冬のオールスター
おでん、中学・高校とあまり好きじゃなかったんですよね。
正確には「冬におでんの出汁粉末で作られる父のおでん」があまり好きじゃなかった。
言うほど出汁も美味しくないし、大きなかまぼこやらさつま揚げやら入れられたところで好きこのんで食べる種じゃないし。
でも、安い舌ですね。お外で食べるおでんは最高に美味しかったんですよね。
ファミマなんか露骨に「利尻昆布とカツオの合わせだし!」を売りにしているので、割り下の色がすごく薄くてもしっかり味を楽しめる近畿圏風のおでんのテイストになっていて最高です。
一方で年末に清水のSAで食べた静岡おでんも好みでした。真っ黒な醤油の割り下ながら、タネや後掛けの魚粉によって強化された旨味が、舌の上で磯の香りと共演して楽しく踊っているんです。
おでんのちくわやかまぼこ、さつま揚げと言うと個人的には「好きでも嫌いでもないけど、ハフラをふくらませる以外の機能はない」という感想なんですが、静岡おでんは例外。その黒ずんだ色味からは予想だにしない繊細なイノシン酸の大活躍が楽しめるんです。
好きなタネは大根とスジと餅巾着。美味しい出汁を吸った味の染みやすいものをとても好みます。他には糸こんにゃく。小麦麺以上にすする感触と噛みごたえ・喉越しがよく、魚介系の旨味をいい具合に含んでいるので今流行の下手な魚介系出汁のラーメン以上にずっとすすっていたくなります。出自が九州・学を修めたのが近畿圏なので磯臭い昆布巻きや、水団でやってろと言うようなちくわぶははっきり言って理解不能です。しかし九州屋台の鉄板メニュー「餃子巻き」も、正直「飛び道具」にしか思えないレベル。
スジにしろ静岡おでんにしろ近畿系の割り下にしろ、おでんに対して動物性蛋白質の旨味を求めて食べるものだと考えているため、醤油辛かったり出汁の風味を感じられなかったりするととてもテンションが下がりますね。蕎麦・うどんも同じです。
薫り高く、柔らかい、それでいて場を選ばない白いあなたに首ったけ(ビールの話)
飲み物全般を通して言えることは、基本的に甘口のものが好きです。
果実や茶葉など原料の香りが芳醇で甘みを強く感じられる飲み物を、アルコールの有無に関わらず気に入って飲みます。
したがって
・フルーツジュース
・デザートワイン含む白ワイン
・白ビール
・ラガー
・日本酒
などを頻繁に手に取ります。また応援してるサッカークラブのスポンサーでもあるので、大手メーカーの中では基本的にサッポロビール贔屓です。就活落ちたけど。
特に最近はコンビニ限定醸造のビールやクラフトビールの隆盛もあり、何を口にするかで非常に頭を抱える時間も増えました。
逆に苦味・酸味の強い飲み物や煙たくて重い飲み物は全く口に合いません。
加えてリキュールやスピリタス以外の割って飲むことが前提の飲み物もダメ。
まず一杯飲みきるのが辛いという壁にぶち当たります。
・赤ワイン(特に辛口・フルボディ)
・紅茶のアールグレイ
・黒ビール
・焼酎全般
は大敵です。特に翌日の強烈な頭痛や当日の夜中の突然の吐き気に見舞われる経験に苛まれたウイスキーと黒ビールは、今後飲まなくていいなら一生手に取らないレベル。
一応数年前にギネスマイスターを取得はしましたが、完全にペーパードライバー状態。
ということでここからは好きなビールを列挙していきたいと思います。
前半は大手メーカー商品の中でのお気に入り。
まずは「サッポロクラシック」。
好きな色はと聞かれ「青と白と金」と答え、幼稚園の頃から折り紙の束を見つけてはこの三色だけ優先的にぶち抜いてきたクソガキからするとパッケージすら愛らしく見えますね。とても香りが高くて、口当たりが柔らかい。それでいて肉や揚げ物など濃い味の食べ物にも絶妙にマッチングするバランス感覚。
美顔系で標準体型。柔和な態度で周りを魅了するタイプ。
近畿圏在住でもスーパーなどで置いているとまず手に取らないことはありません。ちなみに札幌に1年強住んでいましたが「サックラ」と略して爆笑されたことがあります。地元の方は言われないんですね。
続いてもサッポロビールより「冬物語」。10年たった今でもEvery Little Thingの「恋をしている」が起用されていたCMが一番印象的な期間限定商品。サッポロクラシック同様パッケージから愛せる仕様で、クラシックよりなお口当たりが丸く、それでいてスッキリと飲める味わい。
ベースは似てるけど、クラシックより少し可愛い系。妹・弟感。
はい、サッポロ三連発。大トリは「華みやび」。エビスの上位置換とも言える価格とパッケージから、上面発酵の良さを更に強化した至高の一杯が登場。市販されている大手メーカーの白ビールならコレに勝るものはないと言いたくなるレベルで、喉越しはそこそこに甘みと香りが非常に強く、かと言って甘ったるい・くどいと言った感想が出ないほどにキレもある超新星です。
ザ・愛され人種。丸っぽい。甘え上手。長所がわかりやすく、好き嫌いは別れます。
続いてはお気に入りのクラフトビール。北から順に。
北海道は旭川駅から徒歩数分「大雪地ビール館」の萌芽(ヴァイツェン)。
アルコール度数・炭酸ともに控えめで小麦の甘さと香りを邪魔しないように作られたとても優しい一杯。デザートビールとして出されたり、喉越し特価の大手メーカーのラガーがきっかけで「ビールちょっと苦手……」という方にも自信を持って支給できたりもするでしょうね。
笑顔の似合う控えめなタイプ。自己主張はしないけど、必ず組織にいてほしい。
ヴァイスビアを飲むにあたって分水嶺になる「バナナ臭」とも例えられる小麦の強い香りと、小麦の甘さが抜群に引き出された一杯。一方でIPAやピルスナー顔負けの炭酸ガスの多さも特徴で、とても飲みやすい味から喉をガッツリえぐってくる強烈な喉越しもまた魅力。ジンギスカンと合わせても全く遜色なし。
ナイスバディ。誘い受け。小悪魔。ドS。
横浜DeNAベイスターズ開発のクラフトビール「ベイスターズエール」と「ベイスターズラガー」。
「野球を肴にスタジアムで飲める環境を作ろう」という球団のヴィジョンから開発された、プロスポーツチーム初のクラフトビール。東北楽天ゴールデンイーグルスも昨年クラフトビール開発されましたね。
両方とも喉越し・味・香りがいいバランスでまとまっており、球場の雰囲気と合わせても贔屓目なしにして、飲む価値のあるビール。個人的には少し甘口のエールの方が好き。ピルスナーはバーベキューや焼肉のときに是非合わせたい、ぐいっと飲める少し辛口さん。次にスタジアムへ行った際には全種類制覇を目指したい所。
可愛い系とキレイ系の双子ちゃん。
愛知県のクラフトビール「ミツボシビールヴァイツェン」(写真一番左)
クローブの効いた、甘いふわっとした香りに白ビールっぽさをとても強く感じる一本。瓶のまま飲んでもその芳醇さを楽しめるので、横着せずグラスに入れると本当にアロマテラピー宛らの感覚を享受できそうです。
聞き上手なコミュ強タイプ。結構誰とでも仲良くできちゃう。
兵庫県は神戸・六甲ビールの「ホワイトマドロス」(手前の二杯)。
柑橘系の香りも加わった至高の一杯。樽生の白ビールを愛顧するようになったのはここで働き(アルバイト)、コレを飲ませてもらった機会があったからこそ。いわゆるバナナ臭という表現を知ったのもこのビール。強烈な甘味と尾を引く甘い香りは、初体験にしてK点超えの超衝撃。限定醸造で店でしか飲めないのが残念で仕方ない一方、コレのために神戸に行く口実も出来るとも言えます。
百戦錬磨。かなりの玄人。豊満ボディに溢れる母性。Mamma Mia!
門司港地ビール工房 – できたて地ビールと石窯焼ピッツァや本格ジンギスカンを心ゆくまで
出会いは地元ではなく、京都三条商店街でのビールイベント。濃厚な味・ねっとりとした濃密な泡・そして濃い香り。特に口に入れてもちゃんと味がして、口に入れてもなおきめ細やかさをキープできる泡の感触は新感覚でした。上記のビールも全て「泡まで楽しめる」と自負していますが、ここまで口当たりの良い泡は前代未聞。京都市内の商店街と北九州市のサッカースタジアムでしか味わっていないので、いずれ工房を訪れてカレーやピザ・ジンギスカンなどと一緒に浴びるほど飲んでみたいものです。
着痩せするタイプ。喋りと雰囲気から人を和ませるかなりの癒し系。
こんな感じです。写真があまりにお粗末なのと、擬人化の文章に少し目の当てられない性癖が出てしまったのは不徳の致すところではありますが、愛ゆえの暴走です。
共通点としては
・バナナ臭とも形容される強い甘い香り
・小麦の風味が活きた甘めのテイスト
・柔らかくまろやかで味を感じる泡
です。要は「ゲロ甘」ですね。著者の人間性を示唆してんのかと思うほど。
他にも
・長野県のヤッホーブルーイング
海外だと
・スペインのエストレージャ・モレンテ
・スイスのヴェデット
・ベルギーのヒューガルデン・ホワイト
・フランスのクローネンブルグ・ブラン
なども好きです。結構ピルスナーとかベルジャンスタイルにも手を伸ばしていますが、「白くて香り高い」という部分は譲れないのが顕著ですね。
高温多湿の日本の夏に合わせ喉越し一点突破型にしたビールや、飲み会の場の同調圧力で飲まされるビールを心から嫌う身としては、少しでも多くの人が「ビールって美味しい」「楽しく飲める」「色々なビールがある」ということを知っていただきたいとしか思いません。多様性大事。
みんなでビールを楽しもう!Prost!!!!
昔とった杵柄
今週のお題「表彰状」
小学校二年生の頃、運動会をテーマにした絵画コンクールで県の特選を受賞。百貨店という建物に初めて足を踏み入れました。その頃は褒められるのが好きで絵を描いていましたが、昼休みに絵を書いていたところで同級生の友人に「下手くそ。俺のほうがうまくかけるわ。」と言われ大号泣。絵画への苦手意識その一。
その後学年が上がって大きな画用紙いっぱいに上靴を模写しろという図工の授業で「きれいに加工としてるのは分かるけど、紙の大きさに対して明らかに絵が小さいわ。」と当時の担任に言われ、憂き目に。絵画への苦手意識その二。
結局写し書き以外でうまく絵を描く術が身につかなかったことや、詳細にこだわりすぎる結果、拡大した絵をかけないという悩みは消えず、小学校中学年以降は完全に絵を描くことが嫌い・苦手になりました。
それ以外だと小学校一年生〜四年生まで行っていた少年剣道。
一年生の頃はあまりにひ弱で力もスピードもなく、県警でバリバリ竹刀を振っていた還暦過ぎの先生からはさじを投げかけられたこともありましたが、母の献身的なサポートと先生のすすめで子供用のサプリメントを飲みだして多少体つきが良くなり、二年生になると急に飛び込み面と引き面・引き胴を武器に戦えるようになり始めました。
先生からも「フットワークが見違えるほど良くなった。入ったばかりの頃はどうしようもないと思うほどだったけど、とても成長した。」と言われるほどになった結果、人生二度目の個人戦(町主催の大会)でなんと銅メダル獲得。団体戦では次鋒として優勝に貢献。
その後三年・四年での個人戦では勝負弱さ、プレッシャーへの苦手意識、立ち上がりの悪さから最低で一回戦敗退、最高で四位でしたが、周りが強いこともあってか団体戦では複数回優勝も経験。
だいたいポジションは次鋒か副将の「負けても大丈夫な複数番目」だったのも心理的負担が少なく、のびのびと戦えることが多かったのも功を奏しました。上述の通り、立ち上がりが非常に悪いので大体一回戦は一人負け(しかも一本もとれずに二本負けという完全敗北)が決まっており、面越しに見る剣幕な母の顔をアレほど見たくないと思ったこともありませんでした。
しかし勝ち上がっていくに連れ引き分け、一本勝ち・二本勝ち・ひいては一人勝ちと尻上がりに調子を上げるのも決定事項だったので、勝ち上がっていくごとに心持ちとモチベーションが高まっていくのが自分でもわかっていきました。初戦で大敗を喫し、剣幕な顔つきで詰め寄る母も一緒に勝利を喜んでくれるなどしてくれたので、なんとか一安心です。
心持ちとしては某プロ野球選手の「やってやろうじゃねえかよ!!」のようなものでした。
以降中学では野球部に入部するもポジションスコアラー・ベンチウォーマーで表彰や試合出場にも縁遠く、高校では漢検2級を高1で取得しクラス内表彰、英検2級を高2で(こちらは学内トップ合格)取得して職員室で表彰。教科担当兼担任の英語教師の「学内トップ合格だったけど、3年のメンツ考えてこういう形の表彰になった。」というのは納得行かなかったなぁ。
以降10年にわたって表彰されるようなことはありません。紅白とか出てみたかったなぁ(戯言)。
聖なるバレンタインデーに北九州サポが贈る、PSMで北九州に遠征するコンサドーレサポーターに向けたおすすめスポット8箇所
まえがき
北海道コンサドーレ札幌サポーターの皆さん、まずはJ1残留おめでとうございました。
ジェイ・ボスロイド、チャナティップ・ソングラシン、横山知伸、石川直樹などの途中加入組が大当たりで、見事なまでの後半戦の盛り返しから、中位の11位フィニッシュ。
守備ベースで高さを活かしたタフなサッカーは、見ていて惚れ惚れしました。
またシーズン終了後には、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任や菅野孝憲や駒井善成、宮吉拓実などの補強で更に上を目指すための方向転換を図ろうとする姿勢を見せ、
先日見事にパシフィック・リムカップの優勝を飾ったのも記憶に真新しいですね。
まさしく「僕サッカーで優勝したよ!」という北海道民なら一度は見たことのあるであろうCMのセリフがぴったりな状態から1週間足らずで、わざわざプレシーズンマッチとして2年ぶりに北九州に来てくださることをとても深く感謝いたしております。
2年前のプレシーズンマッチでは強風吹き荒れる曇天の中、稲本潤一選手のハーフラインからの見事な超ロングシュートや、ジュリーニョ選手のセンターラインからのドリブル突破→ドッカンシュートに完膚なきまでにやられた記憶も鮮明に残っています。
しかもこの年のリーグ戦にコンサドーレがJ2優勝、ギラヴァンツが最下位フィニッシュで明暗がくっきりとしたことも、2016年という年を強く印象づけるのには十分だったでしょう。
その後2017年、コンサドーレが見事に16年ぶりのJ1残留を決める中、新スタジアムも出来てJ3の一年生を迎えた我々の昨シーズンは見事に中位フィニッシュで、2018年のJ3留年が決まったというのも対照的ですね。ハハッ。
閑話休題、1年のブランクがあって、コンサドーレと試合を行うのは2016年10月のJ2以来1年4ヶ月ぶり。
わざわざ本城陸上競技場というJリーグ屈指の罰ゲームスタジアムに来てくださったコンササポの皆さんにはもちろんのこと、キャンプやカップ戦から間もなく北九州(通称ミクスタ)に来て下さる皆様には頭が上がりません。
ここで北九州サポの私から出来ることは、新設のミクニワールドスタジアム北九州以外にもせめて北九州という街を楽しんで貰うということくらいしかございません。なので、ちょっとしたおすすめスポットをこの記事に列挙させていただきます。
なお著者は札幌市(白石区)に1年以上住んだこともあり、藩士でハナタレファンのため、札幌市内の地理や飲食店、某バラエティ番組ネタなど、知っているネタを散りばめております。
「にわかが知識ひけらかしてんじゃねーよ!」と思うところもあるかもしれませんが、生暖かい目で見守ってくだされば幸いです。なお白石区民でしたが、某雅楽戦隊のように真冬の豊平川に飛び込んだことはありません。
まずは軽食
小倉駅から南口(小倉城側)に渡って京町(きょうまち)商店街へ。そこには食べ歩きにうってつけの「豚まん」と「パン」があります。まずは「豚まん」から。
揚子江の豚まんは商店街の中でも香りを放ち、見事なテロを巻き起こすほどの吸引力があります。まさしくダイソンレベル。
1個200円の豚まんは手のひらを凌駕するサイズで、肉汁スプラッシュの正確無比な縦ポンから、シンプルでしっかりとした旨味が広がる見事なホットライン。冬だからこそ一層映えるうまい豚まんを、是非ご賞味あれ。
肉まんを楽しんだ後は、斜め向かいのパン屋「シロヤベーカリー」へ。
某手稲の残念ハンサム俳優をして「うめーんだどんぐり」「やったぜ!ちくわパン!」と言わしめる札幌市内の「どんぐり」のような惣菜パンの名所ではなく、菓子パンの名所です。
コロッケパンや焼きそばパンなども取り扱っていますが、甘さのしっかりした生クリームや練乳を含んだパンはマストバイ。特にコストパフォーマンスが非常に高いサニーパン(練乳入りパン。1個90円!!)やオムレット(生クリームを挟み込んだパン。1個40円!!!)などは、甘党なら見逃せないところです。
昭和の駄菓子屋を彷彿とさせる単価の安さも目の付け所。食後のスイーツにぜひ。
昼から飲みたいよ
そんなコンササポのあなたは、まずはスタジアムへ。
揚子江やシロヤベーカリーとは逆側の北口に渡りスタジアムへ向かうと、スタグルで皆さんが見慣れたビールが売られています。
実はサッポロビール、ギラヴァンツのスポンサーもしてくださってます。(他にも大分・新潟あたりは有名ですかね。)
スポンサー様への忠誠心の高い皆様なら、飲んでくださることでしょう。
他にもミクスタオリジナルの抹茶フレーバーな「スタジアムエール」や
昼間から楽しく飲める形ができてます!他にもJリーグ公式Youtubeチャンネル「ひらちゃんねる」で紹介された素敵な飲食物や飲食店がスタジアム内にあるんですが、プレシーズンマッチということで前年と勝手が変わっている可能性があり、進めた手前でありつけなかったというのを避けるため、今回はコレだけ紹介させてもらいます。
コンササポよ。ミクスタは、飲めるぞ。
試合が終わった後はちょっと離れてお隣の門司区へ。
関東遠征の先でコンビニからサッポロ黒ラベルを殲滅させてしまうほど、スポンサー様への忠誠心の高い皆さまへおすすめするのが「門司港赤煉瓦プレイス」。
旧サッポロビール門司工場なこの場所は、サッポロファクトリー内レンガ館宛らの雰囲気と外観。この中にあるギャラリー&カフェ「ジラゾール」はコンサのスポンサー様であるアミューズメント施設「ひまわり」をイタリア語にしたおしゃれスポット。
ちなみにひまわりは北九州市の象花であり、ギラヴァンツの「ギラ=gira」にも当たります。女子チーム、リラ・コンサドーレの「リラ」(ライラック)と同じですね。
どうでしょう藩士の方は関門海峡を眺めながら「あぁミスターと長距離バス芸人はここでヒゲの大魔神と毛利の殿様巻きやふくかまの早食いをしていたんだなぁ」と思いを馳せつつ、一服してください。
その後はスタジアムでも取り扱っている「門司港地ビール工房」へ。
門司港地ビール工房 – できたて地ビールと石窯焼ピッツァや本格ジンギスカンを心ゆくまで
1階ではジンギスカンという道民のソウルフードを扱っていますが、3階では北九州名物である焼きカレーや本格的な石窯焼きピッツァ、ハヤシライスなどを地ビールとともに楽しめます。
函館や小樽のようなレンガ造りの港町の異国情緒を、ぜひ楽しんでいってくださいね!
夕食のお楽しみ
飲み屋で賑わう小倉の街を楽しむなら、個人的なおすすめはこちら。
やれ鉄鍋餃子の店には小倉だ八幡だ博多だ頭文字がついていますが、正直違いはありません。
直径20cmほどの鉄鍋に、20~30個ほど並べられた一口サイズの小さなアツアツの餃子を頬張りながら飲むビールは格別です。
コンササポであれば餃子といえば、ぎょうざカレーを生み出した50年戦士の「みよしの」を思い出されることでしょうが、「みよしの」とはまた違った新感覚のこぶりな餃子をぜひご賞味あれ♪
ちなみに著者は、三好康児の入団に伴ってサポの方によって作られた「みよし」ゲーフラ、結構好きです。
餃子じゃ物足りねーよー
と思われる方はこちらへどうぞ。
少し値は張りますが、本格的な高級肉を楽しめる焼肉店、「龍園」です。
ギラヴァンツのスポンサーでもあり、有名人のサインですし詰め。選手が通う焼肉屋という意味では、大安ホルモン厚別店のような感じでしょうか。
マッチデースポンサーとしても有名であり、MVPに選ばれた選手がモリモリと食事をするさまも容易に想像できるほど、素晴らしい焼肉屋です。
熟成肉や一品物、ドリンクメニューのバラエティー豊かで、ここで食事をしている間は決して飽きることがなく、屋のごとく時間が流れていく事でしょう。
ちなみにエビスビールが置いているので、サッポロブランドのビールを楽しみながら、上等なお肉を食べられるようにもなってますよ!
名前で惹かれるちょっと飛び道具
コンササポなら名前を見ただけで気になるであろうお店がこちら「四方平」。
名は「よもへい」。9年ぶりのJ2優勝、16年ぶりのJ1残留をコンサドーレにもたらし、今年からコーチに就任した「四方田修平」氏を彷彿とさせる名前の飲食店は、何と戦前から経営しているという老舗。
リーズナブルな価格でお寿司、ラーメン、餃子を楽しめるお店ですが、その味は店の息の長さが証明。海が近く、海産物の美味しい北九州という側面やとんこつラーメンが定番である九州の中で鶏ガラベースのラーメンを美味しく頂けるという側面を持ち合わせているのもこの店の特徴でしょう。
あまり九州の食文化に縁のない方は、ラーメンと言えば「ばりきや」のような辛子高菜セルフサービスのあっさりとした豚骨ラーメン屋か、「山岡家」のようなハードコアな豚骨臭のする玄人好みのものを想像されるでしょうが、このお店はどちらでもありません。
ラーメン1杯450円は中々北海道では見られない価格帯ではないでしょうか。安かろう悪かろうではなく、安くてうまい。工業都市の食の本気、とくとご覧あれ。
宿泊先近くでも飲みたいな
そんなあなたは小倉ベイホテル第一内のバー「ギラスピリッツ」へ。
ビールやカクテルが豊富に並んでおり、その総数は計80種類!
既にPSM当日の夜は満室になっていますが、近隣にホテルを取ってここに飲みに行くと言うだけでも十分に価値のあるバーです。19:00オープン24:30ラストオーダーですので深くまでは飲めませんが、12:00キックオフなので、試合終了後観光や食事を終えて、ゆっくり飲むことも出来ますよ!
最後に
著者は1年2ヶ月の札幌生活でコンサドーレの試合を何度か見に行き、サポーターの方にも暖かく迎えていただきました。
縁もゆかりもない札幌という土地に希望で転勤し、職場の先輩に連れて行ってもらった札幌駅近くの
ではアウェー本城での札幌戦(バリバリッチ最後の試合)をパブリックビューイングで見ているときに、同点ゴールが後半ATに決まって「よっしゃあああああああ!!!!」と、
店員含め周りの方が全員コンサ側の人間だったにも関わらず叫んでしまう
という大チョンボをかましても何もなかったように関わってくださり、以降もずっと美味しいお酒を飲ませていただきました。札幌を離れると決まった時も
このように素敵なはなむけをくださり、その1ヶ月後のアウェー札幌ドーム遠征の際に伺った際にも暖かく出迎えてもらい、最終節に最下位とJ3降格が決まった際にも先輩を経由して心配する声をかけてくれるなど、思い出や心地よさ以上のものを提供してくださいました。今でも、Twitterからお店の様子を確認させて頂くほどです。
札幌へ伺う際には、これからも間違いなく足を運ぶでしょう。
自己満足であり自分語りでもありますが、この記事を見てくださったコンササポの方の、年一の北九州遠征が喜びと思い出に深く残るようなものになるためにということで、このような記事を執筆させていただきました。
遠路はるばる来られた皆様が、少しでも楽しんでくだされば幸いです。
一北九州サポからの、バレンタインの贈り物でした。
Restart
最後にはてなで記事を書いたのが2010年。既に消去済みである。
データのソースになったケータイが既に手元にないため、フォトライフの写真だけは
キープ。古いものだと10年物でカビが生えてるレベルだ。
時は2007年。
mixiやガラケーの無料ホムペサービスなどが隆盛し、顔見知りによってインターネットのいち空間を間借りし、内輪でやり取りする土壌ができ始めた頃。
当時の友人に触発され弟のデスクトップを占拠し、慣れないPC操作と覚えたてのはてな記法やHTMLを利用し、毎日更新に勤しむ。
内容は学生らしく学校であった事だのCDのニューリリースだのテレビ番組の内容や感想だのと、mixiでやれと言われてもおかしくないものだった。
それでもなぜか読者がいる、コメントが付く、それだけで更新のネタを引っ張り出しては時間をかけて文章を綴ることに躍起になっていた。
至って真面目に書いていても「字が下手」「他人に見せても恥ずかしくないように書け」と言われる事が多く、加えて動作に伴う手の疲れも気になったため、文章を書くということは大人になった今でもできる限り忌避している。
そんな自分が上記の煩わしさを乗り越え、反応も得られて自己承認欲求を軽く満たせることから長く続けられたのが、インターネットでの物書きである。
大学進学以降は完全にTwitterに移行してしまい、長い文章を書くということもレポート以外になかった。2015年末に始めたnoteも、翌年の夏の精神状態悪化から事実上放置。
noteに関しては、やれサロンだとかノウハウ切り売りのユーザーが鬱陶しかったという側面も無きにしもあらずだったけど。
それでもnoteを含め、長文を書くというのは1年半振り。
コレで飯を食うわけでも、仕事上必要なスキルでもないけど、
好きなことをどうでも良くなるという感性の鈍化は避けたかったのでRestart。
自分Restart。
やればできる。きっと絶対私ナンバーワン。