森鴎外の百物語を読んだら言葉が難しすぎたので意味を調べた
森見登美彦の新釈 走れメロス 他四篇という小説が積読になっていたので、ようやく読みました。 この小説は、以下の5篇の小説を、舞台設定を現代(の大学生活)にして書き直した、みたいなものです。
で、山月記、走れメロス、桜の森の満開の下は読んだことはあるものの、藪の中と百物語は読んでないので、読んでみたのですが、百物語は日本語が難しすぎて進みが悪かったです。 藪の中も読みましたが、そっちのがだいぶマシです。
なお、百物語は下記から読めます(それ以外も青空文庫で読めますし、Kindleで無料であります)。
というわけで、以下、わからなくて調べたもの(以外も、あまり使わなさそうな単語)を、下記に列挙と説明します。内容は保証しません。
アクセンチュエエ
IT関係の人だと、アクセンチュアに思うところがあって叫んでいる言葉かなと思いかもしれませんが(思いません)、違いますね。
森鴎外の留学先はドイツですが、ドイツ語っぽい発音でもなさそうなんですが、フランス語の「accentué」が近そうです。英語だと、「accented」。
「或る廉々がアクセンチュエエされて、霞んだ、濁った、しかも強い色に彩られて、古びた想像の島ってある、僕の脳髄の物置の隅に転がっている」のように書かれています。
ところどころ強調されて、みたいな感じで良いのではないでしょうか。
ファキイルと云う奴がアルラア・アルラアを唱えて
こんなものは、通常調べないで、誰かが、何かを唱えてる、ふーん。くらいで良いんですけども、一応調べました。
下記のサイトに、「『ファキイル』はイスラーム・スーフィズムに由来する言葉で、ほんらい托鉢僧・乞食僧」とありました。
更に調べたところ、Wikipediaにて、「托鉢行や乞食行を実践する修行者を「貧者」(ファキール فقير faqīr)と呼び、ダルヴィーシュの同義語として用いられた」とあります。
イスラム教ですので「アルラア・アルラア」とは、「アッラー・アッラー」ということでしょう。
蔀(しとみ)
これは、人名として使われていますが、「蔀」とは何なのか。これは、下記のとおり。格子状の建具のことのようです。
下記には、「現茨城県である常陸の有名氏族」とありますね。この蔀という方も茨城の方かもしれません。
両国を跡に見て、川上へ上って、寺島で
「東向島は、昭和39年から40年まで(1964年から1965年まで)の町名改正以前には寺島と呼ばれていました」とありますので、「寺島」は「東向島」のようです。
柳橋の船宿
「かつて東京都台東区柳橋に存在した花街」とのことですが、「台東区柳橋1丁目」は両国のすぐ近くですね。両国の近くから船に乗って隅田川を北上し東向島まで行くということですね。
飾磨屋(しかまや)
「飾磨」は姫路市の南部の地名とのことです。「褐 (かち) 染めの産地」とのことなので、染物屋でしょうか。
新釈では、「鹿島」という人物なので、音を似せたんでしょうね。
紺絣(こんがすり)の銘撰(めいせん)の着流しに、薄羽織
紺絣は、紺色の地に白い絣文様があるものですが、絣というのは、染色済みの糸を使って織る技法ということです。 詳しくは、下記。
銘撰は「銘仙」のことで、「平織した絣の絹織物」でした(Wikipedia)。
「当初は平仮名の「めいせん」であったが、1897年(明治30年)、東京三越での販売にあたって「各産地で銘々責任をもって撰定した品」ということで「銘撰」の字を当て、その後、「銘々凡俗を超越したもの」との意味で「仙」の字が当てられて「銘仙」となったという」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%98%E4%BB%99)
薄羽織は、以下で熱く語っておられる方がいました。
https://www.hana-wakou.co.jp/komonohana/blog/summer_outer_10173/
書見
書物を読むこと。まんまですね。
色若衆
「色を売る若衆」ということらしい。
見台
「現在では、書物をおくものを書見台、邦楽で使用するものを見台と呼び分けている場合が多い。また仏具の一種」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%8B%E5%8F%B0) とありますが、この時代ではたんに本を置く台でしょう。
薄茶
普通にそのへんで出ているお抹茶は、たいてい薄茶なので、それを想像すればよいです。 うっすいお茶ではないです。
イブセンの所謂幽霊
イプセンはノルウェーの劇作家です。「いわゆる」というのが気になりますが、下記ですかね。
幽霊 (岩波文庫 赤 750-4) | イプセン, 原 千代海 |本 | 通販 | Amazon
下記に詳細に書かれている方がいました。
文脈的には、どうなんですかね。
「百物語と云うものに呼ばれては来たものの、その百物語は過ぎ去った世の遺物である。遺物だと云っても、物はもう亡くなって、只空き名が残っているに過ぎない。客観的には元から幽霊は幽霊であったのだが、昔それに無い内容を嘘き入れて、有りそうにした主観までが、今は消え失せてしまっている。怪談だの百物語だのと云うものの全体が、イブセンの所謂いわゆる幽霊になってしまっている。それだから人を引き附ける力がない。客がてんでに勝手な事を考えるのを妨げる力がない。」
なんか、違う気がする。
下記の目次に「連載 鴎外 その紋様(27)「イブセンの所謂幽霊」について / 竹盛天雄/p146~150」とあるので、国立国会図書館にいけば謎が解けるかもしれません(僕は行かないけど)。
お酌
「お酌の甲走った声」とか「お酌を揶揄らしく」とあるので、人ですが、お酌をする女性を「お酌」と言っていたようですね。
根附(ねつけ)の牙彫(げぼり)
根付ですね。牙彫は、象牙の彫り物でしょう。
薄縁(うすべり)
畳表だけのもの。いわゆる、ゴザですね。
結城紬(ゆうきつむぎ)の単物(ひとえもの)に縞絽(しまろ)の羽織
「結城紬(ゆうきつむぎ)とは、茨城県・栃木県を主な生産の場とする絹織物」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%90%E5%9F%8E%E7%B4%AC) 単物 は、裏のついていない和服の総称です。
「縞絽」は縞模様の絽ですが、「絽」とは、夏物の生地で、フォーマルな感じらしいです。
鶴亀鶴亀
真面目に調べたことなかったのですが、「縁起直しにいう語。ふつう『つるかめつるかめ』の形で用いる」ですね。 景気の悪いことを言った後に、縁起の良い鶴と亀を胃うことで、帳消しにしたいんでしょう。
船の艫(とも)
船の後ろの方(船尾)ですね。
織地のままの繭紬(けんちゅう)の影紋附
繭紬は「 柞蚕(さくさん)の糸で織った一種の紬(つむぎ)」(https://kotobank.jp/word/%E7%B5%B9%E7%B4%AC%E3%83%BB%E7%B9%AD%E7%B4%AC-258770) とのことです。 柞蚕(さくさん)というのは、蚕の種類のようで、紬は絹織物のことですね。
陰紋というのは、刺繍で輪郭だけを象ったもの(https://kotobank.jp/word/%E9%99%B0%E7%B4%8B-461269)とのことです。
織地のままというのは、染めてないということですかね。淡褐色の絹織物に、陰紋の刺繍が誂えてあるといった具合でしょうか。
木母寺
現存する天台宗のお寺。
ホーム - 木母寺 公式ホームページ (天台宗 梅柳山 隅田川厄除大師)
隅田川の近くにあるようですね。
冠木門(かぶきもん)
「冠木を渡した、屋根のない門」
「冠木」は「門や鳥居などで、左右の柱の上部を貫く横木」とのことです。
画像検索するのが速いですね。
かなめ垣
「アカメモチを植えた生け垣」とのことです。
アカメモチは、カナメモチと同じ。「若葉は紅色」ということで、そういや近所の生け垣もこれだわ、と思いました。
一顰一笑(いっぴんいっしょう)
ちょっと顔をしかめたりちょっと笑ったりすること。表情をわずかに変えることですね。
アヴァン・グウ
フランス語の「avant-goût」でしょうか。「味」とか「予兆」とかのようですが…。
「その頃まで寄席よせに出る怪談師が、明りを消してから、客の間を持ち廻って見せることになっていた、出来合の幽霊である。百物語のアヴァン・グウはこんな物かと、稍馬鹿にせられたような気がして、僕は引き返した」とあるのですが、予兆じゃ変だし、ここでは味付け(演出)みたいな意味合いでしょうかね。
紗の道行触(みちゆきぶり)を着た中爺いさん
「紗」は、「縞絽」のところのリンクに説明がありますが、夏物の生地ですね。 「道行」は和装の外套ですね。「道行」のことを「道行触」ともいうようです。 「中爺いさん」は、なんですかね。中年製と爺との間なんでしょうか。
田の畔(くろ)
「田と田の間に土を高く持ったところ」(https://kotobank.jp/word/%E7%94%B0%E3%81%AE%E7%95%94-2058077)
根調(こんちょう)
「ある考えや作品などの奥に流れていて、そのもとになっている傾向。基調」(https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%A0%B9%E8%AA%BF/#:~:text=%E3%81%93%E3%82%93%E2%80%90%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%94%E2%80%90%E3%83%86%E3%82%A6%E3%80%95,%E5%9F%BA%E8%AA%BF%E3%80%82)
銀杏返し
女性の髪型です。時代劇でよく見そうなやつですが、違いがあったとしても、違いがわかりません。
六分珠の金釵(きんかん)
六分珠は1.8cmの玉ですね。それがついている、金製のかんざしです。
今紀文
文脈的には、今時分とかいうことだろうか...。不明。
ではなくて、「今」の「紀文」(紀伊國屋文左衛門(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%80%E4%BC%8A%E5%9C%8B%E5%B1%8B%E6%96%87%E5%B7%A6%E8%A1%9B%E9%96%80))ですね。 紀伊國屋文左衛門は、江戸時代の大符号で、「紀文」と呼ばれていた。
現在の「紀文」のような大富豪とかやり手、のことを「今紀文」と呼ぶのでしょう。
「今紀文だと評判せられて、あらゆる豪遊をすることが、新聞の三面に出るようになってからもうだいぶ久しくなる。きょうの百物語の催しなんぞでからが、いかにも思い切って奇抜な、時代の風尚にも、社会の状態にも頓着しない、大胆な所作しょさだと云わなくてはなるまい」
ゴリキイのフォマ・ゴルジエフ
ゴーリキイのフォマ・ゴルデーエフですね。
"Foma is just a sprightly man looking for freedom but feeling thwarted by life's conventions,"(https://en.wikipedia.org/wiki/Foma_Gordeyev)とのことなです。 「フォーマはただの実直な男で、自由を求めているが、世間のしきたりに邪魔されていると感じている」と云うような人物のようです。
血糸
ぐぐると厨二っぽいのしか出てこないですが、「あの血糸の通っている、マリショオな、デモニックなようにも見れば見られる目」と、目にかかるので、「充血している」とか「血走っている」くらいの意味合いで良いのではないかと思います。
マリショオな、デモニックなようにも
文脈的には、形容詞で、demonic(悪魔的) と並んでいるので、malicious(悪意のある) ではなかろうか。 フランス語では、「malicieux(男性)」、Googleに発音させると、「マリシュ」といった感じに聞こえます。ただ、フランス語の「démoniaque」は、「デモニャッキ」みたいに聞こえるので、これは、英語かなぁ、と思います。
飾磨屋の馴染は太郎
「太郎」とありますが男ではないです。下記によると、芸者が男のような名前をつけているのは、「江戸時代の法の網くぐりの名残」とのことです。
黒羽二重の紋付
黒い着物に紋付きだけがついている地味な着物。でいいんじゃないだろうか。
湯灌(ゆかん)の盥(たらい)
「湯灌は、人がなくなったときに、ぬるま湯を使って体や髪を拭き清める」なので、それを行うために湯を入れておくためのタライですね。
閼伽桶(あかおけ)
「浄水を井泉から汲んでくるために用いられる小型の手桶」「浄水は煩悩(ぼんのう)を洗い雪(そそ)ぎ、諸尊を供養(くよう)するために献じられるもので、香や華、燈火とともに重視された」
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/148964
お墓参りのときに、墓にかける水を汲むための桶で、馴染みのあるものですね。
稟賦(ひんぷ)
「天から与えられた、生まれつきの性質。天性」とのことです。
アネクドオト
ロシア語では、滑稽な小話全般。日本では「旧ソ連で発達した政治風刺の小話」として用いられることが多いとあるが、森鴎外の時代からそうだったのかはわからないですが、舞踏に関する話についてなので、政治は関係ないかなと。英語の「anecdote」であれば、「逸話」。急にロシア語が出るのもへんだから、逸話のほうかな。
スタチスト
ドイツ語の、「端役。エキストラ、重要でない人物」。(https://kotobank.jp/dejaword/Statist) 文脈的に、端役、もしくは傍観者的なものだろうというのはわかったんですが、ドイツ語にたどり着くのに時間がかかった...。
オルガニック
オーガニックでしょうが、「オルガニックな欠陥」て、なんですかね。添加物のないという意味で行くと「天然の」とか「もともとの」という感じですかね。
おわり
ググればだいたいわかる時代なんですが、ググってもまぁまぁ厳しいものはありますね。独特のカタカナは意味わからないですね。 百物語を読む人の助けになれば幸いです。内容は保証しませんけども。
まぁ、でも、ちゃんと調べると、情景が目に浮かびやすいというか、割と想像の助けにはなって良かったんではないかと思います。 百物語自体話としては大した話ではないとは思いますけどね。
根腐れを防ぐための百均グッズ
植物を育ててるんですが、夏場は毎日水をやらないといけないのですが、鉢受け皿に水がたまりっぱなしになってるのは、流石によろしくないんじゃないかと思い、対策を考えてみました。
鉢受け皿と鉢の間に空間があれば良いわけなので、プラスチックの棒でもあれば良いのかなと思ってDaisoで探してみましたが、良いものがなく、代わりに下記のものが見つかりました。
なんか猫よけグッズのようですね。リングのプラスチックが並んでいて、各リングに4つの突起が出ています。これを引いておけば、猫が痛がって来ない...ということなのかなと思いますが、 これを適当な大きさに切り取って、突起部分をを逆にして、鉢底皿に置き、その上に鉢を置きます。
こんな感じで置いて、
こんな感じで、鉢を置きます。
これで、鉢と鉢受け皿の間に隙間ができるので、根腐れ防止になるんじゃないかなと、思います。 あんまり重たい鉢だと、ちょっと厳しいと思いますが、大きい鉢なら、鉢底石をちゃんと敷けば良いんじゃないかなと思います。
2枚買って、10鉢くらいには敷けました。なかなか良いのではないかと思います。
スマホを持ってない勢とAlexaでビデオ通話をしてみる
コロナのせいでここ2年くらい帰省していません。なかなか両親や親戚の顔を見る機会がないですね。
一応、実家と兄の家には以前、2台で半額のときに買ったEcho Spotを送りつけたので、ビデオ通話ができます。 まぁ、スマホ持っていれば別にLineとかでも良いわけなので、別にAlexaにこだわる必要は特にないですね。
ただ、今回、祖父母と叔母の家でもビデオ通話をしてみたくなったのですが、両方ともスマホを持っていません。
実家と兄には、物をそのまま送りつけるだけでしたが、今回は、割と苦労したので、その記録です。
0. 前提
インターネットとWifiが必要です。さすがにそれをリモートで面倒みるのは厳しいので、そこはある前提です。 Wifiのパスワードがわからない場合...は、結構大変ですが。WIndowsとかMacとかを使っている場合は、そっちから見れると思います。
まぁ、忘れてるという人は、デフォルトのパスワードでしょうから、ルータにデフォルトのパスワードの書かれたラベルtが貼られているかもしれませんので、それを探してもらっても良いと思います。
参考までに、祖父母は90歳オーバーでPCは一応使えますが...仕組みとかは分かっていませんので、wifi設定や通話は両親に頼みました。 叔母の方はPCは使えるけどスマホは持っていないという感じです。
1. ビデオ通話できるデバイスを用意する
選択肢がいくつかあります。
1番目のFireタブレットも最近のものはAlexa搭載しています。古いものでも、Alexaアプリが動けば大丈夫です。 2番目の普通のタブレット/スマホも、Alexaアプリが動けば問題ありません。 3番目は言うことないですね。でも、3番目にしたのには理由があります。EchoデバイスはAlexaアプリに依存しているので、スマホ持ってない勢にはハードルが高いです。
Fireタブレットはめちゃくちゃ安いのでおすすめですね。
最初、Fireタブレットで良いということに気づかずに、安く買った Echo Show 8 を祖父母用にしました。Alexaアプリは余ってるスマホにインストールしました。 まぁ、写真を表示するようにしておいて、こっちから勝手に見せたい写真を追加するとかもできるので、そんなに悪くもないかなと思っています。 叔母用には、自分が使っていたFire HD 8inch(古いやつ)にしました。古いやつなので、"Alexa"と呼びかけても反応しないです。
2. amazonアカウントを用意する
amazonアカウントを持ってるなら、自分で登録してもらえればそれが一番ですが、今回はちょっとハードルが高そうだったので、こちらでアカウントを用意しました。 祖父母と叔母の分で2アカウントを作りました。
各デバイスにアカウントを登録すればOKです。
3. 電話番号を用意する
ビデオ通話をするには、電話番号が必要です。amazonからSMS認証が来るため、SMSが受け取れる電話番号が必要です。 ※自分の電話番号を既に別のAlexa端末に登録している場合に、別の人用の端末に自分の電話番号は入れないほうが良いです。
適当にぐぐると、フリーのSMSを受け取れるサービスはあるんですが...フリーのものは使い回されるし、SMSのメッセージとかも他の人に読まれてしまうので、SMS認証のためとはいえ、ちょっと気持ち悪いので、やめました。
sonetel というサービスがあり、ここでSMSを受け取れる番号を取得できます。 この番号ですが最初は有効期限があります。Webのチャットツールを自分のサイトに設置すれば有効期限がなしになるようです(おそらく)。 月$2弱くらいので値段でしたので、僕は購入しました(USが一番安そうです)。
この番号を、各デバイスに電場番号として設定します。Echoデバイスの場合はデバイスのセットアップ中に入力するタイミングがあったと思います。 Alexaアプリは、設定 => マイプロフィール から入力できます。
なお、SMS認証後に番号を変更する場合、カスタマーサポートに連絡しないといけない(チャットでさくっとすむので、これは別にいいのですが)のと、解除申請後24時間たたないと実際に解除はされないそうです。お気をつけ下さい。
sonetel の電話番号にSMSメッセージが来ると、登録しているメールアドレスに対して内容が届きます。メールをチェックしてSMS認証を済ませましょう。
4. 連絡先に登録する
自分のスマホに入っている連絡先に、取得した電話番号を追加します。Alexaアプリと連絡先の連携をしていない場合は、Alexaアプリの連絡先に追加します。
通話 => 右上の人のマーク => 新規 で追加できます。ここに、先程取得したSMSの番号を入れればOKです。
自分以外にも通話したい人がいるなら、その人たちにも、取得した電話番号を渡して連絡先に登録しておいてもらいましょう。
5. 動作確認
送って動かなかったら悲劇なので、動作確認をします。
- 自分のEcho/AlexaアプリからAlexaビデオ通話を試す
- 相手のEcho/AlexaアプリからAlexaビデオ通話を試す
以上ですね。うまくつながればOKです。念の為、自分以外の家族とも通話しておけば良いと思います。
6. 送付
セットアップしたデバイスを相手先に送ります。Wifiのパスワードを入れてもらえばOKなはずです。 Echoデバイスの場合、amazonのパスワードも必要かもしれません(なぜか聞かれた)。
7. Wifiの設定をしてもらう
スマホ触ったことないので、説明がうまく行かずで...まぁ、大変でした。 あと、Fireタブレットのカバーを折り曲げて立てかけるのにもなんか苦労しました。
昼休み中にやったんですが、30-40分くらいはかかったので、時間の余裕のある時にやったほうが良いと思います。
以下のような手順で教えると良いかもしれません(Fireタブレットを想定)。どんなに相手がとまどってもゆっくり待ちましょう。 使ったことのないデバイスなので、相手のほうがパニックです。
- デバイスの持ち方・ボタンを教える
- カメラ穴はわかりやすいので、それを認識してもらう
- そこから電源ボタンを教える
- ロック解除(と言っても通じないので)
- 下にある鍵マークを上から下に指でなぞるとかで説明する(スワイプとか通じないので)。
- ホームにいることを確認する
- 迷子になったら、ホームボタンは教える(画面中央下の丸いボタンのような説明)
- 上から下になぞると、アイコンがならんだ小さい箱がでることを確認する
- さらに上から下になぞって、右下の歯車マークを触ってもらう
- ここでタップという言葉は教えておいたほうが良いですね
- インターネットをタップ
- Wifiの設定をタップ
- 自分の家のWifiを選んでパスワードを入力してもらう
- 入力方法についても教える(英数の切り替えがどこにあるかとか)
- ホームボタンをタップ
- Alexaアプリを起動
- 青背景に白い丸のアイコンといえばわかりやすい
- 画面下部の5つ並んでるアイコンの左から2番目の「通話」をタップ
- 上の方に4つ並んでるアイコンのコールをタップ
- 連絡先を選んで、Alexaビデオ通話をタップ
これくらいかみくだけばいける...んじゃないかな...。
8. 通話
後は、実際に通話して終わり、です。
まとめ
まとめることは特にないのですが、なかなか祖父母や叔母と顔を見て話す機会がなかったので、うまくいって良かったです。 顔見て話したいけど、スマホ持ってないんだよな〜という人のお役に立てれば幸いです。
三宅島旅行
3/17-3/19に三宅島に行ってきました。毎度ですが(というほど書いてないけど)、目的は鳥を見に。なお、長いです。
17日土曜日の午後に飛行機で行って、一泊して帰るつもりだったのですが、17日の飛行機の最終便が機材故障の影響で、出発時間が早まってしまい、やむなく22:30発の船で行くことにして、18日に宿泊することにしました。
ちなみに、飛行機は調布飛行場からの出発になり、搭乗30分前には手続きを済ませる必要があります。ネットでの予約は3時間前、電話の場合は1時間前くらいまでとのことでした。
船は東海汽船で竹芝桟橋から出発し、三宅島、御蔵島(停泊できないこともある)を経由して八丈島まで行きます。出発の30分くらい前に買ってれば行けるんじゃないでしょうか(15分前には出港手続きを済ませなければならないと書いてます)。三宅島からの場合は、出港先が天候によって異なるため、11時にならないと出港地が決定されず、12時〜13時15分までの間に購入する必要があるそうです(予約はできる)。ちなみに、東海汽船の株主の場合35%オフの優待券がもらえるらしい。日本野鳥の会のメンバーの場合、1割引で購入できるらしい(知らなかった、損した)。インターネットで事前予約している場合も割引を受けられます。詳しくはこちら。
初めてなんで、1時間前くらいに竹芝桟橋に到着。特二等のチケットを購入しました。乗船は出発の20分前から。それまでに翌日の朝飯を売店で購入しました。
下記の橘丸という船です。ノルウェーの国旗ぽいものは、東海汽船の社旗であって、関係はないそうです。写真に釣り人らしき人が並んでますが、三宅島で釣りの大会があったらしく、結構いました。
船内は思ったより良かったです。トイレも綺麗だし、特二等は2段ベッドがずらっとならんでいる部屋で、ベッドは薄いマットレスですが割と寝心地は良かったです。二等も特二等も大きめのリュックがぎりぎり入るくらいの鍵のかかるボックスが付いています。土曜の夜は客が少ないということで、僕のいるスペースには僕一人だけでした。レストランも付いてましたが、既に軽く食べていたので、餃子だけ頼みました。まぁ、普通。
その後は朝4時に目覚まし(Hushってのを使ってます。久々に見たらBoseに買われてた)をかけて、さっさと寝ました。起きてから、シャワーを浴びて(持参してましたが、タオルは3階の自販機で売られてた)、下船。バスやタクシーの迎えが来ていますが、そこには宿の送迎は来れないそうです。通りすぎてまっすぐ行くと、宿の人が迎えに来ています。新鼻(にっぱな)荘という宿に泊まりましたが、錆ヶ浜港から宿までは車で10分くらい。既に布団も敷かれていて、一般の人は仮眠とか取るのかもしれませんね。僕は鳥を見るのにちょうどいい時間なんで、そのまま大路池というところへ向かいました。会計の時に知りましたが、朝休憩というのが料金に入ってました。船と連絡しているバスもあるようなので、そっちを使ったほうが良かったかな。ちなみに、部屋はノーセキュリティな感じでした。鍵がないw
宿を出たところで、早速鳥がいました。ヤマガラの亜種のオーストンヤマガラです。
この後、いくらでも撮り放題なところにいったので、ここであんまり粘る必要はなかった。ちなみに新鼻荘の庭にもたくさん来てました(これも庭で撮ってます)。
宿から大路池までは10分くらい。池に降りちゃうとあんまり見れないというアドバイスでしたが、まぁ、適当に歩いてみました。
池には鴨やオオバンが数匹、シジュウカラの鳴き声や、コゲラの声と枝を叩く音がしょっちゅう聞こえました。コゲラは、普通のコゲラではなくて、ミヤケコゲラというようです。見た目の違いはよくわからかないです。
次に見たのは、タネコマドリ。撮った時はなんだろうなーと思ってたんですが、コマドリでした。撮ってたにも関わらず、綺麗な声はするけど、姿見えないなーとずっと探していた。間抜けだ。
アカコッコも居ました。雰囲気はアカハラに似てるきがします。同じツグミ族ですね。
下のはカラスバト。かなりでかい鳩です。体長40cmくらい。警戒心が強いらしくすぐ逃げる。これは翌日の写真で、長太郎池から坪田地区まで歩いている途中でみかけました。
メジロは大量にいましたが、これもシチトウメジロという亜種で普通よりクチバシや翼が大きいそうです。
大路池の近くにあるアカコッコ館というところにも行ってきました。今年は酉の日ということで、たまに無料開館になっているそうです。というわけで、18日は無料で入れました(通常は200円)。奥の方に鳥を観察できる場所があって、そこにヤマガラが大量にいました。僕が見た時は居ませんでしたが、アカコッコも来るそうです。というわけで、再度、オーストンヤマガラ。
10時過ぎくらいまで大路地をずっとうろうろしてたんですが、お腹が空いたので、買っていたパンを軽く食べて、11時過ぎた頃に、どこかでご飯を食べようと思い、一旦宿に戻りました。宿では昼食をやっていないということだったので、宿から北に向かったあたりに飯屋が何軒かあるらしいと聞いたので、向かってみました。
最初にアカコッコ館で食事のできるところを聞いて紹介してもらった食堂「あいうえお」というところに向かったのですが、宿から1.2kmくらいあります。まぁ、野鳥を見ながら行けばいいやということで行ってみたところ、急用でお休み...。他にもいくつか食事どころを当たるが、どこも開いてない。仕方ないので、進八屋という売店でパンを買うが、三宅島まで来てパンかーという感じなので、更に歩いたところ、ミヤケハートショップというところがあり、2Fで食事と書いてあるので期待に胸を膨らませた...が、食事はやってない...と言われてしまう。ただ、店内の弁当を2Fで食べるのはOKということでしたので、購入して2Fで昼食。稲荷と明日葉とアジの和え物とイワシのから揚げ。
お店の前に猫がいました。おそらくお店の猫。
その後、同じ道を戻るのもつまらんなーと思い、更に北上、なんかないかなーと思いながら歩いていましたが、見事に何もない。景色のみ。鳥もあんまりいない。
御蔵島が見える。
ウミウですかね、多分。
結局、サタドー岬まで歩いたところで、バスの時間が近かったので乗って帰ることにしました(ちなみにバスは1時間か2時間に1本くらいです)。
サタドー岬のところにはやたら猫が居ました。写真は一部。
アカコッコ館からサタドー岬までは、Google Mapによると7.5km。大路地を何度か往復したり飯屋探して数kmは軽く歩いているので、10km以上は歩いたことになります。相当疲れました。夜は星が綺麗かなーと思ったんですが、21時には宿の玄関が閉まってました。まぁ、窓から見る限り星は見えなかった。
翌日は、5時に起床し5時半くらいに、大路地に向けて出発。声は聞こえど、姿は見えずという感じでしたが、アカコッコが(前日よりは)まともに見れました。正面からは見れずじまいでした。
後、タカっぽい何かが獲物を運んでたんですが、まともに写せなかった。止まった場所を特定しそこねて、あの辺にいるはずだなーと思って適当に撮ったのと、かなり遠かったので、判別不能。カラーリング的にミサゴかもしれない。
8時頃に宿に戻り朝食。女将さんに伊豆岬まで行きたいという話をしていると、宿泊している人が「送ってあげるよ」と言ってくださったので、お言葉に甘えて送ってもらいました。伊豆岬からは、伊豆諸島の島々を見ることができます。天気が良ければ、富士山も見えるらしい。
そこから薬師院まで徒歩で移動。途中でアカコッコを見ましたが、撮る前にどこかに行ってしまいました。アカコッコは割と不用意に飛び出してくる印象...。薬師院に行く途中で、ミソサザイがいました。三宅島のミソサザイは、モスケミソサザイというらしく、普通のより色が濃い目だそうです。普通のミソサザイは沢にいますが、三宅島のは陸地の大木の近くとかでちょこまか動き回っているようです。奥の大木のあたりに居ましたが、素早くて全然撮れませんでした。
11時頃のバスで何か土産でも買うかなーと思って、阿古に移動したけど、特に何もない。錆ヶ浜港まで行くべきでした。まぁ、錆ヶ浜港に行っても...ほとんどないですけどね。若干買い物をした後、電話で迎えに来てもらいました。
しばらく宿で休憩後、12時40分くらいに三池港へ向かいました。船は13時30分に出航。
港を出てからは海鳥を見るのにデッキに出ましたが、風も割とあるし、揺れてるし、潮風でべたつくし、なかなか大変だなーと思いつつ、レストランの開く17時近くまでは大体デッキに居ました。しかし海鳥は結構遠いところを飛んでいるので、よくわからない。
オオミズナギドリ(?)の群れ。
レストランで食事をして、軽く休んで、18時くらいに、夕景が撮れればなーと思いましたが、あいにくの天気だったので、船室で寝てました。ちなみに、行きと違って二等船室です。一応区切られてるけど、床に寝る感じですね。ちゃんと寝るなら、特二等以上が良いと思います。
竹芝桟橋に近くなると、レインボーブリッジや東京タワーが見えてきます。
竹芝桟橋到着後、売店に寄ると、三宅島で買ったものがだいたい売ってたことにショックを覚えつつ、会社の土産を買って帰りました。
楽しい旅行でしたが、三宅島は全般的に電波が弱いですね。人家のある方はまぁ、大丈夫なんですが、大路地のあたりは全然でした。船上ではwifiがありますが、下の方の階は繋がりにくいです。一等以上はまともにつながるかも(ラウンジもつながる)。デッキ上だとキャリア回線も普通に使えてたような気もする。iijmioとY!mobileの2つ持ってるんですが、Y!mobileはダメなところが多かったですね。やはり、docomo網は強いと毎度思います。
立山・黒部旅行
もう一ヶ月以上経ってしまいましたが、7月中頃に、富山に行ってきました。目的地は立山。ライチョウを撮るためです。
ライチョウは6月頃に縄張り争いをしていて、一番よく見られるそうです。つがいになって、メスが抱卵すると、オスは縄張り争いもせず、メスとも離れてしまい単独行動になるとのこと。
なので、7月中旬はそんなに見られる確率は高くはないようなのですが、運が良ければ孵った雛が見れるかもしれないという、良いのか悪いのか微妙な時期。まぁ、2泊もすれば見れるだろう...と思い行ってきました。
ライチョウ目撃情報みたいなサイトもあるので、参考にすると良いかもしれません(全ての目撃情報が集まっているわけではないでしょうが)。
上野駅を6時22分の新幹線に乗り富山駅まで、北陸新幹線で2時間ほどで到着。
富山地方電鉄に乗り換えますが、富山地方電鉄の駅で、富山駅から立山の室堂までの切符(電車、ケーブルカー、バスを含む)が買えます。
僕は、弥陀ヶ原で宿泊するので、弥陀ヶ原まで買いましたが、途中下車可能とのことなので、室堂まで買ったほうが安かったのかもしれません。
駅弁を買おうかと思ったのですが、時間が早すぎてどこも空いていませんでした。売店は開いてたんですが、駅弁は売ってない。仕方がないので、すぐ近くのドトールでサンドイッチを買いました。
富山からは「特急うなづき」というのに乗りましたが、車両は昔の京阪電車の車両。大阪から京都の大学行ってた頃によく乗ってたやつじゃなかろうか。懐かしい。Wikipediaによると、京阪から譲り受けたそうです。ちなみに2階建ての車両があるのですが、2階部分は別料金を払う必要が有ります。トイレはありません。
1時間弱で立山まで着きますが、そこからケーブルカーに乗って、美女平まで行きます。知りませんでしたが、美女平はバードウォッチングのスポットだそうです。20分ほど時間があったので、ちょっと回ってみましたが、声は聞こえど、姿は見えずでした。春に行ってみたいですね。
美女平からはバスで弥陀ヶ原まで向かいます。途中で猿が道端で寛いでるのが見えました。10匹くらい居たかも?
美女平からのバスはところどころに観光説明があって、見どころではゆっくり走ったり、座ったまま見えるように角度を調整しながら運転したりしてくれます。称名滝という落差350mの滝が見える場所とか、杉の大木のところとかで説明がありました。下の写真は称名滝。
弥陀ヶ原についたのは、11時前くらい。道を挟んで宿泊施設が2つ、弥陀ヶ原ホテルと立山荘があります。僕は、立山荘での宿泊でしたが、まだチェックインの時間ではないので、荷物を一部預けてバス停へ戻り、室堂と弥陀ヶ原の往復のバスのチケットを購入。往復だと100円安い。ちなみに、室堂行きのバスは全て予約制になっているので、時間を指定して予め買っておく必要があります。
11時くらいのバスで室堂へ。途中、天狗平から室堂に向かう途中で、雪の大谷というところがありました。よく電車でみかけるポスターで、とても高い雪の壁の間をバスが通ってるのがありますが、あれです。というか、これです。
今年は雪が多くて、19mくらいまで積もったとのことで、7月時点でも片側だけですが2m以上くらいは余裕で残ってました。
室堂のバスターミナルにつくと、レストランとか立ち食い蕎麦屋がありました。朝からサンドイッチしか食べてなかったので、早めのお昼ごはんに山菜そばを食べました。
バスターミナルから階段を登って外に出ます。事前に宿の人に雷鳥がどこで見られるか聞いていたのですが、ミクリガ池の周りでよく見られるらしいとのことでした。また、ハイマツの生えているところにいるとも。
というわけで、ミクリガ池を目指しました。室堂で標高2,500mくらいなのですが、多少のアップダウンはありますが、ゆっくり歩けばそんなにきつい道ではないと思います。僕は早歩きのせいか、空気が薄いのか、移動で疲れてたのか、体力不足か、それら全部か、結構息切れしてました。
ところで、事前に調べたところによると、室堂で見られる鳥の種類は少ないようです。標高が高いせいだと思いますが、雷鳥以外だと、イワツバメ、カヤクグリ、ホシガラス、イワヒバリ、まぁ、見れないだろうけど、イヌワシとか。
バスターミナル付近をイワツバメがよく飛んでいましたが、ちょっと遠かったです。最初にまともに見られたのはカヤクグリ。あんまり人を恐れないのか、目の前に飛んできて、結構近くで鈴のような囀りをしてくれました。その後も何度か見ましたが、近くまで来たのは最初だけでした。
ミクリガ池の上にはまだ雪が塊で残っていました。池の水は青く澄んでいて、綺麗でした。
下は3日目の写真ですが、向かいのミドリガ池。
ちなみに、同じ写真をGoogle Photosが勝手にフィルターかけたもの。なんと言うか、いい感じにしますね。
目当てのライチョウはというと...ミクリガ池を2週くらいしていましたが、見つからず。疲れてしまっていたので、ベンチがあったので座って休憩していたら、「いる、いる」と、声が。
行ってみると...いました。
目の上が赤いので、これはオスのライチョウです。残念ながらピントが甘い。
この後、ハイマツの影の方へ移動してしまい。僕の位置からだと完全に死角に。全身写せなかったので、しばらく待っていたんですが、なかなか出てこないので諦めました。途中ちらっと顔だけ出したりはしてくれました。
その後は、閻魔平というところに行き、そこから雷鳥沢を歩くことにしました。この辺は火山ガスがけっこう出ているらしく、風向きによっては、濡らしたタオルを口に当てて通るようになどと注意事項が書かれていました。風向きを知るためにところどころ筒状の凧が吊るされていました。
ちなみに、地獄谷というところがあるんですが、昔は歩けたらしいのですが、今は火山活動が活発になっている影響で、通行禁止になっています。下の写真が望遠で撮った地獄谷。
ほぼ無風でしたので、特に何もせず雷鳥沢を歩いていましたが、ライチョウは見かけず。しばらく歩いていると、途中でかなり強い雨に振られてしまいました。雨をしのげるところまで足早に歩きましたが、到着前にだいぶ小雨に。ただ、持ってきた雨具は上半身だけだったので、ズボンはずぶ濡れになってしまいました。
いったん、バスターミナルに戻り、服を乾かすことにしましたが、15時も過ぎていたので、その日はそのまま16時のバスで帰ることにしました(最終は17時)。ライチョウは天気が悪い方が現れるらしいですけどね。
夕方になって気温が下がってきたせいか、バスがかなり寒く、濡れた服でバスの中にいるのが辛かったです。ホテルに着いたら、すぐに風呂に入りました。温泉ではありませんでしたが、結構広くて綺麗でした。
その後、18時にご飯の後、19時半からナチュラリストによる自然解説みたいなのがありましたが、諸都合によりその日はそのまま深夜まで仕事してました。途中、宿の人に夕焼けが綺麗だよと言われたので、それだけは撮りました。星空も綺麗だったらしいですが、仕事してました。
一段落ついた(結局ついてなかったけど)のが、夜明け前くらいだったので、鳥が見れるかなーと30分くらいうろうろしてましたが、アカハラがいたくらい。ウグイスのは鳴き声は聞こえども...って感じでした。朝方の空は綺麗でした。
その後、10時過ぎまで寝てしまった後、深夜に書いたプログラムがなんかミスってたのを修正したりで、昼下がりまでに結局宿の中でした。
仕事が終わった後は、ランチ...の時間はとっくに終わっていたので、ロビーで売られていたカロリーメイトを昼食代わりにして、ホテルの横から行ける立山カルデラの展望台へ向かいました。展望台からカルデラを一望できる...はずなんですが、あいにく霧がかなりひどくて、ほとんど何も見えません。しばらく待っていると、ところどころ霧が晴れたりはしたものの、終始いまいちでした。
仕方がないので、戻って弥陀ヶ原を散策。かなり広い範囲で木道が整備されてあるので、良い散歩になりました。時間があえばガイドと一緒に歩くことも出来るようです。晴れていれば立山連峰が一望できるんでしょうが、あいにく雲が多く、いまいちでした。代わりといってはなんですが、ところどころ高山植物の花が見られました。いずれも小さくてかわいいですね。下の写真はチングルマ。
こちらはイワイチョウ。
弥陀ヶ原では、ところどころガキタという水たまりが見えますが、標高の高いところの湿原特有のものらしいです。
鳥はあまり見られませんでしたが、ウグイスが木の天辺で全力で鳴いているのが見られました。ウグイスはヤブの中にいることが多いのですが、縄張りを主張している頃は上のほうで鳴くようです。
1時間ほど歩いてましたが、雲も出てきたところで、ホテルに戻りました。この日も夕食後のナチュラリストによる自然解説があるとのことでしたが、少し時間があったので、ロビーで山の雑誌を見て、暇を潰していました。
雑誌には立山の雄山の登山コースの説明があって、往復4時間で割と軽装でも行けると書いてありました。宿の人に聞いてみると、スニーカーで登るような人もいるとのこと。一応登山靴で来ていることだし、行ってみようかなという気になりました。
その後、ナチュラリストの自然説明に参加しましたが、ビデオを2本見て、時々コメントを入れてくる感じでした。ちょっと期待ハズレでしたが、ビデオ自体は良かったです。
1本目は富山の砂防についての話でした。霧で全然見えなかった立山カルデラですが、かなりの土砂が流出するところで、江戸時代には富山平野にまで流れ込んだとかなんとか。
今も、富山平野にまで流れこむほどの量の土砂があるとのことですが、それを防ぐために、砂防ダムが作られたとのことでした。
富山の砂防をユネスコの世界文化遺産に登録しようとしている...という、富山県のPRビデオでした。ちなみに年に数回、砂防ダムのところに行ける機会があるそうです。行ってみたら面白いかもですね。
2本目は立山の絶景のビデオでした。他の季節や別の場所にも行きたくなりましたが、気軽にいけるような場所ではないところもあるんだろうなー。
室堂行きのバスでは、ヘルメット、ピッケルとかを持ってるガチの登山者も結構みかけました。
翌日は、朝食後に再度立山カルデラの展望台へ。かなり天気が良かったので、一望できました。
望遠で寄ると、砂防ダムの工事をしているっぽいものも見えました。
その後、朝一のバスで室堂に行き、ミクリガ池を通って閻魔平へ。昨夜のナチュラリスト解説のときに、他の宿泊客の方が、閻魔平でライチョウを5匹見たという話をしていたのでそこを目指してみたわけです。
2人ほどカメラを持った人がいて、「さっきまで居たんだけど、行っちゃったよ」とのことでした。ちょっとだけ待ってみましたが、現れないので、そのまま雄山へ。
まず、一の越山荘を目指します。雪のところは滑りますが、一の越山荘までは割とさくっと行けました。景色はとても良いですね。
一の越山荘では、パンとか飲み物を売っています。山荘の人に山頂までどれくらいかかるかを聞いたところ、ゆっくり行っても50分くらいとのこと。後もうちょっとだなーと登り始めました。
一の越山荘から雄山山頂までは、雪はありませんが、ずっと岩場になります。道はそこまで狭くはないですが、結構な人がいて、ちょっと渋滞気味。この時期はまだピークではないはずなので、ピーク時は大変そう。
景色が綺麗だったので、写真を撮っていましたが、ちょっと足がすくみました。疲れてたせいかもしれませんが。落ちたら大怪我どころじゃないなというところなので。下の写真の右奥に見えるのが一の越山荘。花はミヤマキンバイですかね。わかりません。
こんな高所で岩場でも花は咲くものですね。下の写真はツガザクラ。
途中写真撮ったりしてたせいもあると思いますが、結局、山頂まで1時間20分くらいかかりました。しんどかった。下は山頂にある社務所前あたりからの写真。
社務所ではお守りやら、カップラーメンやら、記念品やらを売ってました。甘いものを飲みたかったのでココアを注文。カップココアだったので、おしることか豚汁のが良かったかなーとか思ったけど、それらも全部インスタントなもののようでした。まぁ、標高3,000mのところに、そんなものは期待できませんね。
雄山の頂上といいましたが、三角点はそこなんですが、実は雄山の一番上には小さい社みたいなのがあり、そこが本当の頂上です。先ほどの写真の右上に写っているものがそれです。行くには500円かかりますが、山頂で祈祷してくれます。かなりの人が訪れるだろうから、結構もうかりそうだなーなどと罰当たりなことを思ってしまいましたが。しかしよくあんなところに建物を建てますね。
雄山から他の山を縦走して室堂へ戻るルートもあるのですが、僕は元の道を下りました。下の写真は社務所に書かれていた登山コース。
下りは足場がすべりますが、割とさくさく行けました。12:30に下り始めて、13:10くらいには、一の越山荘につきました。
お腹が減っていたので、山荘でジャムパンを購入。食べていると、視界に鳥が見えて、正面の岩に止まりました。おっと思って、望遠レンズをセットしている間にどこかに行ってしまいました。
ただ、鳴き声は聞こえるので、しばらく待っていたら、山荘の近くの岩に止まった後、山荘に横付けされてある錆びついたタンクの上の水たまりに水浴びにきました。イワヒバリです。
頭突っ込んだりも。
結構長いとこ、居てくれたので、いっぱい撮れましたが、いかんせん錆びついたタンクの上ってのが微妙...。最後に、岩場に戻ってくれたんで、それを収めて、一の越山荘を後にしました。でも、なんかピントが甘い。
一の越山荘からの下りは、雪がすべって歩きにくかったですが、割とさくさく戻れました。アイゼンがあれば楽でしょうね。たまに付けている人を見かけました。
閻魔平を経由して、バスターミナルに向かっていると、カメラを持った方が2人。遊歩道の端でライチョウが砂浴びをしていたというのを聞きましたが、姿は見えず。砂浴びの痕跡に羽だけが残っていました。
あたりをしばらくちらちらと見てみましたが、何も見えないので、そのまま閻魔平へ向かうと、結構な人だかりが。もしかしてと思って行くと、また、「さっきまで居たんだけど...」の声が...。またかーと思っていたら、姿が見えました。メスです。
全身も撮れました。
前々日に見たオスと違って、わりとのんびりそのへんの葉っぱを食べながら移動していました。全身写せて満足したので、そのままバスターミナルへ。
室堂のバスターミナルについて、ロッカーに預けていた荷物を取り出して、それをゆうパックで自宅へ送ろうと思ってたのですが、「14:45にトロリーバスが出発...」というアナウンスが聞こえて、時計を見ると、14:40。
送っている時間もないので、荷物を持ったままトロリーバスに乗ることに。
そのまま長野経由で帰るつもりだったので、扇沢というところまでのチケットを買いました。トロリーバスというのは、電車みたいに、送電線から電気が供給されて電気で走るバスです。
室堂から大観峰まではひたすらトンネルの中を走ります。途中、トンネルの中に青い灯りが付いているところがあるのですが、破砕帯があったところだそうです。当時、破砕帯からは相当量の水が噴出して難工事だったとのこと(今も水をそらしているだけなので、水は出続けている)。そんなに距離はないように思ったのですが、そこを通すのに、13ヶ月くらいかかったとかなんとか。
大観峰につくと、そこから黒部平までケーブルカーなのですが、大観峰駅の上に展望台があるということなので、一本後のに乗ることにして、展望台に登りました。いい景色でしたが、霧がでてしまっていましたね。
イワツバメがすごいいて、景色よりもそっちが気になりました。でも、ツバメは速すぎて、写真に撮るのは難しい。下の写真のゴミみたいな黒いのは全部イワツバメです。
その後、大観峰から黒部平へ。黒部平は散策とか出来そうでしたが、時間がないのでそのまま急いで乗り継いで黒部ダムへ。この時期、黒部ダムは朝から17時まで観光放水というのをやっています。なかなかの大迫力。
そして、ここにもイワツバメが大量に。ダムの壁面に貼り付いていたので、容易に撮ることが出来ました。ただ、遠い。
飛んでるところも一応。
黒部ダムには、ダムを見る場所が上と下と二箇所あるのですが、上の展望台はかなり高いところにあるので、その頃疲れきっていた僕には無理と判断して諦めました。下からはだいぶ近いので大迫力で見ることが出来ます。
黒部ダムから、またトロリーバスに乗って扇沢まで。扇沢からはバスで長野駅まで2時間弱でした。
かなり疲れていたので、なんとなく乗ってみたかったグランクラスに乗って、長野から上野まで帰りました。事前に調べたところによると、座席が良いだけではなく、軽食が出て、フリードリンク、通常より6000円くらい高い。ということで、フリードリンク10杯くらいのめば、まぁ、良いんじゃないだろうかとかいう元が取れてるのか取れてないのかよくわからない計算で乗りました。
グランクラスの席はかなり快適。リクライニングが、背面、脚、座面と自由に可能。隣の人との間に仕切りが付いていてます。まぁ、乗ってる人がそもそも4人くらいしかいなかったので、隣に人はいませんでしたけどね。
乗務員を呼ぶボタンを押して、フリードリンクを頼めるんですが、グラスが割と小さめで、何度も呼ぶのが気が引けてしまいました。日に焼け過ぎたせいか、喉がかわいて仕方なかった。たまに乗務員の方から聞きに来てくれることがあったのですが、そんなにしょっちゅう来てくれるわけではないので。
軽食は和軽食とサンドイッチがあるのですが、和軽食を頼みました。フリードリンクはお酒もありましたが、疲れている時にアルコールは入れたくなかったのでソフトドリンクのみを頼みました。ハーブティなんかもありました。後、おやつとして、アラレとパウンドケーキも付いてきました。いずれも美味しかったです。
自宅に帰ってから服を脱ぐと、肌が露出していた部分がかなりの日焼け。黒部ダムあたりからだいぶ痛くなっていたので分かってはいたのですが、思ったよりひどかったです。数日くらいは痛かったし、2週間くらいたってもかゆいし、1ヶ月以上たっても肌の色は元には戻りませんね。次行く時は暑くても肌を露出しないようにして、日焼け止めも忘れないようにしないと。
今回、ライチョウが目的だったので、帰りのルートは何も決めてなかったのですが、割と順調に動けて運が良かったなーと思いました。次は春にでも行って、冬毛のライチョウと雪の大谷を見てみたいですね。秋も紅葉が綺麗なようなので、秋でも良いなー。また行ってみたいです。
国境なき医師団の写真展 "紛争地のいま"展を見て
日曜日に国境なき医師団の写真展、"紛争地のいま"展を東京タワーホール(東京タワーの地下1階)に見に行きました。以下のキャンペーンの一環です。
会期が非常に短くて、10月1日~5日まで。今日までですね。21時までやってる(20時半まで入場)のでご都合が合う方は見に行ってほしいなと思います。入場無料です。19時から20分ほど現地スタッフの説明もあるようです(日曜日に行った時は20時超えてましたが、話されてましたが)。
紛争地にある国境なき医師団が支援している施設が攻撃にさらされていること(米軍での誤爆で話題になった施設以外も)を写真や動画での紹介がありました。
壊された施設や、傷を負った患者、働いているスタッフの方達、爆撃を受け生き残った人の話、国境なき医師団の活動についてなどの展示がありました。
痛ましい写真も多くあるのですが、笑顔の写真も多くあり、また、その笑顔がとても素敵で印象的でした。ただ、同時にこの方たちは今も生きているのだろうか...。写真の本人だけでなく、その家族たちはどうだろうか...。 などと、見ているとやりきれない気持ちになってしまいましたが...、
東京の会期は本日で終わりますが、全国で行うためにクラウドファンディングで資金を募っているとのことです。後100日くらいあるけれど、まだあんまり集まってないようで...。
a-port は、手数料高いなーと思いつつも、写真展で朝日新聞の名前を見た気がするので、朝日新聞がスポンサーでもしていて、そのサービスを使っているのかなとか無駄に思いをはせつつ、支援しときました。
また、「病院を撃つな!」キャンペーン署名サイトで、署名を募っています。名前とメールアドレス入れるだけ。
時間がなくて行けないという方は、以下、参考になるかも。展示で流れていた、動画や、文章が一部あります。
クンドゥーズ病院の爆撃に関しては、Wikipediaにもありました(クンドゥーズ病院爆撃事件 - Wikipedia )。
この事件に関する調査への同意を求める、ネット上での署名活動もありました。
VAIO Phoneのレビュー
VAIO Phoneを発売翌日くらいから使ってます。前の機種はNexus 5。電池がへたって使えない状態でしたが、自分で電池交換したのでまだまだ使えます。が、乗り換えました。
デザインがダサいという意見がありますが、普通かなと思います。VAIOにしてはダサいとかそういうことですかね。側面の仕上げが滑りにくく持ちやすいので、結構いい感じと思っています。micro SDの蓋の印字はいらないと思いますが。
まぁ、あんまりデザインにこだわりは無いので、個人的にはどうでもいいところではあります。
使いやすさですが、Nexus 5 と比べて、になりますが、以下にまとめてみました。 ちなみに Nexus 5は1年以上前の製品ですが、個人的な感想としては、サクサクというかキビキビしてますね。不快感は0です。
- OS ... VAIO Phone Android 5.0.2 。今 Nexus 5 は、5.1 ですね。
- バッテリー ... 結構保つ。会社で充電せずに寝るとき充電忘れても、朝まで生きてて、会社まで保つ感じ。
- タッチ ... Nexus 5に比べると、若干悪い気がする。Nexus 5 はスムーズなので何も気にならなかった。もしかして、フィルムのせいか...とか思ったりもするけど、剥がして検証するまでは気になってない。
- 全体的な動き ... たまに引っかかるけど、ほとんど気にならない。
- アプリ ... Kindleだけなんか調子悪い気がする。読み込みが遅い。読み込んだ後は大丈夫。
- ゲーム ... テスト的に モンスターストライクと Zoo Keeperと DDR インストールしてみましたが、問題ない動きでした。
- ホーム ... Android のデフォ(Launcher 3)。 Google Now が使いたい場合は、設定->ホームから変更できます。
- 通信速度 ... 遅い時もあるけど、そんなに気にならない。速い時は割と速い。Kindleから漫画をダウンロードすることもありますが、特に問題はないです。
- テザリング ... 特に問題ないです。
- 通話 ... 使ってないのでわかりません(いまだに通話はPHSなので)
- マルチユーザー機能 ... VAIO Phoneでは、利用不可
その他の機能など。
- SDカード ... 64GB対応してますが、FAT32でない場合は認識しないのでフォーマットする必要が有ります(別に VAIO Phoneに限った話ではなさそうですが)
- ラジオ ... むかーし買った モトローラのスマホに付いてた(使えなかった)けど、あんまり見ないですね。普通に使えるけど、なぜかイヤホンささないと使えない。
- ファイラー ... 独自でついてるけどいまいちですかね。
- カメラ ... android のデフォと別に独自のものも付いてます。こちらはSDカードに写真を保存できます。
- LED ... 充電中(赤)、満充電(緑)、5%以下?(青)。最後のが謎め。
- 通知スペースのショートカット ... Mobile Data があり。アクセスポイント(テザリングの)があるのは便利。ロック中でも使えます。
スペックに対して価格が高いのはわかりますが、通信量を気にせずに使えるってのはやっぱりいいなと思いました。それまでの契約は、980円で1日50MBというものだったのですが、Kindleで漫画をダウンロードとかするとアウトなので、割と気を遣ってたわけですが、月々2140円(本体を一括で購入した場合の月額料金です)で気にしなくて良くなるのはだいぶ良い。
後はAndroid 5が優秀なんだろうなという気がしています。スペックがそこそこでもちゃんと動くので、今後高スペックを追う必要性がなくなっていきそうな感じがある。
てな感じです。こっぴどく叩かれてるけど、叩いてるユーザー層と狙ってるユーザー層に乖離がありそうな気はします。叩いてるユーザー層むけに、起死回生の策として、Android 5.1 にアップデートとかすれば良いんじゃないかとか思うんだけど、FAQによると「現在未定です」ね。 やってくれないかなー。