育児を通して『同じ経験を共有すること』の重要性
みなさんこんばんは、孫兵衛です。
暑い日が続いていますね・・・。
異常な暑さですが、屋外の活動では十分に熱中症に気を付けていきましょう。
前回のブログで少しだけ「同じ経験を共有する」という話をしたかと思います。
当たり前の事かもしれませんが、このことは夫婦間だけでなく子供にとっても良いことが多いと感じています。
例えば、皮膚のケア。
我が家では、特にどちらかがやると決めているわけではありませんが、沐浴後と起床後の二回、皮膚のケアを行っています。
また、沐浴は二人で行っています。
文字通り、同じ経験をしているわけですが、何が良いかというと『子供を観察する目が増える』。
という点にあります。
例え自分が見落としてしまったとしても、パートナーの目が入るので見落としは当然減ります。
また、『問題点に対して夫婦で取り組むことができる』ということも挙げられます。
沐浴などで、皮膚の赤みや湿疹などを発見したら、お互いに
「以前までのケア」をフィードバックし
「以後のケア」にフィードフォワード
することができる。
『同じ経験・知識を共有する』ことで『問題点を共有し、解決へ導くことができる』
これは、ビジネスや家庭以外での社会でも大事なことだと思います。
さらに言えば、こういった皮膚のトラブルや睡眠の悩みを一人で抱え込む必要がなくなります。
悩みは半分です。
当然、夫婦で同じ経験をしているわけですから、相手の育児に対しての悩みも理解しやすい。
『悩みも共有できる』のです。
そうなんです。
『同じ経験を共有する』
ということは、楽しいことばかりではありません。
当然、悩みや苦しみ、悲しみなどの負の感情も共有するということです。
全ての家庭がそうとは言いませんが、
夫婦の一方にそういった「負の感情」が貯まり、相手がそれを知らず楽しいことばかり行う。
そんなパートナーの楽しそうな様子をみて、別の「負の感情」が・・・
それが溜まるとどうなるか、簡単に想像ができるかと思います。
育児は、子供の成長を間近でみる楽しみがありますが、当然楽しみだけではありません。
睡眠不足になったり、食事も満足の取れなかったり、子供がなぜ泣くのか分からなかったり・・・。
色んな辛いこと、苦労がある。
楽しいことだけでなく、苦労など「同じ経験を共有する」ことで、育児の質を高めると同時に、ある本のタイトルを借りるならば
「ふたりは同時に親になる」
そういうものだと私は考えています。
妻の出産から二か月経って思うこと
みなさんこんばんは、孫兵衛です。
暦の上ではもう夏。
これから、気温もどんどん高くなりますね。
赤ちゃんはもちろんですが、熱中症には十分に気を付けていきたいものです。
さて、妻の出産から2か月が経ちました。
この二か月色んな事がありました。
というか、家族が一人増える。
言葉でいうと簡単ですが、これほど大変なこととは予測はしていましたが、実際の経験となるとまた違うものですね。
まずは、生活の中心が赤ちゃんになり、生活リズムが彼を主体に動くようになりました。
当たり前、と言いたいところですが、専業主夫になり妻との二人育児が始まるとこれが切実。
当然ですが、僕も妻も育児は初めて。
適切な医学知識があっても、当然ながら育児はまた別。
むしろ、医学知識があるからこそ色んなことを疑ってしまい沼にはまることもありました。
例えば、便の色。
後から考えれば、全然問題ない色をしているのですが、子供がギャン泣きして普段とちょっと違うと
「胆道閉鎖症なのでは?」
と疑って、夜中に起こされたこともありました。
正常な判断というと語弊がありますが、それだけ出産後は『産後うつ』という言葉もあるとおり精神的にナーバスになりやすいと身をもって知りました。
そんな中、身体的なケアはもちろんですが精神的なケアというのも産後は重要になる。
そんなことを感じました。
『精神的な拠り所になる』
これがパートナーに求められることではないでしょうか。
何も知識や経験がパートナーよりもあり、頼りになるスーパーマンを目指す!
というわけではありません。
夫婦お互いに、初めての育児。
全てがうまくいくわけではありません。
オムツの最中にオシッコされるし、うんちもするし・・・
しっかり保湿はしているつもりでも、肌は荒れるし・・・
なんかよく分かんないけど、寝てくれないし・・・
そんな様々な出来事を共に経験し、共に考え、共に行動する。
育児を通して、親として成長していく・・・そして、頼れる相棒になる。
得手不得手があるのは仕方ないかもしれません。
しかしながら、
『同じ経験を共有する』
そうすることで、育児に対して同じ目線で話すことができます。
日々の反省点や改善点を話すことができます。
長くなるであろう結婚生活で、出産直後を共に歩んだ経験は、長い目で見るととても貴重で、かつ大事なエピソード。
その後の結婚生活を左右すると言っても過言ではないかもしれません。
なによりも、子供の成長を夫婦二人で間近で見れたことは本当に素晴らしい出来事です。
まだまだ育児は始まったばかりですが、子供と一緒に私も成長できれば・・・なんて日々過ごしている次第です。
妻の入院・出産記録 ~メトロ留置⇒促進剤⇒緊急帝王切開の場合~
みなさんこんばんは、孫兵衛です。
昨日から親子三人で過ごしています。
ミルクにオムツ交換、沐浴、寝かせ・・・月齢が上がるごとに大変になっていくと聞きます。
今回は、妻の『入院から出産までの記録』
妻と一緒に、分単位で記録を付けました。
軽い気持ちで、記録を付けたのですが、
「まさか、帝王切開にはならないっしょ~」
と妻。
・・・フラグでした。
それでは、記録を淡々と書いていきます。
3/18(月)
14:30
入院
15:00
内診:子宮口は指一本通るかどうか。
NST(Non Stress Test)でも前駆陣痛すらない状態。
メトロを留置し、少しずつ腰の重苦しい痛みが出てくる。
18:30
重い生理痛レベルの痛みあり。
初めて、おしるしあり。
20:00
NST:前駆陣痛が出てきているが、この感じでは今日は生まれないだろうと。
かなりきつい生理痛のような持続痛+不規則に子宮を捻じられるような痛みあり。
耐えられるレベルではあるが、寝られそうにない。
苦笑いはまだできる。
少しでも痛みが和らげば・・・と腰にホッカイロを当ててみる。
21:30
腰を温めたのが良かったのか、持続痛が多少マシになる。
23:00
助産師さんに少しでも寝ておいた方が良いと言われ、ようやく電気を消す。
ウトウトするが、夜間は持続痛がわずかにある程度。
前駆陣痛も遠のいたが、胎動もありウトウトを繰り返す程度の浅い睡眠。
3/19(火)
05:30
自然と目が覚める。腰がやや重い感じがするが、痛みはごくわずか。
歩行可能。
入院当日からシャワー禁のため、洗顔とふき取りシートでさっぱりする。
メトロは抜けておらず、子宮口はおそらく3cm未満。
前駆陣痛が遠のいてしまったこともあり、まだまだ先は長いのではと憂鬱に。
切実に今日中に生まれてほしい。
06:00
前駆陣痛が再び現れるように。
06:30
処置室に向かい、ラインを確保される。
分娩には大量出血するリスクがあるので18G(針の太さ)を留置かと思ったが、20G。
内診では、子宮口は先日より降りてきているが、2㎝でまだまだ硬い。
メトロ抜去後は持続痛、前駆陣痛ともに消失。
07:15
促進剤開始。
12ml/hr(ラクテック500ml+オキシトシン1A:5単位)の少量から開始。
投与開始直後が、過強陣痛の副作用が出る可能性があるため慎重にみていくと。
お腹が減ったので朝食を心待ちにする。
08:00
孫兵衛さん到着。
私がポテチ!ポテチ言ってたら本当に買ってきてくれた。
朝食も到着。いつ分娩になっても良いように、急いで食べる。
オキシトシン 24ml/hrに。
08:30
張りなし。
オキシトシン 36ml/hrに。
09:00
張りなし。
オキシトシン 48ml/hrに。
09:10
破水
11:30
オキシトシン 96ml/hrに。
不規則に弱い腰の痛みがくるが、昨晩ほどの痛みはない。
NST的には少し張りが出てきた様子。
12:00
3分間隔の規則的な陣痛あり。
この頃から痛みが強くなり、痛み以外のことが考えられなくなる。
途中で子宮口を柔らかくするためブスコパン(子宮を柔らかくする作用)を筋注。
13:00
この頃から、陣痛が1~2分間隔に。
あまりの痛さに気がおかしくなりそうになる。
助産師さんから呼吸法を褒められ、ひたすら呼吸に集中。
孫兵衛さんに腰をさすってもらったり、温めてもらうが全く効果なし。
15:00
痛みがこれ以上ないくらいに強くなる。
うまく呼吸することも困難に。
この時点で、子宮口は5cm。
助産師さんにいきみたい感じはあるか何度か確認されるが、そのような感覚は全くなし。
赤ちゃんが出てくるにはまだまだ時間がかかりそうな雰囲気。
孫兵衛さんの手を握りながら、半分パニック状態に。
もうこれ以上は耐えられない。
オキシトシン最大量の120ml/hrに。
痛みでパニックで気づかなかったが、いつの間にかNSTで変動一過性徐脈が出るようになっており、赤ちゃんの状態が心配。
急を要する状態ではないが、この後も子宮口の拡大がないようなら、緊急帝王切開も選択肢に入ると主治医より。帝王切開をお願いする。
1時間後にお産も進むとは思えないと頭の片隅で思う。
帝王切開まで・・・と泣きながら痛みに耐える。
腰も痛いが、下腹部も痛く、子宮が破裂しそうな麻酔をせず開腹手術をされているような痛み。
15:40
私の様子を見かねて、孫兵衛さんがナースコール。
内診をしてもらうが、子宮口の大きさは5㎝と変わらず。
NSTでも一過性徐脈の程度も強くなっており、緊急帝王切開が決定される。
孫兵衛さんが手術の同意書にサインをする。
採血、抗生剤、剃毛など帝王切開に向けて準備が進む。。
10人程、スタッフが動いていた様子。
LDR室の真横にオペ室があり、横滑りでオペ室へ。
痛みで意識は半分朦朧としているが、麻酔(クモ膜下+硬膜外)をされ、下半身が痺れてからは痛みもなくなり、パニックも落ち着く。
執刀医は、主治医のA先生と院長のK先生。これ以上ないメンバーとしてで安心。
16:30
オペ開始。
麻酔で痛みはないが、皮膚や子宮を切られている感覚、腹腔内をいじられている感覚あり。
通常ならば怖い気がするが、陣痛の痛みを思えば些細な事。
開始から3分で胎児が出てくる。
16:43
公式記録では、こちらの時間が生まれた時間に。
取り上げられた瞬間、鳴き声が聞こえ、一安心。
自身は、麻酔の影響か息苦しいような気持ち悪いような感じがあったがどうでもいい。
赤ちゃんが羊水や血を拭かれて、私たちの元へ。
私は手が固定されているため、頬ずりをしてもらう。
しっとりとした少し血液のにおいがする。
仕事でよく見てきた生まれたての新生児が、自分の子供として目の前に存在することが不思議な気持ち。
予定超過に加えて変動一過性徐脈も出ていたので、胎便吸引症候群になっていないか一瞬心配したが、元気そうなので恐らく大丈夫だろう。
孫兵衛さんに臍帯を切ってもらう。
臍帯がたすき掛けにように引っ掛かっていて、これが変動一過性徐脈の原因だったと思う。
まとめ
・促進剤最大量、陣痛一分間隔でも子宮口5㎝から進まず、分娩停止。
・途中から、変動一過性徐脈あり
⇒胎児機能不全を適応とし、緊急帝王切開。
・難産の原因として、以下の2点が考えられる。
1.胎児が頭位ではあるが、斜め気味に捻転していた。
2.臍帯が胎児にたすき掛けになっており、なかなか降りてこなかった。
以上が、妻の出産の一連の流れです。
妻の覚えている範囲のメモと、僕のメモを合わせてみました。
こうやってみると、本当に大変だったことが分かるかと思います。
妻はよく言っていますが、子供が元気に生まれてくることは当たり前ではありません。
後から分かったことですが、子宮口が拡大してからの帝王切開は大量出血のリスクもあるようです。
妻と子が、今こうやって元気でいること自体が『一つの奇跡』なのだと思っています。
新生児の覚醒段階と授乳のタイミング
みなさんこんばんは、孫兵衛です。
妻も帝王切開後から比べると大分歩容も安定してきたようです。
とはいえ、まだまだ笑うと切開部が痛い様子。
術後3日ですから、当然と言えば当然・・・。
以前、記事にも書きましたが妻は小児科医です。
妻と話していると、色々な知識を教えてくれます。
妻自身、育児で疑問に思ったことを論文ベースで解決へと導いているようです。
すでにご存じの方も多いかと思いますが、
乳児には覚醒段階があります。
Brazeltonの新生児の覚醒段階によると
新生児の覚醒段階は以下、
Stage1 深い睡眠
Stage2 浅い睡眠
Stage3 まどろみ
Stage4 静かに目覚めている
Stage5 活動的に目覚めている
Stage6 泣いている
の6段階で分類されます。
授乳に適しているのは、Stage3~5と言われているようです。
つまり泣いてからでは遅いということだそう。
なるほど・・・と思いながら、うちの子と観察していると
眠っている段階でも、口をモニュモニュさせたり、チュパチュパと口を動かしたりしていることが見られました。
恐らく、覚醒段階ではStage2~3程度なのだろうかと思います。
この段階で、授乳を進めると・・・なるほど、スムーズにいくものです。
まだまだ観察、経験が足りない部分も多々あるかと思います。
これからも観察を続け、赤ちゃんのサインを見逃さないように、また
妻とそういった情報を共有し、育児に生かすことができればお互いの負担も減るのかな・・・なんて思っています。
君は僕の太陽
みなさんこんばんは、孫兵衛です。
東京では桜の開花宣言がされたようで、桜のシーズンになりました。
皆さんは、お花見には行くのでしょうか?
桜に限らず、春は色んな花が咲きますよね。
今年の写真ではありませんが、菜の花と青空のコントラストが素敵です。
気温も高くなり、花粉症がなければ太陽の元日向ぼっこも気持ちの良いものです。
日本は、四季があり様々な花が咲き、そして太陽の印象も季節によって変わるのではないでしょうか?
春の太陽は、暖かいポカポカとした柔らかい光
夏の太陽は、ギラギラとした突き刺ささるような光
秋の太陽は、冬に向かうもの寂しげな光
冬の太陽は、春を待つ耐え忍ぶ光
ひとえに太陽と言っても、色んな季節によって変化するのは面白いものだなって思います。
そして、この太陽、人の生活にも必要不可欠なものだったりします。
セロトニンの働きを活性化させたり、ビタミンDの生成を助けたり・・・。
例え、曇っていても、雨が降っても太陽はそこにあって僕たちを照らしてくれる。
夜が来たとしても、陽はまた昇る。
僕たちを照らしてくれるのだ。
長々となりましたが、子供の名前が決まりました。
数多くの人たちに、太陽のように光を届けてほしい・・・そんな願いを込めて。
控えめに言って『天使』
みなさんこんばんは、孫兵衛です。
今日はとても暖かく、5月の陽気だったそうです。
月末には桜も咲くようで、もう春ですね・・・。
さて、昨日の記事で
無事に、男児が生まれた記事を書きましたが
朝から色々とあったようです。
とはいっても、致命的な問題ではなく
『授乳時・睡眠時に心拍の低下がみられる』
といったもの。
妻にどういうことか話を聞くと、新生児にはよくあることと。
生まれて初めて外界に出たことで、ふと呼吸を忘れ、心拍が低下することがよくあることなんだそうです。
言われてみれば、昨日まで母の胎内で文字通りライフラインが繋がっていたわけですから、なんとなく納得しました。
そんなこんなで、色々と検査があったようで、子供との面会は午後からでした。
妻も、帝王切開後ということもあり、痛みで昨晩はあまり眠れなかったようで疲労困憊。
出産時のいきみによる筋肉痛、慣れない呼吸を長時間行っていたので横隔膜まで筋肉痛になっているようでした。
子供の検査が終わり、自室に運ばれてきたときの写真がこれ。
独身の頃、既婚者が自分の子供の写真を待ち受けにしている様子を見て
『ないわ・・・』
と思っていた僕でしたが、ようやくその気持ちが分かりました。
妻も職業柄、新生児と接する機会も多かったはずなのに
『うちの子が一番かわいい!』
と連呼。
終いには
『オムツのCM出られるかも・・・』
という始末。
・・・分かるわ。
そんなわけで、エコーや血液検査の結果、器質的な問題はないということで、母子ともに退院することが決まりました。
出産・・・僕が言うのもなんですが、最後まで気が抜けません。
この度、第一子が誕生しました。
ご無沙汰しております、孫兵衛です。
元々、家事や育児をテーマに記事を書く予定でblogを立ち上げましたが、しばらく放置しておりました。
ですが、タイトルの通り『育児・家事』を中心に記事を書こうかと思います。
早速ですが、2019年3月19日、16時35分
第一子が生まれました。
立派な男の子です。
予定日は、3月9日だったのですが
予定日の超過ということもあり、妻は昨日から入院をしていました。
カテーテル留置で陣痛が誘発すればということだったのですが、
大きな変化なく、今朝から促進剤の投与を行っていました。
9時過ぎに破水。
陣痛が始まったのは、12時を過ぎたころ。
散発的な陣痛が続きましたが、13時前後から陣痛が2分に1回程度に。
子宮口が5㎝程度に拡大。
その後、15時に再度触診、子宮口に変化はないものの陣痛は強くなる一方。
助産師さんの触診だと、胎児が捻じれて降りてこないと。
ここで主治医より、1時間後に変化がなければ『帝王切開』も考えましょうと提案がありました。
妻の痛みも限界になり、16時。
帝王切開の手術の同意書にサインをしました。
準備などがあり、16時半すぎに手術が始まったのですが、3分もかからずに胎児が出てきました。
立派な男の子でした。
呼吸が不安定だったということもありすぐにクベースに入ってしまい、短い対面時間でしたが帰るころには元気いっぱい動いていたようでした。
・・・というのが、今日のおおまかな流れ。
(陣痛までの詳細な経緯は、また次回)
妻は本当に頑張ったと思います。
術後、自室で
『小児科医として、いい経験ができた』
と笑っていたのが印象的・・・。
ともかく、母子ともに無事だったのが一番。
まだまだ何も始まっていませんが、新しい命が誕生したことを喜びたいと思います。