猫派が犬と住んでいる

犬を家族に迎えることなど考えてもいなかった犬シロウトの私が、ミニピンと暮らしてわかったこと

反対できなかった理由②

さて、

 

ふらふらとたどり着いたこの家。

入ってみると、

あれ?あれあれ?

なんだかすごく使いやすそうじゃない?

 

玄関入ってすぐ右の部屋は夫の仕事部屋に、

その奥は客間

(コロナ禍でいまだ使われたことはなく、

私の仕事部屋になりつつある)、

上の階は…と住むことが実際にイメージできたのです。

 

それまでは、ブランドマンションに住んでかっこよく、

住所を書くあらゆる機会にマンション名を

ボールドで書こうと思っていたりしたけど、

地方の一軒家で育った私にとっては、

やはり戸建てに住むということがすんなりと受け入れられたわけです。

 

こうなれば、欲しくなった時が買い時?

 

ーしかし、駅近1分のマンションで育った夫には、

階段を上り下りする、ということ自体がまず理解できず、

駅近とはいえ、駅から徒歩10分もギリギリ許容範囲で。

 

要するに決して乗り気ではありませんでした。

 

それでも価格的にも間取り的にも夫婦で折り合いがついていたのと、

彼にとって念願の…

 

 

 

…そう「イヌ」が飼える!!!

 

 

その1点と私へのやさしさによって、

平凡にも3〇年ローンを組み、

狭いけれども快適な我が家を手に入れたのでした。

 

ー次回、夫一路大阪へ。

ルッツと出会った日のことを書きます。

 

 

反対できなかった理由①

私には、夫が犬を家族として迎え入れたいという、

その主張に強く反対できなかった理由があった、

と書きました。

 

それはこの家を買ったことに深く関係している。

 

私に犬を飼う気がなかったのと同じくらい、

夫は家など買う気はなかったのです。

ましてや、戸建てなぞ。

5ナンバーの車を辛うじて駐車できるような、

小さな駐車場の戸建てなぞ。

 

我が家を購入したのは昨年7月のことです。

 

みなさん、共働きのおうちはどこもそうでしょうが、

ご他聞にもれず、

そのころ1LDKに住んでいた私と夫は、

ふたりで在宅勤務となり、

お互いのパーソナルスペースの確保に四苦八苦しておりました。

 

日本の住宅事情で在宅ってアンタそりゃないよ…

 

私たちもマンションの購入は、

これまで何度か検討してきたけれど、

ブランドマンションで6千万円のローンなんか、

きちきちで組むのなんか嫌だし、なー、

と決断を先延ばしにしていた矢先の、

この、コロナ禍。

 

どうすんべー、といつものようにふたりで

駅前のラーメン屋で昼食を済ませた帰り、

偶然目についた「現地販売会」の派手なチラシが貼り付けられた、

赤いコーン.....

 

まるで、ヘンゼルとグレーテル

撒かれたパンくずの後を辿るように、

私たちはフラフラとこの家にたどり着いたのでした。

 

 

 

 

 

 

なぜ、ミニピンと

同居している犬は、通称「ミニピン」という犬種です。

ミニチュア・ピンシャー

犬好きでもない私は当然知らなかった。

夫も知らなかった犬種。

 

ミニチュア・ピンシャーはドイツ原産のピンシャー犬種の一つである。

 レー・ピンシャーとも呼ばれる。

 愛好家からはミニピンと呼ばれ親しまれている。

 200~300年前にドイツで小害獣駆除を目的として飼育されていた

 ジャーマン・ピンシャーを小型に改良固定したものである。」

 ーWikipediaより

 

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見てよ、このスラリとした御足(ウチの子ではない)

夫は当初、留学中に彼の地で縁あって

共に暮らしていた、コーギーを家族に迎えたいと考えていたし、そう聞いてた。

コーギーといえばエリザベス女王の愛玩犬)

 

でも、コーギーって大きいの。

中型犬なのよ、10kg超も全然めずらしくない。

おまけに愛らしい♡形のおちりはふっさふさの毛に覆われております。

 

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おちり画像は自粛

私たちのキャパは超えてるんじゃあないか、

ということでいろんな犬種を見ていたところ、

夫とピンと来たのが、ミニ”ピン”だったわけです。

 

小型犬だし、

立ち姿美しいし、

短毛でトリミング不要だし、

賢そうだし、

あんまり被らなそうだし、

 

いいじゃん…と、大団円。

 

て、待って待って。

犬、全然飼う気満々じゃないすかー、って思うでしょ。

思うけど、違います。

夫が犬をお迎えするのに強く反対できない理由が私にはあったのです。

 

 

 

なぜ、犬と

そもそも犬を飼うことなど考えたこともなかった。

 

それなのに、私は夫と

8か月になるミニピンの男の子と暮らしている。

 

名は、あります。

ルッツという。

 

私にその気がなかったのだから、

「じゃあきっと旦那さんが飼いたかったのね」という話に

なりますよね。その通りです。

 

「じゃあきっと旦那さんが一生懸命面倒見ているのよね」

という話にはこれまた、必ずしもならない。

多くの場合、そうはならない。

我が家も予想を裏切らず。

 

このブログでは、

犬好きでも特別動物好きでもない私が、

ミニピンと向き合い、悪戦苦闘していく様を書いていきます。