くまのまえファミリークリニック 病院ブログ

胃カメラ・大腸カメラができるくまのまえファミリークリニックのブログです

エンレスト Nationl Symposium in Fukuoka

  9月24日 エンレスト Nationl Symposium in Fukuokaの講演会に参加するため、福岡へ行ってきました。

 

 香川大学の西山成先生による「薬理学の観点から見たARNIの特徴」ならびに、東京女子医科大学の市原淳弘先生による「どうする降圧薬:⁠歴史から学ぶエンレストの使い方」の講演を拝聴させていただきました。主にはエンレストという高血圧の薬についての内容でした。2021年9月27日から高血圧治療薬として内服可能になったお薬です。

 以前、ブログでも紹介しましたが、エンレストはARNI(アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬)と呼ばれる降圧薬です。
アンジオテンシン受容体拮抗薬であるバルサルタンとネプリライシン阻害薬であるサクビトリルの複合体になります。 エンレストは、サクビトリルによるナトリウム利尿ペプチドの作用亢進とバルサルタンによるアンジオテンシンⅡの作用抑制を併せ持つ薬です。

 日本では4300万人が高血圧を患っており、その中で適切に血圧管理をされている方は4分の1程度と言われています。

 当院では多くの高血圧患者さんを診察し、食事指導から内服治療までそれぞれの患者さんに適した治療をご提案しております。
 高血圧の状態が続くと、心不全に移行する可能性があります。健診で指摘された方や最新の治療をご希望の方は、当院を受診していただければと思います。                                                                                

#高血圧 #ARNI #エンレスト #心不全 #生活習慣病                                                                                         

消化器内視鏡におけるAI

 2/15 第350回緑区消化器疾患セミナーに参加しました。

 

 今回は、藤田医科大学病院 消化器内科の堀口徳之先生、小山恵司先生による講演でした。

    あらゆる分野で活用されているAIですが、消化器内視鏡においてもすでに実用化されており、藤田医科大学病院における臨床経験についてお話して頂きました。

 

    胃がん食道がんの早期発見をより強力にサポートすべく、胃腫瘍性病変や食道扁平上皮癌が疑われる領域をリアルタイムに検出する内視鏡診断支援ソフトウェアが開発されています。

 

    内視鏡医だけでなく他の分野の先生方においても、内視鏡診断が容易にできる時代が訪れるのも近いかもしれません。

 

    当院では内視鏡専門医による苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラ検査を提供し、正しい内視鏡診断が行なえます。

 

 検診で異常を認めた方はまず、当院に相談していただければと思います。

緑区糖尿病 Web Conferenceが開催されました 

  1/28に緑区糖尿病 Web Conferenceに参加しました。

 山本内科 山本幸一郎先生が座長を務め、高橋ファミリークリニック 高橋信雄先生に糖尿病患者さんにおける脂質管理などについて講演していただきました。その後のディスカッションでは、もりかわファミリークリニック 森川  友裕先生と私がパネリストとして参加しました。

 

 糖尿病患者さんは脂質(主にLDLコレステロールやトリグリセライド)  が高い方も多く、また心臓疾患が起こる可能性が高いため、高リスク群に分類され、管理目標値も厳しく設定さています。  

     

 まずは自分自身の現状を把握し、リスクが高いことを理解することが重要です。   

 

当院では、生活習慣病で通院する患者さんも多くいらっしゃいます。まずは管理栄養士の指導のもと、なるべくお薬が増えないように生活習慣の改善からはじめましょう。   

 

  検診で異常を認めた方は当院に相談していただければと思います。                                                       

# 脂質異常症 # 糖尿病  # LDL  #TG  #パルモディア # リバロ

非びらん性胃食道逆流症(NERD)

今回は食道粘膜傷害を認めず、逆流症状のみがでる「NERD」と呼ばれる病気についてお話します。

胃食道逆流症(GERD)は、食道粘膜傷害がある逆流性食道炎(逆流症状の有無を問わない)と、食道粘膜傷害がないNERDに分類されます。
https://kumanomae-fc.hatenablog.jp/entry/2020/12/21/000000
NERDはGERDの約2/3を占め、3つのカテゴリーに分けられます。
①異常な食道内の酸曝露を有するtrue NERD
②食道の感受性が亢進し、少量の酸逆流や酸以外の液体逆流により症状がでる逆流過敏性食道
③逆流とは無関係に症状が出現する機能性胸やけ
に分類されます。

①は胃酸分泌を抑える薬(PPI、PCAB)を内服することで、症状を改善させることができます。②と③は確立された治療法はありませんが、診断することが重要となります。

胸やけやげっぷ、喉のつかえ感などの逆流症状がある方は、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を行い、正しく診断することが大切です。

まずは、苦痛の少ない胃カメラや鎮静下での胃カメラが受けられる、当クリニックにご相談ください。消化器専門医による治療が可能です。
https://kumanomae-fc.hatenablog.jp/entry/2018/09/15/091852        
 
# 非びらん性胃食道逆流症 #NERD #逆流性食道炎                                                  

2023年 新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。

 旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
   

 昨年も新型コロナウイルスの影響やロシアによるウクライナ侵攻など、暗いニュースもありましたが、サッカーW杯では日本代表のブラボーな戦いに元気をもらえました。

 

 当院は引き続き地域の方々に寄り添い、これまで以上により良い医療をご提供できるよう、診療を行って参ります。 
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせて頂きます。                                             

高血圧に挑む in 東名古屋

 12/7(水) 「高血圧に挑む in 東名古屋」というテーマの勉強会に参加しました。


 藤田医科大学医学部 循環器内科学 井澤英夫教授による高血圧治療に関する講演でした。高血圧の基本から最新の治療薬までわかりやすく解説していただきました。

 特に2021年9月に高血圧治療に追加適応となったARNI(アーニー)と呼ばれる薬について、詳細に説明していただきました。エンレストという商品名で、もともとあったARBアンジオテンシン受容体拮抗薬)とサクビトリルの複合体になります。 サクビトリルは血液中のANP、BNPという人体にとって非常に重要な働きをするタンパク質の分解を防ぐ薬です。心臓や腎臓を保護する効果もあり、心不全治療にも使われています。

 

 診療を終わってからの時間でしたが、有意義な時間を過ごすことができました。
 

 エンレストは当院でも多くの方々に処方しております。高血圧の状態が続くと、心不全に移行する可能性があります。健診で指摘された方や最新の治療をご希望の方は、当院を受診していただければと思います。      

 

#高血圧  #ARNI  #エンレスト #心不全 #生活習慣病                                                                       

第13回炎症性腸疾患学会学術集会に参加しました

  11/25(金)久しぶりに現地まで出向き、学会に参加しました。熱気溢れる会場の雰囲気に触れ、知識を再確認するとともに、新たな知見を得ることができました。

  潰瘍性大腸炎クローン病などでお困りの方は来院をお待ちしております。

 

  この度は休診により、患者様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。明日から通常通り診療を再開します。   

 

# 潰瘍性大腸炎 # クローン病  # 大腸カメラ

# 消化器内科