給食のおばさん in アメリカ

日米スタバ店員⇢米ボディビルダー(準優勝×2)⇢ 給食のおばさん。在米20年、アメリカ給食、日々のこと。

学校のトイレ事情

かなり久しぶりに文字を綴ります。

 

昨年に引き続き、今年も無料で給食を提供するCA州。

ランチ数は日々うなぎ上りで、先日は1700食まで達した。

私ともう一人が調理を担当しているため、朝は時間との勝負。黙々と作業するのが好きなタイプなので、仕事は好きだけど重量感あるタスクばかり。常時、パンプアップ↑

一方、学校のカフェテリアでは毎日、信じられないくらいの残飯が出ます。無料給食で救われる部分と救われない部分の明暗の差が出てしまってるのが現実。

体力が続く限り続けたい仕事ですが、給食無料改革は果たして成功なのだろうか?

 

無料といえば、先日、中高のトイレに生理用品が備わったディスペンサーが設置されました。

息子いわく、男子トイレにも設置されたそう。理由は文化的・社会的な性差の境界線をなくし、個人の気持ちを尊重するという目的。

誰もが生きやすくなるのは素晴らしいと思いますが、そのディスペンサーは予想通りイタズラの的に・・・。

男子トイレでは無惨に生理用品が散らばってることも。。とても悲しいことです。必要な子が困らずに使えると良いんだけど。。

 

 

今夏、やっと家族みんなで日本へ帰国できました。

帰国準備が大変だったけど、大切な兄の一周忌にも参列できたし、かけがえのない親との時間、そして胃袋を存分に満たし栄養補給完了。終わりよければ全てよし!

日本を離れて20年。子どもたちが巣立ったら、やっぱり日本に帰りたいなぁ。

 

ブログを読んでくださり、ありがとうございます。

ポチッとお願いします。↓ 

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
 

 

 

 

lunchlady.hatenablog.com

 

 

小学校vs高校&脱・納豆難民

新たな職場で働き始めて、数ヶ月。

改めて学ぶこと、調和することが増え、毎日が本当にあっという間!

給食のおばさんとして、小中高と3段階の場で働いてきましたが、今の職場が一番刺激的です。

 

小学校(前職場)と高校(現職場)の比較

生徒編

小学校は毎日、名前を忘れた妖精、給食を落とし魂ぬけた子、ケチャプマニアなど・・みんな無邪気で、一直線で、本当に可愛らしかった。

一方、自由と主張が白熱する高校。生き生き、キラキラしてます。

制服がないからこそ、コスプレ&ビジュアル系、スマートテック系、アスリート系、ワイルド&ギャル系、ジェンダーフリー系と多様な世界観と価値観を大いに表現する高校生たち。自分探しは、成長過程で大切なステージ。なかなか見応えあります。

優しい生徒ばかりに恵まれてますが、もちろん中には不適切なことをする子もいるのは事実。常時、校内には警備員と頻繁に警察官も巡回してます。

 

メニュー編

小学校では毎日300食前後の日替わりを2種類とサラダバー、ミルクを用意。

高校では、毎日10種類ほど選択肢があります。(全部、無料!)

現在働く高校では、チーズピザ、ペパロニピザ、ハンバーガー、チーズバーガー、メキシカンブリトー、シーザーサラダ、2種のサンドイッチ、マフィン&ヨーグルト、日替わりで丼ぶり、スープ、インドカレー、ホットドック、イタリアンチーズブレッドなど。(中学校も似た感じ)

副菜は果物 &野菜、シャーベット、そしてミルク。青果は、すべて袋詰にするため、凄まじい量を常に準備してます。

 

衛生管理を徹底的に気をつけるのはもちろんですが、特に高校では見栄えにも重視。

理由は、見た目が悪いと生徒たちはSNSに載せて給食の悪評を拡散してしまうから。

前記事にも書いたように、今は給食パンデミックで十分な食材が手に入らず、学校給食の評判は下降気味。なので標的にされやすいのです。

色々と気遣いながら毎日1400食を作ってます!

 

同僚編

女性だらけの職場は、必然的に『噂話・悪口・愚痴』が湧き出てくる。

今回の職場はパンチ力ある同僚が揃っているので、キッチンは毎日がパレード!

社会的な絆を深めるのはゴシップ。そして敵を作るのもゴシップ。

『岩の社会で、水のように生きる』

水は、淡々と流れ、争わない。

水は、柔和に形を変えていける。

そして水は、誰もが必要なもの。

自己主張しないと飲み込まれてしまうアメリカ社会なので、バランスを保ちつつ、敵を作らず、、いつも自分の『水』理想論を心に据えています。

こんにゃろーって思うことがでたら、運動で流す!

 

今年は、人手不足などで内部で異動が多い状態。どのくらい今の職場で働くか未定だけど、、、新たな風もどんと来い!来年も『はげあたま』で駆け抜けます!

 

 

手作り納豆

f:id:lunchlady:20211228081223j:plain

最近、インフレで食品が続々と値上がりしている。そして日本食が品薄。。

アメリカで日本の納豆は1パック3ドルほど。冷凍だから、鮮度↷

我が家は納豆消費量が高いので、もう無限に納豆を食べれるように作ってしまおうと。

圧力鍋も発酵機も持ってないので時間はかかるけど、価値はある。

冷凍納豆にはない豆のふっくら感が最高!しあわせ味。

アメリカ生活20年目、ついに納豆難民脱出です。

 

いつも読んでくださり、ありがとうございます。

ポチッとお願いします。↓ 

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ

 

lunchlady.hatenablog.com

給食パンデミック

今夏、親愛なる兄が他界し、喪失感を文字で綴るより日々を忙しくすることが『心の絆創膏』となってました。前回のブログ更新から、すっかり時は流れ・・・。気の向くままに、赴くままに書けるのがブログの良さですね。
 
 
【給食パンデミック
アメリカの給食代は、全額・減額・無料と家庭の収入により3段階に分かれて金額が設定さています。
が・・・。今年より学校給食が無料となりました。(州による)
 
その結果、給食を食べる子が極端に増え、前代未聞の給食不足が発生しています。
 
給食パンデミックの最中、コロナリスクと賃金が比例しないと従業員32人が退職!とてつもない食料&人員不足のまま、新学期がスタート。。。
 
当初、私のアシスタントも決まらず、ようやく派遣された子は包丁も握ったことのない若い男の子。
給食のおばさんどころか、給食少年がやってきた。
 
無料給食により注文は激増で1日300食にまで膨れ上がり、調理と給食少年のトレーニングで、手がもう一本あったらと何度思ったか。
十分な食材も届かないのでメニュー変更が続き、親から子供から苦情の嵐。
ついにメディアまで、学校給食の話題を取り上げるまで深刻な問題に・・・。
 
個人的に私は、学校給食の無料化は不必要だと思っています。
現に無料給食で食の質も下がり、本当に給食を必要とする子が可哀想に感じる。。
 
今までにないほどの重労働筋トレの最中、上司が過労で体を壊してしまい退社。その穴埋めにと彼女の在籍していた高校へ異動して欲しいとオファーを受けた。
 
新しい環境に飛び込むことは、勇気がいる・・・。
 
けれど経験は、人生を豊かにしてくれる・・・。
 
新米の給食少年も、大丈夫だろうか・・・。
 
悩んだ末、9年ほど勤めた小学校を卒業し、現在は1日1300食を提供するマンモス校へ異動。
 
まだまだ人員&食材不足も続いていて、毎日とても忙しい!
でも今まで以上に充実感と達成感を日々感じている。
やっぱり給食のおばさんという職業が好きです。サイコー!
 
小学校では自分の名前すら迷子になる子がいて、手取り足取りサポートしてたけど、高校生は大人ですねぇ。小高の給食ギャップについて、また次回ブログに綴ろうと思います。
 

いつも読んでくださり、ありがとうございます。

ポチッとお願いします。↓ 

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ