つくば国語塾

つくばにある小・中・高・既卒を対象とした国語(他に小論文・AO推薦対策・英語)の塾です

高大接続から見るキリスト教主義学校の傾向(番外)

こんにちはつくば国語塾の塾長です。

 

完全な番外ですが、キリスト教主義の学校について述べさせていただきます。

 

特に高校1、2年生と中学受験生は注目してください。

 

大学入試改革は「高大接続」という名称のもとで10年以上前から計画されました。特に目立った事柄としては

 

◉「大学入試センター試験」から「大学入学共通テスト」への変更

◉推薦の方法を「指定校推薦」「AO推薦」から「学校選抜型」「総合選抜型」への変更

 

です。

いずれも名称だけではなく、内容に関して大きな変更があり、高校から大学へのスムーズな移行のために「過度なペーパーテストや詰め込み型の暗記中心の学習」から「問題を発見し、抽出し」、「問題解決を個人・グループで行う」力を育むために、その成果を入試制度から実現しようとしようとしています。

 

ここまでは国公立大学を中心に見てきたものですが、私立大学は上記以外に大きな問題を抱えていました。それは

 

★迫り来る超少子化による大学受験年齢数の減少

★都市部の私立大学に対する定員管理厳格化と緩和化

 

であり、私立の一般入試による選抜は、定員管理厳格化によってますます、大学側の予測が困難となり、財政的に早く定員確保を行いたい私立大学を推薦入試に向かわせている要因となっています。(本年度以降は厳格化がやや緩和化に向かっているようです。)

 

こういった中で、私立のキリスト教主義大学とキリスト教主義高校はどういう局面に立っているのでしょうか。(ここでのキリスト教主義はプロテスタント系の大学・高校のことを指しています。カトリック系ではありません。)

 

従来(プロテスタント系の)キリスト教主義に立つ高校・大学はキリスト教学校教育同盟に加盟しこのこの同盟間の学校推薦を受けて行われることが原則です。(但し、青山学院大学のように同盟高校所属ではない生徒も出願できるタイプの推薦があるようです。)

 

キリスト教系の大学はイメージがよく、MARCHの中に2校・関関同立の中に2校と、都市部の中学受験が盛んな一端が上記のキリスト教系中学のエスカレーター式の付属入学であることは間違いなありません。

 

ではこの文章のキリスト教学校教育同盟推薦はどうなっているのでしょうか。キリスト教主義の高校は地域差があり、茨城は茨城キリスト教高等学校しか同盟に加盟しておらず、しかも茨城県の場合県北地区の水戸なので、あまり有名ではないでしょう。

 

しかし、学校型選抜(特に指定校推薦)の定員が私立大学で4〜5年前から増加し総合型選抜はあまり増加せず、かわりに一般受験枠が減っていることを考えると、キリスト教同盟枠は相対的に増えていることは間違い無いと思われるます。(この項については調べ中です)

 

以上のように、以前は一部の人しか知らなかったキリスト教同盟枠はある程度のボリュームが認知されるに従い人気になる可能性もあります。

 

ここでの関心は、一般受験では難しいキリスト教系高校の生徒が有名キリスト教系大学に指定校推薦で入学できるかです。もし、可能ならばその対策はどうすればよいでしょうか

 

後半ではそれを探ってみたいと思います。

 

 

 

 

今年も英語セミナーを開催します。

こんにちはつくば国語塾の塾長です。

 

今回は夏休み特別セミナーとして弊塾が開催する英語のZOOMセミナーをご紹介いたします。

 

対象はズバリ英語が苦手な中学生1年生・2年生・3年生です

 

英語は基礎から積み上げなければ、上手く伸びていかない教科です。

特に言語活動(国語や英語)は継続的に毎日行うことを習慣化することで

不得意な状況を打破できます。

 

何故国語塾が英語のセミナーを行うのでしょうか?

「おそば屋さんが作ったうどん」のようなネーミングで恐縮ですが、理由は2つあります。

 

1つめは、私たちは英語と日本語(国語)の共通点を認識しているからです。言語活動の要諦は初期の段階で他者を真似をすることです。つまり文法的な説明を重視するのではなく、音の心地よさを感じることが重要なのです。

 

2つめは、日本語と英語の比較による言語認識を育てることです。最近の中学校は英語を日本語に翻訳することに力を入れていません。もう20年以上前から日本語訳のテストは実施されていませんが、このことで英語の意味がわからず勉強している生徒が増えていることを知ってください。

 

つまり、1つめと2つめをミックスした勉強をしていくことが英語習得にとって肝要であるということです。このことがうまくできないと高校英語との接続が危うくなります。

 

「毎日30分、英語の音読」が合い言葉です。

隂山英男私設応援団(3)ー具体的な学習方法(算数・数学編)

今日は、つくば国語塾の塾長です。

 

 

国語塾が算数や数学について述べるのは僭越ですが、算数や数学の基礎にあたる四則演算について蔭山メソッドをベースに述べさせていただきます。

 

例えば、公立の小学校の高学年(5・6年生)が「かけ算九九」を100%(0.3秒以内)にできていない生徒がどのくらいいるのでしょうか。私が感触的に感じているのは、クラス(40人学級)に7〜8人程度存在するのではないかということです。「かけ算九九」ができないということは、割り算は全滅、足し算・引き算も危ういことは想像に難くありません。居残り勉強をさせていない現状では、ほぼ個人の努力で達成できないでしょう。

 

上記の四則演算の計算方法以外に学校での指導に関して、問題があります。

 

計算を筆算にこだわるばかりに、筆算を強要しノートに筆算の過程を書いていないと、0点にする先生がいらっしゃることです。

 

     計算が速い→筆算を省略して暗算する

 

当たり前の成長過程が無視され、筆算していることのアピールを先生にして、最終的に計算のスピードが上がらなくなるお子さんを何人も見てきました。

 

同じ漢字を何回も書くことも同様に、認知心理学の学習理論から否定されています。(この件に関してはまた書きます)

 

話がそれましたが、以下のことがらを徹底してください。

 

  ①足し算・引き算・かけ算を100マス計算の標準である2分を達成させる。

  ②できれば暗算を考える100マスの応用問題も導入する。

 

 

勉強法2題ー認知心理学のエビデンスを応用した実践学習法ー

今日はつくば国語塾の塾長です。

勉強法学習法を科学的に学習・紹介した本や動画は数多くあります。

 

最近、ある本とある動画が気になりました。

 

それは、


www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

 

です。

 

あまたの勉強法の解説がある中で、この2つは説明が明快で、当然共通点が殆どです。

こういった言説が教育界で幅広く伝播していくことを祈らざるを得ません。

 

 もちろん、弊塾では

 科学的な学習法を指導させていただいております。

隂山英男私設応援団(2)ー具体的な学習方法(国語編)

こんにちはつくば国語塾の塾長です。

 

それでは国語から具体的な学習方法を説明いたします。

 

(言うまでもなく、本家「隂山先生」のブログや教材を参考にしていただくことは結構ですが、私の指導方法は隂山先生の指導方法とは異なる場合がありますので、ご自分でご判断願います。)

 

国語の基礎学習の中心は音読漢字です。徹底的に音読と漢字を集中して行うことが近道です。

 

読解方法を身につける前に「漢字が読めなかった」り、「文字を読むスピードが遅かった」り等、その前段階で問題を起こしている場合が驚くほどあります。

 

むしろ、読むという作法が身についていれば、「読解」などという段階は、家庭でのコミュニケーションや自分で読書をするという行為の中で解決してしまう問題なのかもしれません。

 

例えば小学校3年生が小学1年、2年の漢字を完全に書けることはできないのは当然です。しかし、読み方は完全にできるようにしたり、書き順はある程度意識させたることは決定的に需要です。

 

つまり、

 

①読みに比重を置きながら、自分で読書ができる体勢をなるべく早く構築する。

②但し、漢字の書き順は「へんとつくり」などの認知形成に重要なので小学校2年までに確立することが望ましい。

③漢字学習は先取りでもかまわない。自分のペースで行うことが重要。

④音読は教科書に拘らず、小学校低学年でも古文を入れるなどの意味ではなく音の楽しさを練習する。

 

「書く」のではなく、「読む」が全体の8割です。

 

 

隂山英男私設応援団(1)ー隂山メソッドの極意

今日はつくば国語塾塾長の中村です。

 

今回のテーマは「隂山英男私設応援団」。私は10年ほど前から隂山先生の著作を読み、先生の小学生を対象にした指導方針に共感し、蔭山メソッドの教材を使って小学生を指導しています。

 

「蔭山メソッド」の肝は基礎的事項の徹底的な繰り返しです。しかし、学習時間は思ったよりも少なく、基礎で躓いた生徒さんの、最も頼りになる指導方法です。

 

特に小学校時代は徹底的な基礎訓練を怠ると、小学校の高学年での「後伸び」が絶望的です。

 

それでも保護者の方は思います。

 

    もし中受に間に合わなかったら?

    

    →中受をあきらめることです。

 

長い人生です。高校入試・大学入試まだまだチャンスはあります。応援する保護者の方の余裕がご本人に伝わります。ラストチャンスではない機会は見過ごすのも一つの見識です。

 

    人の成長は千差万別です。

 

一度蔭山先生の教材(問題集など)を手に取ってみてください。これだけでいいのです。むしろこれを100%できるようにすることが大切です。

 

      学習は基礎を99%ではなく、

    100%完璧にできるようにすることです。

大学受験生が一般受験の他に考えるべき選択肢②

今日はつくば国語塾の塾長です。

 

大学入試の受験者が従来からの筆記テストを中心の一般受験を目標とする層と、高校の指定校か面接・論文による自己推薦を考える層に分断され、高校3年生で間に合った進路選定が高校1〜2年に決定することが求められるようになりました。

 

大学受験生が一般受験の他に考えるべき選択肢①でも述べましたが、推薦(指定校含む)を考えた場合、高校1年生からの学校内の成績(評定)がものを言います。

 

高校3年生になってから自分が行きたい大学を志望しても一般受験では間に合わないこともあり、浪人の選択に躊躇している場合には、非常にプレッシャーがかかる神経戦が受験で行われることは想像に難くありません。しかし、注意していただきたいのは、一般入試では絶対合格しないと申し上げているわけではありません。

 

特に国公立大学は推薦もありますが、主戦場は一般入試です。努力の結果が必ず実を結びます。浪人することも実力を蓄えるための方法です。

 

以上のことがらを高校3年を対象にまとめると

 

自分の学校の指定校推薦の状況を調べる。

                

                    ①↓

                自分の成績と指定校推薦の枠が合っていればOK

    ②↓

希望する大学に入れない。→総合型選抜・一般入試を考える

 

シンプルですが、悔いを残さず決断してください。

 

 

そして、②総合型選抜・一般入試のチャレンジを決めたら突き進みましょう。

 

つくば国語塾はそんなあなたを応援します。