子宮のびょうき、記録

30代半ば、婦人病悪化。備忘録として、また同じ病気の方の参考に

59 腹筋の有り難み

この頃、喉の痛みなどはないのですが、パセリとか葉っぱのようなものを食べた後に喉に張り付き、咳が出そうになる、ということがありました。

普通のときなら咳をして済む、何でもないことですが、お腹に力を入れることがほとんどできなかったので、咳をしないように、とても苦労しました。息が苦しく、この葉っぱでもなるかな?と基準もわからず、思わず咳をしてしまったらお腹が相当痛むだろうな…という怖さとがありました。暫く食事の度にこの状態になっていました。

普段生活していて、些細なことにも腹筋を使っているんだな…と実感しました。
くしゃみも同じです。思わず一度出そうになったのですが、できずにすごく気持ち悪い不発に終わりました。

トイレも、普通に座ることができず、壁に両手で体重を支えてしゃがんでいました。広いトイレで手がつかなかったら大変だったな…と思いました。

普通、ここまで腹筋は衰えないかもしれませんが、私の場合発症から手術まで半年ほどお腹を庇って生活していた為、ここまでの衰えとなったと思います。腰も、ヘルニア持ちなので余計、力を入れる(身体を支える)場所が難しくなっていたと思います。
あとは、年齢もかな(笑)。

58 術後3日目 午後

昼食の後に主治医の先生の診察があるということで、病室で連絡を待っていました。電話があり、指定の場所に行き診察。問題なしでした。熱が37.5℃なければシャワーを浴びて良いことになりました。そして前日1.9キロ増えていた体重はこの日は0.2キロ減っていました。

病室に帰っておやつの時間におやつを食べ、(やっぱり楽しみが少ないと食べることが楽しみになりますね)熱が37.5℃以下だったのでシャワーを浴びました。傷にはテープが貼ってあり、不安だったのですが、傷辺りはあまり触らないようにして済ませました。

知人が筋腫の術後に40℃くらいの熱が何日も下がらなかったので、私も少し覚悟していたのですが、少しだけ拍子抜け…でも少しずつ、できることが増えて嬉しいです。でも手術の実感が一向になく、傷を見ては、ずっと待っていた手術が本当に終わったんだ~と思っていました。

夕方、手術で麻酔を担当してくださった先生がわざわざ病室を訪ねてくださいました。手術前に緊張していたので心配してくださったのでしょうか。クールな印象だったので一層感激でした。

夕方になるとやっぱり腰が痛くなります。横になっても起き上がるのが大変、座るのも腰が痛くて…とTVを見るだけでも体勢にひと苦労しました。やっぱりベッドはリクライニング付きが便利なのですが…。仕方ないです。

腰はさておき、身体はやっぱり少しずつ楽になっていて、前日より少し安定して歩けたように思います。夕食、夜の点滴を済ませ、就寝しました。

57 術後3日目 午前

※私の手元で操作すると、ブログの番号が互い違いに表示されたり、なぜかブログNo.の53が表示されないので気になっています。再公開してみましたが表示できていますでしょうか?
はてなブログ側から、正しく表示されない等の報告があったこともあったので、それなのか?
私としては番号順に書いているのですが、読みにくい点がありましたら申し訳ありません。


食事が普通になって1日を終え、また次の日を迎えました。傷が痛いのでベッドであまり動けないし、よく眠れるか、柵がないベッドなので夜中トイレに行きたくなったら(起き上がるのが大変)…など不安があったのですが、ぐっすり眠り、検温の看護師さんの声で目覚めました。

この日は採血もありました。血管が出にくい方で、時間がかかってしまいます…。でも他の方のブログなど見ていると、5回失敗とかあるみたいなので私はまだましな方なのかな?
私は2月からの入退院で何度も刺したりして痕も残ってて(アザみたいに)刺しやすい場所が少ないのかも。

朝食の後点滴。点滴が朝晩の2回になったのは嬉しいのですが、針の抜き刺しが毎回で、そこがちょっとマイナスです(>_<)点滴は手首辺りだったのでちょっと痛い気がします。

回診の後昼食。回診時は先生についている看護師さんが手早く腹帯を外してくださいます。恥ずかしい部分なのですが、その手早さと、手術室で全裸になったこと、痛みなどで羞恥心がかなり薄くなっていました(笑)。

56 手術結果説明2

筋腫に関しては前述のとおりですが、あんなにお腹に入ってたのね、と。お腹が出るはずです。

筋腫に関しては症状はほとんどなく、取らない選択もあるのですが、術後に妊娠希望がある場合は取った方が良いと言われています。筋腫があると子宮の形がいびつになってしまい、卵子等の動きが悪くなり不妊につながるそうです。

筋腫は子宮にできるため、子宮内膜に傷ができるので私の子宮は傷だらけになったようです。お腹の外からは見えませんが。

卵巣の方は、チョコレート嚢胞を摘出していただきました。こちらは摘出時に卵巣を削る形になる為、又、取り残してしまうと再発などの原因となる為に、多めに削るらしいという情報もありました。(チョコレート嚢胞は、卵巣の中にできる腫瘍)幸い私の場合サイズはさほど変わっていないようです。

癒着も厄介なのですが、私は卵菅は無事で(癒着で潰れてしまっている場合は卵子が通ることができない。その場合摘出となる。)

重症の内膜症の場合、癒着がひどく「凍結骨盤」といわれる状態(お腹の中が沢山の癒着で臓器同士がくっついてしまっている)になっているそうで(私は恐らくその状態と言われていました。)
ダグラス窩という部分(お尻辺りの背骨と子宮の間辺りにある)も癒着している場合が多いらしいです。
その部分が癒着していると妊娠に差し支えがあるそうで気になっていたのですが、後日聞いたところ、少し癒着があったので切除してくださったようでした。

54 術後2日目

次の日、検温の後、朝から普通食でした。やっぱり普通のご飯がおいしいです♪。手術に使ったガスのせいかもしれない食欲不振は、すっかりなくなっていました。

そして点滴が、この日から朝(一時間くらい)と夜(20分くらい)の2回になりました。
なにより、一晩寝て起きたら、身体が少し楽になっていました。歩くのも、前日より楽でした。

食事は量が多かったけど(そもそも、病院の食事が、少し量が多め)、栄養をとって少しでも早く体調をよくできるように、小分けにして少しずつでも食べるようにしました。なかなか食べきれず、次の食事の一時間前まで食べていました。(笑)

体重を測ったら、驚いたことに手術前より1.9キロ増えていました。術後そんなに食べていないし、そんなに増えるもの?!とびっくり。点滴はずっとしてたけど…身体が回復するために蓄えているんでしょうか?不思議です。

夕方くらいから腰が痛くなりました。お腹の痛み等でずっと前かがみで、まっすぐにできないせいでしょうか。TVを見るのも少しツラく、体勢に困りました。

夜になって、何だか暑い、何か足元に熱風を感じる、と思っていたら、自分が着すぎだと気づきびっくりしました。手術前着ていた冬に着る、モコモコズボン。手術前はそれで大丈夫だったんですが。とにかくひどい冷え症だったので冷えないか心配しながら着替えました。こうしてこの日は過ぎて行きました。

55 ここで手術の結果説明1

術後の経過は置いておいて、このへんで手術結果の説明をします。

普通は手術前に予定があってその予定通りに行われる手術。私にも手術前の予定はありましたが、お腹を開いてみないとわからない部分が何割かありました。これが子宮内膜症らしいです。

腹腔鏡が術中に開腹になるかも、卵巣や卵管摘出になるかも(子宮摘出の可能性は低いようでした。)。又、出血が多かった場合は輸血、等の心配事がありました。

他にも、私は扁桃腺が大きめだったので酸素マスクが合わない場合があり、そうすると挿管(喉に管を入れる)する事になり、挿管すると喉が痛くなりやすく、私の場合術後に高熱が出やすくなるという心配もありました。

結果としては、幸いな事に全て回避できました。手術としては子宮筋腫核摘出、卵巣嚢腫摘出、癒着剥離。

摘出した筋腫のみ、家族が写真を撮ってくれて見る事ができました。聞いていたサイズ(別の病院で)より3~4倍の量でした。先生が頑張ってくださり、大小ありますが計12個の筋腫をとってくださいました。(数を聞くとびっくりですが、大1、中3、小9みたいな感じです。小さなものは1㎝くらい。)

52 術後初めて起き上がる

もうお昼を過ぎていました。次はいよいよ自力で起き上がります。看護師さんが見守ってくださるなか、ベッドサイドのバー等を使って起き上がり、自分の病室に帰るための車椅子にうつります。

不安はありましたが、痛みはあるのですが、私の場合は救急車を呼んだ時が一番痛かったので、うんうん、痛いけど大丈夫、想定内。という感じでした。

こうして車椅子に乗り、自分の病室まで押していただいて帰りました。このころお産が多かったそうで、妊婦さんやそのご家族と何度もすれ違いました。

自分の病室に着き、すぐにお昼ご飯でした。お昼からは普通のお粥です。ひとくち食べるごとに、少したつと腸のあたりで大きな音がしました。「ヴ~~~」と、まるで小型犬がお腹にいるみたい。同時に痛みもありました。便意を我慢するような痛み。耐えるしかありませんでした。何度か痛みに耐え、まだ食欲があまりないので食事を終えました。

熱が37.5℃くらいが続いていました。術後すぐも何度か計っていたのですが、体温計が浮いていて、でも意識がはっきりしていなかったので(気づいていたのに)指摘できていなかったので、正しい温度はわかりません。

知人が子宮の手術をした時40℃以上の熱が続き苦しめられていたのですが(退院も延びてしまう)、私は低くて幸いでした。喉も、扁桃腺が元々大きいので警戒していましたが、寝られない代わりに痰をよく出せたのが良かったようでした。