オケコンといえば? Morton Gould Concerto for Orchestra
オケコンといって思い出される作曲は誰でしょうか?
やはりバルトークという人が圧倒的に多いでしょう。あとはヒンデミット、ルトスワフスキ、三善晃などの名前を挙げる人もいるでしょう。
Wikipediaの『管弦楽のための協奏曲』には30人の作曲の名前が載っていました。
ここの30人にもあがっていないのですが、20世紀のアメリカの作曲家であるモートン・グールドもオケコンを作曲しています。
1944年の12月1日にボストンで B.バルトークの「管弦楽のための協奏曲」の初演をモートン・グールドは聴いているそうです。バルトークの初演の2ヶ月後の1945年の2月1日に、モートン・グールドのオケコンの初演が行われました。
モートン・グールドがバルトークの作品に影響を受けてこの曲の作曲したのか、偶然同時期に作曲をしていたのかはわかりません。
モートン・グールドの作品にしては厳しめの音楽です。
もっともっとたくさんの人に聴いてほしい曲です。
オールバニ交響楽団 Albany Symphony Orchestra
デイヴィッド・アラン・ミラー(指揮)David Alan Miller
http://www.amazon.co.jp/dp/B0032BXPBA
DECCA 頽廃音楽(Entartete Musik)
1990年代にDECCA(デッカ)から発売され、マニアックな音楽ファンをうならせた頽廃音楽(Entartete Musik)シリーズというのがありました。
20世紀前半、ツェムリンスキー、ウルマン、シュールホフなど、ナチス・ドイツによって「退廃」の烙印を捺された作曲家の作品を甦らせ、20世紀音楽史上のエア・ポケットを優秀録音&演奏で公にした、刺激的かつ重要な名企画です。
日本では長らく絶版になっています。ボックスCDでもいいので再発売を願います。
https://www.discogs.com/ja/label/227727-Decca-Entartete-Musik