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『現代の二都物語』

なぜシリコンバレー繁栄し、ボストン・ルート128は没落したのか。この本は、IT産業において対照的なアメリカの2地域を比較しながら、シリコンバレー繁栄要因について書いたものだ。

ルート128ってどこやねん、という方でも安心。十分に説明されているし、この本の焦点はシリコンバレーだ(と、個人的に思う)。

 

シリコンバレーイノベーションの発信地となったのは、柔軟な分業体制、人材の流動性、開放的な文化、そしてそれを支える産官学の連携だ、といったことが、インタビューや事例をまじえながら書かれている。

シリコンバレーに就職したと思っている」「競合でも電話したら助けてくれる」「一つの会社に留まる時間は平均18ヶ月」「転職が当たり前すぎて、妻や子供に報告しない」などなど、日本では、いや世界中のほとんどの地域では考えられないような常識が、そこにある。

そんな世界だから、ベンチャーを立ち上げるリスクも少ない。失敗したらまた別のことをやるか、就職すればいいだけ。ベンチャーに出資するベンチャーキャピタルも、銀行員ではなく、実業経験のある人ばかりなので、実践的なアドバイスをたくさんくれる。

日本ではクローズアップされることは少ないが、文化や大学・地域の貢献も見逃せない。地域一体となって、シリコンバレーを盛り上げている。だから、ルート128よりも地価が高いのに、優秀なエンジニアたちはシリコンバレーに集まってくる。

 

この本を読んでいたら、無性にシリコンバレーに行きたくなった。これほどわくわくするような場所が、この世にあるなんて。なぜわたしはスタンフォード大学に行かなかったのだろう。一生の不覚である……笑

という冗談はさておいても、この本は非常に面白い。訳は2つある。旧訳(大前研一さん)の方がさらりと読め、新訳版は緻密に訳されているらしい。わたしは新訳を読んだ。そこまで読みにくいとは思わなかったが、最近翻訳本ばかり読んでいるので感覚が麻痺しているかもしれない。詳しくは口コミなどを参照してみてください。

日本にもシリコンバレーのような地域ができたらいいのになあ。

 

現代の二都物語―なぜシリコンバレーは復活し、ボストン・ルート128は沈んだか

現代の二都物語―なぜシリコンバレーは復活し、ボストン・ルート128は沈んだか

 

 

ジム

最近ジム通いを始めた。わたしの周りではジム通いを始めた子が多い。多分みんな就活が終わって、やることがないのだ。

 

高校生までは体育が嫌いで嫌いでしょうがなくて、大学に入ったら体育が必修じゃなくて嬉しかったのに、今ではお金を払ってまで運動している。おかしな話だ。

 

最近は体を動かすとか、自然に触れるとかがすごく楽しくなった。というか、頭ばっかりに偏っている自分に嫌気が差してきたのだと思う。健全な精神は健全な肉体に宿るというし、1年間頑張っていきたい。

朝ごはん

最近、朝ごはんをどうするべきか悩んでいる。

 

ここ数年はずっと、豆乳+シリアルにしていたのだけれど、4月末くらいから急に飽き始めてしまった。なんでかはよくわからない。

そこで最近は菓子パン(4,5個入りのもの)を食べていたが、これはこれで、朝から味が重たい。あと財政的にもちょっと贅沢。

 

寮(のようなもの)に住んでいるので、キッチンが遠い。マンションだったら5部屋隣の部屋のキッチンを使うようなものだ。結構めんどくさい。なのでトーストや和食は避けていたのだが、この際贅沢は言ってられないかも。そこで食パンとジャムを買ってみた。明日からどきどきである。食パンって何分焼いたらいいんだっけ。

 

 

少しタスクが片付いたので、明日は小説でも買ってこようかなあ。大学の図書館にも小説とかあればいいのに。いや古典的名作はあるんだろうけど。最近論文とか堅苦しい文章ばかり読んでいたので、大衆向けのものが読みたいのじゃよー。

 

 

母の日

今日は母の日なので、久しぶりに帰省した。

 

わたしの今住んでいるところ(大学の寮みたいなところ)から、電車で2時間ほど。1年生の時は自宅から通っていたが、2年生の時にこちらに来た。往復4時間弱の通学が辛かったのと、周りの下宿率が高かったためだ。特にサークルは、下宿を前提に予定が組まれているのではないかと思うほどだった。練習の関係上、飲み会は22時開始が多いし、運営の会議もそんな感じだった。

 

自宅近くの大きな駅で、ロールケーキを買う。いちごがまるまる入った、大きなロールケーキだ。

花も買った。ケーキ買ったしいいかな、食べ物の方が喜ぶタイプだし、と思ったのだが、駅で売られていたのでついつい買ってしまった。

 

ひさしぶりに会った両親は元気そうだった。プレゼントもよろこんでくれた。

お昼ごはんを食べた後、みんなでケーキを食べた。

 

両親が元気だったのはよかったのだが、相変わらず会話はそこまで弾まない。共通の話題がないからだ。反抗期もほぼ終わっているので(完璧に終わったかどうかは自信がない)、なんとか改善したいのだが、どうしたらよいのかわからないまま、この歳まできている。

 

母は割とチャラい。安っぽい派手な服をわたしに買い与えてくる(わたしは処分する)。わたしがジャニーズの顔と名前が一致していないので、いつも文句を言われる。韓国ドラマが好き。

さらに外国で生まれ育っており、高校を卒業した後専業主婦になったため、大学受験や就職活動も、そもそもよくわからないようだった。心配はしてくれていたし、話もしたが。ただ、3月末に「就職活動っていつ終わるわけ?」と言われたときは流石に辛かった。

テレビが好きなので、今日は半沢直樹の話題を振ってみたが、だめだった。最終話だけ観たらしい。いや、最終話だけ観たってわからないだろう、あの話。

 

父は工場で働いている。工場の効率化に尽力した武勇伝などを聞かせてくれるが、話が専門的過ぎてわからないことが多い。さらに生まれつき耳が悪く、相槌を打っても届いているかどうか不明である。ただ楽しそうに話しているので(一方的にだが)、それは良いことかなあと最近は思っている。

ちなみに、父はわたしが会社の研究開発職になったと思っていたらしい。わたしは文系の学部生なのでそれはない、と言ったら、じゃあ工場のラインとかか、と聞かれた。お金の管理とか営業とかをするんだよと言ったら「偉いんやなあ」と言われた。別に偉くない……

 

高校の時は一体なんの話をしていたんだろうか? それとも反抗期だったのだろうか。よく思い出せない。

わたしはこれから、どんどんふたりの世界から離れていってしまう。会える時間もぐっと短くなる。どうしたらいいんだろうか。それとも、親子関係ってこんなものなのだろうか?

 

 

半沢直樹を観ながら考えたこと

就活中は忙しく、観れていなかった半沢直樹を、GWから観始めて、昨日観終った。

これはリアルタイムで観たかった……!

原作やその続編もぜひ読みたい。あとルーズヴェルト・ゲームや花咲舞も気になる。後リーガル・ハイも観ないと。

 

続編のドラマ化・映画化はどうなんでしょうか。楽しみです。しかし主演の堺さんが忙しいとか、テレビ局が失礼だったとか、すぐに飽きられると困るとかで、話は出たり消えたりしているみたいですね。

事務所のもつ「飽きられない」ためのノウハウってなんなんだろう。出しすぎてもだめ、出さなすぎてもだめ。凄い。

リーガル・ハイも少し観ていたのですが、あの演技力はすごい。一層のご活躍が楽しみです。

 

 

(以下最終話のネタバレ含む)

 

最後、「出向か?」と思っていたら、実際出向だった。あのとき、出向を予想した人はどれくらいいるのだろう。わたしがひねくれているのだろうか。ちょっとわからない。

取締役会での発言や土下座強要のあたりから、ちょっとやばいな、という感じはしていた。そこで実際やってくれるから半沢は主人公だし、おじさんたちの「言ってやりたいよ!」願望も満たされるわけだけれども。

左遷か1回お休み人事か、よくわからないけれども、個人的にあのエンドは割と好き。あれで出世したらそれはそれでチープな気がしている。あそこで出向させられるからこそ、わたしたちは「組織の中で、どう働くか」を考えることができるし、半沢はヒーローなんだと思う。

出向を予想している時点で、わたしは小者なんでしょうね。左遷か1回お休みか、中野渡頭取次第だろうなあと思いつつ、とにかくストレート出世はありえないと踏んでいた。

 

最後までわからなかったのは、その中野渡頭取だ。「人を見る目が大事」など、いい人のように描かれてはいるが、よくわからない。

一度授業で、とある銀行の元頭取の方を見たことがある。温厚そうな人だった。結構位の高い官僚の方を見たときも、なんて腰の低い方なんだと驚いた。

なのでわたしは、なんだかんだで、本当に人柄がいい人が最終的に登りつめるのか、それとも「この人は、本当にいい人かもしれない」と思わせるような人が登りつめるのか、どっちなんだろうと疑問に思った。

中野渡頭取はいい人のように描かれている。しかし大和田常務も、「何を言っとるのかね、君。私は本当に、半沢くんのことを、評価しているんだよ」と発言はしているわけで、中野渡頭取もそれと同じなのかもしれない。とか思いはじめると、もはや誰を信じたらいいのかわからないな。大和田常務の言葉に、浅野や岸川も戸惑っていた。多分本気で言ってるのかどうか、わからないからだろう。

個人的には、取締役会での半沢の演説の感想を聞きたかった。

 

このドラマ(とハゲタカ)を観て、中小企業・零細企業に対するイメージは変わった。小さなネジが、日本を支えている。守らなければならない職人の技がある。

もう一つ、自分がもし銀行の法人営業になったら、と想像せずにはいられない。半沢直樹の場合は、融資を打ち切ったのは大和田だが、ハゲタカでは上司の命令に逆らえず、やむなく融資打ち切り→倒産→自殺、ということになってしまったバンカーの話がある。

半沢直樹は悪い人とそうではない人が比較的はっきりしている。それでも、悪人には悪人なりの理由があって(西大阪スチール除く)、ついやってしまったり、家族のためだったり、弱みを握られたり、強制されたり、しがらみの中で生きている。あまり他人事とは思えない。それこそ近藤みたいなパターンもある。もし大和田常務が失脚していなかったら、近藤は何かあったときにゆすられるだろう。でもそれは、よくないけど多分普通で、周りにもなんとなく受け入れられてしまうのだ。タミヤ電機の時のように。田宮も半沢も、近藤を受け入れた。

もちろん、それがいいことだとは思わない。問題は2つある。何が理想なのか。どうやって理想の状態に持っていくのか。

資本主義社会のなかでは、全員勝つことはありえない。

 

わたしは来年から社会人になる。残念ながら銀行ではないが、それなりに古く、大きな会社だ。自社と取引先の板ばさみになることもあるかもしれない。わたしはどうするんだろうか、どうすべきなんだろうか。大事なものは、たくさんは持てない。

 

はじめまして、あおと申します。

 

わたしがどんな人なのか、簡単に。

 

わたしは今大学4年生で、就職活動は終了済み。単位もほぼ取り終わっているので、卒論を残しつつも、比較的暇な毎日を送っている。来週発表だけど。

専門は経営学で(一応)、会計・ファイナンスよりは経営戦略や組織論の方に比重を置いて学んでいる。

 

サークルはすでに引退したが、体育会系のようなサークルだった。わたしの大学では厳しいことで有名だった。わたしも3年生まではサークルばかりやっていたし、3年の時には運営で重い役職についていた。就職活動もその話で乗り切ったくちである。しかし、いわゆるプレーヤーとしての腕は結局そこまで伸びなかった。この話は、また少し書けたらと思う。

 

最近はDVD鑑賞や、友達とのジム通いなどが趣味。就活で忙しくずっと観れていなかった半沢直樹を、今更ながら観ている。

音楽は、J-POPはもちろん、ジャズやクラシックも聞く。つまみ食い的に。ゲーム音楽なども聞く(お気に入りはキャサリン)。

 

 

このブログの方向性は、実はまだ決めていない。読んだ本、見たドラマや映画、なんでもない日記、気になったニュース、あるいは経営のことなどについてゆるゆると書きながら、決めていけたらと思う。

 

じゃあなんでブログなんてはじめたのか、というと、「鍛えたい」と思ったからだ。

色々なことを書き記しながら、「伝える」ことを鍛えていきたい。自分の考えをシャープにしていきたい。そして、書くべき方向性も見定めていきたいと思っている。

 

もし少しでも興味を持ってもらえたら、時々、のぞきに来てもらえればと思います。