食物繊維、歌舞伎町

思ったことを書いています

ソードアート・オンライン、ナーヴギアの実現性について

SAOの映画が公開されましたね。
この映画では主にARがテーマになっていましたが、原作のVR(ナーヴギア)について書いてみたいと思います。
SAOのストーリーについては触れませんが、あくまでSAOを知っている方に向けて書くつもりです。
 
まず、この記事ではナーヴギアの実現性について考えてみようと思います。
この記事は以下のAkiさんのブログに触発されて書いたものです。
現時点でナーヴギアを製作することは、技術的問題と倫理的問題から不可能です。
しかし、ここでは実現性のみを考えるため倫理的観点は無視しましょう。
倫理的問題が問題になるのは社会的に普及させる時ですので。
 
では技術的問題について考えてみましょう。
ナーヴギア実現における技術的問題というのはハードウェアの問題です。
 
ナーヴギアは人間の五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)をコントロールする装置だとされています。
原理としては脳から送られる神経を脊髄で遮断し、ナーヴギアから信号を入力することで仮想世界にフルダイブして動き回ることが出来ると書かれていたように思います。
原作を最後に読んだのが結構前なのでうろ覚えですが、大意としてはこんな感じのはずです。
 
現実問題として、脊髄での神経信号を遮断すれば生命維持が出来ません。
脳からの信号がなければ臓器が動かないので死にます。
また、必要な信号のみ遮断することも現時点では不可能です。
実際に作るとすれば遮断したい神経すべてに直接装置を取り付けることが必要になりますが、現実的ではないでしょう。
 
ですが、もし末梢神経に伝わる神経信号を遮断せずにSAOをプレイしようものならベッドの上で走り回ってしまいます。
これは困りましたね。
脊髄で神経をコントロールするという方面でのアプローチは厳しいと言わざるをえません。
別の方法を考えるとしましょう。
 
ナーヴギアがあるべき状態として、体は動かず、映像は見えて、思考が出来るなどの条件を満たす必要があります。
逆に言えば、上に挙げたような条件を満たせれば脳波を読み取り、神経伝達を強制的に止めることは必ずしも必要ではないのです。
私が言いたいのは、SAOのようなVRMMORPGを作成するためにナーヴギアと全く同じものを作ることに拘ることはないということです。
 
例えば、金縛りってあるじゃないですか。
金縛りって寝ているときに意識はあるけれど体が動かない状態のことですね。
手足に動けと脳が命令を出しているのに体が動かないから苦しいと思うわけです。
もし、その状態で視覚的に情報を与え、意識に即して体が動いている映像を見せることが出来れば、フルダイブしているような感覚にならないでしょうか。
もはや明晰夢ですけど。
 
上に書いたのは適当に考えた一例ですが、要するにナーヴギアと同じことが出来る装置を作ればいいのです。
そう考えるとハードルが下がったように感じませんか?
 
この記事はこれくらいにします。
また気が向いたときに更新します。
コメントや意見などいただけると嬉しいです。