rails4 bootstrap3 で Glyphicons が 表示されない際の対応

rails4 の bootstrap3 の Glyphicons を使用すると production 環境で 404 not found となり表示できない場合の対応。

Glyphicons の *ett, *svg, *ttf, *woff が assets.precompile の対象外となっていることで not found となるようなので、
config/application.rb で以下の設定を追加すると precompile されるようになり表示できます。

#config/application.rb
module ProjectName
  class Application < Rails::Application

    # vendor/assets/fonts/bootstrap/glyphicons-halflings-regular.* を precompile の対象に含める
    config.assets.precompile += %w(*.eot *.svg *.ttf *.woff)
  end
end

エンジニアのキャリアパス (Web業界編)

はじめに

年をとってきたのと、エンジニアチームの管理職を長くやってきたこともあり、エンジニアのキャリアパスについて相談されることがよくあります。

SIer業界の場合は探すと幾つかの資料があるのですが、Web業界のエンジニアのキャリアパスについては、なかなか納得できるものがないため、毎回相談されるたびにホワイトボードに書いていた内容を今回まとめることにしました。


はじめに断っておくと、私はエンジニアとして社会に出てから今年で14年目になり、現在の会社が4社目になります。私が経験した会社は4社中3社がいわゆる「Web業界」と呼ばれるような会社です。どうしても自分自身の経験してきた会社や業界のバイアスを受けていると思います。

また、私は現在37歳ですので、40歳以降のキャリアパスについては正直わかりません。とはいえ40歳から突然ルールが変わるわけではないので、考え方は同じだと思っています。

この記事は、こういったキャリアを歩むべきだという教科書ではなくて、「こういった考え方を持った人もいるんだ」的な話のネタとして、キャリアについて迷うエンジニアに読んでいただき、参考になれば嬉しいです。

また、キャリパスについて相談されている先輩や偉い人たちは、キャリアパスの多様性について理解を示してあげて、その人のキャリアパスが具体的であればそこに至る道程を示したりアサインし、具体的でなければ少しでも具体的になるように具体的にディスカッションしてあげてください。

エンジニアがキャリアパスについて不安に思う理由

エンジニアがキャリアパス(将来)について不安に思うのは以下の理由があると思います。

年功序列のような制度・慣行がはじめからない業界で将来が見通しにくい。
・産業・職業としての歴史が浅く、社歴も長くないため、世の中にも、身近なところにもロールモデルとなる人がいない。
・企業、技術(スキル)、働き方などで、変化が非常に早く・激しく、現状のスキルやキャリアが将来有効かわからない。

キャリアパスとスキルパス

  • スキルパス
    • スキルを習得していくための道順。個々のスキルの関連を主に示している。
    • 「こっちに方面のスキルを伸ばしていくと、こういうスキルがあるよ。」案内図。
  • キャリアパス
    • 自分の働き方の選択肢や市場価値の伸ばし方。
    • スキルパスよりももう少し大局的で、習得した方が良いスキルの方向性を示してくれる。

ドラクエのようなRPGでいうと、どういった職業を選択して成長させていくかがキャリアパスで、
どの「特技(スキルとか魔法とか)」を習得して、よりハイレベルのスキルを習得するのかがスキルパスでしょうか。

キャリアの方向性

キャリアの方向性は大きく3分野に大別してみました。

  • 技術
    • エンジニアとしてのスキルを伸ばしていって、スペシャリストとして自分を成長させていく分野。
    • スキルを伸ばしていくと、難易度が高い技術的なチャレンジを任されたりします。
    • この分野でハイスキルな方は、会社の枠を超えてオープンソースプロジェクトなどで活躍されている方も多いかと。
    • これは、会社に閉じていると技術的な難易度や世の中への貢献度が成約されてしまうことと、自分に似たよりハイスキルな人との仕事・交流を求めているからかもしれません。
  • 事業
    • 開発することではなく、事業(サービス)を運営していくなかで、自身が成長していく分野。
    • サービスのビジネスモデルや仕様を決める企画的な業務やプロジェクトマネジメントなどのスキルがあります。
    • スキルを伸ばしていくと、事業責任者としてさらなる事業の成長や、新規事業の立ち上げを任されたりします。
    • エンジニアリングは手段であって、やりたいことは事業(サービス作り)なんだ!という方に多いような気がします。
    • エンジニアとしてのバックグラウンドを持つことで、開発チームとの密で良好な関係を築けたり、外注するときに開発委託先に騙されにくいといった利点もあるかと。
  • 人事
    • いわゆる「ラインマネジメント」。
    • 採用、育成、評価、組織設計、制度設計など組織とその中の人たちの能力を活かし・伸ばすためのスキルがあります。
    • 技術+人事 = 開発部長、事業+人事 = 事業部長というように、他の分野と組み合わせて経験していくことが多いと思います。

キャリアパスの例

  • エンジニアスペシャリスト
    • エンジニアとしての技術を深めていって、現場の第一線で活躍するハイスキルエンジニア。
    • その能力を最大限活かすために「人事」分野の業務負荷を最小限にするために、部下を持たないか、少人数のチームリーダーとなる。



  • 開発チームのマネージャー
    • エンジニアとして現場の第一線で開発していたが、チームが大きくなるにつれて、徐々に管理職となっていくパターン。
    • チームの規模が小さいときはプレイングマネージャーとして、エース&監督として活動するが、チーム規模が大きくなると人事面の仕事が増えて現場から離れがちになるかと思います。


  • エンジニア出身の企画担当、ディレクター
    • エンジニアとしてキャリアをスタートしたが、コードを書くよりも企画したり、ディレクションしたりすることが増えるパターン。
    • コードを書くよりも、Excel, PowerPoint, Google等のAD系ツールを使う時間が増えて、コードを全く書かなくなる人が多いと思います。
    • エンジニアリング経験があることを活かして、開発チームとの良好な関係を気付けたり、技術面を考慮した仕様書を書けるなど、開発経験を活かすことができます。

キャリアパスとスキルパスの連携

  • キャリの実態は、経験によって得たスキルの集合なので、キャリアパスとスキルパスは一体です。
  • でも、鶏と卵で、キャリアによって得たスキルもあれば、スキルによって得るキャリアもあります。
  • また、技術と事業(企画)の両分野のスキルが必要となるフロントエンドエンジニアや、技術+人事の開発部長、事業+人事の事業部長のように複数分野にまたがったスキルもあると思います。

なお、図中のスキルは、単に例として上げただけなので、この順番でこのスキルを得ていくということを説明しているわけではありません。

スキル(経験)のレベル

一言に「◯◯ができる」といっても、以下のレベル(深さ)があると思います。なので、各スキルについて、自分がどのレベルなのか認識し、より深いレベルに到達するように勉強なり、場数なりを積むことが重要だと思います。

また、ハイスキルほど、教えてくれるひとがいなくなるし、本などで一般知識を得ても自分の状況でその通りに行かないことが増え、自分で試行錯誤しながら苦労することも増えると思います。

  • 教えられてできる。
  • 一人でできる。
  • 教えられる。
  • 新しい価値(仕組み、事業、組織、制度など)を作れる。
  • (場合によっては)より広い範囲で貢献する(例: 世界 > 業界 > 会社 > 部門 > 個人)。

最後に

  • 人によってやりたいこと、適してていることも違うでしょうから、おすすめのキャリアパスはないと思います。
  • 自分が好きと思う方法に進めば良いと思うし、違うと思ってからキャリアチェンジは可能です。
  • 各分野それぞれにやりがいも、楽しさも、価値ある仕事もありますし、どの分野でも給与を伸ばすことができると思います。
  • ただし、どの分野に行っても、その分野を極めるぐらいのつもりで、一つ一つのプロジェクトやスキル習得をやり切ることが大事だと思います。
  • また、自分自身のキャリアパス/スキルパスの目標が明確な場合、自分の現状(仕事・部署・会社)の延長に目標があるのか、もしくは、転職や移動など何らかの進路変更をしないと目標に到達しないのか?は1年に一回は考えてみても良いと思います。

ビットコインについてのメモ

まだ書きかけ....

特徴

  • 特定の国家、企業、組織によって管理されていない通貨として使えるデータ(仮想通貨)。
  • 実在の通貨やモノ・サービスとビットコインをインターネット上の取引所で交換することで通貨としての役割を果たすことができる。
  • Satoshi Nakamoto を名乗る人物によって投稿された論文に基づき、2009年に運用が開始された。
  • インターネット上で取引(ビットコインの受け渡し)が行われ、低い手数料、短時間で決済できる、高い匿名性と国家による規制が(当初は)存在しないなどの理由により、通貨の信頼性が低い国(ギリシャキプロス)、国家の取り締まりが厳しい国(中国)などで、物品・サービスの購入、海外への送金などで利用が広まった。
  • 発行されるビットコインの総量は約2100万に固定されており、通貨の発行量による価値の減少(インフレ)が起こらないようになっている。ただし、取引時の価格(相場)は変動するため、価値が変わらないわけではない。
  • 国家としての統制が及ばない、匿名性が高いことから、初期段階ではシルクロードなどの裏社会での取引で広まった。
  • 同様の概念の仮想通貨は複数存在し、ビットコインの存在価値は、流通量(市場シェア)による利便性と将来性によって成り立っている。

技術的な特徴

取引(Transaction)
取引の承認
発掘(Mining)
  • 新規のビットコインを発見して流通させること。
  • 実際の処理としては、新規Transactionを作成すること。

将来性についての考察

資産としてのビットコイン
  • 投機性が強く、資産価値が安定しないため、非常に不安定な資産となる。特に保有期間が長くなるほどリスクが高まる。
  • 交換対象の物品・サービスに必要な(実通貨にて換算される)コストの変動に比べて、ビットコインの価値の変動が大きいため、実世界の資産をビットコインに置き換えるには多大なリスクが発生する。
  • 逆に言えば、通貨危機のような実通貨が非常に不安定な状況に置いては、代替手段となりうる。
    • その場合であっても、米ドルで持ったほうが資産の保全に効果的だと思われるが、両替の取引コストを最小にしたい場合ビットコインは有効。
媒体としてのビットコイン
  • 中国元と米ドルの交換のような、いったんビットコインに変換してすぐ他の通貨に変換するような利用方法では、手数料の安さ、国家による規制の少なさ、匿名性の高さ、取引が短時間で成立するなどのビットコインの特徴がメリットとして活かされる。
  • この場合、取引が短時間で成立するため、ビットコインの価値の不安定さは大きな問題とならない。
  • パチンコ屋で、景品として金塊をもらって、すぐ換金する際に、金価格の変動リスクは問題にならないのと同様。
  • 実際、中国の富豪が、ビットコインを通じて、自身の資産を他国通貨などへ国外退避させるニーズは結構ある模様。
投資としてのビットコイン
  • 利用者が増えるほど、投機目的の資金流入が発生し、バブル相場が発生するため、投資目的として注目されている。
  • ただし、通貨としての流通量が大きくなると、脱税や反社会勢力による利用など匿名性と統制できないことに対して、国家が黙認を続けるとは思えず、いつか価格の暴落を招くと思う。
  • 実際、2013年冬には、中国が中国元によるビットコインの購入を規制したことで、ビットコインの価格が大きく下落した。
全体的に考えると
  • 資産としては、価格変動についてのリスクが高すぎて現実的ではない。
  • 通貨としては、流通量が大きくなれば、いずれ国家が規制等で介入すると思われるため、特徴(メリット)が大きく損なわれる。
  • 媒体としては、取引の手軽さと安さ、利用者数の多さによって有用で、国家や通貨に対しての信頼が低い国や裏社会で流通し続けると思われる。

『ネット起業! あのバカにやらせてみよう』- 岡本呻也(著)

  • http://www.nin-r.com/uneisha/netbaka/
  • ダイヤルQ2から、iモードまでの約10年間の間に起きた、日本でのインターネットベンチャーの経営者と会社の成り立ちを、経営者本人へのインタビューなどを元に、客観的に記載しているのが本書です。
  • 経営者のつながり、アイデアの挫折、人と技術のめぐり合わせなど、なんでこんなにめまぐるしく人々が交差して、挫折と成功が表裏一体となって時代を作っていくんだろうか。。。。と思えてしまうほど不思議で、変な漫画や小説よりも伏線が回収されていくのが面白いです。
  • 「早く行動する」「仲間を作る」「お金をうまく回す」「競合よりも一歩抜きん出る」これが本当に大切なんだなぁと痛感します。
  • 板倉さん の「社長失格」と合わせて読むのがおすすめ。

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 - 井川意高 (著)

  • http://www.amazon.co.jp/dp/B00H2DDJA6/
  • 本書だけではオススメではないんですが、上記2つの本と読み比べるのであればオススメです。
  • 絶頂から、どん底に落ちた人の考え方や境遇を読み比べて、いろんな教訓を自分にたくさん取り入れたいと思いまいた。
  • ただ、読んでる途中から「著者はこの本で何を伝えたかったのか?」が疑問に思えてきた。タイトルは、懺悔録とあるが、懺悔録には思えませんでした。
  • 懺悔、言い訳、後悔、自慢、ギャンブルの面白さ(?)などたくさんぶれています。。。単に、世の中に対してひとこと言いたかっただけなのかもしれません。
  • これから、服役されると思いますが、ぜひ服役中にじっくり考えて、出なおして欲しいです。

ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく - 堀江 貴文 (著)

  • http://www.amazon.co.jp/dp/B00G9KDQQU
  • 四苦八苦しながら全力疾走している人、悩みながらも走っている人、背中を押してくれる一言がたくさん書いてあります。
  • 何かに悩んでいる人、何か打ち込めるものを探したい人にもオススメです。ヒントがたくさん書いてあります。
  • 「前向き」「ひたむき」「働きたい」「仲間に感謝」など共感する点がものすごく多く、 ひたすら素直に綴られた思いに、全面的に共感しました。