【書評】経営者の条件 - 成果をあげるために必要なこととは?
経営者の条件とはなんとも堅苦しいタイトルであるし、世の中の大半は経営者ではないのだから、読者の対象が狭い本だなぁと思いながら手にとってみました。
しかし実はこの本は原題がThe Effective Exectutive (成果をあげることのできるエグゼクティブ) というタイトルなので、何も経営者に絞った話ではありません。
そのなかでも、エグゼクティブとはという章をご丁寧に用意してくれており、こんなことが述べられております。
今日の組織では、自らの知識あるいは地位のゆえに組織の活動や業績に実質的な貢献をなすべき知識労働者は、すべてエグゼクティブである
これを読むと、エグゼクティブ=偉い人というような階級を指すわけではなく、組織に貢献する知識労働者のことを指しております。
成果の対価で賃金をもらっていると考えるのであれば、ホワイトワーカー全般はエグゼクティブ(でなくてならない)といえなくもないでしょう。なにやら、Superdry(極度乾燥しなさい) みたいになってしまいました。
世の中では、知識労働者と肉体労働者と大きくわけられるけれど、世の中のニーズは肉体労働者と言われる職業が圧倒的に高い気がしています。東京オリンピックや東北復興での建設業従事者や、宅配の需要増による配達員を見れば顕著なように。
知識労働者はというと、この定義で言う、「エグゼクティブ」と「なんちゃって知的労働者」にわけられると勝手に思っています。
この本では、
成果をあげることがエグゼクティブの仕事である
と述べているので、成果を出す(もしくは出すべくコミットしている)人たち以外は「なんちゃって知的労働者」にカテゴライズできると勝手に読みながら思いました。思ったっていいじゃない、書評なんだもん。
こんな情勢で採用の門戸が締まりかけてはいるが、いわゆる成果を出すエグゼクティブの需要はあり、だからこそ優秀な人材を求めて争奪合戦が出ているのでしょう。
前述の話でいうと、「なんちゃって知的労働者」と言われる人が、いわゆるリモート時代・AI時代に淘汰される人なのかもしれません。
さて。会社や上司から成果をあげろ成果をあげろ、と言われもう成果をあげろと言われてもそれができないからアチキは困っているというアナタに朗報です
成果をあげる方法は習得できる
と書かれており、それを読み解いているのがこの本である。自己啓発本にカテゴライズされるものだろう。
その中でもポイントを大きく5つにあげていて、ざっくり要約すると
- 時間の有限性を知る
- 成果から逆算してことをなす
- 強みにフォーカスする
- 優先順位をつける
- 意思決定をする
ことが書かれています。
例えば、最初の解説は
通常、仕事についての助言は「計画せよ」から始まる。もっともらしく思えるが、問題はそれではうまくいかないところにある。計画は紙の上で消える。よき糸の表明に終わる。実行されることは稀である
とギクリとすることが書かれています。自分の胸に手を当ててみても、連休や休日に自分のやりたかったことを思っていたとおりに実行できた試しはありません。
さて、成果から逆算してことをなす、ということも書いてありますが、自分に割り振られたタスクに没頭して全体感を見失って上司に注意されたことがある人も多いのではないでしょうか。
成果を出す、と考えたときに、成果はミッションに対する貢献であるので、これらのポイントは組織貢献へのコミットを前提とされていると読み取れます。
日本人の中で、「成果を出せ」という話は聞くけれど、「貢献」ということばが出てくる場面が少ないような気がしています。
私は外国人もマネジメントしていますが、レビューをしていると、どれくらい自分が部門にContribution (貢献)できたか、という言葉がよく出てきます。
仕事の範囲が良くも悪くも曖昧な日本人に大して、Job Descriptionが明確な欧米文化のほうがJob Descriptionの再現=貢献というイメージも湧きやすいのかもしれません。
とはいえ完全に範囲を決めることが是か、と言われるとある意味ファジーさが日本人の強みであるし、だからこそが生産性を度返しして、がむしゃらに、ときには特になんのためにやっているのかもわからぬまま頑張るからこそ、日本企業が伸びてきた側面があると思います。
さて、昨今の情勢でWFH(在宅ワーク)の機運が流れて、今後の働き方が大きく変わるのではないかと言われています。(私はこれまでの広義の意味での働き方の慣性は大きいので正直そこまで変わらないとは思っている派ではあります)
大きく変わった点として、成果を出せる人(エグゼクティブ)、とそれ以外に大きく二分されているというという話を企業でマネジメントしている人からはよく聞きます。
これからWFHが始まって初めての人事考課という場面に遭遇する方も多いと思いますが、WFHで会社行かなくてラッキー♪と担当がいっている裏で、仕事ぶりが目に見えないことで上司からは酷評されている、なんていうホラー話も出てくるかもしれません。
そんな中でこの本を読みながら成果とは?ともう一度考えてみるいい機会かもしれません。
「リーダーシップを鍛える」を読んだ!
ラグビークラスタとしては読まないといけないなと思い半分ジャケ買いをしてしまった。
リーダーシップは天性で授かったものというよりもスキルで磨ける後天的なものであるという内容。世紀の番狂わせといわれた試合を成し遂げたRugby World Cup 2015の日本代表の経験から語るリーダーシップの在り方から前半は始まり、後半にはハードワークとレジリエンスという題材で、リーダーシップにおける必要な要素が書かれている。
ハードワークの重要性はわかるけれど、レジリエンスという言葉は聞きなれなかった。簡単に言うとハードワークをする上でチャレンジがある。そんな逆境の中でも心を折れないようにどうやって柔軟に対応していくか、ということ。
世の中ではリーダーシップの重要性が騒がれているものの、自分のような平成世代にはもしかしたら必要性を痛感しないかもしれない。(ので手に取らないかもしれない)。ハードワークとレジリエンスという入り口だととっつきやすいと思うのでそこからリーダーシップの重要性を学ぶいいきっかけになると思う。
幸い私は20代でマネジメントを任されたので重要性は痛いほどわかり、ふむふむと結果的にはのめり込みながら読んでしまいました。
最後に、もし「にわか」の人で読みたい方がいた場合、エディージャパンなので2019ではなくて2015のワールドカップについて書かれています。そこのギャップは一応気を付けてくださいな。
自己責任というものに対する考え方
かの大前研一さんの有名な言葉で、人間が変わるためには以下の三つしかないと言います。
- 時間配分を変える
- 住む場所を変える
- 付き合う人を変える
加えて、決意を新たにすることはあんまり意味ないよと。
まぁ確かにどれもそうだなと思いますが、住む場所に関しては最近引っ越しをしまして、ただ都内の引っ越し(港区→渋谷区)で、グレードめっちゃ変わったわけでもないので正直直接的に何か変わったかといわれると別にそうでもない気がします。
ただ、その一方で住む場所が変わった派生で、通勤時間が変わり、特に歩いている時間が増えたので、歩いているときにVoicy聞き始めたり、それで何かアウトプットしたくてブログ始めたりとか、時間の使い方が変わったので、それ単独というよりかは、関連性でいろんなことに派生している印象があります。
付き合う人、という点では確かにこれは私もいままで影響を受けてきました。
最近でいうと、引っ越してゴールドジム入ったのですが、今までのジムでは一番大きい部類だったのに一番小さい部類になって、ますます頑張りたいと思ったのに加えて、種目数が増えたので、ここ一カ月で結構身体がパンプしてきました。
私はゴールドジムに行くだけで筋肉が増えると周りに言っていますがあまり信じてもらえません。
昔話でいうと、高校二年生くらいまで全然勉強してなかったで中の中から下くらいだったのですが、ドラゴン桜を読んだ影響をもろにうけて、数学だけ頑張ってみたら偏差値75とかになって、一番上のクラスに躍り出ました。
そのなかで、授業中後に東大入るやつの隣の席になったりしたのですが、彼が、え、こんな問題簡単にできるでしょ?みたいな感じだったので、最初劣等生でしたが、なんかその水準で勉強しているうちに、東大受けるっしょーみたいなノリになって、結果的に落ちるのですが、結局滑り止めくらいの基準で慶應は入れたので、あれは大きかったなと思います。
このあたりは人によるのですが、私は周りの人間に左右されがちなので、やっぱりちょっとした背伸び環境にいた方が成長という意味では良いのかなと思っています。前書いた話にもリンクしていると思います。
二年ちょいまえに一度転職をしましたが、きっかけの一つはマンネリ化してきて違う環境にしてみたいということだった気がします。結果的にプロジェクトマネジメントやったり、ピープルマネジメントやったりと、背伸び環境に入れたし、各分野で絶対にこのスキルは超えられないわ、みたいな人がいっぱいいるので恵まれているなと思っています。
一方で、それで超えられない壁でつまづいて、大変になってしまう人も多いと思うので、別に毎回壁を超えると考えるPlan Bとしては常にExit Planを用意しておくのも大事だなと思います。やっぱり合う、合わないなんて人間いくらでもあるので、合わないこと無理してやっていても仕方ないなと思っています。
そのため、これはこうすべきだ、みたいな断定の口調の言葉もいっぱいネットの文脈では出てきますが、世の中の総論そうでも、各論見たときにたとえ世界で自分一人が違うとしたら、確率とか総論なんてどうでもいいじゃないですか、自分にとっては違うんだから。
自己責任の内数で自分の頭で考えて自分で行動していくということが大事なんじゃないかなと思いました。
と、いうことをバズーカ岡田さんの筋トレの記事をみて思いました。
私のオススメは、一つの方法や結論にこだわりすぎず「柔軟に対応すること」です。
間違いないですね!
ジム通いを継続するために私がしていること
ジムに行く最大の障壁はジムにいくことだーー
By Kumakuring 2019
いま適当に考えた。
さて、3年くらい前にジムに入ってから、ジム通いを継続できている。
いまでは週5回いくようなこともあるのだが、最初からこんなに通えたわけではない。
周りを見てもジム入ったものの全然行っていない寄付会員だったり、あとはジムに入っているものの、面倒でたどり着かず家でちょこちょこやって終わる人もいる。
スポーツジムでの筋トレ継続率(Sperandei S, J Sci Med Sport, 2016)。これは、激しくワロタ。集団行動が強制される学校とか会社とかがいかに重要か、というグラフや。 https://t.co/QXdt48livv pic.twitter.com/GhcPZBYJxP
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) July 6, 2019
昔ジム通いしたこともあるので、ジム入った直後から週1−2くらいではちょくちょく通っていた。しかし、今日は仕事が終わったらジム行こう、そう思っても断念することがちょくちょくあった。
- 眠い
仕事帰り、家について靴を脱いだら、なんかいろいろ開放されて眠くなる。ああもう行くのが面倒だ。 - お腹が空いた
そりゃ昼に仕事をして、家についたら腹も減る - お腹がいっぱい
お腹が空いて飯を食う。満腹だと人間、やる気が失せるし、なにより満腹で運動すると身体に悪い(気がする) - 今日はもう遅い
ジム行って寝る時間が減ったら元も子もない。 - 明日から毎日雨だ
雨で洗濯ができない、ウェッティな服を放置しておきたくない
まぁ理由をあげれば枚挙にいとまがないが私はこれが言い訳の9割くらいだった。
これらのペインポイントを考えたときに、ふと思った。
「会社にジムの道具持っていけばいいんじゃね?」
そしたら家に帰ってからまた外に出てジムに行くという手間を減らせる。少なくとも、1-3番の課題は解決されるし、4番も会社からちょくで行けば移動時間を短縮できる。
こんな簡単なことに気づくのに私は一年かかった。
まぁ家から10分くらいのところに行っていたのも理由かもしれない。
しかし、4の洗濯Issueはまだ残っている。それを解決したのがジムの服レンタルオプションだった。
Anytimeなどのコンビニ系ジムだとオプションがないのだが、ティップネスやオアシスなどの大手のジムはだいたいレンタルオプションがある。
まぁいろんなコースがあるが、靴、タオル、服上下、全部借りて月3,000円アドオンみたいなところが多い。
私は今は服上下オプションに加えて、レンタルロッカーを借りている。靴に加えて、ベルトや手に巻くやつとアメニティ全部置きたかったからだ。
なので、いまはタオルと下着あればいつでも行ける状態だ。(タオルも借りればいいのだが貧乏性なのでケチった)
さて、月3,000円という数字だが、昔、大学生で初めてジムの門をくぐったときは、
「え?なんで自分で服を持ってくればよいのに毎月こんなのに大金を払うんだ」
と思っていた。
まぁ行くか行かないかもわからないたかだかジムに追加料金払う意味がわからないとこれを読んでも思う人がいると思う。
しかし、このオプションをやっておくと、「あ、今日予定ないからジムいこう(別に手ぶらで行けるし)」となる。
それで無駄に飲みに行っちゃうコストを考えると、3,000円は費用面でも全然元取っている気がする。
さて、これは私の例なので、皆さん人それぞれ課題も違えば置かれている状況も違うだろう。そのなかでもし同じ境遇の人の役に立ってくれればこれ以上のことはない。
一方で状況は人それぞれ、と書いたけれどこれだけでなく、その中で何かが続かないのであれば、何が自分にとって課題で、どうすれば解決できるか、というのは仕事だけじゃなくて日常生活でも考えるのは大事だと考える。
これはその頭がなくて一年間も無駄な時間を過ごしてしまった自分への戒めでもあります。
というわけでみなさん、レッツジム!
この試合は、相手より一点でも多く取るチームが勝つ
たまに話していると、物知りだね、と言われることがある。
その鉄板の返答は「知らないこと以外知っているからね」とふざけて返答をすることだ。当たり前だろ!と返さしてもらうのがベストツッコミなのだが、MECEだね。と昔返されて一本取られた気分になった。
さて、今日のタイトルも同じ構造なのだが、仲のいい友人とラグビーの試合行くとき大体ふざけて行ってくるセリフだ。この試合の行方は…とか神妙な顔しながら答えるのである。
しかしラグビーにおいてこの言葉の持つ重さは大きい。
今日、ラグビードラマのノーサイドゲームの最終回をやっていたが、最後残り4点差で主人公のいるアストロズが負けていて最後にトライを狙う展開だった。(ドラマだけど)
ここでラグビーのルールを言うと、得点パターンは
- 5点(トライ)
- 5点(トライ)+2点(キック)=7点
- 3点(ペナルティ or ドロップゴール)
残り4点差があるので#3のパターンは消える、なので#1が必要になる。追加でまぁキック決めても決めなくてもいい(結局、最後蹴っていなかった)
例えば、これが6点差だったら、#2を狙わないといけない。ラグビーを知らない人に説明すると、あーそうだったのか!という人が多いのだが、トライを決めたあとのキックは、ボールを置いた場所の縦の延長線から狙わないとならない。
そのため、端でトライすると、一番真ん中まで一番距離のあるところから蹴らないといけないので、なるべく真ん中にボールを置いたほうが良い。
もし仮にあれが6点差だと、#2を狙わないといけないため、少しでも真ん中でトライする戦略を取ると思われるためまた少し違う展開になるだろう。(とはいえ、トライを取るのは簡単ではないので、キックする人の力量次第ではとりあえずどこでもいいから、という選択もあるかもしれない)
ラグビーの話をつれづれなるままに書いてしまったが、言いたいことは接戦の局面で、一点より多く取るほうが勝つ、という要素はものすごい大きい意味を持つ。
勝つこと=一点でも多くとること が目的となる局面では、それに向けての方法を考える。そして、多くの依存関係があるだろう。上の例でも、残りの点差、残り時間に加えてキックする人の力量等だ。他にも無数に依存関係がある。
さて、
私は英語でプロジェクトマネジメント(特にマーケ関連)をすることが多いのだが、だいたい我々はDependenciesと呼ぶことが多い。
例えば、サイズもわからないデータベースを最適化するための見積もりをくれ、みたいなこともあったりするので、「これくらいのサイズを想定している、データサイズがこれよりも多い場合は見積書額は変動します」みたいなものをDependenciesとして記しておく、など。
プロジェクト開始時にスコープがはっきりしていないことは得てして多い。システム系だとよくあるだろう。しかしマーケでももう少し上のレイヤーの戦略系の案件をやると、びっくりすることも多いのだが、そもそも目的も決まっていないことがある。
すると、ゴールもないのでもはや扱いきれないDependenciesがある。いや、もはや行く先がないからもはやないと言っても良いかもしれない。
そういう場合は?
意味づけとやることを定義しながら進めることになる。先日書いたWhyとWhatということだ。
そしてプロジェクトとして成り立たせるためにはQCDを中心とした定められた”仕様”が大事になる。そしてその項目を満たす必要が出てくる。
そのときに大事になってくるのは、仕様よりも一点でも多く取ること。なので可能性として同じ納期と金額でものすごく良いものができても、目標仕様を低く設定するとまぁその低い目標達成に向かって一致団結で頑張る、世界はそういうものだ。
こんな事書いたが、普通にプロジェクトというものに入ったことがある人に取っては当たり前だ。しかし今日考えたのは、なんか日頃の生活で無駄が多いなぁということだ。
一点でも多く取ればいいのに、なんか(料理でもなんでも)無駄に頑張っちゃうとかいろいろあると思う。
高い成果をあげるというのもそうだけど、そもそもの期待レベルを下げるということも大事になってくる。でもなんか自分に対しても自分に対してもっとできるだろう、と勝手にハードル上げて、勝手に未達で自己嫌悪みたいなことになるとなんか虚しい気がする。
連休とかあると、なんか勝手にあれやろうこれやろうとか思って毎回何も成し遂げられず、なんか背徳感を抱えたまま仕事を迎えることが自分は多い。
今回の三連休は対して予定もなかったのに加えて、「あれやんなきゃ」も特に考えなかった。そしたら今ものすごく気分が軽い。
なのでこの場合の「相手」は「自分」になり、この場合は相手の(期待という)点数を最小限に抑えて、それを一点でも上回る得点(何かのタスクをやる)を取ればいい。
何が言いたいかというと、自分は怠惰で何もできないだろうという前提にしたら、何もしてないけど勝手に生活が充実するというライフハックを得ました。本当に何もしていないですありがとうございました。
Why, What, How の3つに分解して考えてね、とよく言っています。
世の中フレームワークに満ち溢れているけれど、自分はそこまで記憶力も良くないので3つまでにまとまっていることしか使いこなせない。
ファイブフォースもパッと出てこないし、Mckinseyの7Sも昔、社内で本社の経営層にプレゼンしたときに使ったけど、パッと七個出てこないし。
何かタスクをするときに、5W1Hに分解することもあったりしますが、基本的に私は
- Why…なぜやるか
- What... なにをやるか
- How...どうやるか
の3つに分けて考えます。また、People Managementもしているので、メンタリングするときもこの三つにわけて説明するようにしています。
例えば誰向けにのWhoとかで特段営業の人とかは大事にしていますが、4つの変数を一気に追うあたまがないので省略しています。
昔、担当レベルのときはHowに固執して考えていたのだけれど、上の人は興味なさそうだし教えてもくれないし、具体的な話なき議論って無駄だなと思っていた。あと、何一つ具体性のない講演しているセミナーってなんだこれと思っていました。(あの手のセミナーは今でも(略))
しかし、プロジェクトマネージャーもやるし、ヒューマンマネジメントをやっている今、よく言うセリフは、「Howの部分はイイ感じにやってくれれば任せる」ということです。
まぁイイ感じという言葉には「論点に一貫性があり、現状出せる中で一番ベストであるならば」という文脈が隠されているので、周りから見ると面倒くさい人間だと思いますし、自分でもそう思います。まぁでもそれができるのが忖度好きな日本人じゃないですか。
さて、いまやっているコンサル案件だと、大手企業の現場レイヤーから役員クラスの経営レイヤーまで話をする機会があるのですが、ものすごくざっくりすると、
- 経営:Why
- ミドル:What
- 担当:How
のメッセージがそれぞれ刺さったりします。(とか考えていたらWhoも大事じゃね?と思うけどまぁいいや。そのまぁいいやが人を傷つけたりするんですけどね)
ここでHowはどうでもいいといったけれど、WhyとWhatでほぼほぼ決まるなぁと思っています。Why→What→Howと落ちていく中で、課題(Why)が何かでスコープ(What)が決まるし、それを踏まえての実行(How)になってくるので。
なのでうちのチームメンバーでもHowを一生懸命考えているけれど、WhyとWhatがズレているので、何を考えてもレビューが通らないというのはあります。
まぁ上で上げた通り、レイヤーによって考えていることが違うのが大きいです。
例えばマーケティングの話でいうと、担当が施策(How)としてキャンペーンを検討していて、それを積み重ねていても、経営層からすると、その施策と事業として大事にしているところとの結びつきのJustifyが出来ないので、うちの担当達は全然わかってない、みたいなのもよく聞いたりします。
得意領域の料理の話をすると(料理が得意というよりは料理の話が得意)、WhyとWhatでほぼ決まるので、具体的にどう作るかとかどうでも良いと思っています。
なので、クックパッドをでどう作るか(How)のレシピの前に、クックパッドで料理(What)を検索する時点でほぼ成功かは決まっているケースが多いと思います。
なんで作るかでも、パーティなのか、減量飯なのか、金欠なのかで何を作るかが変わってくるし、例えばパーティとかでもものすごく洗練された作り方をすればわからないけれど、ものすごく地味なもの作るより、パエリア作っておいた方が受けるじゃないですか。
逆に減量中の人にパエリアなんて出したら、いや俺カーボディプリート(炭水化物限界まで絞って、次入れたときに反動でデカくする的な)してるんだけど、みたいな。
マーケ界隈でも結構あって、こんなキャンペーンやろうと思っているんですけどどうですか?見たいな質問がクライアントから来た時に、え、これって何の意味あるの?みたいなのがあったりします。
何も考えないとどんどん細分化された自分の領域にしか目にいかないので、自分のヤバすぎるスキル(タイトな韻)でせっせかやるのも良いですが、少し大枠見るように意識すると、手段と目的間違ってる、みたいなこと言われにくくなるよ、という話でした。
そんなわけで、何か依頼されたときにWhy What Howとノートに書いて書きだしてみるといいかもしれません。まぁWhyの課題設定のレベルがおそらく役職によって違うことも多々出てくると思いますが、まずは可視化とレベルセットをすることは結構偉大な一歩な気がします。
良い週末を!
何も考えずにプロテインを飲んだらただ太るだけだったりします
よくいうプロテインとは何でしょうか。
ただのたんぱく質を粉にして飲みやすくしたものです。例えばホエイプロテインとよく聞きますが、ものすごくざっくりいうと、ヨーグルトの上澄みすくって飲んでるみたいなものです。
タンパク質はマクロ栄養素といわれる、脂質・炭水化物・タンパク質という三大栄養素の一つです。
これらの組み合わせでカロリー計算がされるわけですが、
- 消費カロリー>摂取カロリー →痩せる
- 消費カロリー<摂取カロリー →太る
という、ものすごくわかりやすい方程式になります。
詳細に関しては、私のトレーニング師匠の外資系筋肉さんの記事に譲るとしましょう。
上記の記事にもありますが、プロテインとは1gあたり4kcl含まれるたんぱく質です。
それに牛乳入れたりなんなりしていると、250カロリーくらいになったりします。
トレーニングしていると、プロテインを飲んでいる方も多いと思います。私もジム行き始めてから半年後くらいから飲み始めたような気がします。飲み始めて4−5年くらいでしょうか。
飲み始めるとなんかいいことしている感がして、普段の食事にアドオンでどんどん飲んでいきます。まぁ運動しているからいいかな、と思って飲んでいるのですが、一年くらいすると普通に体重増えます。
もちろん筋肉が増えている面もありますが、たぶん筋肉以上に脂肪も増えていきます。
ここでの問題は、多くの場合において私が減量したかった、ということです。
逆にいうと、増量したい人は心を無にしてプロテイン飲みまくると良いと思います。
(お腹壊さないでね)
こんな記事を書いているので頭ではプロテイン飲んだらそりゃ太るよ、というのもわかるのですが、どこかで思考が停止して、食事の量を変えずにガブガブ飲んでいました。
思考が停止していた大きな理由としてあるのはおそらく、人間、上にも下にもそんなに体型変わらない、ということです。
やはりジムとか行き始めると食べるものに気をつけ始めるので、自分の頭の中で消費と摂取カロリーの方程式をコントロールした気になっているときです。
なので、消費カロリーのほうが多いのに痩せねえな、というイメージが続きます。まぁ大きな間違いなのですけど。
たしかに感覚的に人間痩せにくいのはわかるけれど(ホメオスタシス働くし)、じゃあ太るときも変わらないのか?ということです。
例えば毎日体重計に乗るとします。それだけでもえらい。
でも図っていると日々、体の水分量とかで体重ってかなりボラティリティがあって一喜一憂などだんだんしなくなります。そうなると、体重計乗っていても、500g/月で増量したとしてもあまり変化には気づきません。一方で12ヶ月積み重ねると6kg太ります。
最近太った?うん、一年で6kg太った、みたいな会話したら結構インパクトありそうじゃないですか。
そんな中で私におこったのが、食事を減らして摂取カロリー減らした際に直ちに痩せるかといわれると割とNoでした。
理由は、減量前のもともとの摂取カロリーが知らない間にオーバー気味(例えば月500g増量)なので、少し減らしてもよくて現状維持にしかならないことです。
そこに追加でプロテイン飲んだらそりゃ増量もするのではないかと。
私はやっぱり自分には甘いのでたぶん、知らない間に、計算していないカロリーだとか間食のカロリーって結構積み重なっていたのでしょうね。
人間簡単には変われないし、簡単に変わるとしたら改善じゃなく改悪の方なんでしょうね。
それを悟っただけでも筋トレをしてきてよかったな、と思っています。
この事実をきちんと把握してからはここ半年間で7kgくらい減ったし、今の食生活を続けたら、飲み会が多い月とかでも増量もしないだろうなぁという感触もあります。
そこで会社員という成約の中で何をやっているかはまた書きたいと思います。
ありがたい壺やよくわからない浄水器の水を買わなくても健康にはなれると思います!