高学歴女子の憂鬱

「彼氏ができない」

よく同じことを耳にする。

 

本当に嫌というほどこの話題を聞いてきた。

週末のランチでいろいろな人から毎回似たような話を聞かされるのだ。

 

彼女たちはみな、東京大学京都大学、一橋、慶應義塾、早稲田、ICUといった名門大学を卒業後、外資投資銀行や戦略系コンサルティングファーム外資系メーカーといった高収入の部類に入る職業についており、容姿もほとんどの人が人並み以上だ。(外銀のマーケットに勤めているなら言わずもがなか)

 

なぜ彼女たちは彼氏ができないのだろうか。ここ1年で感じたことをブログとしてまとめたいと思う。

 

彼氏ができないというのはもう一段階掘り下げると以下のパターンに分類される

 

1.理想が高すぎていつまでも理想の男性に会わないため

 

「年収1,500万以上、身長180cm、イケメンに会いたい」

このような無謀な条件を言う女性はネット上で確かに散見される。しかしながら、私のまわりにはこのような女性はほとんどいないというのが実感だ。まず彼女たちが出会う男性はほとんど20代後半で年収1,000万を超えており、年収が低い層は日銀マンや、官僚くらいしかいない。そのため、年収のことを気にする人はほとんどいない。ある外銀の女性は「私より年収高い人はほとんどいないことを知っているから同年代に年収は求めないよ」とまでいっている。
身長や顔についても過去に選んでいる男を見るとあまり気にしていないという印象だ。ただし、筋肉質の男性は好まれる傾向にある。本能的に男性ホルモンが強いからなのであろうか。たまに投資銀行勤務の韓国人がとてももてているが理由はここにあるのかもしれない。

よって、1.の理由はあまりはてはまらない。

 

2.合コン等の人工的な出会いを避け、自然な出会いを求め続けるため

 

女性は言う。「合コンでは彼氏ができない。」「合コンは何か嫌」
これは確かに耳にする。これはあながち間違っていない。過去の合コンでいい思いをしていないからだ。いい思いをしていない女の子に聞いてみると、合コン相手がたいてい商社マンなのだ。商社マンは平日も早く帰れるため、平日から合コンマーケットにくりだしている。平日は外資投資銀行のオペレーションズや、アセットマネジメント、マーケットで働く女性たちが合コンに参戦しているが、彼女たちからの商社の評判は最悪だ。商社は同僚たちと「その日のゴール」に集中しているため、女性のニーズにそもそもあっていないのだ。商社マンはとにかく終電をなくすことに終始し、「タクシー代はだすから」の決めゼリフを出す。(なんだかんだ本当に出す場合が多い)
そして、各々で分かれて、女性と夜の歓楽街へと消えていくのだ。

そう、このような合コンを繰り返されていたら、女性は合コンが嫌になるのだ。東大や慶應、早稲田あたりだと大学の同期に商社マンがたくさんおり、彼らの蛮行をよく知っているので「合コン=チャラい」と思うのも無理はない。彼女たちは合コンで持ち帰られた経験が少なからずあるため合コンには絶対いかないときめている。

また、外資投資銀行では社内の30overの先輩の女性陣で独身ながら夜な夜な合コンに繰り出て相手にされていないのを見ているのだ。VP/マネージャークラスになると社内でいくら稼げていても男に相手にされていない。そのため若手の女の子たちは「あの先輩のようにはなりたくない」と思いながら焦って彼氏探しに勤しんでいるのだ。

 

3.男性の落とし方を知らない

 

美貌もあり、裕福で学歴もある彼女たち。意外だが、恋愛偏差値は恐ろしいほど低い場合が多い。よくいろんな女性から男性とのLINEのやりとりを見せてもらうのだが、恐ろしいほどにLINEのキャッチボールが下手くそなのだ。やけに長文だったり、主導権を相手に私すぎていたり、相手を操ろうとする小悪魔要素がまるでなく、本当にストレートなのだ。彼女たちは本当にピュアなのだ。それゆえ、駆け引きのうまいライバルたちに出し抜かれ彼女たちの恋愛が成就することはない。ハイスペック女子で彼氏がいるのは、大学2年位からつきあっている彼氏と長く続いている場合か、見た目が雑誌の専属モデルクラスの女の子に限られてしまうのが現状だ。

こうしてハイスペック女子は婚活市場からますます取り残されていく。

 

 

このような感じでとりとめもなく書いてしまったが、きちんと時間があるときに整理して書いていけたら良いと思う。

 

もうすぐクリスマスなので夜のハイスペック女子にいい冬がくることを願って。