日本画『オオカミ』 制作過程
使用画材
鹿膠、水干絵具、岩絵具、高知麻紙、パネル
水張り完了後、彩色からスタート。
下書きなし、お手本見ながら下塗り
先を見据えて、色彩を忍ばせる
モチーフのポイントを作っていく。
バックに青をいれる。雰囲気をだしていくため。
色の発色の強さを見ながら濃淡を調整
バランスが取れてきたら、オオカミらしさを出すために塗り込んでいく。
オオカミの雰囲気がでてきたら、再度細部などを確認し、塗り込みをつづける
調整があればすぐ行う。この場合はバックの青の彩度
概ね完成!
京都のカフェグリーンさんで展示しました♪
また制作のことUPします。
桜の絵画制作 その①
こんにちは。
先日UPした桜のスケッチから本制作(小品)にとりかかりました。その模様を少しお見せします。
まず今回は無垢の木に描いています。
面白い木を扱っておられるお店に木をみせていただきました。
かっこよすぎです!
5月からは大きい作品にとりかかろうとおもうのですが、この写真のどれかを購入して形を生かした作品を作ろうと決めました。
それにあたり今回の桜はその予習というか習作というか小さめの無垢の木で制作はじめました。
こんな感じです。
拡大。
木に日本画を描く際の注意点は木のアクの対処です。アクが表面から出てきて絵具の邪魔をすることがあるので、水拭きをしてドーサを引いてから描き始めます。(ベニヤなどは要注意です)
なんとか完成までもっていきたいです。
またUPします。
絵画作品紹介⑤
絵画作品紹介⑤
こんにちは。
しばらく時間があいてしまいました。
久しぶりのブログになります。
今回も僕の絵画作品のことを書こうかとおもいます。
タイトル 歪み
サイズ 80x68/cm
画材 金箔、胡粉、水干絵具、墨、マットメディウム、木張パネル
制作年 2014
この作品は近作中では自分の代表作だとおもっています。
その理由はいままでの作品は画面を汚しながらもっともバランスの良いところ(色彩や重量感が画面中で美しく強くみえる)で止めて仕上げるというのがメインだったのですが、この作品はその作業がはじめてスムーズにうまくいったと思えた作品だからです。
なかなか1回描いたものを潰してはまた描いてというのを繰り返すのはつらいです。終わりがみえないので。不安にもなります。たまに泣いています。笑
だからこそ、完成したときは嬉しいというか達成感がとてもあります。なのでこの作品は奇跡の一品ではないかと思います。
目のところの細かい部分はなぜか好きです。
しわの感じが伝わってきます。あと牙もいい感じ。
白い部分は胡粉という日本画の白(ホタテの殻を粉にしたもの)を使用しています。胡粉は日本画にとってとても重要な画材なんです。
いまは額装で悩んでいます。鉄っぽい硬質なやつにしようかなと。
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