「幸せがずっと続く12の行動習慣」を読んで。
幸福を決定する要素は何か?
本書によると、人々の幸福を決定する要素は以下の3つであると記されている。
- 遺伝による設定値=50%
- 環境=10%
- 意図的な行動=40%
幸福の50%を決める「遺伝による設定値」とは?
幸福を決定する「遺伝による設定値」とは、両親から遺伝的に受け継ぐ特性である。
例えば「痩せやすい」「太り易い」というようなことです。
人々は、それぞれ幸福の感じやすさにも、体質と同じように差異が有り、幸福を感じやすい人と感じにくい人が居るそうです。
幸福の10%を決める「環境の影響」とは?
幸福を決定する要素として、環境による影響は大きくないと記されています。
「裕福か、貧乏か」「器量が良いか、人並みか」「既婚者か、離婚経験者か」このようなことは、生活環境や状況による違いは、幸福度のわずか10%程度の影響しかないとの事。
人は慣れる生き物なので、環境による幸福にも慣れていきます。
裕福だけど不幸そう、貧乏だけど幸せそうな人も居ると考えると、そうなのかもしれないという気がしますね。
幸福の40%を決める「意図的な行動」とは?
それぞれの人々が感じる幸福は、40%ほどが「意図的な行動」によって変わるそうです。
- 家族を大切にする。
- 感謝を相手に伝える。
- 健康の為に運動の習慣を継続する。
このような「意図的な行動」が、私たちの幸福度の40%ほどを占めているそうです。
物事に対する取り組み方と考えると良いかもしれません。
幸せになる為に、自分でコントロールできる「意図的な行動」に集中しよう。
幸せになる為に行う意図的な行動として、以下の12種類が紹介されています。
- 感謝の気持ちを表す。
- 楽観的な気持ちを高める。
- 考えすぎない。
- 人に親切にする。
- 人間関係を育む。
- 問題に立ち向かうための対策をとる。
- 人を許す。
- 心から打ち込める活動をもっと増やす。
- 人生の喜びをもっと味わう。
- 目標の達成に全力を尽くす。
- 宗教やスピリチュアルなものに関わる。
- 身体を大切にする。
これらの行動のうち、「自分にとって価値がある」「自然体で行える」など、「自分の適正に有った行動」に取り組んでいくことが大切です。
全てを行う必要は無いので、1~3つ程でも良いので、少しずつ取り組んでいければ良いですね。
私にとって適正がある行動習慣
本書には、自分に合った「幸福度を高める行動習慣」を決める為の行動診断テストが記されています。
その行動診断テストによると、私の場合は以下の行動習慣の適正が高い事が分かりました。
- 身体を大切にする。
- 心から打ち込める活動をもっと増やす。
この記事では、上記の2つについて簡単に記しておきます。
本書には、それぞれの活動に関する解説があります。
身体を大切にする
・瞑想をする。
瞑想は、生理機能にも、ストレスにも、認知能力にも、身体の健康にもポジティブな影響を与えると記されています。
他にも、自己実現や道徳的な成熟にも効果をもたらしているとの事。
瞑想は以下のように行います。
- くつろげる場所に一人で背筋を伸ばして座り、瞑想を行います。
- 目を閉じ、自分の呼吸に集中します。
- 自分の頭に何か考え事が浮かんで来たら、考える事を止めて、再度自分の呼吸に意識を集中します。
大切なことは、もし自分の頭に雑念が浮かんだ時は、自分の呼吸に意識を戻すことです。
これを5~20分ほどの時間を取り、毎日行います。
・運動をする。
ウォーキング・サイクリング・ジョギングのような、軽~中度の負荷の有酸素運動には、身体機能に対して良い効果が有るだけでなく、抗うつ効果も有るとされています。
これは、ゾロフトという抗うつ薬と同程度の効果があるそうです。
更に、何かスポーツに挑戦することによって、「習熟度」や「自尊心」の向上も見込めます。
これによって、自分の体や健康をコントロールしている気持ちになり、ポジティブな気持ちが増え、不安や悩みが追い出されます。
心から打ち込める活動をもっと増やす
心から打ち込める活動を増やすことで、フロー体験を増やすことができます。
フローというのは、物事に没頭したり熱中して我を忘れている状態です。
このような状態では、人は自分が強くなったと感じ、チャレンジを楽しむ事ができるようになり、能力をフルに活用したり、物事をコントロールしているような感覚を持ちます。
フロー体験は私たちに充実感や成長を与えてくれます。
フロー体験は、単調で退屈に思える事でも、殆どの活動で体験できます。
チャレンジしている物事に関心を向けて、意義を見つけましょう。
そして、簡単すぎず、難しすぎないレベルの難易度を設定しましょう。
40%の行動習慣が続く5つのコツ。
- ポジティブな感情をより多く体験する。
- タイミングをはかり、行動に変化を起こす。
- 社会的なつながりを大切にする。
- 意欲と献身的な努力を持って人と関わる。
- 行動は繰り返すことで習慣になる。
書籍へのリンク
投資信託は円安対策になるのか調べてみた。
近ごろは、円安が大きく進み、20年ぶりの水準などとニュースが流れています。
今回は、そんな円安に対して、投資信託を保有することが対策になるのかどうかを調べてみました。
投資信託は円安対策になる
結論から言うと、投資信託は円安対策になるそうです。
今回参考にした記事はこちらです。
この記事によると以下のようになります。
- 円安に対抗するためには、外貨建ての商品を持つ必要がある。
- この外貨建て商品というのは、取引する際の通貨ではなく、投資商品の中身が外貨建てである商品。
- 投資信託の値段は円建てで示されるが、それはその日の為替レートに合わせて算出されて示されている。
つまり、円で購入した投資信託であっても、その中身が外貨建ての投資商品で運用されているのであれば、為替の影響を受け、円安の対策になるということです。
eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーの場合
では、具体的な投資信託を例にしてみてみます。
今回取り上げるのは、私もメインの投資先として積み立てている「eMAXIS Slim全世界株式オールカントリー」です。
「eMAXIS Slim全世界株式オールカントリー」は全世界の株式市場にの値動きに連動する投資成果を目指す投資信託です。
こちらの商品の目論見書を見てみると、「主要な資産の状況」の項に、組み入れ上位通貨が上位10位まで挙げられていました。
組入れ上位10位までの通貨は以下。
1 アメリカドル 61.7%
2 ユーロ 8.4%
3 円 6.1%
4 イギリスポンド 3.6%
5 香港ドル 3.4%
6 カナダドル 2.9%
7 スイスフラン 2.5%
8 オーストラリアドル 1.8%
9 ニュー台湾ドル 1.7%
10 韓国ウォン 1.4%
つまり、eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーの中身は、これらの通貨建ての投資商品で運用されているということだと思います。
まとめと感想
今回は、投資信託が円安の対策になるのかどうかについて調べてみました。
私は今まで、投資信託が為替の影響を受けるかどうかの理解が曖昧なまま資産運用を続けていました。
しかし、今回調べてみて、例え円で購入した投資信託であったとしても、その中身が外貨建ての投資商品で運用されているのであれば、為替変動の影響を受ける事が分かりました。
これはつまり、中身が外貨建ての投資商品で運用されている投資信託であれば、円安対策になるということです。
ただ、逆に言うと、円の価値が上がる円高に進んでいくと、投資信託の値段が下がっていく可能性も有るということだと思います。
どちらに転んでも大丈夫なように、心地よいバランスを探りながら資産運用を続けていけたら良いなと思っています。
iDeCo・退職金・年金 老後資金をどのように受け取っていくか考えてみた
今回は、iDeCo・退職金・年金等を組み合わせて、どのように老後資金を受け取っていくかについて考えてみようと思います。
iDeCoを上手く受け取るには、その他の節税制度の理解が必須
まず、iDeCoの受け取りに関わる2つの節税制度を紹介しますが、その前にざっくりとiDeCoについてお話します。
iDeCoは、税金を軽減してくれる機能を持つ資産運用の為の口座の事です。
運用時にはとても大きな節税メリットが有ります。
iDeCoで運用する為に掛けた金額の分の税金が減額されたり、運用して得られる利益に掛かる税金が全額免除されます。
しかし、受け取り時に税金が掛かっていしまいます。
ここが一番重要なのですが、「受け取る運用益に対して税金が掛かる」のではなく、「掛け金も含めた全ての受け取り額」に対して税金が掛かります。
節税メリットを帳消しにするデメリットのようにも思えますが、この受け取り時の税金に対しては、その他の節税制度を活用することで軽減することができます。
iDeCoを上手く活用する為には、iDeCoに関わるその他の節税制度も活用して、受け取り時の税金を抑える事が重要になります。
今回は、そのiDeCoの受け取り方や、その他の老後資金の受け取り方についても考えてみようと思います。
ちなみ、iDeCoの概要に関しては過去に書いた記事も有るので、ご興味が有ればこちらもご覧いただければと思います。
iDeCoの2つの受け取り方
iDeCoには2つの受け取り方が有ります。
- 退職金としての一括受け取り
- 年金としての分割受け取り
ちなみに、これらの受け取り方は、組み合わせて受け取ることもできます。
この2つの受け取り方には、それぞれ節税の為の制度があります。
それが以下の2つです。
- 退職所得控除
- 公的年金等控除
退職所得控除
本来、私たちの収入には税金が掛かります。
しかし、この「退職所得控除」というのは「退職金に対しては税金を掛けるのもかわいそうだよね」ということで、税金を免除してくれる制度です。
退職所得控除には上限額が有り、以下の要素で決まります。
- 退職金を出してくれている企業で働いた期間
- iDeCoを積み立てた期間
これらの期間が長いほど、退職所得控除の上限は増えていきます。
iDeCoの受け取り時の税金を抑えるためには、退職金とiDeCoの一括受け取り金額の合計額を退職所得控除の範囲内に抑える事が重要になります。
公的年金等控除
会社の退職金が多い人の場合は、iDeCoの一括受け取り金額との合計額が、退職所得控除の上限を超えてしまう場合が有ります。
その場合は、iDeCoの残りの受け取り額を年金として受け取ることで、税金を抑える事が出来ます。
この時に活用できるのが「公的年金等控除」です。
公的年金等控除にも上限額が有り、年齢が65歳未満か、65歳以上かによって変わります。
また、その人の収入状況などによっても変わっていきますが、今回は最低額を紹介します。
- 65歳未満 = 年間60万円まで
- 65歳以上 = 年間110万円まで
ここまでの年金額であれば、年金に対して税金はかかりません。
ただし、正確には、この公的年金等控除は、「雑所得」という収入に対して適用されます。
この雑所得には以下の収入などが含まれます。
これらの合計を、公的年金等控除の枠内に収める事が出来れば、iDeCoの税金を低く抑えることができます。
老後資金の受け取り方について考える
今までは、iDeCoに関する老後資金の受け取り方を書いてきました。
ここからは、私たちの老後の収入の要の公的年金も組み合わせて考えていきたいと思います。
人生100年時代の老後資金の要は公的年金
iDeCoで用意したお金は私的年金と呼ばれ、私たちが自分でお金を出して準備する老後資金です。
この私的年金は、運用成績によって金額が決まり、その金額までしか受け取ることができない老後資金です。
人生100年時代と言われるこれからの時代は、長生きをしたことによっておこる資金の枯渇も老後のリスクになってきます。
これに対して、国民年金・厚生年金の2つは公的年金と呼ばれ、私たちが生きている間は一生受け取れる年金になります。
長生きをすることによる心配に対して、公的年金はとても頼りになる存在です。
公的年金(国民年金・厚生年金)は、受給時期を遅らせる事で増やすことができる
公的年金である、国民年金・厚生年金は、受け取り時期を遅らせる事によって、受取額を増額させることができます。
もし、老後の生活費よりも、年金の受給額が大きい状況を作る事が出来れば、それからは生活費で困る心配がなくなる事になります。
その為に、まずはiDeCoなどの私的年金、貯金の取り崩しなどを利用し、場合によっては労働なども組み合わせて、公的年金の受け取り時期を繰り下げていくことは、老後の安心を得るためには重要な事になると思います。
私の老後資金の受け取り予定とまとめ
ここまでは、iDeCo・退職金・年金等を組み合わせて、どのように受け取れば良いのかを考えてきました。
私の個人的な予定では、以下のようにしようと思っています。
- 自身の退職金の金額を調べ、退職所得控除内でiDeCoの一時金を受け取る
- iDeCoの年金受け取りを優先して受け取る
- 国民年金・厚生年金の受け取りを繰り下げる。
- 資産収入+公的年金の額が老後の生活費を上回る状況を作る。
- これらに貯金の取り崩し、無理の無い労働を組み合わせる。
私は働くことは嫌いではないので、体が元気なうちは何かしらの形で働きたいと思っています。
もちろん、フルタイムではなくアルバイトなどの時短勤務も選択肢として考えています。
人それぞれ、何に喜びを感じるか、どんな生活がしたいのかは違います。
お金をたくさん使いたい人、細々と生活したい人、出来るだけ早く引退したい人、自分のペースで働き続けたい人。
それぞれの人が、自分に合った老後の生活環境を作ることができれば良いなと思っています。
インデックス投資では、入金タイミングより規模が重要?
インデックス投資を続けていて、重要なのは入金タイミングよりも規模が大切なのではないかと感じるようになってきました。
今回はその事について考えてみようと思います。
インデックス投資において、タイミングを図るのは効果が薄い?
私が最近、投資のタイミングより規模が重要なのではないかと思った経緯をお話しします。
私は現在、自動積立を利用した積み立て投資をしています。
そして、これにプラスして、暴落時には追加の投資をしようとも考えていました。
仮に10%の暴落が有り、そのタイミングで100万円の追加投資をしたとします。
この場合に、株価が元に戻り、更に10%上昇したとします。
すると20万円の利益が出る計算になります。
もし、この時に1000万円の投資信託を保有していたとします。
この場合では、最初の状態から10%上昇した事になるので、100万円の利益が出る事になります。
このように考えると、タイミングを見計らった追加投資よりも、まずは規模を大きくすることの方が、投資のリターンを上げる上で重要なのではないかと思いました。
この例では100万円という大金を追加投資しましたが、現実ではそれだけの金額を一括で投資するのは難しいです。
私のような一般人にとっては、せいぜい10万円程度の追加投資になると思いますが、その場合のタイミング投資では、もっとリターンの小さいものになっていくと思います。
では、最初に投資資金を全て入金すれば良いのか?
私の個人的な感覚では、最初に投資資金を全て入金するのは難しいと思っています。
仮に、1000万円の待機資金を持っていたとします。
この金額を全額入金した直後に暴落が起こり、株価が半分になってしまったとします。
この時に受ける精神的ダメージが大きすぎると思うからです。
待機資金を入金する方法
待機資金を入金する時には、2つの方法が有ると思っています。
- 一括投資
- 分散投資
それぞれ、一括投資と分散投資のメリットとデメリットについて考えてみます。
一括投資のメリットとデメリット
一括投資のメリットとデメリットは以下になります。
- メリット = 超長期で見た場合、利益を最大化できる可能性がある。
- デメリット = 株価が暴落した場合、精神的に苦しくなる可能性が有る。
分散投資のメリットとデメリット
分散投資のメリットとデメリットは以下になります。
- メリット = 投資時期を分散できるので、暴落時のリスクを軽減できる可能性が有る。
- デメリット = 株価が順調に成長した場合、機会損失になってしまう可能性がある。
私の現状とスタンス
私は、基本的に保守的で悲観的な性格をしています。
その為、今までのインデックス投資に置いても、最初の入金額は低めにしており、待機資金の入金も遅れている状態です。
今はまだリスクを取れる年齢なので、できる限り早めに、株式と現金の比率を整えたいと思っています。
しかし、現在のコロナ後の株価の上昇を考えると、今がどのような状況なのかがわからず、積極的な入金は出来ていない状態です。
その為、現在は待機資金を維持しつつ、給料からできる限り入金している状態になります。
ただ、年齢的な事を考えても、少しずつでも待機資金の比率を下げていきたいと思っています。
おそらく3~5年ほどかけて、株式と待機資金の比率を整えて行くことになると思います。
まとめ
今回は、インデックス投資で資産を形成する場合、まずは投資額の規模を大きくすることが重要なのではないかということについて書きました。
しかし、だからと言って最初に大きな金額を入金するのはリスクが高く、精神的にも苦しくなる可能性が有ります。
自分の性格や状況に応じて、適正なバランスを探っていけると良いですね。
積み立てNISAとiDeCoの次には、何をしたら良いんだろう
今回は積み立てNISAとiDeCoに満額投資した次に何をするかについて考えてみようと思います。
老後資金の為なら、積み立てNISAとiDeCoを満額積み立てれば十分
もしインデックス投資をする理由が「老後資金を準備するため」なら、積み立てNISAとiDeCoを満額積み立てるだけで十分な資産が築ける可能性が高いです。
仮に積み立てNISAとiDeCoの満額である5万63333円を、年利4%で30年積み立てたとすると、約3900万年になります。
ただ、実際にはもう少し利回りは下がる可能性もあります。
取り崩し時期が近づくにつれて、株式比率は下げていく事になると思いますし、積み立てNISAの非課税期間は20年、iDeCoは受け取り時の税金が掛かるので、いくらかは税金も掛かります。
それでも、低めに見積もって3000万円ほど準備できれば、年金も組み合わせると、それなりの金額になると思います。
では、積み立てNISAとiDeCoを満額積み立てる事が出来た後は、どのような事にお金を使えば良いのでしょうか?
私は以下のように考えています。
- 今を楽しむ為にお金を使う。
- できる事を増やす為にお金を使う。
- 更にインデックス投資の積み立て額を増やす。
今を楽しむ為にお金を使う
もし、今やりたいことや興味がある事があるのであれば、それにお金を使うのは良い事だと思います。
親しい人たちの為にお金を使うのも良いと思います。
せっかく生まれてきた人生ですし、楽しいという感情や思い出を作る為にお金が使えたら良いと思います。
できることを増やす為にお金を使う
できる事を増やす為にお金を使うのも良い事だと思います。
自分の仕事で使うことであれば給料に反映されるかもしれませんし、実生活で役に立つことであれば、自分の選択肢を増やすことができます。
仮に英語ができるようになれば、海外旅行に行くときに役に立つと思います。
そんな大それたことでなくても良いので、ゲームの実況配信のやり方を覚えて、配信をしてみるなどでも良いと思います。
更にインデックス投資の投資額を増やす
特にやりたいことも無く、のんびりしたいのであれば、インデックス投資の積み立て額を増やすのも良いと思います。
資産額が増えると引退の時期を早める事ができるかもしれませんし、必要な時に使える額も増えます。
まとめ
もし、老後資金の為にインデックス投資をしているのであれば、私は積み立てNISAとiDeCoを満額積み立てられていれば十分だと思っています。
それ以上の金額に関しては、人それぞれ、自分の価値観に照らし合わせて選択していけられたら良いと思います。
人との繋がりや楽しみの為にお金を使い、充実した日々を送るのも良いと思います。
自分のできる事を増やすことができれば、将来の可能性を広げる事にも繋がるかもしれません。
インデックス投資の積み立て額を増やせば、それだけ資産形成が早くなります。
それぞれ、自分の価値観に有ったお金の使い方が見つかれば良いですね。
私が考えるインデックス投資をするメリットとデメリット
今回は、私が個人的に感じているインデックス投資のメリットとデメリットをまとめてみようと思います。
私が感じているインデックス投資のメリットは以下になります。
- 倹約の習慣が身につく
- 税金や補助制度・社会保障に対する関心が増す
- 手間が掛からないので、今の生活を大切にできる
逆に、私が感じているインデックス投資のデメリットは以下になります。
- 投資の成否が、取り崩しの段階になるまでわからない
- 倹約が行き過ぎて、今の為にお金が使えなくなりがち
私が感じるインデックス投資のメリット
倹約の習慣が身につき、自分の価値観を見つめるきっかけになる
インデックス投資をする為には、投資をする為の投資資金が必要になります。
それは多くの場合は私たちの給料から捻出される事になると思います。
積み立てNISAを満額活用するとなると毎月3万3333円。
DeCoを含めると5万6333円の投資金額になります。
私は、必ずしも満額を投資する必要は無いとは思っていますが、それでも私たちのような一般的な会社員にとっては、インデックス投資に回すための投資資金を捻出するためには、倹約の工夫と努力が必要になってきます。
- 無駄な支出が無いか?
- 自分にとって本当に大切なお金の使い方はどのような使い方なのか?
このような事を日々考えながら生活する習慣は、倹約という意味だけでなく、自分の価値観を見つめ、より豊かに生きる為に良い事だと思っています。
税金や補助制度・社会保障への関心が増す
インデックス投資を行うためには、積み立てNISAやiDeCoを活用する事が優先されます。
積み立てNISAもiDeCoも、投資に関わる「税金」を免除してもらえる「制度」です。
これらを活用してインデックス投資を行うということは、今現在、社会が用意してくれている「制度」を使って「税金」に対して主体的に対策を講じているということです。
これは、私たちが収めている「税金」や「補助制度」に対する意識が高まるきっかけになると思っています。
このような、私たちを助けてくれる制度は他にもあります。
- ふるさと納税
- 健康保険
- 年金
- キャッシュレス決済のポイント付与など
これらの制度を改めて調べてみようと思ったり、活用するきっかけになると思います。
手間が掛からないので、今を大切にできる
インデックス投資では基本的に、インデックス連動の投資信託への投資を定額で積み立てていくことになります。
インデックス投資を続ける上で行うことは、基本的には以下のような事になります。
自分の投資方針が決まり、投資商品を決めて積み立ての設定を行えば、基本的にはほとんどすることは有りません。
リバランスに関しても、そんなに頻繁にするようなものでもありません。
自分のリスク許容度にだけ注意しておき、10年、20年の期間を視野にして、投資信託の比率が高くなり過ぎた時などに行えば良いと思っています。
インデックス投資とはほどほどの距離感を維持し、今を豊かにする事も大切にして、日々の生活を楽しめると良いと思います。
私が感じるインデックス投資のデメリット
投資の成否が、取り崩しの段階になるまでわからない
一般的に、全米や全世界に投資するインデックス投資を20年以上継続した場合は、ほとんどの場合で資産は増えると言われています。
これは過去のチャートを見てもそうですし、専門家の研究でもそのような結果が出ていると言われています。
しかし、過去のチャートはあくまでも「過去」のチャートですし、未来を保証するものではありません。
私は、過去の前提を覆す事が起きる可能性も「絶対に無い」とは言い切れないと考えています。
だからといって、インデックス投資は行わない方が良いとは思いません。
大切なのは、以下の事だと思っています。
自分の価値観と安心を大切にして、無理の無い範囲で続けていくことが大切だと思います。
倹約が行き過ぎて、今の為にお金を使えなくなりがち
インデックス投資の入金額を増やす為に努力をしていると、必要以上に節約をしてしまうことが有ります。
- 今しかできない事
- 今の生活を豊かにしてくれる事
- 思い出になる事
このような事に使うお金までも節約してしまい、必要以上に「今を犠牲にしてしまう」事が有ります。
将来の為に倹約することは大切です。
しかし、今を大切にすることも大切です。
自分にとって、ちょうど良いバランスを探っていくことが大切だと思います。
まとめ
今回は、私が個人的に感じているインデックス投資のメリットとデメリットをまとめてみました。
私は、インデックス投資は私たちの将来を豊かにしてくれると期待しています。
しかし意識しておかないと、逆に過信してしまったり、過度に今を犠牲にしてしまいがちになってしまうことも有ると思います。
自分にとって、どの程度のバランスがちょうど良いのか、探りながら継続できれば良いですね。
インデックス投資を継続する為に気を付けている事
ここ数年、調子のよかったインデックス投資の株価が、下がり始めていますね。
私の会社でも、1年ほど前からインデックス投資を始めた人が、近ごろの値下がりの影響を受けて少し落ち込んでいます。
そこで今回は、私がインデックス投資を継続する上で意識していることをまとめてみようと思います。
私がインデックス投資をするうえで意識している事
私がインデックス投資をするうえで意識していることは以下になります。
- インデックス投資に過度に期待しない。
- 資産形成で重要なのは投資よりも労働。
- 自分が安心して投資を継続できることを最優先にする。
それぞれ解説していきます。
インデックス投資に過度に期待しない
いきなり夢の無い事を書いてしまいますが、私がインデックス投資に対する認識は以下のようになります。
インデックス投資でFIREすることは難しい
インデックス投資を30年ほど継続し、結果として4600万円ほどの資産に育ったとします。
条件はこちらになります。→*1
興味が有ればご覧ください。
そして、引退し、取り崩しを始めます。
この4600万円全てを運用し続けるのはリスクが高いので、半分の2300万円をインデックスファンドとして運用し続け、4%ルールで取り崩します。
そうすると年間の資産収入は92万円ほどになります。
そしてこの92万円にも税金が掛かる為、手取りは約73万円ほどになります。
これを12か月で割ると、月額の資産収入は約6万円ほどになります。
4600万円という大金を準備できたとしても、無理の無い取り崩しを行おうとすると、資産収入だけで生活を賄うことは難しいのです。
インデックス投資の利回りよりも、労働の収益の方が大きい
上記の条件であった場合、インデックス投資からの資産収入は月額6万円ほどになります。
もし仮にフルタイムで労働を続けた場合は、アルバイトであっても月に10万円ほどの収入は見込めると思います。
つまり、私たちのような一般的な会社員がインデックス投資を30年続けたとしても、得られる資産収入よりも、労働収入の方が大きいのです。
大切なのは投資よりも労働
上に書いたように、インデックス投資の利回りでFIREをすることは難しいです。
逆に言うと、資産形成を考える上で、労働の持つ力はとても大きいのです。
私たち、一般的な会社員が老後の為の資産形成を成功させるためには、いかに労働からの入金力を増やすかが重要になります。
自分が安心して投資を継続できる事を最優先する
インデックス投資でFIREすることが難しいのであれば、無理にリスクの大きい運用を続けなくて良いと思っています。
FIREをすることは難しかったとしても、引退後に毎月6万円ほどの資産収入が得られるのはとても心強いことです。
そこで私が意識しているのは以下になります。
- 社会情勢のニュースで不安になるなら米国集中ではなく全世界に分散する。
- 常に適度な待機資金を準備し、暴落時でも安心できるようにする。
- 暴落しても、数年の労働収入でカバーできる金額で投資を継続する。
まとめ
今回は、私のインデックス投資の方針と考えについてまとめました。
上に書いたように、私にとってインデックス投資は「過度に期待せず」「できる限り手間を掛けずに資産形成をする為」の手段になります。
インデックス投資で行うのは、投資商品を決め、積み立て設定をした後は、自分のリスク許容度に合わせたリバランスくらいです。
資産形成の為に、今を生活を過度に制限するのではなく、ほどほどに今の生活を楽しむことも、自分の人生を考える上で大切だと思います。