某微録

ふと思い付いた瑣末なアイディアをそこそこ煮詰めて投下します。

TOEFL iBTを受験しました(1回目)

お疲れ様です。バターです。

いつも通りしばらくぶりとなってしまいましたが、タイトルの通り、少し前にTOEFL iBTを受験してきましたので、これまでの学習記録と今回の結果やら感想やらをつらつらと書いていきたいと思います。

 まずは、これまでの学習記録について。

  • 2019年11月:英単語学習アプリ「mikan」を使って単語学習を開始。
    毎日継続することを目標に、仕事帰りの電車内などで30~60分ちまちまと覚えていく。
    無料でもできる「TOEFL3000語」に最初に取り掛かり、全体の85%くらい覚えたところで「TOEIC2500語」に変更。
    こちらも大体覚えた後は再び「TOEFL3000語」に戻ってランダム演習を延々とやる。確か2020年6月頃だったと思うが、この頃になると毎日10分くらいしかやってない。
  • 2020年2月:リーディングの学習を開始
    大学入試の時に使ったテキストを見つけ出すも、今の実力では難しそうだったため、ワンランク基礎的な『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)を購入。1日一単元を目標に休み休み進めていく。
  • 2020年7月:リーディング2冊目に突入
    上記『基礎100』が終了したため、『英文解釈の技術100』に突入。受験日までの進捗率は21%。なお、8月末を最後に手をつけていない。
  • 2020年8月:TOEFL受験の覚悟を決め、公式HPからPractice Testsを見て傾向分析。リーディングは複雑な文法もなく語彙もそこまで不足を感じなかったが、リスニングは本格的な対策の必要性を感じる。ライティング、スピーキングは全く歯が立たないため、後回しにすることに。
  • 同月:TOEFL向けの参考書を購入
    リスニング対策はHackersの『TOEFL Listening』、ライティング対策はBarron'sの『Writing for the TOEFL iBT』を購入。
    耳の強化を優先すべきと考え、Hackersを進めていく。受験日までの進捗率は68%。
    Hackersは韓国語のテキストのため日本語が一切かかれておらず、目が和訳を探してカンニングしないのがとても良い。
    内容はGoogle先生機械翻訳してもらい、補足でWikipedia先生に知恵を授けてもらい、英文でどうもよく分からないところはDeepL先生の意見を聞く。
    一方、ライティングは演習問題などはせず、戦略を流し読みした程度。
  • 2020年9月:「mikan」有料プランに1年分登録。
    my単語帳が利用可能になったことから、これまでHackersをやりながらノートにメモしていた英単語を全登録し、その後も知らない単語はどんどん追加。受験時には544単語が記録されていた。
    引き続き1日10分くらいずつ活用。

 
次に、今回の結果ですが、R19、L13、S15、W14で合計61でした。
それぞれの所感は以下のとおり。

まずリーディングですが、時間がちょっと足りませんでした。
一つのパッセージを20分弱で解く気持ちでいたのですが、最初のパッセージで22分くらいかかってしまって結構焦りました。
落ち着いて読めば理解できるのに、ササッと読んでしまって内容を把握できず、もう一度読み返す場面がしばしばあり、失敗したなぁという感じです。
どうも急いで読もうとする癖があるようなので、今後は一読で文意を把握することを意識して読む癖をつけて、それから徐々にスピードを上げていきたいと思います。
また、解法は最初に全文読んでから設問を解く方法と、設問に対応するパラグラフを読む方法の両方を試しましたが、自分には前者の方があっているなぁと感じました。
語彙については、そこまで難しい語彙はないかなぁという印象でした。
ここは語彙学習の効果が出たところだと思います。
次回は落ち着いて精読し、淡々と処理していけるようにしたいと思います。

次にリスニングですが、事前に準備していた割にはスコアが伸びなかったのが残念です。
特に前半の生活パート(?)が弱かったですね。なかなか話の展開が予測できないので、聞き逃したら終わってしまうのが辛いところです。
また、制限時間が設問ごとではなく全体を通して設定されていたことに動揺し、解答を焦ってしまいました。
ここは事前の調査不足だったと思います。
一方で、メモにあまり気を取られず、自然体で聞けたのは良かったかなと思います。
今後の対策ですが、特にリエゾン(音の繋がり)に弱いことが確認できたので、発音練習を通して強化していきたいと思います。

続いてスピーキングですが、これは全くダメダメでしたね。
まず論理的な回答が思いつかなかったことに加え、文法も発音もめちゃくちゃでした。
まぁほとんど対策をしていなかったので当然といえば当然ですが、今後はまず練習量を確保することが明確に必要です。

最後にライティングですが、思ったよりは書けましたが、文法や語彙量は不足しているなぁと感じました。
integrated taskについては185wordsくらい書き、論点も落としてないはず(多分)なので、次回は言い換え表現等で内容の質を上げていきたいところです。
independent taskについては220wordsくらいでしたので、もう少し文量が欲しいところです。
また、内容についても、語彙や表現力の問題で具体例まで書けなかった部分や論理的に怪しい箇所もありました。
こちらもスピーキングと同様に練習量を積むことが必要だと思いますので、今後やっていきたいと思います。

全体を通しての感想としては、まずまずの結果だと思っています。
今回の受験はお試しという気持ちであまり気負わずに挑戦できたことと、一部会場の空気に飲まれたものの、自分の実力をある程度発揮できたことで、一つのチェックポイントを通過した気持ちです。
今後の課題もいくつも見つけられたので、日々の学習に反映していければと思います。

次回は来年2月末頃に受けようかなぁと考えています。

それでは。

 

desperate


こんばんは。

英語学習メモシリーズ第2回は【desperate】[形](スペレィト)です。
意味は、①「必死の」、②「(+for)~がほしくてたまらない」、③「絶望的な」となります。
語源はラテン語の「desperatus(諦める)」によるもので、【despair】の「de(ない)」+「spair(希望すること)」とは異なるようですが、weblioでは両者が関連語として結び付けられています。一見「デスパレート」と読みそうなところですが、【despair】が元にあると思えば間違えなさそうですね。
専門家ではないので分かりませんが、まあ概ね同じようなニュアンスから派生してきているのでしょう。

desperate efforts(必死の努力)といった使い方をするほか、I'm desperate!といえば、切実に求めている表現になります。日本語的には必死であることと絶望的なことではニュアンスが違って聞こえるので、訳出には気を付けた方が良さそうです。死に物狂いで一生懸命やっているのは同じでも、a desperate war と言われてどちらに訳すかによって暗喩する勝敗が真逆になってしまいますね。

派生語には上述の
【despair】[名,動](①「絶望」、②「絶望する、諦める」)
【desperation】[名](自暴自棄、やけ)
があります。

それでは。

precipitate


こんばんは。

さて、英語学習メモシリーズ第1回は【precipitate】[動](プレーピティト)です。
意味は①「(突然)引き起こす」、②「突き落とす」、③「沈殿させる」など。
語源は「pre(前に)」+「caput(頭)」+「ate(動詞語尾)」で、頭が(体よりも)前に進む様子、頭から真っ逆さまに落ちる様子を示しているイメージですね。
そのイメージからも予想されるように、良くないことが(予想よりも)急に来た場合や切り立った崖の様子を示す場合などに使われる言葉です。

派生語としては、

【precipitous】[形](①「せっかちな、無謀な」、②「険しい、急な」、②'「急勾配の、断崖絶壁の」)

【precipice】[名](①「危機」、②「絶壁」)

【precipitation】[名](①「降雨」、②「降水量」、③「沈殿」)

があります。

特にprecipitationはよく使われる言葉ですね。


なお、語源の「caput」はcap「帽子」やcaptainl「キャプテン」など、頭を意味する他の言葉にも使われています(日本語でも頭取といったりしますね。)。

 

単語の中心にpiの音が入るので珍しさを感じましたが、イメージを掴むと覚えやすい単語である気がします。

 

それでは。

近況報告と今後について

こんにちは、バターです。


およそ4年前に興味本位で始めて以降、完全に放置しておりましたが、本人は心身ともに極めて元気に生きております。
当時は色々書こうという意気込みはあったものの、思考を整理して実際に文章を書くのはなかなかに面倒なことで、あっという間に別の「おもちゃ」で遊び始めてしまいました。
この4年間、当ブログは僕の記憶の片隅で過去の遺産となっていたわけですが、どうしたことか、年明け以降またブログを書きたいという気持ちが生まれてきたので、今キーボードを叩いています。


最近は仕事も安定期に入り、それなりに平和な日々を送っているからかもしれませんが、数カ月前から新しいことをしたいという気持ちが芽生えはじめ、映画鑑賞と英語学習に手をつけました。当ブログの再開は、3つ目の習慣にあたります。
とはいえ、あまり意気込んでも長く続かないことは明らかですから、書きたい時に書く、という従来のスタイルを踏襲してのんびりやりたいと思います。
 

なお、上述の通り英語学習を始めた結果、自分史上最も長く(約3ヶ月)学習意欲が続いているため、今後当面は英語に関することが題材になるのではないか思います。

もともと私にとっての英語はずっとコンプレックスでした。高校1年生で挫折して以降英語は大の苦手科目であり、入試の時も、大学時代も、そして今も、英語に立ち向かうことはせず、その場しのぎでどうにかやってきました。単語は無限に存在し、文法は正しさも楽しさも分かりません。耳も追いつかず、話す・書くは当然たどたどしく、伝わらない。負けず嫌いの自分にとって、英語は必ず負ける勝負としか思えませんでした。

しかし、一方で憧れも抱き続けてきました。英語が使えるようになれば、情報収集能力は格段に上がることでしょう。未翻訳の本も読めますし、会話のできる相手も増えます。仕事においても十分役立つことが見込まれます。いつかは、十分使えるくらいまで英語を身に付けたい、そう思ってずっと過ごしてきたのです。
 

そのような中で改めて英語学習を始めてみたところ、思いのほか抵抗感が少なく、継続することができております*1。そこで今回これに味を占め、ブログの活用によって、より良い学習を図ろうと試みることにしました。

当ブログはそのための記録として活用していきたいと思います。正に忘備録として、少しでも脳への定着を良くすることを狙いに、すっと覚えられない単語・文法の用法や語源をメモしたり、ネットニュース等の和訳をつけたりできればいいなぁと思っています。
 

ちなみに、ひとまずの目標は「TOEFLを受けること」にしています。TOEFLは受験料も高いですし、受けたとしてもいいスコアが出ないことは自明なので、今の現状に鑑みれば受験するだけでも十分偉いことだといえるでしょう。ひとまずの目標は今年10月頃の受験を目指しています。
 

更新頻度は不定期ですが、受験結果の報告はしたいと思います。

それでは、また。
 

    *1:これは一重にmikanという英単語学習用スマホアプリのお陰なんですが、それはまた別の機会に。

MBTIはまだまだ伸びる?

果てしなくお久しぶりです。バターです。

今回は自己分析のお話。

みなさんMBTI診断ってご存知ですか?人間の性格を4つの軸で切り分けて16パターンに分類する、知る人ぞ知る性格分析法です。きちんとした科学的な裏付けがあるらしく、その精度に多くの人が驚き、自己分析をかける際に利用していると聞きます。
僕もその一人で数年前にこの診断を初めて利用した時には、精度の高さに思わず感嘆の声が漏れてしまいました。それからというもの、自分の性格について事あるごとに振り返るようになり、自己分析の深みが大幅に増したような気がします。
15分程度で無料で診断できるので、まだ知らない方はぜひ試してみてください。

さて、このMBTI診断ですが、実はこれ一面的な運用しかなされておらず、まだまだ発展の余地が残っているのではないかと最近感じています。というのも、MBTI診断は個人の抱く世界をうまいこと言語化することにその価値の大半が存在する様に設計されており、そこから人々の調和的な関係の構築論に向かう印象を受けるからです。(あくまで個人の印象ですが。)

ですが一方で、こうした他者との交流を前提とした運用の仕方とは別に(僕がそうであるように)、更に自己分析を深めていく方向性が見出せるのではないかと思っています。
抽象的な話になりますが、MBTI診断の結果を自己分析のベースに設定して、内向きに深めれば自分の主義、信条を探ることが、外向き(行動)に表出させ、認識することができれば自分の行動習性の特定に至ることが可能ではないでしょうか。この点についてはMBTI診断を元に更に数回のステップを踏まないと達成できない内容であると感じており、それ故、今後MBTI診断を元にした更なる自己分析ツールが開発されるのではないかと予想しています。

この点について、僕自身も自己分析ツールのプロトタイプの設計を試みようとしており、今の所は自分のタイプ(INTJ型)についてはモデル化がほぼ完成したのですが、他の性格タイプについてもこの仮説が当てはまるのか、当てはまるとしたらどのようなモデルを設計すると普遍性が確保できるのかはまだまだ不明です。今後は一般的なモデルケースの作成を目指して友人や知人にお願いして更に具体的なデータを収集出来たらいいなあ、と考えています。

今日はここまで。

今考えていることをメモしておく

お久しぶりです。バターです。

これからブログを書き始めます、と言ってから早一ヵ月ちょっと。
全く更新がなされない状況はいかがなものかと思いつつ、私情が立て込みすぎて記事を書くためのまとまった時間が取れてない状況が続いています。

このまま日数だけが経過すると、そのうち自分が何を書こうとしていたのかも忘れてしまうのではないかという恐怖に駆られたので、取りあえず今書こうとしていることをリストアップしたいと思います。出来れば一ヵ月に一本くらいは書き上げたいなぁ…

 

これから書きたいことメモ

  • ディストピアと幸せについて
  • 消費者サイドからみた価値の定義について
  • MBTI診断を通した自己分析について

 

これらは割とガッツリ書きたいものですが、もし他に細々したもので書けそうな領域に入った話題が出来たら、突発的に書いたりできるといいな。

 

それでは。

僕がブログを始めようと思った理由

 

どうも、バターです。

ブログをやるのは初めてなので書こうと思った理由を4つ挙げようと思います。

  • ブログは自分のアイディアをブラッシュアップするのに最適
  • SNSでの議論に限界を感じた
  • ライティングスキルが欲しい
  • 単純に楽しそうだった

 

ブログは自分のアイディアをブラッシュアップするのに最適

ブログというのは自分の意見をネット上に公開することを前提として設計されています。

公の場に自分の文章を提示するわけですから、投稿する前にはそれなりの時間をかけて記事を推敲し、炎上を恐れて情報の確認をとったりします。

この過程を強制的に挟むことで、"ぱっと思いついた程度のアイディア"を"筋の通った意見"にすることが出来ます。

自分にどの程度実現性や論理性があるかどうかは分かりませんが、そうやってじっくり考えることでせっかくのアイディアの種を無駄にすることなく生かすことが出来るのではないかと思いました。

 

ついでにこうしたスタンスでブログを運営していれば、ネタの確保も自然にできます。何かしらのアイディアがふと浮かんで、これについていずれじっくり考えたい!と思った時に、記事のタイトルだけ書いて下書きに保存しておけばそのままブログのネタになるからです。

SNSでの意見表明に限界を感じた

折角じっくり考えたアイディアも自分の知り合いに伝えて回ると、残念ながら8割くらいの確率でこいつめんどくせぇ…という顔をされます。

でもネットだったらそんな顔を見ずに好き勝手言える、はずでした。

 

手軽な意見表明の場としてSNSは有効です。

しかしそれぞれ一長一短でなかなか僕の理想となるようなSNSはありませんでした。

Twitterでは投稿字数が短すぎるし、Facebookでは身内が多すぎる。Lemonにも一瞬顔をだしましたが、現状はハイスぺな人がハイスぺな議論を重ねているわけではなく雑談を繰り返しており、むしろそういう重めの話題を避ける空気があるのかな、という印象でした。

結局僕が求めていたものは意見の表明だけではなくて、そこから議論が始まることだった、ということに気づかされました。

もっと「気兼ねなく」「長々と」議論が行える場はないのか、と思った時、友達がブログをしていることに思い至りました。

身内の塊であるFacebookより中立的な場ですし、批判したい人にとっても書き込みのハードルは低いはずです。

匿名性と公開性が担保されているからこそ、フェアな議論ができるのではないかと考えました。

こうした過程を経てアイディアの議論の場としての某微録という立場を用意しました。

ぜひお気軽に意見を書いてもらえると幸いです。

(別に強要しているわけではないです。あくまで言いたいことがあるならば、という程度です。)

ライティングスキルが欲しい

意外と自分の感情を込めなくて済む分、ビジネスメールはスラスラと書けるんです。

でも正直に自分の考えを文字に起こそうとすると、とても困ります。書いた文を読み直すと、様々な反論が浮かんできて本当に自分がそう思っていたのかが分からなくなってしまうからです。思えば寄せ書きや記念の飲み会での挨拶でも自分の想いをうまく表現できた試しがありません。

もう少し自分の気持ちをちゃんと文字化できるようにしよう。そう思ってブログを始める決心をしました。

単純に楽しそうだった

最後に、最も根元的ですが外から見ていてブロガーの皆さんが楽しそうに見えたからです。

自分は仕事も普通にしていますし時間はあまり確保できないのですが、それでも手遅れにならないうちに始めようかな、と思ったのは彼らのお陰です。

 

開始するまでに2ヶ月程悩みましたが、せっかくの機会なので始めてみようと思います。

構成も文も拙い記事になってしまいましたが、初心忘るるべからず、という通り、自分のペースで続けていければと思います。