新任小隊長の独り言

現役消防士、新任小隊長の日々を独り言的につづります。

Fire Control Boxの燃焼実験の効果とは?

お疲れ様です、leoです。

 

昨年末のことになりますが、後輩に誘われバス釣りカムバックしました!

 

これがまた楽しいのなんのと!!

 

川や池に立って、1人のんびりリールを巻き巻き…もう最高の時間ですね。

 

カムバックしてからは2回ほど、お魚さんの顔を拝むことができております。(アリガタヤ…)

 

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そしてルアーの収集癖に歯止めが効かず、そろそろヤバい頃です。(お財布が)

 

もしブログをご覧の皆さんの中に、バス釣り大好きな方がいて、オススメルアーとかあるようでしたら、ぜひ教えてください!

 

即買いします(゚∀゚)!!!

 

…さて、前置きが長くなりました。

 

今回は今更ながら、FCBの燃焼実験について書いていきます。

 

きっと読者の皆さんの中にもFCBを見たこと、やったことある方もいると思いますが、ではその効果はどんなものであったでしょうか??

 

かれこれ10回以上燃やしまくった僕なりの見解を、つらつらと書いていこうと思います(^^)

 

今回もよければ最後までお付き合いください!

 

 

【Fire Control Box】

 

もうすっかり馴染みの言葉になりましたね(^^)

 

近代消防や月間消防にも、毎月のようにどこかの所属でやったものが掲載されています。

 

どの所属もそれぞれオリジナル感が出ていていますし、やはり経験不足を補おうとしている様子が伺えますね!

 

そもそもFire Control Box(以下「FCB」)は、アメリカの消防士達が火災の進行を客観的に見るために作ったものだとされています。

 

初めてYouTubeで動画を見た時は、英語全くわかりませんが食い入るように見ました(^^)

 

こんなやり方があるのか!と。

 

日本でも活発になってきたのは、平成の終わり頃からでしょうか?

 

サニーカミヤさんがとあるサイトで掲載した記事の中で、ドールハウスの設計図がアップされたのがキッカケで広まったのかもですね。(下のリンクがそのサイトです。)

 

火災防御活動全般のコンセプトを学ぶための「ドールハウス」を作ろう! | ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情 | リスク対策.com | 新建新聞社

 

かく言う僕も、最初はこの設計図を元にドールハウスを作りました(^^)

 

サイトにも掲載されているとおりですが、まさに百聞は一見にしかずの代物。

 

自分たちが戦うべき相手を、冷静に俯瞰して客観的に見ることができる、消防士としてこれ以上ない火災の教科書です。

 

ということで、このFCBの実験、果たしてどんな効果があるのか?

そしてどんな効果を求めるべきなのか?

 

僕なりに考えてみたので、やったことある方は少しでも参考に、やったことない方は少しでも後押しになればと思います。

 

 

 

 

FCB燃焼実験の効果】

 

そもそも「実験」とはなんでしょう?

 

ちょっと調べてみると…

 

ある条件の下で起こる現象を観察・測定し、客観的な事実や関係を見いだしていくこと

 

と書かれていました。

 

つまり実験の効果として求めることは、客観的に事実を捉えることですね(^^)

 

なんか難しいことを書いてますが、要は火災で何が起きているかを冷静に見ようぜ!ってことです。

 

ということなので、燃焼実験の効果は客観的に火災を観察し、火災の進行を学べることと言えます。

 

んなもんわかってるわ!!さっき書いてあったわ!!という声が聞こえてくるところで、まさにサニーカミヤさんも仰ってますし、その通りでございます。

 

が!

 

僕の考えはちょっと違います。

 

もちろん客観的に火災を見て学ぶことは大事ですが、それだけで終わってはもはや自己満足の世界です。

 

実験には必ず結果が伴います。

 

燃焼実験をやって、その結果を現場で生かさなくてはいけません。

 

火災の進行を客観的に見て学んでお終いではダメですね。

 

では燃焼実験をどう捉えるのか。

 

僕が燃焼実験を行う時、後輩に伝える実験の趣旨はこうです。

 

火災現場での直感力を養うための実験

 

必ずこう伝えます。

 

起きうる全ての事象を予測して言語化し、直感で相手に伝えることは、刻一刻と変化する火災現場の活動ではとても重要だと、僕は考えます。

 

そしてその直感には、"経験すること"が不可欠です。

 

が、残念ながら現場経験は少なくなる一方…。

 

だからこそ、自分たちで仮想現場を作り上げなきゃならないわけです。

 

その一端を担うのが、今回のFCBの燃焼実験であるということですね(^^)

 

そして先述しているとおり、自分で判断するための直感を磨くわけですが、もう一つ大事な直感があります。

 

それは人からの指示を捌く直感です。

 

緊迫感のある現場では、事細かな指示が出る事はあまりありません。

 

だからこそ、受けた指示が"どういう意味を持つのか"を直感で捌く必要があります。

 

先に書いた、自身が活動する上で行動を起こすための直感も、後から書いた、人からの指示をどう捌くかを判断する直感も、いずれもものすごく大事だと考えます。

 

そして両者共に経験値がモノをいうかなと。

 

現場経験が少なくなっているからこそ、FCBの燃焼実験を通して、仮想現場の経験が生きてくる。

 

そんなところかなと思います。

 

そしてこの実験の結果が実を結び始めると、隊の中の会話のクオリティがめちゃくちゃ上がります。

 

クオリティと言っても、何も専門的な会話が増えるとか、そういうわけではありません。

 

単純に「あれ、そろそろヤバいですね。」とか「あの辺りっぽいですね。」ぐらいな感じです。

 

ざっくりした会話のように聞こえますが、まずはこれが大事!

 

特に「ヤバい」判断が直感として備わる事は、間違いなく現場での強みになります。

 

現場での事故に巻き込まれないためにも、絶対に必要な感覚です。

 

ちなみに何度もご登場いただくお師匠さんの話になりますが、あの方は「ヤバい」の基準がぶっ飛んでいます。

 

1つ例を挙げると、放水による吹き返しはチャンスと捉えている事。

 

僕らであれば、吹き返しこそ受傷危険があるので退避を…と考えてもおかしくはありませんが、お師匠さんはこれを「火がものすごく嫌がっている状態だから、グッと堪えて攻め続ければ消火に至る」と断言していました。

 

確かにその通りと思う反面、それはなかなか危険では…と思ったところですが、お師匠さんが今まで経験してきた上で「ヤバくないところ」のギリギリまで攻め込んでいる、と言う事なのではないかと、ものすごく考えさせられました。

 

実はこれが本当の安全管理なのではないか??とも感じた次第です。

 

話は脱線しましたが、FCBの燃焼実験をとおし、「ヤバい」が会話に出始めたら、ようやく成果が出始めたか!!と思っても良いのかもしれませんね(^^)

 

 

【最後に】

 

もう"まとめ"すらせずに参ります。笑

 

今回の記事とは全く関係ありませんが、この前とあるブログに書いてあって、これ今の消防の世界を風刺してるなぁと感じた一文を紹介します。(まんまパクリは良くないので、ちょこっとアレンジしてます。)

 

〜以下引用〜

 

ネットの進化、特にYouTubeの普及によって指一本で他人のノウハウが得られるようになった今、誰かに師事する事でスキルを学ぶという事がすっかり無くなってしまいました。

しかしいくら動画で詳しい手法を得る事が出来ても、本質や魂まで理解するのは到底無理でしょう。

独学は悪ではないけれど、先人からちゃんとしたDNAを受け継ぐのも文化継承の一環だと考えることも大事なことかと。

 

まさに。

 

新しい年度を迎えることですし、自分の足で本物を探しに行く、そんな一年にするのも悪くはなさそうかなと思います(^^)!

 

お師匠!!会いに参ります!!

 

今回も最後までありがとうございました(^^)

今できること

お疲れ様です、leoです。

 

新年明けてから、石川県での地震に続き、羽田空港での航空機事故がありました。

 

こういった大きな災害が起きた時、いつも「無力だな」と、痛感させられます。

 

もちろん、ボランティア活動等に参加し、被災地で少しでも力になることもできますが、家庭を持つ身としては、遠方であることもあって、なかなか行動に移すことができないという現実問題もあります。

 

見る人によっては、それはただの言い訳だと思う人もいるでしょう。

 

僕自身もそう思います。

 

でもきっと、僕と同じような境遇や考えの方も、少なからずいるはずです。

 

じゃあ何もしないのか?

 

そうじゃないですね。

 

今できることをやるんです。

目の前のことを全力でやるんです。

 

僕たち消防士に課せられた使命は、大きな災害に立ち向かうことだけではありません。

 

僕たちの住む街で、勤める街で、困っている人、助けを求める人、僕ら消防士を必要としている人のために、全力を尽くすこと。

 

これが僕らの仕事です。

 

何もできない訳ではありません。

 

まずは今できること、目の前のことに全力を尽くしましょう。

 

僕はそれで良いと思います。

 

僕らは僕らにできることを一生懸命頑張りましょう!

 

 

最後に…

 

被災された方々には、何も力になれず本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです…

1日でも早く、日常が戻ってくることを祈るばかりです。

 

また、緊援隊として出動されている方々、本当に頭が上がりません。くれぐれもケガや事故なく活動し帰隊してください!

 

ブログを読んでくださっている皆さん、心挫けず、事故やケガなく新たな1年を過ごしましょう!

 

どこにいたって心は一つです。

 

ONE TEAM

NSTCでの良き出会い

お疲れ様です、leoです。

 

気づけば今年もあとわずか…

 

ブログを放置して4ヶ月…

 

忙しかったですね(T-T)

 

というのも、今流行りの「警防技術大会」の本部内選抜大会に参加することになったり、火消しなのに潜水士の研修を受けに行ったりと、割とバタバタとしていた訳で…

 

まさに"激動の数ヶ月"を過ごしておりました故、ブログを全く書く気にならず…気づけばこんな間隔が開いてしまいました。

 

しかしながらこの数ヶ月、非常に濃い時間を過ごしました。

 

特に、潜水士の研修は濃かった!!

 

勉強や実技もさる事ながら、研修後の課外(飲み歩き)も濃かった…!!!

 

ということで、今回は研修時のことを、備忘録的に書いていきます。

 

消防士と潜水士、なかなか似つかない業種ではありますが、本当に多くのことが消防にもリンクしていると、僕は思いました。

 

僕自身の戒めだけでなく、皆さんの"考え方"にも一石を投じられればと思います。

 

それでは今回も最後までよろしくお願いします(^^)

 

 

【日本サバイバルトレーニングセンター】

 

題名の「NSTC」とは、Nippon Survival Training Centerの頭文字です。

 

なぜ「Japan」でないのか、謎ですよね…。

 

という冗談はさておき!

 

8月の終わり、僕は神奈川県横須賀市にあるNSTCの研修所で5日間の研修を受けてきました。

 

この場所は元々海洋研究開発機構JAMSTEC)」が研修を開催いたそうですが、過去にあった事業仕分けとやらで、現在はNSTCが研修を引き継ぎ、一時的に場所を借りて研修を行っているとのことでした。

 

NSTCの本拠地は福岡県北九州市で、潜水士の研修は北九州市横須賀市の二ヶ所で行われています。

 

そのため、全国各地の水難救助に携わる方々が参加する研修となっています。

 

そして今回、僕が派遣してもらった研修は、潜水士基礎コース。

 

北は福島県、南は沖縄県から参加している方もいて、もちろん消防だけでなく県警の方も数名参加していました。

 

まさに全国区!!

 

こういった研修の醍醐味は、技術や知識を身につけられることはもちろんですが、全国に仲間が作れることも素晴らしいことですよね(^^)!!

 

そして講師陣も素晴らしい方達でした。

 

元教員、元海上自衛官、現役民間ダイバー、医学博士…

 

みんな教え方めちゃくちゃ上手い人達でした!!

 

やはり消防の世界だけでなく、外に出てこそ見える世界は必ずあります。

 

今回も改めて痛感してきました。

 

やっぱり面白い!!

 

外の世界が全てではないですが、消防という狭い世界だけを見てては勿体ないなぁ、と思うところです。

 

さて、早速脱線しました(´∀`; )

 

研修は午前中に座学、午後から実技といった流れで一日が過ぎて行きます。

 

座学は主に全国各地の事故事例を基にした内容で、これがまたスゴく勉強になり、そして色々な発見がありました。

 

水難救助に関する事故事例をたくさん聞くことができ、さらにそこに教授の考察を付加してお話しいただきました。

 

座学を受けての正直な感想は、潜水って簡単に死ぬな。怖いな。です。

 

なんたって事故事例が多い…。

 

しかも死に直結しすぎていますからね…。

 

潜る前から、しっかりビビらせてもらいました。笑

 

でも!

 

この恐怖感が何よりも大事だとも思いました。

 

人間、同じことを繰り返していくと、必ず「慣れ」が出てきます。

 

慣れは良い面もあれば悪い面もあって、技術的なことだけでなく、心理的な部分でも影響します。

 

皆さんも「慣れによるミス」を経験したことがあるはずです。

 

僕は横着な人間なので、慣れてくると横着しちゃいます。笑

(でもそれを知ってるからこそ、しっかり気を引き締めてます!!)

 

少し脱線しましたが、ここからは僕自身の考えです。

 

直感的に"怖い"と思うことは、自身の身を守るための「安全管理の第一歩」だと思っています。

 

その"怖い"と思うことが、慣れで薄れてきてしまったら…

 

なんとなく想像できますね。

 

そしてまた逆に、その怖さを味方にすることで闘える現場もあり、安全管理だけでは闘えない現場もあります。

 

それを体現しているのが僕のお師匠さんな訳で…

 

そりゃもう安全管理とか無縁のところにいる人なのですが(悪口ではない。笑)、自身の経験から得た知見をフル活用して、怖さの上に自身の安全を乗せている人だと、僕は思っています。

 

つまり何が言いたいかというと、

慣れすぎるな、気を張れ

ということですかね。

 

そして自分がどこまで攻められるかを知るということかなとも思うところです。

 

さてさて、水難からは脱線していますが、こんな感じで日々新しい発見や、改めて気付かされることが非常に多くありました。

 

その中でも1つ、みなさんにもぜひ考えていただきたいなと思う事案を書いていきます。

 

 

 

【とある事案…】

 

全体的に脚色しているので、やんわり伝わればと思います!

 

国内のとある場所、自殺で有名な岬での事案。

 

その日は天候が悪く、海は大しけで大波が岬に打ち付けられるような状況だったそうです。

 

そんな日に限って「自殺志願者が岬から飛び込んだ模様」との通報。

 

消防に水難救助の出動要請がありました。

 

現場は荒れ狂う海。とてもではありませんが、救助隊が入水し潜水活動ができるような状況ではありませんでした。

 

しかし、現場の岬には遺留品が残されており、飛び込んだのは間違いありません

 

この岬は自殺の名所だったため、現地の水難隊は何度も出動し活動を行い、何度も同じ場所で訓練をこなしていたそうです。

 

そして何より、つい数日前にも同じ現場で救出できている実績があったとのこと。

 

天候や海の状況は違えど、現地の救助隊は「救助できる」と考えたそうです。

 

そして彼らは海へ入り、救助活動を行うことを決断し、実行。結果は…

 

要救助者を発見し確保するも、隊員1名が沖へ流され、かろうじで沖合の岩礁に掴まっている状況。

 

この後この隊員は、悪天候の中なんとか飛んだ消防ヘリにより無事救出され、事なきを得たとのことでしたが、一歩間違えれば大変なことになっていたことがわかるかと思います。

 

さてこの事案、皆さんはどう考えますか?

 

 

 

【リスクを天秤にかけろ】

 

かなり脚色はしましたが、この事案の元の話をお話しいただいた時、先生がおっしゃった言葉です。

 

「現場で活動するときは、リスクを天秤にかけろ。消防士はヒーローじゃない。生身の人間なんだぞ。」

 

潜水活動での事故を多く見てきたからこそ言える、先生の言葉です。

 

余り僕らの職場では言われないような言葉ですが、まさに安全管理の根本的な部分ですよね。

 

では具体的に「リスクを天秤にかける」とはどんなことか。

 

きっと賛否両論あると思いますし、何より消防の本分を見失ってると言われかねないと思いますが、書きます。

 

しっかり書くので、本質を見逃さないで欲しいです。

 

先ほどの事案ですが、要救助者は"自殺志願者"でした。

 

それも荒れ狂う海へ飛び込むほど、その思いが強い人です。

 

それだけ強い思いで自らの命を絶とうとしている人を、こちらの身の危険を顧みず、命を賭して救助に向かうべきなのか?

 

救助できたとして、果たしてその人は救われて、助かって幸せなのか?また自殺しようとするのではないか?

 

講義で僕らはこう問われました。

 

正直、僕はそこまでして救うべき人ではないと思ってしまいました。

 

もちろん何もしないという訳ではありません。

 

無理な環境下での潜水活動をするのではなく、他の方法を選択すべきではないかと。

 

救助できる可能性はグンと減ることになりますが、隊員が事故にあう可能性もグンと減ることになります。

 

これが先生の言う「リスクを天秤にかけろ」です。

 

消防の現場でも同じです。

 

火災現場であれば、要救助者がいる現場とそうでない現場

救急現場であれば、明らかに急性期で状態の悪い患者さんとそうでない患者さん

 

多少のリスクを負ってでも闘うべき場面と、そうではない場面というのを、言葉には出さずとも、少しは皆さんも経験があるはずです。

 

経験があるのなら、この「リスクを天秤にかける」は、必ず後輩達に伝え教えなければならないと、僕は強く思っています。

 

安全の第一歩は、正しくリスク評価することです。

 

怖がることも大事。だけど正しく怖さを理解すれば、それを回避する方法が必ずあります。

 

そしてその方法を使った上でリスクを天秤にかけ、ベストに近い活動ができれば良いのではないでしょうか(^^)?

 

こんな感じで、潜水士の研修のはずなのに、潜水じゃない部分で得ることが多くて多くて!!笑

 

そして余りにも事故事例や先生の現場談を聞きすぎたせいで、潜水士試験の勉強が大変だったのはまた別の話…笑

 

 

【実技訓練&夜のフィードバック】

 

午後からの実技訓練は、水深5mのプールでスノーケルやスクーバの潜水基礎技術を勉強させてもらいました。

 

僕はまだまだ養成中の身だったので、改めてポイントやコツを教わることができ、これもまた非常に勉強になりました。

 

その中でも特に、素潜りインターバルが本当にキツかった…。

 

普通に空気を吸えることが、どれだけ素晴らしいことか…!!

 

あの研修以降、家の風呂でコツコツ息止め練習していますが、設定された目標の2分は、めちゃ長で難しいです。

 

ちなみに、みなさんはどのくらい息止めできますか??

 

「これ、火事現場で"もしも"の時の息止めにも役立つな」

 

なんて事を考えたのですが、やはり真っ先にお師匠さんの顔が浮かんでしまいましたね…。(決して悪口ではないです。笑)

 

それにしても!僕以外の研修生のみんなは、泳ぎも潜りもうまかったです(^^)

 

特に県警の方々、やはり日頃から潜っている方達なので、若いのに現場経験も半端なかった…!!

 

丸一日の研修もあっという間に終わり(実技の内容薄くてすみません!笑)、横須賀の街で夜のフィードバックが始まります。

 

これがまた濃かった。

 

なんせ、みんな消防に熱い。気持ちいいくらいに熱い。

 

久しぶりに気分が高まる環境でした。

 

潜水士の研修といえど、みんな心は火消し。

 

お酒片手に、みんなそれぞれの所属の火消しの話をしてくれました。

 

同い年で高度救助をやってる熱いヤツもいれば、僕と一回り以上も離れてる若さなのに、ものすごく勉強熱心な子もいて、もう良い刺激受けまくりでした。

 

お酒のパワーも相まって、熱いトーク全開でしたね(^^)

 

この出会いこそ、こういった研修の醍醐味であり、何にも変えられない消防人生の糧となるんだと、強く感じました。

 

あとこれは本当何も関係ないことですが、関西弁は悪口が悪口に聞こえないという発見もしました!!笑

 

5日間という短い期間でしたが、めちゃくちゃ濃い時間を過ごすことができましたね(^^)

 

そしてあんなに連日飲んでいたのは人生初の経験でした…(嫁さんには死んでも言わない。笑)

 

 

 

【まとめ】

 

こんな身も蓋もない内容のブログに最後までお付き合いありがとうございました(^-^;

 

僕個人として、水難救助隊をもっと知って欲しいし、とんでもなく危険な活動をしていることを知って欲しいです。

 

でも悲しいかな、やっぱりなってみないとわからないことの方がたくさんですね。

 

まさに僕もそうだったように。

 

でも、消防という仕事の性質は、どの部隊であっても全く同じです。

 

少なくとも僕はそう思いました。

 

根本は「困っている誰かのために危険を冒す」ってことです。

 

僕ら消防士の大元は人命救助。

 

そこには必ず危険が潜んでいるもの。

 

それは消防隊だろうと救急隊だろうと救助隊だろうとも、みんな同じ。

 

だから、服の色の違いで見てる方向が違うなんてバカらしい。

 

みんな同じ方を見ていれば、誰かがその危険に気付くし、予防するための準備できる。

 

でもそのためには「知ること」が大事。

 

知らなきゃ気付けませんからね(^^)

 

だからこうしてNSTCの研修について書いてみました!(一部くだらない内容含んでましたが…)

 

かなり無理矢理感出てますが、これが今回のまとめでございます!

 

相も変わらずなかなかの脱線気味でしたが、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

寒くなってきたので、みなさん体調管理には十分注意していきましょう!

 

それではまた(^^) 

 

 

 

 

 

 

 

 

追記

この記事を書いている途中、新潟県柏崎市消防で水難救助隊の事故がありました。

研修を受けてきた身として、とても他人事とは思えず胸が痛みます。

こうした事故を防ぐために、起こさないために、どう行動すべきなのか、何が危険で安全なのか、もう一度考えることが何よりも大切だと思います。

亡くなった隊員の方の命を守る無駄にせず、僕らがしっかり学ぶことが重要です。

僕もまた一段と気を引き締めます。1つでも事故を減らせるように。

立体ホース延長…どうする?

お疲れ様です、leoです。

 

あっという間に今年度が始まって早2か月が過ぎました。

 

みなさんどうお過ごしでしょうか(^^)?

 

僕はといえば、思いつきでコトを始める副署長に振り回される毎日で、バッタバッタと4月が過ぎ、あっという間に5月終わってしまいました(-_-;)

 

いや本当、「とりあえず」というのはダメですね。

 

とりあえずやる、は全く生産性がないと、改めて実感しております。

 

何かをやるからには目的や理由がないと、ただやるだけになっちゃいます。

 

とりあえずやるなんてのは、自己満の極みみたいなもんですよね。

 

と、冒頭から飛ばし気味のグチを書いてしまいました…。

 

ということで、年度が変わってボチボチ落ち着いてきた頃かと思います。

 

そこで1つ、ぜひ皆さんの署でも検討していただきたいのが、

 

「立体ホース延長」

 

です。

 

もはや答えがあるのかないのか、消防の永遠のテーマみたいな感じもしますが…

 

今回はそんな立体ホース延長について、僕の考えも交えて書いていきたいと思います!

 

今回も最後までお付き合いいただければと思います(^^)

 

 

【立体ホース延長】

 

立体ホース延長と銘打って書きましたが、要は公団住宅等(団地)でのホース延長のことを言っています。

 

僕の署の管内には、昭和時代に建てられた公団住宅が多く建っていて、特に、共用廊下がなく、共用部分は階段しかないような団地が多くあります。

(「公団」とか「団地」でググると画像出てくるので、そちらでイメージ膨らませてください。)

 

しかも決まってみんな5階建。見事に。

 

この団地、かなり厄介なのは皆さんご存知のとおりかと思います。

 

連送なんてありゃしないから、当然ホースは徒手延長となります。

 

そしてこのホースの延長方法…

 

署によってというより、上の考え方1つで全く方法が変わってしまうという、もはやどうしようもない状況です。(ウチだけですかね??)

 

とはいえ、今年度の署のチームとして、ベストな方法を持っていなければなりません。

 

大事なのは誰のための活動かです。

 

ベストを尽くすこと、そしてベストを尽くすために訓練をすること。

 

何よりも大事なことです!

 

ということで、早速いろいろ検討し、実践してみます(^^)

 

僕なりに答えに近いものは持っていますが、それは伝えず、今年度のチームで答えを導き出すための訓練をやります。

 

島田折りホースで伸ばそう

ホースバッグを使おうよ

狭所巻きが必要だな

上からホースを降ろすのは?

ロープを使って引き上げるのも速い!

 

いろいろな意見がいっぱい出ました。

 

そして全てやってみました!

 

自分たちで考え行動し、トライ&エラーを繰り返し良いものを見つける。

 

そうするとコツがわかり、良いも悪いも見えてきますね(^^)

 

何事にも言えることですが、やっぱり"やる"ことに意味があるなと実感です!

 

僕の署のメンバーで何度もトライし、今年度のチームとしての方向性は見えてきました。

 

あとは想定を加え、いろいろな場所で反復訓練するのみですね(^^)!

 

が!

 

ここでもっと根本的なことを考えなくてはいけません。

 

それは何でしょうか??

 

みなさん、わかりますか(^^)?

 

 

 

【避難誘導は誰がする?】

 

あらかた方向性が見えてきたとき、この質問を投げかけてみてください。

 

火災想定で訓練をすると、間違いなくホース延長が主となります。

 

ですが、よーく考えてください。

 

現場では人命救助最優先です。

 

火を消すことも何より大事ですが、

 

より多くの人命を救うための避難誘導も考慮しなければなりません。

 

しかも想定は団地。

 

年齢も性別も家族構成も違う人たちが、集団で住んでいる集合住宅です。

 

元気な人もいれば身体が不自由な人もいて、

1人住まいの世帯もあれば大家族の世帯もあって、

小さな子どもがいる家庭もあれば、介護が必要なお年寄りのいる家庭もあります。

 

ハンドマイク1つで「逃げてください」と言って、逃げる人がどのくらいいるでしょうか?

 

例えば、よくある自火報の誤作動による鳴動。

 

僕の所属では「緊急確認」として出動しますが、住人が避難してきた様子もなければ、家で「なんか鳴ってるなとは思いました。」なんてことも。

 

これ、本火災だったらどうするのよ!?と毎度思うところです。

 

そして何より、こういう人達に対し、どう避難を呼びかけるかも重要だと、僕は考えています。

 

これに関しては、またいつかバイアスという人間の心の動きについてもブログを書こうと思います。

 

さて、いざ避難が始まったとして更に問題です。

 

その逃げてきた人達が通る場所はどこでしょうか?

 

そうなんです。

 

僕らがホースを延ばすところは、避難者の避難経路にもなりうるんです。

 

今回の想定でいうと、共用階段です。

 

なんとなくイメージわくと思いますが、階段狭いですよね。

 

階段の幅、どれくらいでしょうか?(階段の幅にも規定があるので、ぜひ調べてみてください!)

 

階段の幅に対し、フル装備の僕らがホースorホースバッグを持ったら、どのくらいの活動スペースになるでしょうか?

 

階段を降りてくる避難者と、フル装備でホースを持って階段を昇る僕ら、同じルートを辿るとなると、どうなっちゃうでしょうか?

 

さてさて、ぜひ考えてみてください(^^)

 

また一味も二味も違うホース延長が見えてくると思います。

 

ただ延ばせば良いだけではありません。

 

人命救助最優先

 

逃げてくる人のことを考えた上で、活動することを考えてみてはいかがでしょうか(^^)?

 

 

 

【まとめ】

 

今回は立体ホース延長と題して書いてみました。

 

普段やってるホース延長はマンネリ化しがちですが、もっと突き詰めて実際の現場を考えたとき、ホース延長1つですら別の見え方になると思います。

 

特に避難に焦点を当てた時、人の心の動きや建物の造りを知る必要が出てきます。

 

こう考えると、消防の活動は単純だけど本当に奥が深いですよね。

 

つまり!

 

訓練に終わりはない

 

ということです。

 

年度が切り替わり落ち着いてきた頃かと思います。

 

いつものホース延長に、1つ想定を付け加えて実施してみてはいかがでしょうか(^^)?

 

今回も最後までお付き合いありがとうございました!

新年度スタート!

お疲れ様です、leoです。

 

新年度がスタートしましたね!みなさんは異動あったでしょうか?

 

僕はといえば、久しぶりに署々間の異動があり、やること&覚えることてんこ盛りの毎日です。

 

そんでもって安定の救急出動も重なり、目が回りまくっております…(-。-;

 

久しぶりの異動ってこんな感じなんだなぁと、日々の忙しさも改めて実感です。

 

異動があった人もなかった人も、きっと新たな環境で新たなメンバーと、また新たなチームづくりが始まることかと思います。

 

この1年も頑張っていかなきゃですね!

 

さて、ということで新年度1発目ですが、今回は講習会のご案内をさせていただきます。

 

ブログ内でも度々登場していただいている、僕のお師匠さんが率いる消防活動研究会の講習会です。

 

まだTwitterでも発信されていない講習会ですが、お師匠さんから直々に「募集してOK」とお許しをいただきましたので、僕から発信させていただきます(^^)!

 

内容は以下のとおり。

 

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※レジュメの日付は過去のもの。今回のものではありません。

 

 

講師は、ドア開放マニュアルや立体消火戦術を執筆された、消防活動研究会のアミバ氏です。

 

(参考)

 

 

 

書籍だけでは伝わらない、アミバ氏の講義は本当に必見&必聴です。

 

自分の目で、耳で、肌で体感してください(^^)

 

実技も面白いところですが、今回は机上講習のみを行います。

 

開催場所は千葉県内(東京より)、開催日は現在調整中でございます。

会費は会場借用費と講師の交通費を参加人数で折半させていただきます。

(定員は30名を予定しているので、フルで参加希望があった場合は1人1,000円いかない予定です!)

 

※ちなみに僕も受講者の1人として参加させていただきます。(だから僕も会費取られます!笑)

 

日程と会場の調整がつき次第、Googleの応募フォームから募集を募りたいと思います(^^)!

 

また、「こっちで人数揃えるから、ぜひ出張講習お願いします!」という方は、下のアドレスにご連絡ください(^^)

出張に関しても調整させていただきます。

 

yamama.leo.1227@gmail.com

(リンクしてないので、コピペして使ってください!)

 

ということで、かなり漠然とした案内となってしまいましたが…

 

果たしてこれで希望してくれるのか、僕自身の文章力に疑問ばかりですね…(ー ー;)

 

興味のある方、ぜひぜひご連絡ください!お待ちしております(^^)!

 

 

ということで、1発目は短めで、しかも案内のみの内容でした(^-^;

 

冒頭にも書きましたが、新しい年度を迎え、環境が変わった人が多いかと思います。

 

でも!環境が変わったからといって、僕らのやる事は変わりません。

 

どこ行っても消防士です。

 

カッコいい消防士でいましょう(^^)!

 

それが僕から皆さんへ伝えたい年度初めのアドバイスです!!

 

案の定まとまりませんが…笑

 

今年度もleoのブログをよろしくお願いします(^^)!

病院連絡のおはなし

お疲れ様です、leoです。

 

すっかり遅くなったどころか、もう3月になりますが…笑

 

今年もよろしくお願いします(^^)!

 

新年明けてからというもの、救急出動が異常なくらい多い日々が続き、もう心も身体もヘトヘトでしたが、ようやく落ち着いてきましたね。

 

本当良かった…(T ^ T)

 

ということで、

 

改めて体調管理&心のリフレッシュをしっかりして、僕らの仕事を全うできるよう、一段と気を引き締めて頑張りましょう!!(と、書き続けて3年が経つんですね!)

 

さてさて、新年1発目の内容ですが、救急隊の最大の関門である「病院連絡」について、僕なりの私見で書いていきます。

 

救命士の資格を持たない僕だからこその視点で、病院連絡とはなんぞや?を、つらつらと書いていきます(^^)

 

それでは新年1発目、最後までどうぞよろしくお願いします!

 

 

 

【病院連絡】

 

新任小隊長となり、もう何よりもドキドキしました。

 

そう、病院連絡。

 

病院連絡とは、傷病者を適切な医療機関へ搬送するため、傷病者の受入可否について、病院側へ確認の連絡をすることです。

 

いわゆる"交渉"みたいな感じですね(^^)

 

ただ病院へ運んでる訳じゃなく、僕たち救急隊が観察した結果を踏まえ、どこの病院なら診てもらえるか、どこなら病態にあわせた医療を提供してもらえるだろうか、を吟味して病院連絡をしているんです。

 

傷病者の観察もさることながら、この病院連絡もなかなかのテクニックが必要だったりします!

 

そしてそして、消防に勤務していない人には聞き慣れない言葉かも知れませんが、僕たち消防の世界では、人間関係の次くらいにストレスを感じるものです。(※あくまで私見を含みます。)

 

傷病者に接し、観察し、病態を推測し、適切な医療機関へ搬送する…

 

救急隊の仕事はこのように紹介されることが多いと思いますが、

 

これだけじゃないと。

めちゃくちゃ大事な部分が抜けてるぞ!と。

「病院連絡」が抜けてるぞ!!と!!

 

めちゃくちゃアピールして書いてみました。笑

 

みなさん同業の方ならお分かりの通り、

 

傷病者の観察よりも難しい…。(※一方的な私見を含みまくってます。)

 

何がそんなに?

病院連絡っても、病院に連絡するだけでしょ?

そんなん誰でもできるじゃない!

 

そんな声が聞こえてきそうですが…

 

本当、超絶ストレスです。(※個人の私見を含みまくってます。)

 

それはなぜなのか…

 

これから救急に乗る人たちに、新任小隊長として感じたこと、先輩救急隊の切実な思いをお伝えします…

 

 

 

 

【病院連絡の実際】

 

本当いろいろありますよね…。ツラツラと書いていきますので、「そうそう!こんなんある!」ぐらいに見てやってください!

 

①情報が取れない

 

救急要請をする人たちは、まさに十人十色、本当にいろいろな人がいます。

 

もちろん、本当に困っている人がいるのですが、中にはそうでもない人も…

 

そうなると、まず肝心の情報が取れない。

 

名前&生年月日すら取れないなんてこともザラですね。

 

特に年末年始や金曜週末。

 

なんとなく想像つくかと思いますが…

 

マジで酔っ払い勘弁ですよね(T-T)

※もちろん、ちゃんと活動しますよ!!

 

名前や生年月日といった、いわゆる"人定"が取れない時は本当に厄介ですね。

 

なんらかの事情で言いたくないという人も含め、僕たち救急隊にとっては活動の支障になるわけで…

 

これがないと、そもそも病院交渉できないですからね。

 

こりゃ本当厄介です。

 

 

②電話の向こうの医師&看護師の対応

 

これもまた本当…

 

もちろん、もちろんですよ!良い人もいっぱいいます。

 

けど、それ以上に本当ヒドイ人が多いってのなんの。

 

まず返事しない。

 

これかなり効きます。

 

「…ん?…もしもし?聞こえてますか??」

「聞こえてるから早く続けてもらえますかね?」

 

マジか…返事すらしてくれないのか…

 

「すみません…。では続けます。アレでコレでこうであぁで…」

「あのさ!!こっちもメモしたりしてんだから考えながら喋れよな!ただ話してりゃ良いんじゃないんだよ!わかる?」

 

えぇ…。返事しないのに今度はこれ…?どうすれば良いのさ…(;ω;)

 

そして一言。

 

「それって救急なの?ってか、うちじゃなきゃダメなの?」

 

えっ…?病院側がそんなこと言います??

 

もう元も子もないじゃんか…(-_-;)

 

特に深夜帯の救急活動。

 

先生方も色々な患者さんの診察で大変なのはわかりますが、僕ら救急隊に当たられても…(T-T)

 

あぁ…胃が痛い…

 

本当、先生や看護師さんの気分次第すぎてツラい…

 

③病院に着いてからも…

 

病院連絡は電話で終わりではありません。

 

そう、病院に着いてからもいろいろあります。

 

まず看護師さん。

 

僕らのこと、明らかに気づいてるのに無視。

 

いやいや、声かけてるじゃないですか。

 

レオ「〇〇救急隊です。患者さんは〇〇さんです。よろしくお願いします。」

 

看護師「(無言で指差し)」

 

…そうですか、目も合わせず声も出さず、指差しだけでベッドへ移せと合図ですか。

 

そんな扱いですか…さすがにヒドいですよ…

 

そしてその後に控える、医師への申し送りもキツイんです…。

 

とある先生は…

 

レオ「この方ですが、本日12時30分頃…」

医師「えぇ!?12時30分頃?どーして消防は時間を決めつけるのかねぇ!??患者さんそんなこと言った!?12時半とか言わなかった!??」

レオ「!?!?…先生、確かにそう言ったかもしれませんが、伝わりやすいように言い換えただけで…」

医者「そんなの知らないよ!!患者さんが言ったことも正確に伝えられない救急隊って何なの!?そんなこともできない奴の話なんか聞かないよ!!!」

レオ「!?!?!?!?」

 

文字どおりバカでかい声で、しかも患者さんいるのに大怒鳴り。

 

しかもこんなしょーもない言葉の揚げ足取り…

 

この後、これで(?)気分を損ねたこの医師は、僕からの申し送りを聞かず、話しかけても無視、検査だからと言って2時間以上も放ったらかしにされました。

 

その間、先生は暇そうにスマホいじってましたけどね…。

 

はい、はっきり書きますが、完全に嫌がらせですね。

 

ここで例として挙げた看護師さん&先生は、近隣の救急隊からも相当評判が悪く、どこの救急隊も同じような被害を受けてます。

 

もちろんこんな看護師さん&先生は、本当に稀なタイプなので、滅多にいるような人たちではないですが…

 

こんなにも救急隊って下に扱われるんだと、隊長になり本当にガッカリしました。

 

こんなことに遭遇したりすると、何のために救急活動してるのか、本当悩みますよね…(T-T)

 

あぁ、考えるだけで胸が苦しくなる…(;´д`)

 

 

 

…さて、これ以上書くと僕自身の愚痴になってしまうので止めにしましょう!笑

 

でもココで挙げたのは、僕が実際に経験したり、今現在も進行形の状況だったりします。

 

もう本当にどうしようもないことです。

 

病院側の環境は、僕らには解決できない問題ですからね。

 

なので、僕らサイドが変わる必要があります。

 

変な看護師さんや医者がいるから…なんて言い訳、救急要請した人たちには関係ありません。

 

そう、だから僕らが変わる。

 

ではどうするか?

 

病院連絡、完璧にしてやりましょうよ!

 

ということで、次からは僕なりの病院連絡のポイントを書いていきます(^^)

 

 

 

 

【病院連絡のポイント】

 

偉そうに書き出しましたが、僕から言える病院連絡のポイントは…

 

カンペをつくる、です。

 

うわ、答えになってない…、と思われた方!!

 

これ、意外に重要です。

 

みなさんすでにご存知の言葉かと思いますが、

 

段取り八分、仕事二分

 

まさにこれですね。

 

この言葉は100%自信を持って言い切れます。

 

病院連絡が苦手なら、病院連絡をスムーズに行うための準備をしておけばOKなんです。

 

ここからはちょっと脱線ですが、

 

消防あるあるで、やたら「暗記」を求められることが多いですが、そうじゃないんですよね。

 

大事なことこそ形にして目につくようにしないとダメなんです。

 

しかしまぁ、なんで消防って暗記を求められることが多いんですかね?

 

JPなんちゃらもそうですが、無駄に暗記させて覚えてないとダメ!みたいに。

 

別にカンペ忍ばせてても全然OKじゃないかと。

 

なんなら、暗記漏れで病態を見落としたりする方がよっぽど怖いと思いますけどねぇ。

 

…はい!笑

 

ということで、大事なのは段取りです!!

 

だから僕はオリジナルの聴取用紙を作りました。

 

そして今現在も、その聴取用紙を使って活動しています。

 

聴取用紙は"書けば良いだけ、読めば良いだけ"にしてあるので、聴取漏れも伝え忘れもほとんどありません。

 

なんならJCSやGCS、さらにはヤケドの範囲の算定方法なんかも載せたので、困ったら見ればOKと、割と怖いもんナシにしてあります。

 

また、内因性と外傷系では観察の内容や聴取の内容が変わるので、通常版と外傷版に分けて作ってみました。

(時々用紙の入れ替えを忘れちゃいますが…)

 

僕は救急に関して相当ビビりなので、めちゃくちゃ考えて準備しました。

 

ですが、今もまだ少しずつ用紙をバージョンアップして使っています。

 

まだまだ改良の余地はありそうです(>_<)!!

 

とまぁ、ここまで何だか偉そうに書きましたが、どんなの使ってるんだ?と。

 

こんなのです!

 

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もちろん賛否あると思いますが、今のところ、僕はこの用紙を使ってうまくやってるつもりです(^^)

 

そしてこの聴取用紙を使った上で大事だと思っているのが、いかに自分の中でストーリーを作って伝えられるか、です。

 

これはもう経験が何より大切です。

 

何度も何度も、繰り返しやるしかありません。

 

そうすると不思議と自分の中で定型文みたいのができあがってくるので、なんなら聴取のコツもわかってくるかと思います(^^)

 

とはいえ、何かポイントはないのか?と思いますよね。

 

僕なりのポイントとはなりますが…

 

初めに"現在の状況"を伝える

 

ことがポイントかなと思います。

 

例示をすると…

 

「〇〇救急隊のleoと申します。〇歳男性、腹痛を訴えている患者さんの収容依頼です。この方の現在の状況ですが、意識清明で歩行可能ですが、臍部付近の痛みを訴えています。

 

こんな感じです。

 

ちなみに現在の状況を伝えないと…

 

「〇〇救急隊のleoと申します。〇歳男性、腹痛を訴えている患者さんの収容依頼です。この方ですが、昨日の〇時頃から臍部付近が痛み出したとのことで…」

 

こんな感じ。

 

ちょっとした違いかも知れませんが、受け手側(先生や看護師さん)からすると、緊急性の有無が判断し易くなるのかな、と思っています。

 

逆に言うと、暗に「先生、この人緊急性がありますよ!(ないですよ!)」ってことを、先に伝えちゃう感じなんですね。

 

そうすると先生(看護師さん)の電話の受け方も変わってくるような印象です。

(実際のところ、どう思ってるかはわかりません。)

 

僕はこのやり方を実践してからというもの、特に緊急度が高い場合の連絡(いわゆるホットライン)が随分と楽になりました。

 

ので、ぜひ一度お試しいただくと良いかもです!

 

とはいえ、それぞれの地域で病院事情が違うように、きっと病院連絡の方法も全国津々浦々かと思われます。

 

読んでくれている皆さんの、それぞれの地域や所属、はたまた個人の考えで、色々なやり方があるはずです。

 

そんな中、今回は僕の個人的なやり方を紹介させていただきました。

 

少しでも参考になると嬉しいですね(^^)!

 

 

 

【まとめ】

 

今回は「病院連絡」について書いてみました。

 

いかがでしたでしょうか?

 

なかなか病院連絡については触れられることもなく、さらには所属で詳しく教わる機会も少ないのかなと思います。

 

前半戦は割とグチっぽくなりましたが、もしかしたら「そうそう。同じだわ。」なんて思って見ていただけたかなと。

 

後半戦は僕のやり方を提示させていただきました。

 

掲載した聴取シート、あれはあくまで参考です。

 

使える!と思った方、どんどん使ってやってください(^^)

 

ちょっとイジったら使えそう!と思った方、どんどん改良してオリジナルを作っちゃってください(^^)!

 

こりゃ使えん。自分で作るわ!と思った方、ぜひトライしてみてください!

 

もし編集用のデータが欲しい方がいれば、下記アドレスまでご連絡ください(^^)エクセルのデータをお送りします!

 

yamama.leo.1227@gmail.com

(アドレスはコピペしてください!)

 

こんな方法もあるよ!とか、こんなの実践してるよ!なんて情報提供もあれば、ぜひぜひ気軽にご連絡ください(^^)

 

ということで、長くなりましたが最後までお付き合いありがとうございました!

 

さ、今年度も残すところあと少し!

 

コロナも落ち着いてきましたが、気を緩めずに頑張っていきましょう!!

 

改めて、今年もよろしくお願いします(^^)!

 

ありがとうございました!

救急現場での失敗談

お疲れ様です、leoです。

 

あっという間に年末です。

 

本当、1年が過ぎるのはあっという間です。

 

コロナもまた増えてきてるし、この先どうなるんですかねぇ…

 

さて、今回は実際にあった救急現場での失敗談をつらつらと書いていきます。

 

実際の事案内容を書くと情報漏洩になってしまうので、部分的に脚色して書いていますが、僕が実際に現場で経験した失敗談です。

 

同じ轍を踏まないための教訓として、はたまた想定訓練のイチ想定として、

 

気軽に読んでいただけると幸いです(^^)

 

ということで、今回も最後までお付き合いよろしくお願いします!

 

 

 

 

【とある現場で】

 

その日は僕が救急隊長を務める日でした。

 

交代後の車両点検が終わり、さて事務整理するかな〜なんて思った矢先でした。

 

「救急出動、乗用車の単独事故により負傷者1名。通報は同乗者から、現場付近で救急車の誘導に入るとのことです。」

 

上記の指令内容を確認し、現場を見ると…

 

「お、こんなところで単独事故なんて珍しいね。ってことは、あんま大したことない事故かもね〜。」

 

そんな話をしながら救急車へ乗り込み、活動の打ち合わせを車内でしながら現場へ向かいました。

 

指令場所から、どんな事故なのかを想像するのも大切な場読みですね(^^)!

 

そんなこんなで出動し、現場の近くに差し掛かるも全く事故の様相なし…

 

あれ?現場どこだ??誘導いなくね???

 

機関員には徐行を指示、全員で周りを確認しながら進んでいくと、約100m先の角を曲がった死角にいました。

 

指令地点と現場が違う。

 

ここまではよくあることですね。

 

今回は交通事故という内容だったので、現場がないなんてことはあまり考えられません。

 

ので、現場付近を必ず巡回して確認する必要があります。

 

これはどの現場でも言えることですね。

 

しかも今の時代は固定電話ではなく、携帯電話。

 

当然ながら通報地点と現場の誤差はあるわけです。

 

そこをしっかり理解した上で、現場に向かい、現場を確認することが大事ですね!

 

ということで、ここまではまぁよくあること。

 

今回の現場はここからでした。

 

あれ?車2台あるし、どっちも大破してる…。しかもギャラリー(野次馬)めちゃくちゃいるじゃんか!

 

そうなんです、通報内容と全く違う状況だったんです。

 

単独事故じゃないし、車大破してるし、野次馬多くて傷病者どころか関係者捕まらんぞ(・Д・)!!と、久しぶりに焦りました。

 

ということで、現場到着前に車内で消防隊の増隊要請をしました。

 

そしてこれが、後の活動の支障になるとも知らずに…

 

そんなこんなで現場に到着、すぐに関係者に接触し傷病者の情報を取りに行きました。

 

事故は普通乗用車同士の正面衝突で、片方はエアバッグ作動する程のフロント損傷、もう片方はエアバッグは作動していないもののバンパーぶっ壊れ状態でした。

 

が、幸いなことに、お互いの車に乗っていた人らは多少の擦り傷はあるものの、ピンピンしてて歩いていました。

 

今の車の安全性能には脱帽です。

 

とはいえ、事故の状況から高リスク受傷機転なのは間違いなし、歩けるのは参考程度に、スイッチ入れて傷病者の観察にあたりました。

 

そしてもうお気付きかと思いますが…

 

傷病者増えたじゃん。それも一気に6人…。

 

マジか…こんなんアリか…

 

さすがにテンパりました(ー ー;)

 

救急隊1隊では、どうにもこうにも捌ききれない…

 

と思った矢先!

 

消防隊が到着してくれました!

 

助かった…(*´∀`*)!!

 

が、しかし!!

 

また問題が発生するのです…

 

 

 

【VS意思疎通のできない隊長さん】

 

応援に来てくれた消防隊の隊長さん、ウチの会社でも5本の指に入るほどの有名人(悪い意味の)。

 

パワハラ全開、そのクセ何もしない、現場じゃ役立たずで指揮を執らない…

 

そう、どこにでもいるクソ上司の典型です。笑

 

現場に来た時「うわっ…」と思ったのも束の間、案の定、現場で指揮を執らないどころか、全く現場に近寄ってこない。

 

というか、現場散歩してね!?

 

おーい、応援に来てくれたんじゃないのかーい(T_T)

 

という気持ちは汲んでくれず、僕はその隊長の相手するのを諦めました。

 

もちろん隊員さんたちは一生懸命活動補助に当たってくれたので、僕は後続隊への情報共有等々を進めることができましたが…

 

結局、その隊長とは最後まで会話はなく、搬送先病院のみを伝え現場を離脱しました。

 

正直なところ、こんな活動ありえませんよね…。

 

現場でコミュニケーションとらないとか、どうなってんの!?と。

 

さすが悪評高い大物でした。

 

二度と現場で一緒になりたくないし、一緒に勤務したくないです。(とか言ってたら次年度一緒になっちゃったりして…)

 

とはいえ、僕の中でものすごい反省すべき活動内容でした。

 

この記事を書きながらも、まだ胸が苦しくなる嫌な感じが残っています。

 

結果的には、傷病者は打撲のみで軽傷、事故の割に何事もなく、といった感じでした。

 

帰署後、すぐにフィードバックする機会をいただき、今回の案件について検討してみました。

 

 

【フィードバック】

 

①誰のための、何のための現場活動だったのか。

 

これが全てを物語ってます。

 

今回の僕の活動は、誰のためだったのでしょうか?何のための活動だったのでしょうか?

 

ケガや事故で困っている人たちに、僕たちの組織内の揉め事や厄介事は関係あるでしょうか?

 

もちろんですが、全く関係ないですよね。

 

だから何なのかと。

 

僕の1番の反省は、完全に私情とも言えるこの"厄介事"を現場に持ち込んで活動してしまったこと。

 

あの上司はダメだから、アイツが嫌いだから、使えないヤツだから…

 

関係ありませんね。

 

そんなことは現場ではどうでも良い事です。

 

今ある環境、人、モノを最大限使って、今できる最高の活動をすること。

 

もちろんそれらの要素が活動に支障をきたすこともありますが、それを言い訳にしてはプロ失格ですよね。

 

だって、もし自分の家が火事になって、来た消防隊が「今日のメンバーダメなヤツばっかりで、うまく活動できないんですよね。」なんて言ってたらどうです?

 

僕だったらブン殴りますね。そんなことどうでもいいから早く消せと。

 

そう、だからこそ忘れちゃダメなんです。

 

誰のため?何のため?を。

 

こんな初歩的なことだからこそ、ですよ(^^)

 

 

②隊長はプレイングマネージャーになっちゃダメ

 

圧倒的な消防劣勢状態だった場合、自らが率先して活動しなければならない状況もあることかと思います。

 

今回書いた現場でも、まさにそんな状況だったのことがわかるかと思います。

 

特に傷病者が多いまたは増える時は、初動隊だけでは対応困難になることでしょう。

 

もちろん、後着隊が来るまで隊長自らが活動に加わることは重要です。

 

が!

 

いつまでも活動に加わりっぱなしではダメとは言いませんが、あまり良くはありませんね。

 

よく言うプレイングマネージャーになってはいけないと。

 

一般企業では、後任が育ちにくい環境になってしまうため、自身が手を加えてやるのではなく、"見守ってあげる"ことが大事と言われていますが、

 

消防で言うならば、現場全体を見渡して隊活動を回すことが大事!という感じですかね。

 

そう、現場を俯瞰です。

 

現場全体を管理するためには、自身は一歩引く必要があります。

 

そうすることで、現場全体が見えて管理しやすくなるだけでなく、安全管理をしやすくなるというメリットも生まれます。

 

とはいえ、やっぱり切羽詰まった状況では、なかなかそうもいかないことも多く…本当に難しい。

 

難しい事ではありますが、現場経験を積み、さまざまな想定での訓練を行うことで身につくものかと思います。

 

いつどんな状況でも、視野を常に広く持っていれるよう努力しなければなりませんね!!

 

このこと、いつぞやのブログでも書いたかなと思いますが、まさかここに来て自分に返ってくるとは…

 

僕もまだまだまーだ甘ちゃんってことですね(ー ー;)精進せねば!!

 

 

③さぁ、想定訓練スタート!!

 

ということで、早速やってみましょう(^^)

 

指令内容と違う、傷病者が増える、野次馬たくさん、応援に来た隊長がポンコツ

 

無限の組み合わせが可能です。(想定訓練のことでなければ、なんか魅力的な言葉なんですけどねぇ…笑)

 

以前の記事でも書きましたが、しょーもない内容の救急訓練こそ、隊活動の真価が問われます。(言葉は悪いですが、悪意は全くありません。みなさんに伝わりやすい言葉を選びました。)

 

特に今回書いた内容は、そっくりそのままやってみても良いかと思います!

 

そして何より、やった想定は本番が必ずあります。

 

これは僕の署だけのジンクスなのかもしれませんが、想定訓練すると、その想定まんまの現場があったりします。笑

 

だからよく言われます。

 

「leoさんやったから現場あるぞー。気をつけろー。」と。笑

 

とまぁ冗談みたいなところはありますが、想定とは言え、一度でも考えてやってみたことは、同じような状況に遭遇した時に、絶対に生きてきます。

 

知っているのとやった事あるのは別物です。

 

実際に頭を使って体を動かし、隊として想定訓練を行いましょう。

 

あり得ない想定ではありません。

 

現にあり得た現場の想定なので。

 

だからやりましょう!!明日にでもすぐに!!

 

 

 

【まとめ】

 

さて、今回は本当にあった救急事案のことを、ごっちゃごちゃにして1つのストーリーに仕立ててみました。

 

いかがでしたでしょうか?

 

僕たち消防士は、火事に行くことも救急現場に行くことも、はたまた119番通報を受けたり、事務仕事をしたりすることもあります。

 

内容は全くもって違いますが、1つだけ共通点がありますね。

 

そう、僕たちの仕事は困っている人たちの為の仕事なんですね。

 

これが全ての大元です。

 

そして絶対に忘れてはならないことです。

 

また、僕はこのブログを通じて多くの方と繋がることができ、全国各地の様々な"事情"をお聞きすることがあるのですが…

 

職場の環境や人間関係は、ぶっちゃけ全国どこも同じようなもんだと感じています。

 

そしてあえて言うならば、全て自分次第です。

 

職場のせいでも、上司や同僚や後輩のせいでもありません。

 

全部自分次第です。

 

だからこそ、自分から動き出さなきゃ何も始まらないんですね。

 

誰のために、何のために、僕たちは仕事をしているのだろうか?

 

そんなことを、改めて思い返すキッカケになれば嬉しい限りです(^^)

 

今回はうまくまとまりましたかね?笑

 

さてさて、年末に向けて世の中もバタバタし始めました。

 

火災シーズンを迎えるだけでなく、事故や救急も増え始める季節です。

 

そしてまたコロナも増えてきているようですので、ここでまた一つ気を引き締めて勤務にあたりましょう!!

 

今回も最後までありがとうございました(^^)!

 

 

 

 

【火災性状のテキスト配布中!】

 

引き続き自分が作ったものを無料でお配りしてますので、下記のアドレスに「テキスト希望!」とメールしてください(^^)PDFのデータをお送りします!

 

yamama.leo.1227@gmail.com

(面倒ですがコピペしてください!)

 

お気軽にどうぞ!