展示場の利用法
結局、モデルハウスは、そのメーカーが建てる住まいのイメージを示すものではあっても、そこで暮らすためのものではありません。
だから、モデル八ウスから、果たしてこのメーカーの家が住みやすいかどうかを判断するのはかなりむずかしいでしょう。
それは結局、設計の問題になります。
展示場歩きでは、各メーカーのつくる家のイメージ、メーカーの雰囲気、営業マンの質、といったことが分かれば収穫だと考えましょう。
ショールーム
そろそろ家を建てようかと思い立つと、多くの人はまず住宅展示場に出かけるかと思います。
そこで高級感あふれる住まいを見学し、営業マンと話すうちに、実際に建てるのはしばらく先だろうと思っていたのに、いつのまにかプランの話に進んでいたというケースが多いようです。
中には、「思ったより早くマイホームが手に入った」と思う人もいるが「なんだか向こうのペースにのまれてしまった」と悔いを残す人もいます。
住宅展示場にあるモデルハウスはハウスメーカー「ショールーム」として存分に化粧がほどこされているうえ、話術の巧みな営業マンが待ちかまえています。
この攻撃にもぶれない、自分の中でのプランが固まってから足を運ぶといいでしょう。
外観の問題
モデルハウスの外観は美しくても、その色やデザインが、実際に建築を予定している街並みに合うとは限りません。
外観の美しさは、街並みにマッチしてこそ引き立つものです。
展示場でいいと感じた外観が、いざ建ててみると周囲から浮き上がった印象になったり、すぐに飽きてしまったりすることもあります。
もともと、モデル八ウスによく見られる個性的なデザインは、時代のトレンドをつかんでいるので惹きつけられるので、半面飽きやすいともいえます。
車なら買い換えることもできるが、家は何十年と住み続けるもの。
外観デザインは「見た目」に引きずられずに慎重に考えましょう。
この外観のミスマッチをうまくクリアしているのが、分譲住宅です。
テーマに沿った家が並ぶので、同じデザインは無くても綺麗にまとまり美しい街並みを形成します。
おすすめはこちらです。
優良メーカを見極める
現在、金利は底値となっているので今後は上昇が予想されます。
また、消費税率の引上げは延長されましたが、住宅建材の値上がりも予想され、現在住宅ローンを借りる上では、ひとつのタイミングといっていいでしょう。
最近は全期間固定金利のローンを申し込まれるお客様が多くなっているようです。
金利が上がらないうちにという理由のほかに、収入が年齢とともに上昇することがあまり期待できない世の中で、固定金利の方が生活設計がたてやすいという理由もあると思います。
30代で住宅ローンを組まれる方が多くいらっしゃいますが、最近はさらに20代の方も増えているようです。
こちらのコラムも非常に参考になるのでぜひ読んでみてください。