12月ソウル一人旅 2日目③
さあ、ソウル一人旅2日目も最後になります！
夕方近く、私の心をつかんで離さない街・鐘路三街に着いて、荷物を快適宿であるスターホステル・インサドンに置いて一休みした後。なんだかんだでソウルは2年ぶりですので、心弾む街歩きに向かいます。言うなれば検診。鐘路三街定期検診。
鐘路三街といえば、おじい達と酒飲みのパラダイス。
お洒落などとは程遠くても、後ろにどーんとかまえる迷路のような韓屋街イクソンドンを控え、夜には屋台が立ち並び、沢山の人達の喜怒哀楽を酒と共に流し込む街。
で、したが！！
歩くその街は、まるで全州の韓屋街かのような、若者たち闊歩するお洒落タウンへと変貌を遂げていたのです。
おしゃれなカフェや雑貨やさんが立ち並び、花も盛りのガール達や、世界には二人だけしか存在しないカップル達、それから私のような観光客。様々な、でも数年前に比べたら明らかにこの街に訪れる人達は若くなっていました。
あまりにも店員さんがこちらを見つめるので写真撮れなかったけど、入口にプールか！みたいな水をたたえたエントランスがあり、カラフルな照明を駆使したイタリアンレストランなんかもありましたもの！
もちろん、数年前からイクソンドンにはお洒落なカフェやバーがあったりもしたんですが、それは歴史あるごちゃごちゃとした路地のあちこちに点在する、隠れ家のようで、ほとんどは実際に人の暮らす生活の匂いに溢れた街だったのですが、、
夜になったら真っ暗ねーーーとか思いながら歩いたのはわずか数年前。
とはいえ、やっぱりこの街には変わらぬ姿ももちろん沢山ありました。
屋台も冬の装いです。
鐘路三街を代表する魅惑のＹ字路、焼肉ストリート入口の味カルメギサルはやっぱり今もその魅力的な佇まいを変えることなく、悲喜こもごもをガッポリ吸い込むブラックホールのように人々を待ち構えていました。Ｙ字路、それは魅惑の別れ道。横尾忠則を思い出します。
私がこのＹ字路を初めて見つけた時は、ほんとにほんとにテンションがあがり、ここから始まる焼肉ストリートをこの世の天国かと思いました。マジです。
ハングルさえ読めなかったあの頃、ここの社長さんはつきっきりで焼き方や食べ方を教えてくれました。この経験が私に、入りにくいお店、入ると超楽しい。ということを実感させてくれたのです。
これは数年前、それでも焼肉通りの素敵さは変わりませんでした。
ただ、これは難しいことで。こうして若い人が増えることや観光地化していくことはそれだけ経済効果があるということでもあるので、よそ者である私が勝手に良い悪いを言えることではないのは分かっています。
ここにもし暮らしていたら、こうして活性化していくことを骨身に染みて嬉しく思うのかもしれません。私が感じるこの街の良さは、私が観光客でしかないことを表しています。ただ、この街もまた確実に変化の中にあり、それは仕方ないことであり、何かを残して変化するというのはとても難しいことなんですね。
当たり前に当然に、時間は流れ街は変わるので、それに少しの寂しさを感じるけれど、とにかく。鐘路三街行ったことないけど興味の湧いた方、早めに行ってみて下さい。街も人も自分と同じように時間が流れています。そして、鐘路三街好きの私はこれからもここを訪れ、街の変化に驚いたりするんだろうなあ、、、
などと考えながら夜はお持ち帰りの品々で晩酌をして、2日目の夜は更けてゆきました。
12月ソウル一人旅 2日目②
月日がたつのがあまりにも早くてびっくりです！年明けに風邪を引き、持ち直しぶり返し、咳だけ抜けきらないままなんとか仕事や中国語をやっていたら、あっっっ！と言う間に2月！！信じられません、そして間が空いてしまいましたが、やっとこ2日目のお昼を更新いたします。。。
さて、ホンデで買物したあとは、お昼ご飯を食べることにしましょう。と、いつもなら適当に入ってしまうところを、グーグル先生に「ホンデ ランチ 一人」と尋ねてみると、出てきます出てきます。美味しそうな一人でも入れるお店たち！グーグル先生、ハラショー！
韓国一人旅、大好きなのですが、難点は一人ご飯の難しさ。韓国の方は日本よりも一人でご飯を食べるという文化はないようで、まあそれでも昨今は増えてきているようですが、私も何度か２人前からじゃないとだめ、と断られたこともあったりします。一番簡単に一人ご飯ができるのはチゲやカルグクスなどの麺料理、それからキンパなどの粉食といったところ。
だけど、油断すると一人旅でほとんどそういうものを食べていた！なんてなことにもなってしまいがち。そこで今回はきっちり探して美味しいランチを頂こうと。
行き先はこちら、ホンデのお隣合井駅近くのポッサムやさん。
ポッサムが一人でも食べられるなんて！
と15分ほどてくてく歩いて向かいます。数年前の韓国一人旅の際に合井駅近くのゲストハウスに泊まって以来のこの付近。
でっけえ交差点のでっけえビル！都会ですな。
2時近くに行きましたが、それでもお店の中は沢山のお客さんで大変賑わっておりました。一人の人は私以外いませんでしたが、お店の方も別に驚いた様子もなく、バンバン美味しそうなお料理が運ばれて、すぐにテーブルはいっぱいに。
一人でも！ポッサム！！
一人分とはいえ、お肉も大満足の量。チゲも美味しいし、大大大満足のお昼ご飯となりました。お値段も安いし、これはオススメ、そしてまた来なければ！と思うお店でした。人気店なので早めか時間をずらしての来店がいいかもしれません。
お腹も満腹、買い物も済ませたので大きな荷物を抱えているのも大変面倒。
これから2泊するお宿へ向かいます。場所はソウルの私のホームタウン
おじいじいタウン、鐘路三街！
初めて友達とソウル旅行した時に、たまたまパックツアーのホテルがこの街だったのが出会い。地下鉄をおり、階段を登るとそこはおじいたちと酒飲みの天国が広がっておりました！昼間から何本もマッコリや焼酎をテーブルに並べるおじい達。一発で私はこの街のとりこになってしまったのです。
それから数年、ソウルといえばホームタウンはほぼここ。別の街に泊まっていても飲みには必ずきています。
そして、宿はこちら
スターホステルインサドン！
こちら、地下鉄を降りた大通りの一本裏手。鐘路三街に詳しい方なら、ヘンボッカンチプの真裏あたりという素晴らしい立地。値段も安いし、綺麗で狭いながらも何も不便なく過ごせる宿てした。私はアゴダから予約しましたが、すぐに空港や地下鉄駅からの詳しい道案内と、到着時間を教えてね、というメールも送ってくれて、非常にありがたかったです。宿のご主人は若い男性。日本語は出来ないけど、翻訳機をつかい、何かあったら連絡してねと優しかったですよ。
ただ、猫がいるのでアレルギーのある方や嫌いな方はご注意下さい。
私は次回もここを使おうかなあと思っております。あ！あとエレベーターはないので、スーツケースの大きな方も少し大変かもしれません。
さて、次回は私の大好きな鐘路三街の街の変化について！びっくりたまげた、というお話になります。
12月ソウル一人旅 2日目①
新年早々風邪をひき、寝込みました、まーるです、、、2019年の先が思いやられるスタートを切りまして、不安でいっぱい。健康第一ですよね、、喉いてえ。
さて、遡りまして昨年12月のソウル一人旅も2日目です。
ソウル駅前のオアシス・シロアムサウナで目覚めて外に出るとそこは雪国でした。
まっっちろ！寒い！まっっっちろ！！！！
私はあまり雪の多く降る地方出身ではないので、雪というのはテンションがあがります。寒いの苦手でも雪が降るなら話は別。特に出勤しなくてもいい日の雪は格別ですね！同じ雪の中歩くのでも、会社に行くのと遊び回るためにとでは全く違うんですから、何て人は気分次第なのでしょうか。
ソウル駅もひどく寒そうな装い。
そういえば、駅のシロアムサウナ側からこの写真の側へは、今「ソウル路7017」という遊歩道が出来ていて便利になっていました。1枚目の写真がそこです。前日は夜中で分からなかったのですが、なかなかの距離を高架路として歩いてゆけるのですね。工事してたっけなあ、覚えてないけどしてたんだろうな、そりゃ。
雪にほくほくしながら、2日目はまずホンデで買い物しようと、地下鉄乗り換え向かいます。私はそこまで買い物を沢山したい方ではないので、ホンデとてもちょうどいいんです。カンナムまで行くのは面倒だし広いし、雰囲気も日本とあんまり変わらない気がして。そこいくとホンデは韓国のざわめきもあるし、パパパと見て回れるし、安いし。まあ、雰囲気かなり若いですけどね。
さあ、そんなホンデでたった数時間ではありますが、この旅唯一のショッピングタイム！であります。
外国に行くと、必ずケーキ屋さんのウィンドウをチェックします。日本にはない彩り、身体に悪そう！なんて、カラフル！絶対、甘い！とか思いつつ、すんごい原色なケーキ達に心奪われてしまいます。冬だから雪だるまいますね。楽しい。食べたことないけど。酒飲み、甘い物、あんまり食べない。
ちなみにこれは同じお店の2年前のウィンドウ。犬、、、
こんなに毎回見て回るなんて私ほんとは食べてみたいのかしら。
それから、こんな店もありました。
これ、天井から下までぜーーーんぶアクセサリー！これが店内何列もあって、びっしりピアスにネックレス、指輪に髪飾り、、、服もちょこちょこあるけど圧巻でした。なんか、外国の図書館みたい？上の方なんてたっかい梯子じゃないと届かない！お値段も高くなかったし、アクセサリー好きな人やお土産にもいいですね。
私もすごく欲しかったのですが、、、金属アレルギーなんでね、、、ええ。
んで、ホンデで私がここに行けばなんかあるだろーと思っているのがここ。
誰だろ、おばさま。写真が雑で、すみません。どうやったら上手くなるんだろ。
とにかく、ここ、マーケットAです。安くてシンプルだし、まあもちろん高いところの方が質はいいですけどもね、いいんです。そういうもんです。
ホンデでここ含め数件まわると、流行りが分かりますね。どこの店でも同じようなもの売っていたりして、あー今は韓国これが流行ってんだなあ、などと知ったかぶりです。ここと、他のお店でワンピースとシャツとニットを購入し、お昼過ぎにはショッピングタイム終了です！とはいえ、ほんとはホンデって、ライブハウスやクラブがあったり、カフェも沢山。きっと色々まわれば様々な文化や人が集まる面白い街なんだろうな。よく下北みたい、と言われてますもんね。次回韓国に行ったら演劇みたいなあ。
さあ、とにもかくにもお昼ご飯。一人だとチゲやカルグクスとか麺ものが一番入りやすくお店も多いけれど、、、なんかもっと違うものを、、とグーグル先生に問いかけたところ、素敵なお店を教えてくれたので、次回はてくてくお昼ご飯へ向かいます！
12月ソウル一人旅 １日目
遅ればせながら、明けましておめでとうございます！まーるです。
こんなのんびりブログを見て下さっているみなさん、ありがとうございます。
年末年始いかがお過ごしでしたか？私は思いの外予定が詰まり、あれやこれやバタバタしているうちに年が明けていました。それでも年始は実家に帰り、家族で何の変哲もないお正月。そのなんと穏やかで幸せなことかを噛み締めながら、おせちに日本酒、というなんてことなくて素晴らしい時間を過ごしました。
旅行記始めます、なんて言いながら間が空いてしまいましたが、昨年12月のソウル3泊4日、備忘録兼ねて残していこうと思います。
1日目、成田から20時発のエアソウル。
一人旅を諦めていたのに、衝動的に決めてしまったのは、この航空券のせい、とも言える。セールで格安にもほどがある！という金額になっていたエアソウル。仕事を早退し、いつもの東京シャトルで東京駅から1時間。でっけえリュックで会社に行くのはちと気がひけましたが、行きは荷物も預けません。チェックインを済ませたら、とりあえずのビールを飲みに、空港内の居酒屋へ。駆けつけ1杯のなんと幸せなことでしょうか！私の幸せはとても小さいので、これから3泊4日は何しても何しなくてもいい、自分勝手な孤独を味わえる贅沢な一人旅。その始まりを旅立ちの空気で満ち満ちている空港で1杯やって迎えられるだけで、幸せーー！楽しいーーー！！となれるんです。やっすいもんです。
1杯引っ掛けてゲートに向かうと、使用機体の到着遅れ定食飛行機は遅延。これはLCCあるあるですよね。同じ機体でいったりきたり、仕方ないといえば仕方なし。安さには理由あり。結局、1時間遅れ21時に成田を出発と相成りました。
となると着くのももちろん1時間遅れ。今日はソウル駅近くのチムジルバンに泊まる予定でしたが、これでは空港鉄道の最終には間に合いそうにないなあ。ま、いっか、バスあるもんね。なんて、この時は軽く考えておりました。
それでも、夜のフライトの素敵な所。それは、星が綺麗！夜景が綺麗！
こんなに見えるのね！！！とテンションあがり、窓に食らいつきながら2時間半のフライトはあっという間。煌めく夜景の韓国、仁川国際空港へ。
予定より1時間遅れ、23時半に到着した仁川国際空港は、思いの外！人が多い！！ちょうどフィリピンからの便も到着したようで、入国審査もなかなかの行列！韓国、人気！なにこれ、BTSが人気だから？！みんなARMYなの？！なんてアホみたいなこと考えながら外に出れば24時過ぎ。ソウル駅ゆきのバスには長蛇の列。極寒ソウルの寒空の元、震えながらバスを待つ。
これ、正直ほんとに予定外で、、、深夜着の飛行機をいくら星が綺麗でも私は2度と！使わない！！と心に決めました。もうね、乗り切れないから次のバスを待ったり、なんだかんだ1時間。寒い以外の言葉を忘れる位に芯から冷え切りました。前の韓国人カップルの女の子はまさかのショートパンツに生足で、凍えきっておられまして、おばさん心配！女の子は、冷え、大敵よ！なんておせっかいな心がむくむく。
いや、もちろんこの日がたまたま、運悪く、ってこともあるかも知れませんが、ちょっと辛すぎました。これから私は深夜便、NO！！
なんとかギリギリ、乗れたバスでソウル駅へ。向かうはソウル駅近くのチムジルバン、韓国旅行者にはおなじみのシロアムサウナです。
夜中のソウル駅は人通りもほとんどないですが、体感としてはあまり危険な感じはありませんでした。危険よりも寒さが身に沁みていたのかもしれませんけれども。
それでも、シロアムサウナのあのピカピカが見えた時の安堵感たら！
砂漠にオアシス、迷子の子供にお母さん、夜中極寒ソウルにシロアムサウナ。
ご飯ーー！お風呂ーー！ベッドーーー！
心温まる、、、しかし！ソウルに来たのは2年ぶり？駅のこちら側、西？かな、の変わりようにはビビりました。時間、流れてる。時代、変わる。街、進化する。
ちょうどシロアムサウナの正面に着いたあたりで、空からはチラチラと粉雪が舞い落ち始めました。うわあ！冬だ！！と思いながら、お風呂に入り、夜中だろうと関係ねえよ！と2階にある食堂で韓国一食目。
テンジャンチゲ定食をかっこみ、あ、ビールも。あったかあったかな仮眠室で眠りについて、1日目は早くも終わるのでした！
シロアムサウナはソウル駅からも近く、利便性もいいし早朝発や深夜着の飛行機の人にもとっても便利。日本人含め外国の方々も沢山利用しています。ので、韓国語が分からなくても日本語、英語などの表記もバッチリ！ですが、盗難もあるみたいですので、利用される時には食堂などで使う小銭の他はちゃんとフロントに預ける事をオススメします。旅行先で嫌な思い出を残さないためにも、自己管理、大事！です。
さて、ようやくソウル旅行記始まりましたが、皆様新年ですね。それぞれ色々なことがあるとは思いますが、皆様、良い一年をお過ごし下さい。そして、よろしければのんびりやっているこのブログも、よろしくお願いいたします。
ピーンとした、キリリとした、そんな寒さ
こんばんは、まーるです！
先日、ソウルから戻ってまいりました。韓国は連日マイナスの世界でしたが、毛糸の帽子にぐるぐるストール、スノーブーツで完全防寒。キリリ、ピリリ、とした寒さでなんだか気持ち良かったです。
何をしてもいいし、何もしなくてもいい、そんなゆらりとした一人旅はやっぱり性に合っているんでしょうね。とてものんびりとした気持ちになりました。
帰ってきて、行きつけの飲み屋で常連さんとお話をしていて思ったのは旅の楽しみ方はほんとうに人それぞれだなあということです。
常連さんはバカンス、リゾートで何もせず、泳いだりのんびりしたり飲んだりが一番のリフレッシュ。だけど私は街を歩いて歩いてなんにもなくても歩いて、生活を見て、ここに住んでたらどんなかなとか想像したり、あの人はどんな人生なのかしらとか考えてみたり、そんな旅が一番好きです。
皆さんはどんな旅をする方々なのでしょうか？
お隣の国、韓国は二日目の朝にサウナで目覚めればそこは雪景色。おじさんもおばさんもガールもボーイも寒そうに、歩く街になっていました。
雪景色はどこでも素敵。寒かろうが心が弾むのは、雪の怖さを知らない地方出身だからですかね。嬉しくて嬉しくて写真をパシャパシャ撮りました！
寒いの苦手！とか思いながらも、雪も、寒い中飲むお酒も、大好きなんだな！！と実感しながら流し込むマッコリの美味しさったらなかったです。
のんびりとソウル旅行記始めます。
私の知らない言葉が文化が生活があるってなんとも楽しいことですね！
