母乳最強時代?

私が妊娠中に不安だったことの一つが
私は果たして母乳が出るのかということ。


妊娠中に母乳の本をいくつか読んだ。
母乳がいかに素晴らしいかが延々と書かれてるわけだけど、そこで思うことは一つ。

じゃあ、母乳がもし出なかったら、母親失格?!

そんなことはない。ミルクでだって充分元気に育つ。私の母は、母乳があまり出ず、ほぼミルクで三人を育てたけど、今のところ三人ともいたって健康だし。

でも、何だろう、この現代に蔓延る、母乳最強説は。

娘が産まれて、最初の3日間は中々うまくすってもらえなくて、試行錯誤の連続だった。
私は個室だったけど、3時間ごとに授乳室に行って、助産師さんと格闘の日々。おっぱいを揉まれるは、抱きかたを怒られるは、なんだかすごい世界に来たなと。

横では自動の搾乳機でブインブイン言わせながら、大きなおっぱいから母乳を搾る人がいて、軽いカルチャーショックにあったりもして、、。
授乳室にいると、私はお母さんになったんだとなんだか嬉しいような不安なような不思議な気持ちになった。


そして、いかにこの子に母乳をうまくすってもらうかにばっか頭がいってしまって、授乳室から自分の部屋に帰るとき、おっぱい全開で歩いてて助産師さんに注意されて初めて気づいた。
もう、おっぱいは性を意識させるものではなく、ひとつの命を生かすためのものに私の中でなってるんだと。

すってもらわないと、この子が死んじゃう!っていう恐怖心もあった。



そしてようやく四日目でちゃんと吸ってくれた時の感動。 そこから、ミルクをピタッとやめた。助産師さんにも相談して、やめた。
でもそれでよかったのかはいまだにわからないけど。


今、娘は8ヶ月。離乳食も始まった。
離乳食以外は、ほとんど母乳で育ててる。
検診で発育を注意されたことはまだない。
それでも、足りてないんじゃないかと毎日ミルクを作っては飲んでくれなくて捨ててたこともあった。

でも母乳で育ててなかったら、正直夜泣きとか夜中の授乳とか乗り越えられた気がしない。
ミルク作るのって想像以上にめんどくさいし、時間がかかる。
泣いてる子供を何分も泣かすのって、可哀想とか言う以前に、自分にストレスが多かった。

でも、たまに思う。
もし最初から、混合にしていたら、もっと娘はミルクをすんなり飲んだだろう。

そして、もっと体重が増えてたかも。
毎日、母乳が足りないと悩まなかったのかも。
じゃあ、母乳を止めて今からミルクにしろよって感じだけど、
母乳で満足しきれてないって感じが娘にはない。
お世話の面からしても、母乳がやめられない。
私もすっかり母乳信者だ。

桶谷式の母乳外来にもいって、
ちゃんと出てるといってもらった。
後はあなたの自信をつけなさいと。
足りてないと思って、ミルクを足されて、もっと私のこと信用してよって赤ちゃんいってるよって助産師さんに言われたけど。
もはや精神論?!

長々書いたけど、自分の母乳に、育児に自信がない!

でも、もう少し、この道を進んでみよう。

そして、娘にとって駄目だと気づいたら、
母乳最強説なんかクソ食らえで方向転換しないと。

思うようにならないのが育児なのかと早々と感じております。

不機嫌病と言われる突発性湿疹

娘が突発性湿疹になりました。

なりましたというか、結果的に突発性湿疹だったんだろう、よかったよかった、ちゃんちゃん。

ってことなんですが、この病気、ほんと厄介。

治る薬もなく、高熱が2,3日続いて下がった頃に身体中に発疹ができ、これまた2,3日で引いていくので、ほっといたら良しという病気らしい。そして、発疹が出る頃にとっても不機嫌になり、一日中泣いたり、グズグズするので、別名を不機嫌病というらしい。


しかし、私の娘は高熱が5日も続き、突発性湿疹だろうと言われながらも、小児科の先生に紹介状を渡され、日赤病院にも行くはめに。散々心配したけれど、他に異常な数値は出ず、ただただ町の小児科でも、日赤病院でも検査の繰り返し。
日赤病院から帰ってきた頃に、湿疹が出始め、もう何をしてもずっと泣いてる。
私も毎日、病院通いと看病で体調を崩して、39度まで出る高熱と止まらない咳。
夫は仕事で帰ってこない。
抱っこしても泣き止まない。
近くに頼る身寄りなし。
あーこの絶望感。
もう娘も泣いてるけど、私も泣いてる。
立ってらんない位、フラフラするけど、
抱っこしないと泣くので抱っこ。
抱っこ紐をしてないと、落としてしまうんじゃないかと思うくらい頭がガンガンしてきた。
核家族の危うさよと嘆くも、現状は変わらない。
これはもう実家で娘をそだてる選択肢を選ぶべきかと高熱の中、考える。
帰ってこない夫に、殺意さえ抱く始末。
そして最後はいつも思うこと。

みんな、どうやってこういう状況を乗り越えてるんだ?!

と。
でも娘は7日かかって完治。
私の謎の高熱も治る。

どーにか乗り越えられるもので、こういうことの繰り返しなのかということ。

それにしても、この不機嫌病、娘もさぞ辛かったであろうけど、私も一生経験したくない。