l'hermitage

days and thoughts of arina

long cherished

私は子供の頃から背伸びしたがることが多くて
いいな、と思った人の真似をすることが度々ありました。

しばらくそういう人のコピーを目指そうとする若気の至りを繰り返し
成人する頃にやっとセルフアレンジの必要性に気付くのでした。


きっかけになったのは、留学中のイギリス、ウインブルドンを散策していた時に見かけた女性。
もう恐らく50代半ばから後半くらいに映ったその女性はすらっと背が高くて髪形はシルバーグレーのショート
若草色のウールの比翼コートにきれいめのデニム、ロングブーツといういでたちで手にはM&Sのショップバッグを下げていました。
本当に格好良くて、見かけてしばらく動けなかったくらい衝撃を受けました。

あんな風に年齢を重ねられたら素敵だな、と今も時々思い出しては背筋を伸ばす日々です。


留学から時は流れ、今は小さい子供がいて出来ることがどうしても限られてしまいます。
写真を撮ることからもかなり遠ざかってしまいました。
(walkaholicな娘は撮影に立ち止まる私を待っていてくれることはありませんからね…)

今の経験がいつか素敵な50代、60代になるための基礎になっていったらいいな。

まだまだ試行錯誤の日々です。


●写真メインで記事を作っていたブログでしたが、当面難しそうなので文字中心になりそうです。
タイトルも少し変更するかもしれません。
お付き合いいただければ嬉しいです。

A beautiful Sunday

ご無沙汰しています。
現在休暇前の引き継ぎで息切れ気味ですが体調はいいです。


週末には小雨の中お花見へ。
http://instagram.com/p/mcM_mzhesu/
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桜もきれいでしたが、ちょっとピークを過ぎた今は新緑も魅力的。
http://instagram.com/p/mcNQ9wBes_/
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帰省したら景色をたくさん撮ることができると思うので
準備や移動を乗り越えてのんびりさせてもらおうと思っています。

Paris

すっかりご無沙汰してしまいました…。
色々あったのですがそのお知らせの前に簡単にパリのお話を。

ストラスブールから帰国後はパリのアパルトマンに滞在しました。
Grands Boulevards駅近くの小劇場併設アパルトマン。

当然ながら炊事洗濯、ゴミ出しは自分たちで行うルールなので
頻繁にスーパーやパン屋さんに足を運びました。
外食するという手もあったのに、もともとあまり外食する習慣がなくてちゃちゃっと作ることがほどんど。

どういうわけか、日本に比べて本当に野菜がおいしい国でした。
ストラスブールで買った大量のキャロットラペも持ち込んでお野菜中心によく食べました。

色んな場所に行きましたが印象的だったのが日本ではなかなか見かけないモスク。
モザイクがとても美しかったですし、あれこれ英語で教えてくれるおじいちゃんがいました。

でも、何より印象的だったのが開放的というか、色んな面での自由な空気です。
アパルトマンなので他の部屋には普通のパリジャン、パリジェンヌが住んでいて
夕方には同じフロアのどこかの部屋からピアノの演奏が聞こえたり、平日でも夜には小劇場で観劇した人達が
楽しそうに立ち話をしている。

そういう姿を見ていると、ちまちま神経質に「ああしないと、こうしないと」
と思っていた自分がどんどん溶けてなくなっていくのを感じました。
恐らく彼らの自由は厳しさを伴っている物だと思いますが
それでもしきたりや「こうあるべき」という重圧が大きい日本より
気持ちの面で楽しく暮らせそうな国だなと感じました。

今もアパルトマンの窓から撮った写真を見ると、少し気が楽になります。

中高年の男女がおしゃれでキリッとかっこよく、おしゃれに人生を楽しんでいる姿も
魅力的に感じた要因だと思います。

最後になりますが、この度新しい命を授かり
あと何ヶ月かしたら新しい家族を迎えます。
体調に大きな変化はなかったというのに、あれこれしていたら半年以上ブログをお休みしてしまいました…。
また不定期に更新するようにしますので、どうぞよろしくお願いします。

Day 3 Colmar and Riquewihr

3日目はバイキング形式の朝食からスタート。
パンはアルザス名物のクグロフがあるなど充実。
紅茶もどれもおいしくて満足しての出発でした。

ストラスブールからTGVに乗って、まずはコルマールへ。
ICチップ付きのクレジットカードがないと自動券売機が使えないケースが多く
夫は自販機でなく窓口に並びに行きギリギリになりましたが何とか乗車。
(私のカードにはチップがついていたので、パリでは何回か私が乗り物の回数券を買いました)

コルマールはこじんまりとした場所ですが本当に写真を撮りたくなる場所が多くて
ここだけで窓特集、お花特集、食べ物関連特集、カフェ特集とあれこれ分類する必要がありそうです。
今回は景色を中心に3枚。
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こうのとり、ハートマーク、クグロフ型はアルザスでは欠かせないモチーフのようです)

クグロフ、プレッツェルでお腹を満たしたら今後はバスで一路リクヴィルへ向かいました。
30分ほどの道のりですが行きも帰りもほぼ貸し切り状態で、のどかな風景
ぶどう畑(ワイン好きにはきっとたまらないと思います)を眺めながらのんびり。

実はここで私は大ピンチに。何とカメラの電池が一気にほぼゼロになってしまったのです…。
なのでリクヴィルではカメラでは最低限の撮影となり、主にiPhoneか夫のカメラでの撮影でした。

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コルマールよりずっとメルヘンチックで外壁の色はかなり自由に選んでいるようでした。
また、ワイン好きには見逃すことのできないグラス売りが充実した村のようで
夫はじっくり選んでリースリング・レゼルヴという白ワインを飲んでいました。
お酒を飲まない私はというと、食に走っていました。クレープ・アルザシエンヌ(下)

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畳んだクレープの生地にコンポート、アイスを載せ粉砂糖を振りさらにシロップ。
かなり甘いけどフルーツの酸味がアクセントになっていておいしかったです。
コンポートはミラベルという果物。

リクヴィルはiPhoneにもっと色々写真があるので、週末に改めて紹介させてください。
コルマールより若干商業的な色合いが濃い場所に感じましたが
このまま次の土地に進むのはもったいないくらい愛らしい風景ばかりでした。

Day 1 and day 2 Paris and Strasbourg

それでは今日から少しずつ旅行を振り返っていこうと思います。
あまりたくさん写真を貼ったら開く時に大変そうなので、1回につき4枚目標にしてみます。
時系列日記が終わったら、窓特集や看板特集を組むことになりそうです。
まだ使いこなせていないカメラや携帯での写真でお送りすることになりますが
しばらくお付き合いいただければと思います。


パリ到着は土曜日の午後。
その日中にストラスブールに移動するには少し時間が遅くなってしまうので
東駅近くのホテルに泊まりました。
夏季なのでまだ明るかったけど、ホテル到着は夜と言っていい時間。
私は明日に備えて近場をうろついてホテルで休みたかったのに対し、夫は散策希望。
というわけで別行動を取ったところ、途中で降った雨のせいもあり夫の帰宅は22時以降。
少しむーんとしつつその日は就寝。私はカメラを持ち歩かなかったので写真はありません。


日曜日の朝
パン・オ・ショコラ、クロワッサン、バケットという炭水化物メドレーの朝食にクラクラしつつ
小雨がぱらつくなかちらりとサン・マルタン運河へ。
運河と、その両サイドにある小さな公園のすごくシックな遊具も気になりましたが
まず目を奪われたのはフランス特有?の街並みでした。
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グレーの屋根、ペールカラーの壁、黒い鉄製の小さなバルコニー
そこにきれいに植物が飾ってあるのがさりげなくおしゃれな感じでパリっぽさを感じました。
お花や、各建物の一階にあるカフェやレストランが赤を効果的に使っていたのも
アクセントになっていてまたよかったです。

そういえばエールフランスのCAさんの制服もネイビーベース、水色も時々で赤が挿し色でした。
(アクセサリーはパールで、制服は何パターンかある中から組み合わせて選べるようで超おしゃれ)

ところでシックな遊具とは↓のことです。ここの物は特に大人びていました。
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日曜日の昼以降
TGVに乗り一路ストラスブールへ。ここでも泊まったのはホテルです。
まずはかわいい街並みと評判のプティット・フランスへ行きました。
確かに半端なくかわいかったです。また、アルザスの名物料理はどれもおいしく
お昼御飯を食べ過ぎて夕飯が入らなくなるほどでした。
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プティット・フランスの後はクレベール広場の本のマルシェものぞいてみました。
絵本やマンガが多かったように思いますが手に取った「もしも僕がサムライだったら」という本で
お好み焼きに牛乳や魚を入れるレシピを紹介していて思わず大笑いしてしまいました。
(その後現地のムッシューが熱心にその本を読んでいたので試したりしてないか心配)

そんなこんなですっかり歩き過ぎてしまいその日は満腹なままだったこともあり夕食も食べずにホテルでうたた寝。
お店が閉まる時間に目が覚めてしまったのでそのままお風呂に入って寝てしまいました。
基本的に今回の旅行は一日20,000歩超のペースで歩きまくっていたので快眠でした。

今回の旅程

今回のフランス旅行ではパリ、ストラスブールコルマール、リクヴィルを訪れました。

6/8夕方 パリ東駅周辺
6/9 サン・マルタン運河、ストラスブール
6/10 コルマール、リクヴィル
6/11午前 ストラスブール大聖堂
6/11午後 パリ(エッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ通り、モンマルトル)
6/12 パリ(サン・ジェルマン・デ・プレ、カルチェラタン、ノートルダム大聖堂
ギャラリー・ラファイエット、パン屋さん)
6/13 パリ(マドレーヌ、シャンゼリゼ通り、パサージュ色々、マレ)
6/14 パリ(ベルシー公園、リヨン駅、バスチーユ、シテ島ルーブル美術館、ピラミッド、ガルニエ宮)

よく歩きました。
天気が悪くてあまり写真を撮れなかった日もありましたが
夫の物を借りるなどして順を追って行こうと思います。