雑記

先日、実家の母を電話をした際に、小学生の甥の話になった。
今の子たちは普通にオンゲで遊ぶ時代だし、それが駄目ともなんとも思わない。
親の許す範囲で課金もしているのが普通のようで。それは、会社の同僚の子供たちもそのようにして遊んでいるみたい。

その中で、うーん、と思った話題があった。
なんのゲームかまでは、母に聞いたとてわからないので、聞かなかったけども、どうやら様々な装備をしてなにかしらを倒す系統のゲームのようで。
課金をして、装備や武器を強くする、自身のアバターを着飾るなどの選択がある模様で。
ふんふん、と話を聞いていたところ、甥は自身のアバターを着飾る、おしゃれをさせることが好きなようで、それに重きをおいているそう。
そして、同じゲームをしている友達は、装備や武器に重きをおいているそう。
母が「あの子、友達に、なんでお洒落しないんだ?ずっと藁で居るつもりか?って言ったんだって、面白いよね」と言ってきた。
私にはこの話の何が面白いのか、ミリもわからなかった。むしろ好きなものを否定されること、価値観を押し付けられることに吐き気がするくらいだ。
やんわりと、その友達は、別のことにお金を使ってるんだよね、それぞれの遊びかたじゃん、って言ってみたけど、あんまり伝わらなかったし、私もこの話を深堀りしたくなかった。母には絶対伝わらない系統の話だしね。私のほとんどを否定してきた母にはきっとわからない話なんだろうなあ、ってぼんやりと愛想笑いですませてしまった。
この話で、笑える人っていうのは、自分の好きなものを否定されたことがない幸せな環境に居るか、自分の人生を支えるくらいの好きなものがない人なんだと思っている。人生を支えるほどの存在というのは、人であれ、趣味であれ、否定されるべきものではないと私は思っているし、否定されることでどんな気持ちになるかは身にしみて知っている。

甥とその友達がどんな関係性かも知らないので、なんとも言えないけど、人に自分の価値観を押し付けたりするのはよくないって思った。
小学生っていっても、もう分別つくほどの年齢になってきているし、とはいえ、所詮は人の子だから、これからどんな子になっていくのかなぁってぼんやり思ったのでした。