジロが蜜を吸いに来るけど彼らは舌が長いので花を落とさなくても蜜にありつける。けれどもスズメたちは舌が短いので正面からは蜜を吸えない。(だから舌切り雀の昔話があるのかしらん?)

『スズメの盗蜜』という言葉をこの日初めて知りました。

とにかく現場を抑えないことにはね、と言いながら歩いていたら頭上から桜の花が落ちてきて・・・

見上げたらそこにはタイワンリス!!

次から次へと花を落としてました。

なるほど!それならわかる!近所の緑地にはタイワンリスがいっぱい。

一面に落ちた花はきっとタイワンリスの仕業に違いない。

そんな謎解きも楽しいひとときでした。

(実は、今朝の散歩途中でなんとスズメが桜の花を落としている現場に遭遇するのですが・・・)

 

前田橋に下山したあとは立石海岸まで。

首が細くて長くて時々潜る鳥が2羽。アカエリカイツブリだったらいいなぁと思いながら帰ってから図鑑とにらめっこ。

結局わからずですが、湘南の海で見られる鳥のリストには入っていることを知って、またひとつ勉強になりました。