こけし日記

読むことと書くことについて

これまでの仕事(ウェブ記事)

2018年から2023年まで書いた記事をまとめました。

 

2018


・りっすん

www.e-aidem.com

・好書好日

book.asahi.com

book.asahi.com

2019

 

・好書好日

book.asahi.com

book.asahi.com

book.asahi.com

book.asahi.com

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2020


・アネモメトリ

magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp

magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp

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・好書好日

book.asahi.com

book.asahi.com

book.asahi.com

book.asahi.com

・QJweb

qjweb.jp

qjweb.jp

2021


・好書好日

book.asahi.com

book.asahi.com

・QJweb

qjweb.jp

qjweb.jp

FARM to FOLK2021レポート

kobeurbanfarming.jp

・エッセイ「旅行気分」
『ドライブ・マイ・カー』 

portla-mag.com

 

2022


・QJweb

「ラジオ英語講座だけで英語が話せるようになるのか?」

qjweb.jp


京都観光Naviぷらすで百万遍大映通り、水尾、夷川通りの記事を書きました。

plus.kyoto.travel

plus.kyoto.travel

plus.kyoto.travel

plus.kyoto.travel



KOBE CREATORS NOTE 西谷竜太さん、藤原幸司さん、オオスキトモコさんインタビュー

kobecreatorsnote.com

・『UGOKU』
滋賀のブランチ大津京にあるSG-Parkが発行する「うごく」を探求する滋賀のローカル・カルチャーマガジン『UGOKU』で「わたしたちの気持ちのうごかしかた」というページを担当しました。

・WEZZY 男性と家事(~2023年)
著名人に家事について伺う連載です。サイトは閉鎖されました。

・エッセイ 旅行気分 
檀上遼さんの『タイ・ラオス紀行』、橋本倫史さんの『水納島再訪』について書きました。

portla-mag.com


・paperC「小さなまちで商うふたりの往復書簡」
編集大阪は淡路の自転車屋さんの土井政司さん⇔鳥取湯梨浜町の本屋さん汽水空港のモリテツヤさんの往復書簡。
第一便〜第六便の編集+あとがきの執筆を担当しました。

paperc.info

 

2023

 

・りっすん

www.e-aidem.com

これまでの仕事(書籍、雑誌)

これまで仕事で携わった本

 


執筆

『愛と家事』
家族について考えたエッセイ集

寄稿

『女と仕事』(仕事文脈セレクション)
タバブックスの『仕事文脈』より、女性と仕事に関する文章を集めたアンソロジー


編集・執筆

『福祉施設発! こんなにかわいい雑貨本』
全国の福祉施設で作られているかわいい雑貨を紹介するカタログ。3刷達成!


編集


『よい移民』

イギリスの有色系の移民やその子孫のクリエイター21人によるエッセイ集。

 

『戦争社会学ブックガイド』

戦争に関する社会学書を132冊を、それぞれの分野の社会学の専門家47人により解説

ブックライティング

『焚き火かこんで、ごはんかこんで』
淡路島に住む料理家どいちなつさんによる焚き火をかこんで食べたいごはんのエッセイ&レシピ集。シンプルな言葉と料理に元気が出ます。

『ワンピースで世界を変える』
専業主婦から人脈、ノウハウなしで、男性も着られるワンピースやスカートを作るファッションブランド・ブローレンヂを立ち上げた智世さんが、
東京大学安田講堂でファッションショーを開くまでの歩みを綴った起業エッセイです。

雑誌寄稿


『スペクテイター 31号』禅特集

服の自給について考える記事を書きました。

『スペクテイター 34号』ポートランド特集
取材メンバーの一人としてインタビュー記事を手がけました。

『スペクテイター 35号』発酵特集

バンクーバーの発酵事情をレポートしています。


『仕事文脈』vol.7 「家と仕事」特集

引っ越してからの生活のもやもやを書いています。

 

『仕事文脈』vol.8~10 

バンクーバーの仕事事情レポを連載しています。

『仕事文脈』vol.11~21
「35歳からのハローワーク」連載

 

『PHPスペシャル』2019年6月号
「いいことも悪いことも自分が決める」

離婚したとき自分だけが辛くてたまらないように思えて、元夫の動向が気になってしょうがなかった時に、それに振り回されないで、自分の軸をどうやって作っていったかについて書きました。

  『PHPスペシャル』2021年11月号
「ほどほどでいいのに、がんばってしまうあなたへ」
編集の方に「太田さんは当事者枠です」と言われたので、がんばりすぎちゃう人がもってる考え方の癖について自分の体験を交えて書いてみました。

『Meets Reagional』2021年11月号
8人の文筆家が選ぶ「ニッポンの食について考えたくなる本と映画。」で記事を書きました。

『オフショア』第一号

アジアを読む文芸誌「オフショア」に「40の目」と「わたしはあなたの名前を呼べない」という詩を寄稿させてもらいました。


書評

『金曜日』

・2023年1月27日 山本冴里『複数の言語で生きて死ぬ』
・2022年11月11日 河内美穂『海を渡り、そしてまた海を渡った』
・2022年6月10日 『母親になって後悔してる』
・2022年4 月22日 石原燃『夢を見る』
・2022年3月25日 小松原織香『当事者は嘘をつく』
・2022年1月14日 神田桂一『台湾対抗文化紀行』
・2021年10月22日 ほうせんか『風よ鳳仙花の歌をはこべ』
・2021年7月9日 森山至貴『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』 

『週刊 読書人』

・2023年11月10日 クリスティン・スモールウッド『精神の生活』
・2023年7月14日 山崎明子『「ものづくり」のジェンダー格差』
・2023年4月7日 奥田直美・奥田順平『さみしさは彼方』
・2022年10月14日 キム・エラン『ひこうき雲
・2022年7月15日 恒川光太郎『化物園』

「おりられない」からおりる(『「おりる」思想』飯田朔)

飯田朔さんに『「おりる」思想』をいただきました。

飯田さんは文筆家として、フリーペーパーやwebで映画評論や文芸評論を書いています。大学在学中に評論家の加藤典洋の元で文学や映画評論を書くようになり、フルタイムで働くのは難しいと思った結果、就職せずに非常勤で塾の先生をしたり、スペイン留学に行ったりしたそうです。
飯田さんは10年ほどそういう「何者」でもない「なんでもない人」として過ごし、「社会が提示してくるレールや人生のモデルから身をおろし、自分なりのペースや嗜好を大事にして生きる(P.24)」おりる生き方をしてきました。
この本はその10年の間に朝井リョウ深作欣二の作品、『パディントン』といった作品から考えたことが書かれています。

おりるに対するイライラ

自由な働き方とか、自分を生かすとか成長や経済至上主義を批判するような本は増えていると思います。私は若いころはそういった本が好きだったのですが、いつからかそういう本を読むとイライラすることが増えてきました。
自分は上にもあがってないのに、そもそもなんでおりないといけないんだ、こういう態度を新自由主義とか資本主義とかいって批判されないといけないんだと、批判的に感じるようになり、そういう話は恵まれた人のきれいごとと思うようになっていました。


おりたくてもおりられない

飯田さんの本では、このような競争主義に乗っちゃう感じが、「生き残れ(サヴァイブ)」という言葉と「何者かにならないといけない」という社会の圧が内なるマッチョさに形を変えた形によるものだと説明されています。
また、どうしてもゆずれないものや好きなものや個人の性質といった「おりたくてもおりられない」という個人の気持ちにもフォーカスしています。
この、「おりる」と提案した本に見せかけながら、「おりられなさ」の方にフォーカスしている点がこの本の魅力であり、個性だと思いました。

特に私が感銘を受けたのは、3章の「ちゃんと「おりる」思想」および4章の「「好き」か「世界」か」です。
3章ではサヴァイブを要求する世の中で、サヴァイブできなかった、あるいはそこからおりた人たちの著作から「生き直す」という考えが提示され、「生き直す」うえでまた「生き残る」に陥らないヒントが提示されます。
4章では、朝井リョウの著作から「好き」という気持ちはそこから人間は自分でおりることができない「おりられない」気持ちであるが、その先には「こればっかりはしょうがない」という「選びようのないどうしようもない前向きなあきらめ」に至ると導き出します。


なんとなく自分が、これまでほかの「おりる」を主張した本を読んでイライラしたりモヤモヤしたりしてきたのは、おりる/おりないがあたかも選択肢のように提示され、「おりる」ことが成功の秘訣であり、さらにおりた先でどっちがうまくおりたか競争があるように感じていたからでした。しかし、飯田さんの著作ではその辺が丁寧にくみ取られており、そこがいいなと思いました。

 

自分はおりられたのか?


自分を振り返ってみると、私はこの10年、会社員という働き方からはおりたものの、フリーランスとして働くうえで、だんだん競争主義や自己責任論や能力主義成果主義からおりられなくなってゆく自分に気づいて苦しくなっていました。
その結果、好きでやっていたことが苦しくてしんどいことになり、人に対して不寛容になっていったように思います。

私がとらわれていて、「おりたくてもおりられなかったもの」はいったいなんだったのでしょうか?
それは、「好きなことや得意なことを仕事にして、そこで成功して評価されたい」という気持ちでした。たぶん私にとっては「好きなことや得意なことを仕事にする」ことが会社員とか、大企業に入っていい給料をもらうとか、結婚して子供を産むといった世間の大多数の人がやってそうな生き方や成功モデルの代わりだったのだと思います。
そして、「好きなことを仕事にする」生き方を選んで成功することで、自分の能力を示して、人に認められたかったのだと思います。
でも結局それは企業や組織ではなく「好きなこと」「趣味」というフィールドに置き換えて立身出世しようとしていただけでした。だから、それがうまくいかなくなったときにすごく辛くなったし、楽しく遊びみたいな感じでやっている人を見てイライラしていたのだと思います。

わたしがそこからおりたのは、そこまで嫌いでないしできる別の仕事を見つけたことと、「好きなことや得意なこと」がそんなに好きでもないし、人より抜きんでてもないとわかったからでした。それに目をつぶってやり続けることもできたと思いますが、もう限界でした。

能力主義や競争主義といったものに囚われている限り、それがうまくいっている間は楽しいしやりがいもあるでしょうし、それで成功して楽しくやっている人がいたらやってみたくなるのが人情でしょうが、人間そんなにずっと成功したり能力を発揮しつづけたりできないので、いつかはおりるときが来ます。まずはそういう思考のフォーマットに乗らないところも含めての「おりる」思想なのかなと思いました。

自分はこの4月から10数年ぶりの会社員となったのですが、その時期に自分の棚卸をする機会を得られていい読書となりました。

「アップデート」VS「人間の変わらなさ」(朝倉かすみリクエスト『スカートのアンソロジー』)

だいぶ前のことですが、小説家の朝倉かすみさんに『スカートのアンソロジー』という本をいただきました。


スカートをテーマに朝倉かすみさんがご自身も含めた9人の作家(北大路公子、佐藤亜紀、佐原ひかり、高山羽根子津原泰水中島京子藤野可織吉川トリコ:敬称略、順不同)に作品を依頼して書いてもらったアンソロジーです。

 

恥ずかしながらアンソロジーはあまりなじみがなく、また初めて読む作家さんも多かったのですが、どれも読みごたえがある作品ばかりで、とても楽しめました。
一昔前だったら同性への意地悪な目線や女性が少女から大人になることや性的な話を描いた作品が多かっただろうなと想像するのですが、このアンソロジーでは社会への違和感を描いたものが多くてそれも新鮮でした。特に、性被害、女性以外の人がスカートを履く話が多くて、これも時代なのかなと思いました。

私が特に印象に残ったのは、中島京子氏の「本校規定により」という作品です。
これは、ある女子高校の男性体育教師の一代記のような作品です。
主人公のナカムラタメジは長年高校の生徒指導係として、女子生徒の制服の着方を指導してきました。そこで常に問題となるのがスカート丈でした。
よくある物語だと、タメジは頭の固い「おじさん」として描かれそうなものだけど、
この物語ではタメジが周囲の意見を聞いて結構考えを変えるところが興味深く感じます。
タメジはただの頑固おやじではなく、生徒の制服の着方から時代の変化を敏感に感じ、妻や娘に知恵を借りながら、柔軟に校則を変えていきます。
正直タメジが、女子生徒たちの困りごとを全部理解しているかはわかりません。
ただ、それを頭ごなしに叱ったり、それは変だと否定をすることはありません。
女子生徒らの行動の裏にある動機を自分なりに探り、対策を考えています。

そこで思い出したのがドラマ『不適切にもほどがある』です。
中学の体育教師で野球部顧問の小川市郎がバス型タイムマシーンで令和と昭和を行き来するタイムスリップコメディです。
このドラマでは、何か問題が起こり、そこに市郎が昭和的価値観で令和のここがおかしいんじゃないかと指摘し、解決をはかるということが多いです。
市郎は昭和的な価値観で、令和の行動や発言に対し、「それはおかしいんじゃないか」と違和感を唱え、周りの人は市郎に感化されて変化していくといような物語です。
そして、その姿がどうも「おじさん擁護」として受け止められ、批判されています。
また市郎の対極にあるようなキャラとして設定されているはずのフェミニスト社会学者の向坂サカエも、フェミニストらしからぬと批判されています。

内容はさておき、その批判の仕方に対して、ときどき首をかしげたくなることがあります。
そもそも、人間そんなに簡単に「共感」したり「理解」したりして、今までの習慣や考え方をすぐ「アップデート」できるのでしょうか?

ここ数年広まった「多様性」「ジェンダー平等」「インクルージョン」といった言葉を見るにつけ、私は自分がマジョリティの側にいることを嫌というほど思い知らされます。
以前私は出版関係の仕事をしていました。
学歴が高い人や、リベラルな考え方が多い業界だったので、そういう考え方に触れる機会が多かったのですが、そのような考え方に触れるたびに私は自分の中にある差別意識や、古い価値観、思い込みに気づかされることが多かったです。
そして、なんとか自分も「アップデート」しようとするのですが、どこか自分が口先だけのように思うことが多かったです。

「アップデート」という言葉を使うとき、同じくらいもっと「人間の変われなさ」にも注目されてもいいのではないかと思います。
「アップデート」には「共感」や「理解」が必要だとされがちです。困っている立場やマイノリティに「共感」し、「理解」ることで、思考がアップデートされるという図式になりがちです。

例えば、「本校規定により」では、「スカート穿くと仮装してるみたいで心が傷つく」というタケナカミユという生徒が出てきます。そこでタケナカがスカートを穿きたくない理由に「共感」したり「理解」できないと校則が変えられないということになると、マイノリティであるタケナカの側に説得というコストが生じてきます。
しかし、タメジがタケナカの「スカート穿くと仮装してるみたいで心が傷つく」という訴えを受け止め、「スラックスの制服を作る」という合理的配慮をすることができれば、タケナカの困りごとはスムーズに解決できます。

生きてきた背景も環境も時代も違う人間がいきなり、「今はこういう時代だからアップデートしろ」と言われて「はいそうですか」と考えを改めることは、簡単なようでいて実はなかなか難しいのではないでしょうか。
タメジがアップデートできたのは、女子高で女子生徒のサンプル数が多かったことや、妻や娘がいたことによる部分も大きかったように、そうできる人は知や情報へのアクセスが容易だったり、周りに説明してくれる人や多様な立場の人がいる環境に置かれていたりすることが多いのではないかと思うからです。
やはり、「アップデートできない人」と「できる人」の構造的な格差もあるような気がしてしまいます。

タメジが思考をアップデートできたのは、自分で娘の学生時代の制服のスカートを穿いてみたことがきっかけでした。寒さを身をもって体験したことで、スカートの下にジャージを穿く生徒が多かったという理由を理解します。心の底からタケナカの困りごとを理解できたわけではありませんが、スカートは不便だということを身をもって体験したことと、タケナカがスラックスの制服なら着るという意見を聞いたことで、「スラックスの制服を作る」という判断を下します。

人間はそう簡単に変わるものではないと思います。
今まで生きてきた信念を捨てたり変えたりすることはそう簡単ではありません。
しかし、変わらない(変われない)自分に固執したところで、「頭が固い」とかコンプラ違反で批判されてしまいます。それでは結局アップデートした人とアップデートできないままの人との対立が温存されてしまうのではないでしょうか。

それよりも、「人間はそんなにすぐには変われない」ということを念頭に置き、(自分には)理解、共感できないけど、それを望んでいる人もいる、という考えでシステムを先に変えた方が、皆が幸福になれるのではないでしょうか。

大事なのは、「アップデート」しない人間を叩くことではなく、むしろ「人間の変わらなさ」を受け入れつつ、それでも新しいことをやることではないかと思います。
制度が変われば見慣れて当たり前になって、それがおかしいことではないと受け入れられるようになることがたくさんあるのではないでしょうか。


kindleに入っている積読本を読む

kindleで本を買う場合、読みたいと思ってすぐ読めるのがいいところだ。
一方でその場ですぐ読まなかった場合には興味を失いやすいというデメリットもある。

kindleに一体どれくらい積読本があるのか数えてみた。
私は2015年からkindleユーザーなので、9年使っていることになる。
9年で265冊を買い、そのうち、すべて読み通せてない本が17冊あった。

まあまあ多いな・・・

反省したので、昨日から通勤中に読み通せてない本を読んでいくことにした。
通勤中に一冊丸々読むほど集中力が続かないので、乗り換えの駅までとか、きりのいいところまで読むと切り上げて次の本に行く。すると、3冊くらいを並行読みで、一冊あたり1章分くらいは読める。
古い本でも意外と得るところは多く、いまのところ手頃な暇つぶしとなっている。
中には『トランプ自伝』のようななぜ買ったのか忘れているような本もある。
トランプの自伝も意外と読めば面白いのだろうか。

ところで、kindleは売れない分、自分の興味関心がそのまま残っているので、履歴を見ると面白い。特に自分がkindleで買う場合は、紙の本よりもすぐ読みたいとか、とても悩んでいるとか切実な場合が多く、如実にそのときの悩みが反映されている。

自分でもびっくりしたが、片付け本が6冊、自己啓発本が12冊もあった。
自己啓発本の多くはだいたいはコロナの最中に買ったもので、コロナの最中の3年で買ったとしても、年に3冊は買っているということになる。
相当悩んでいたのだろう。
読み方にしても、しんどくなったら買って、ぱって読んで癒やされて、また鬱屈したら買ったりしていた。自己啓発本がユンケル代わりだったわけだ。

ワークがついている本も多かったのだが、今思えばそういうふうにユンケルみたいな読み方をするのではなく、きちんと一冊を読んでそのワークに取り組んだ方が効果があったのではないかと思う。

片付け本にしても、6冊も買ってメゾッドだけ知ってる割には全然片付けてなかったのに、去年整理収納アドバイザーを読んで片付けを手伝ってもらったら、だいぶ片付いた。

yagakusha.thebase.in
kindleに限らずだけど、買うだけじゃなくて、読むこと、
読むだけじゃなくて、実行することが大事なのに、
自分は知識をため込むばっかりで全然使ってこなかったんだなと反省した。

今年はどんどん読んで、どんどん実践していけるようにしたいな。

したいことリスト2024

したいことリストっていうかもはやしないことリストとやっちゃいけないことリストとやらなきゃリストになってる・・・。

 



kokeshiwabuki.hatenablog.com


kondoyukoさんみたいに、項目別にするのいいなって思ったので、今年からそうすることにした。

blog.kondoyuko.com


習慣(23個)

  1. 禁酒 
    一回2020年にやってたけど、また飲み始めて、ちょっと最近酒量が増えてよくないなと思ってる。年末に風邪を引いてからお酒を飲んでなくて、今年はまだ飲んでいない。今26日を更新しているので、さらに伸ばしたい。kokeshiwabuki.hatenablog.com

  2. コーヒー一日2杯まで 
    できたら飲まないようにしたいんだけど、まあいきなりやめられないから・・・。最近は、豆乳入れて、薄めて飲んでるから、1.5杯が平均。このまま増やさずいきたい。

  3. 食事記録をつける
    9人しかフォロワーがいないエックスのアカウントに毎日食事記録をつけてるんだけど、ストップせず続けたい。

  4. 空手道場を休まない
    今週一のコースで通ってて、年明けに風邪引いて一回休んでしまった。あとは皆勤でいきたい。

  5. 体重を増やさない
    今ちょうど標準体重なのでキープしたい。

  6. 肉を食べる量を減らす
    インターネットの友達の森さんがペスカトリアン(魚は食べるけど肉は食べないベジタリアン)チャレンジやってて、面白そうだと思って、ときどき真似してます。週一くらいは肉なしデーを作りたい。

  7. 毎日ビタミンシーを飲む
    ビタミンシーを健康のために飲んでるけど時々忘れてしまうので忘れないようにする。

  8. NHKのビジネス英会話をなるべく毎日聞く
    通勤時に聞くようにしてるけど、疲れてると聞き忘れるので気をつける。

  9. TOEICの問題集を毎日やる
    今年中に目標点取りたいけどいけるかな~。忙しくなるとさぼってしまうので気をつけたい。

  10. オンライン英会話を続ける
    以前、作家の小野美由紀さんがnoteで紹介していたオンライン英会話がすごくよくて2,3年くらい続けてる。今年も継続したい。

  11. 物が欲しい時に、すぐ買わない
    筆子さんのブログで、欲しいものがあるとノートに一か月書いて様子を見るという方法が書いてあった。私は2020年くらいから買ったものとか読んだ本とかをエクセルにつけているのだが、欲しいものもその表に書くことにした。すぐ買わないようにしたい。

  12. モノトーンか全身黒のワントーンコーデをしたい
    去年夫の着ないカシミアの黒のセーターをもらったらすごく着心地よくて、ずっとそればかり着ている。それで上下黒のコーデになることが多かったんだけど、すごく楽だった。地味だし老けて見えるかなと思ったんだけど、このあいだファッションエディターの昼田祥子さんの連載で、上下ワントーンコーデで1年過ごしたという記事を読んで、それで全然いいんだと思った。

  13. 自動更新に注意
    いくつか解約できてなくて出費がかさんだので、気を付ける。

  14. ペットボトル飲料を買わない
    仕事に行くときに水筒を持っていっているが、たまにお茶を入れたのに忘れてしまうことがあるので気をつける。

  15. なるべく好きなものから食べる
    けちけちせずに好きなものから食べる。好きじゃないもの、食べたくないもので我慢してお腹を満たさない。

  16. 平日は遅くても6時台に起きる

  17. 夜は12時までに寝る

  18. 人に金を貸さない

  19. 通勤時なるべく買い食いしない

  20. 家計簿つける

  21. 思いつきで余計な物を買わない

  22. 飲みに行かない

  23. 安全運転

    夜学舎関連(8個)

  24. メルマガ更新
    一応毎月サブスタックで月に1~2回更新しているんだけど、今年も継続したい。

  25. 月報を出す
    これも毎月だして、ネットプリントと実店舗で配布している。一応3月までは続けるつもりだけど、4月からどうするかは迷ってる(仕事の都合で忙しくなるから)。

  26. たまった月報を通販に出す

  27. 『B面の歌を聞け』4号を出す
    今回はことばについての特集で、すでに依頼原稿はいただいた。あとは取材原稿と私の原稿をやらないといけない。遅くても5月までには出したいなあ。

  28. また貸棚書店を借りる

  29. HPを消すはてなに一本化する。

  30. はてなのデザインを変える
    横の広告の部分を夜学舎の本に切り替える、プロフィールを変える、過去の仕事のまとめページを作る。

  31. 委託先に売上確認

    掃除系(11個)

  32. 本を買い過ぎない
    読めるだけしか買わない。

  33. 部屋をきれいに維持する
    服を増やし過ぎない、靴を増やし過ぎない、本を増やしすぎない。紙をためすぎない。

  34. 在庫置き場を整理する
    もう少し使いやすくする。

  35. パソコンデータを整理する
    編集者時代のデータを整理する。

  36. 写真を整理する
    昔のいらない写真データを消す。

  37. 教材を整理する
    使わないデータとかプリントを処分する。

  38. 説明書とか書類を整理する

  39. zineの整理

  40. 実家の自分の本を処分する

  41. 実家のいらない自分の荷物を捨てる

  42. コロナ前に買った化粧品を捨てる

    やりたいこと(チャレンジ系)(7個)

  43. 高速道路を運転したい
    今はまだ夫の職場、スーパー、耳鼻科くらいしか行けないので、もっといろんなところに行けるようになりたい。

  44. 車で実家に帰る

  45. 広島に行きたい
    夫が広島に行ってみたいと言うので、旅行で行きたい。私は卒論の調査で何度か行ったことがあるが、実は宮島などは行ったことがないので、呉や宮島なども回って旅行したい。

  46. 台湾に行きたい
    今年はどこか外国に行きたい。

  47. 中国語検定を受けてみたい
    デュオリンゴでしばらく中国語をやっていたのだけど、中断してしまった。今年こそはもうちょっと本格的に中国語をやってみたい。

  48. 動物のぬいぐるみが欲しい
    最近はまっている豊島ミホさんのポッドキャストで、犬のぬいぐるみを買って実家に帰ったというエピソードがあった。私も何か動物のぬいぐるみを買ってかわいがりたい。

  49. 災害ボランティアの通訳登録

    わたしは日本語教師なのでやさしい日本語(日本語が第一言語でない人のためにわかりやすく言い換えた日本語)が使える。あと英語もちょっとできる。何かあったときのために人の役に立つことをしたい。

    戒め系(28個)

  50. 人の持ち物を欲しがらない
  51. 人をむやみにうらやましがらない
  52. 人の悪口を言わない
  53. 噂話や悪口を言わない
  54. 考え方が違う人ってモヤモヤする人のことはそれ以上関心を持たない
  55. 何か一つのことで一発逆転しようとしない
  56. 期待しすぎない
    去年はそれで気持ちの上げ下げがひどかったから、今年は淡々とやる。
  57. 期待したことが得られなかったからといって誰かや何かを悪く捉えない
    たまたまとか、その人とタイミングが合わなかっただけということもあるので、一つのことだけが原因と思い過ぎない。
  58. モヤモヤする人とは距離を取る
  59. 必要以上に自分のせいと思わない、淡々と義務だけ果たす。
  60. 人を神格化しない
    ○○さんが言うからとか、○○さんが紹介してるからとか、むやみに人を崇拝しない。
  61. 自分軸を大事にする
    「〇〇って思われたらどうしよう」で行動しない。
  62. 徳を積む
  63. 損得で動かない
    この人とつながっといたら得とか、これやっといたら得するといった打算で動かない。
  64. 恩着せがましくしない
    「~してあげたのに・・・」って思わない。
  65. 人を褒める
  66. 人に感謝する
  67. 深読みしない
    人の表情、言動を深読みせず、文字通り受け取る、それ以上勝手に妄想して推測しない。
  68. 妥協しない
    「これでいいや」で済ましちゃいけないことを「これでいいや」で済まさない。
  69. ネットだけで判断しない。
    会って、見て、食べて判断する。何事も人の話だけで評価しない。人に合うものが自分に合うかわからない。
  70. 昔のことをグチグチ言わない
  71. ちょっと嫌な気持ちになるSNSから距離を取る
  72. ネットに嫌なことをわーって書かない
  73. 無理に流行りについていかない
  74. 自分の好きなものを大事にする
  75. 自分の違和感を大事にする
  76. 失礼なことをされたり言われたら怒る
  77. やりたくないこと、やれないことは断る

    趣味(6個)

  78. ロシア文学を読みたい
  79. アメリカ文学を読みたい
  80. イギリス文学を読みたい
  81. 豊島ミホの作品を読みたい
  82. 見たい映画を見る見たい映画を我慢せずに見る。
  83. ハイキングに行く

    家事など(9個)

  84. 毎日風呂を出たあと、拭き掃除をするカビ予防で、できたら毎日やりたい。
  85. 放置したままの植木鉢を整理する
  86. 何か野菜を育てる
  87. 月一で洗濯槽を掃除する
  88. 月一でお風呂のカビ予防する
  89. 最低週一ルンバかける
  90. 食品ロスを減らす
  91. パロルの本のレシピを作れるようにする
  92. ゴミの日忘れない

    欲しいもの(5個)

  93. 洗濯機を新しくしたい。そろそろ買い替えたい
  94. 旅行と仕事に持っていけるカバン欲しい
  95. スマホバックほしい
  96. ローファーほしい
  97. メガネ買い替えたい

    美容、健康(3個)

  98. 歯のホワイトニングしたい
  99. シミとりレーザーしたい
  100. 花粉症対策で鼻の穴を焼く手術したい

 

2023年に始めたこと

先日「2023年にやめたこと」を書いたので、今日は「2023年に始めたこと」を書いてみようと思います。

 

kokeshiwabuki.hatenablog.com

 


空手

7月くらいにすごく後悔したことがあって、それを9月になっても夫に愚痴っていたら、「僕もうその話聞き飽きたよ、空手道場でも行って鍛え直してきたら?」と言われた。
なんでいきなり空手かというと、うちの近所に空手道場があって、コロナの頃からずっと気になっていたからだ。

私は精神を鍛えたいと思って高校と大学の頃に剣道部に入っていた。
競技者としては全然上手じゃなかったので、もう二度とやらないと思って、引退してからは全然やってない。

kokeshiwabuki.hatenablog.com


なんかちょっと強く人に出られたら言うことを聞いてしまったり、人に気に入られたくて行動するというところが自分にはある。
それが嫌で、もっと自分軸で行動できるようになりたかった。
なんで空手で自分軸で行動できるかわかんなかったけど、なんとなく直観的に行った方がいいと思って、見学に行った。

最初見学に行ったとき、最初は型をやって、そのあとミット練習、最後に組手をやった。
その道場はフルコンタクトといって、実際に殴ったり蹴ったりして戦う流派で、組手のときに実際に人を殴ったり、蹴ったりする。
私は人を思い切り殴ったのは初めてだったけど、叩くと拳が痛くて、それが結構衝撃だった。ものすごく当たり前なんだけど、人を殴ると自分も痛いっていうのは、やるまでわからなくて、そういう新鮮さが面白かった。

あと、道場の雰囲気がすごくよかった。小学生から壮年の方まで、「押忍」とあいさつしてくださる。組手のあとも思い切り殴り合って「押忍」と礼をしてあとくされがない。

なんとなくこれをやると、自分の他人軸で動くような部分が矯正できるのではないかという気がした。あと、純粋に楽しい。
黒帯を取るには10年くらいかかるそうだ。
そういうふうに、目標ができるのもいいなと思ったので、やってみることにした。

 

モーニングノート

8月に大幅な断捨離をして、本を100冊くらい処分した。
経緯はこの本にまとめました。

yagakusha.thebase.in


そのあと、ミニマリスト筆子さんのブログを見つけてよく読むようになった。

kokeshiwabuki.hatenablog.com

筆子さんが心を整理するのに、「モーニングノート」というものを推奨されていた。
これは朝起きてすぐノートに3ページくらい思ったことを書くというものだ。
『ずっとやりたかったことをやりなさい』という本でやり方が詳しく紹介されている。
私は時々、急に昔のことを思い出して、うわ~となったり、
何かささいなことがきっかけで急に気持ちがネガティブになったりするということがある。
そういうときにネットにわ~って書いてしまうことがあった。
だけど、それがあんまり健全じゃないなって思うようになってきた。
表現と鬱屈解消を別にしていきたいなって思う部分もあったので、
そういうふうに思うときはモーニングノートに書くことにした。
そのおかげかわからないけど、割とフラットに毎日過ごせるようになってきたと思う。
最近忙しくてできなかったり、1ページとか数行しか書けない日もあるけど、
それでも書いてると元気になれる。
表現にもいい影響が出たらいいな。


運転

このブログにも書いたんだけど、夫に職場まで連れて行ってほしいと頼まれて(夫は免許がありません)私が朝夫を職場まで運転して連れていくことになった。
kokeshiwabuki.hatenablog.com
20年近くペーパードライバーで自信がなかったので、ペーパードライバー教習に行って、練習した結果運転できるようになった。

運転してみて思ったのは、必要な技術を学んで練習を積めばできるようになるということだった。
こう書くとすごく当たり前のことなんだけど・・・。

わたしは今まで、心のどこかで、才能のある人に憧れがあり、才能を発掘されたい欲がずっとあった。だから、自分のできる範囲のことしかしたくなかったし、無意識で褒められることとか評価されそうなことを選んでやることが多かった。
でも、自分が一生やりたくないしやれないと思った運転ができるようになったことで、自分のその無意識の思い込みというか、認知の歪みみたいなものに気づいた。

空手を始めた動機とちょっと重なるかもしれないんだけど、多分私はそういう自分の殻とか無意識の行動パターンとか物の選び方を打開したいんだと思う。
これも一種のアンラーンなのかもしれない。

 

kokeshiwabuki.hatenablog.com


みなさんも2023年に始めたことややめたことがあれば教えてください。