フライ級タイトルマッチ5分5R。
昨年7月にモレノを破り王座を獲得したパントーハ。12月にはロイバルに勝利し、安定王者への道を歩み始めた。地元ブラジルで初となるナンバーシリーズのメインを飾ることになったが、当初勝者が次期挑戦者と見られていた2月のロイバル vs. モレノの対戦では、勝者ロイバルが負傷のため5月に間に合わず、敗れたモレノは休養を発表。上位ランカーも軒並み前回負けているか、負傷欠場中などで候補がおらず、二桁順位のエルセグ相手の防衛戦に。実績に大きな差があるものの、オッズではそこまで大差ではなく、エルセグに対する期待感というよりは、パントーハへの信用がまだそれほどないように見える。34歳。
エルセグはオーストラリア出身。ミドル級のアデサニヤ、フェザー級のヴォルカノフスキーと、この1年で一気に王座から陥落したオセアニア勢として、初のフライ級タイトル獲得を目指す。初戦が代役でのランカーとの対戦だったとはいえ、11ヶ月・4戦目でのタイトル挑戦は異例。絞めでの一本勝ちが多いが、前戦ではマット・シュネルをパンチでKOしている。プレリムにはルフィが登場したが、エルセグのニックネーム・アストロボーイは鉄腕アトムに似ていることから名付けられた。28歳。
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