せせらぎの小道:黄砂

2024年4月18日。記念すべき黄砂の日。

曇り空ではなくて黄砂の風景です。こういう空にも微生物はいるそうです。

これが黄砂のない風景。母成峠から吾妻連峰

黄砂のない日。0.085μSv/h 。

 

アストロバイオロジー宇宙生物学、宇宙生命科学

 今この分野に嵌まっています。

〇深海の熱水活動域には「光合成が支える地上の生態系」とは全く異なる、「化学合成を中心とした生態系」が存在する。

〇熱水噴出口の調査から。噴出する熱水に含まれる硫化水素やメタンなどの化学物質を使って有機物を合成する化学合成細菌や、それらの微生物からエネルギーや栄養を得ている生物たちが、独自の生態系を築いている。。。チューブワーム(管状の無脊椎動物)、エビ、二枚貝

〇好熱性の原核生物群(化学合成微生物生態系)の発見ーーー地球最初の生命は深海の熱水活動域で生まれた!

 

RNAワールド仮説  地球の生命はRNAの誕生から始まった→ー陸地の温泉付近で生命が生まれた。 

せせらぎの小道:裏安達太良

2024年3月21日 中ノ沢温泉側から安達太良連峰を観る。少し変わった安達太良が見える。

ここはかつて高原列車が走っていました。裏側から見る「本当の空」です。

 

読書メモ

 平成とは・・グローバル化とネット社会化、少子高齢化の中で戦後日本社会が作り上げてきたものが挫折していく時代であり、それを打開しようとする多くの試みが失敗に終わった時代であった。 吉見 俊哉  。

せせらぎの小道:擬人化

武村政春先生の「蛋白」に関する著書を読みながら、先生の「科学的事象を擬人化して説明する」という方法に「巧みさ」を感じている。その一例を記録させて頂きます。

蛋白の構造

2024年3月21日、毎日新聞電子版、科学の森よりコピー

擬人化して説明することにはそれなりの批判もあるのですが、「とっかかり」としては大変に親しみやすい方法です。「働く細胞」などというコミックは病み付きになります。

せせらぎの小道:希望

3月5日に他界した、弟のようなK君のために、黄泉国でもまた元気に生きていただけるように、願いを込めてこの詞を記します。

 

 希望   シラー  (Friedrich  Schiller)

 つねにより良き将来の日を

人はよく語り、よく夢見る。

かがやく幸福の金的をめがけて

人はひたすらに走る。

物はみな朽ちはて、また新たになるところ

人はつねにより良きをねがう。

 

 希望は、この世の生を人にあたえる。

むしんな少年の身につきまとい

青年のこころを、まばゆい光でひきよせ

老年とともに葬られることもない。

人は疲れた歩みを、墓の中に休めるときも

希望は、高くーー墓石の上にかかげる。

 

これはうつろな、うぬぼれの思いではない

おろかしい頭の考え出したものではない

おのずと心のうちに、声となって浮かびくるもの

より良きをもとめて、われ生きる・・・

この、おのずと内にひびく声は

希望をいだく魂をあざむかない。

 

  (小栗孝則 訳)

 

K君のお父さんは内村鑑三の研究者として名を残している。K君はよくお母さんを連れて桜の名所を訪ねていた。その写真を残している。K君は何時も元気だ。

 

せせらぎの小道:good day

2024年2月18日。天気晴朗。(日)。猪苗代湖、舟津浜。

猪苗代湖のことを天鏡湖と言う方がいます。天を映す鏡。そんな姿を見てしまいました。

飯豊連峰をバックにして小舟を漕ぐ。

小舟は航跡だけを残しまして、・・・。

せせらぎの小道:細胞病理学からRNAワールド

看護専門学校の非常勤講師をしていて、使っている教科書があまりにも難しすぎるな、などと思っていました。もっと面白い教科書はないものかと思って探してみた。

そしたら、あるはあるは、非常勤講師のお仕事はそっちのけで自分で嵌まってしまいました。

以下は本の羅列。

こわいもの知らずの病理学講義(仲野徹)。エピジェネテクス(仲野徹)。ウイルス三部作合本版(武村政春)。細胞とはなんだろう(武村政春)。カラーズ版でわかる細胞のしくみ(中西貴之)。からだの中の外界 腸の不思議(上野川修一)。細胞の中の分子生物学(森和俊)。生命誕生(中沢弘基)。ウイルスは生きている(中屋敷均)。生命のからくり(中屋敷均)。ウイルスとは何か(長谷川政美)。新しいゲノムの教科書(中井謙太)。遺伝子とは何か(中屋敷均)。変異ウイルスとの闘い(黒木登志夫)。新型コロナの科学(黒木登志夫)。がん遺伝子の発見(黒木登志夫)。人類と科学の400万年史(レナード・ムロデイナウ)。人体600万年史(ダニエルEリーバーマン)。人は何故がんになるのか(キャット・アーニー)。体と病気の図鑑(小倉加奈子)。がんの図鑑(小倉加奈子)。

今、一番、印象に残っている言葉 : RNAワールド

今、一番、思っていること : あのときもっと勉強していればよかった。この中に科学的根拠がある。