迷子の衝動

好きな映画や音楽のお話を。Netflixの掘り出し物コンテンツも紹介します。

2019年 新作映画マイベスト10

もうすっかり年の瀬ですね。
今年は久々に新作映画マイベスト10を公開したいと思います。
もうソフトが出てる作品もあるので、年末年始お休みのお供にいかがでしょうか。
相変わらず、結構激しめのラインナップですが...。

では早速10位から!

 

10位 運び屋


映画『運び屋』特報【HD】2019年3月8日(金)公開

イーストウッドによる遺言のような映画なので、一抹の寂しさを感じる。
とはいえ、作品自体は相変わらず軽妙で、めちゃくちゃ面白く仕上がっているからすごい。
この調子でこれからもガンガン映画を作って突っ走ってほしい。

9位 バーニング 劇場版


「バーニング 劇場版」予告編

とりとめもない男女の交流が続くが、決して退屈ではなく心地よい緊張感と映像美があった。
現代に対する漠然とした不安や寄る辺なさ。
多様な解釈ができる映画だが、そこに監督自身の物語論が反映されているように感じた。

8位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド


映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』予告 8月30日(金)公開

1969年のハリウッドへタイムスリップしたかのように感じた。これぞ映画の醍醐味。
個人的にはブラッド・ピット史上最もかっこいいブラッド・ピットが見れたと思っている。

7位 スパイダーマン:スパイダーバース


映画『スパイダーマン:スパイダーバース』予告3(3/8全国公開)

超絶アーティスティックな映像にぶっ飛ばされた。
アニメとしてもアメコミ映画としても一つの到達点に思える。
すごく勇気をもらえた一本。一歩踏み出そう。スパイダーマンは一人じゃない。

6位 ブラック・クランズマン


ブラック・クランズマン - 映画予告編 スパイク・リー監督最新作

怒りの映画作家スパイク・リー渾身の大傑作。
娯楽映画としても超楽しかったが、怒りに満ちた衝撃のラストに鳥肌が立った。 

5位 マリッジ・ストーリー


『マリッジ・ストーリー』予告編 - Netflix

とにかくカット、編集にやられた。テンポが良くて心地よい。
Netflixで観たが、時間を忘れてしまうくらいのめり込んだ。
内容的には妻と二人で観て正解。序盤はやはり『クレイマー、クレイマー』を連想したが、想像だにしない感情にさせられ、泣いた。
なんなら1位でもいいくらいだ。

4位 旅のおわり世界のはじまり


前田敦子の涙が美しい…黒沢清監督『旅のおわり世界のはじまり』予告編

黒沢清監督の新たな大傑作。
異国を小走りで彷徨う前田敦子の一挙手一投足にハラハラドキドキされっぱなし。
彼女が「愛の賛歌」を歌うラストは今年屈指の名シーンだった。
個人的最優秀主演女優賞をあげたい。ベスト拷問マシーン賞も添えて。

3位 ハウス・ジャック・ビルト


『ハウス・ジャック・ビルト』予告編 6/14(金)公開

こう言うと人間性を疑われるかもしれないが、観ていてめちゃくちゃ楽しかった。
思い出すだけでニヤニヤしてしまう。
倫理も芸術も破壊してやろうとする様がとにかく痛快だった。
そして今年のベストエンディング賞は本作に与えたい。 

2位 CLIMAX クライマックス


11/1(金)公開『CLIMAX クライマックス』日本版予告

見るバッドトリップ。地獄のパーティーへ連れて行かれるライドアトラクション。
映画史に残るダンスシーンにガンギマリシーンが盛りだくさん。
鑑賞後は平衡感覚が狂い、胸やけを起こしたほどである。
映像の衝撃度とサントラのかっこよさは今年一番だった。

1位 アイリッシュマン


『アイリッシュマン』最終予告編

僕はまだ本作のラストシーンの余韻に浸っている途中だ。
マーティン・スコセッシがこのオールスターキャストの長尺マフィア映画で、本当に伝えたかったこととは、いったい何だったのか。
各キャラクターの人生に思いを馳せながら、繰り返しNETFLIXを起動している(遠い目)。

 

 

はい、こんな感じです!他にもいい映画いっぱいありました。
これでも今年はあまり映画を観れていないので、来年はもう少し観たいな。
それでは皆さん、良いお年を!

京都音楽博覧会2019でNUMBER GIRLを目撃した!

2019年9月22日、京都音楽博覧会2019にて、念願のNUMBER GIRLを観ることができました!

 

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さすが17年ぶりに再結成したバンド。お客さんの熱量がはんぱなかったです!

客層はリアルタイム世代の中年から、若い人まで幅広く、伝説のバンドの復活を目撃するため、全国から集まってきているようでした。

少しお話した方は広島、名古屋から来られてました。そういう私も福岡からの参戦です。

この日はずっと曇り空だったのですが、NUMBER GIRL開始前に土砂降りに!

ボーカルの向井秀徳さんが「なんかすんません」と言って始まりました(笑)

セットリストはこんな感じ

  1. 鉄風 鋭くなって
  2. タッチ
  3. ZEGEN vs UNDERCOVER
  4. omoide in my head
  5. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
  6. 透明少女
  7. 日常に生きる少女
  8. TATTOOあり
  9. I don’t know

omoide in my head』前に

「福岡市博多区から来ましたナンバーガールです。ドラムス、アヒト・イナザワ!」

が聞けて、感無量。モッシュと豪雨と合唱にまみれながら涙があふれ出てきました。

ほんとに生で聴けたんだなぁ。しみじみ。

 

もちろん、NUMBER GIRL以外の出演アーティストも素晴らしかったです。

とくに主催者のくるりのライブは圧巻でした。

ほんと京都まで行った甲斐がありました!

 

 

再結成したNUMBER GIRLを目撃しに京都音楽博覧会へ行ってきます!

実は今、京都に来ています。

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今回の旅行の目的は、NUMBER GIRL(ナンバーガール)。

そう、今年再結成を果たしたNUMBER GIRLを目撃したいがためです!


TOUR『NUMBER GIRL』 at 日比谷野外大音楽堂2019.8.18/プロモーション映像【WOWOW】

ファンになったのは18歳くらいの頃だっけな。

もちろん、もうすでに解散しておりました。

いつかこの耳で「福岡市博多区から参りました。ナンバーガールです。ドラムス、アヒト・イナザワ!」を生で聞きたい!

そう思いながら生きてきましたが、まさか実現するとは。

再結成ライブのチケット争奪戦、敗れまくっていた矢先、くるり主催の京都音楽博覧会に出ると聞いて、真っ先にチケットを確保しました。

もうすでに胸のどきどきが止まりません。

 

お願いだから、台風こないでー!


Number Girl - 透明少女 (Live from RSR FES 1999)

ラナ・デル・レイ『Norman Fucking Rockwell!』は2019年屈指の名盤だ!

9月に入って一番聴いているのはLana Del Rey(ラナ・デル・レイ)の新譜『Norman Fucking Rockwell!』です。 

ノーマン・ファッキング・ロックウェル!

ノーマン・ファッキング・ロックウェル!

 

ニューヨーク出身のシンガーソングライター。

2017年の前作『Lust for Life』も素晴らしかったですが、本作は新たな最高傑作と言っていいんじゃないでしょうか。

個人的には3曲目『Venice Bitch』4曲目『Fuck it I love you』5曲目『Doin' Time』の流れが最高です。

90年代に活躍したバンド、Sublime(サブライム)のカバーである『Doin' Time』のミュージックビデオがシュールかつ超キュート。


Lana Del Rey - Doin’ Time (Official Video)

このミュージックビデオ、58年のアメリカ映画『妖怪巨大女』のパロディなんですね。


Attack of the 50 Ft. Woman - trailer (1958)

実はこの映画、前々から観たいと思っていたのですが、レンタルに置いていないこともあり、まだ観れていないのです。

これは購入するしかないか...。近々お財布と相談して買います。 

妖怪巨大女 [DVD]

妖怪巨大女 [DVD]

 

『Doin' Time』のサブライムによる原曲も超良いので貼っておきます。


Sublime - Doin' Time/Summertime

今まで聴いたことなかったバンドなのですが、めちゃくちゃいいですね。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラピはブラピ史上最もかっこいいブラピと言っても過言ではないのだ!

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』をもう一度観に行きたいのです。


映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』予告 8月30日(金)公開

上映時間長くてなかなかタイミングが合わないんです。どちくしょー!

思えば160分間ずっと眼福でした!

69年ハリウッドなんて僕にとってはおとぎ話の世界。

タランティーノの映画愛爆発っぷりもすごい。

本当にずっと幸せでした。

ただ禁煙中の身には辛い映画でもあります。

今レッドアップル(タランティーノ映画に必ずと言っていいほど登場するタバコの銘柄)差し出されたら間違いなく吸ってますよ!

とにかくブラッド・ピット演じるクリフ・ブースが超かっこいいんです。

ブラピ史上最もかっこいいと言ってもいいんじゃないでしょうか。

ファイト・クラブ』のタイラー・ダーデンに匹敵、いや、越えたんじゃね?ってくらいかっこいいんです。

彼が69年のLAを、ラジオ爆音で疾走するんです。

乗ってる車はキャデラック・ドゥビル。

ふぅーっ!たまんねーな!

GTAグランド・セフト・オート)てゲームをご存知ですか?

このゲームで最高なのが、お気に入りのラジオかけながら、アメリカ西海岸を延々ドライブできるんですよ。

そしてこれが超気持ちいいの。

この気持ち良さを映画でも体験できるとは!

このシーンだけ延々とリピートしたい。 

他にも見所満載。

上半身裸でアンテナ修理したり、単独悪の巣窟に乗り込んじゃったり、ブルース・リーと喧嘩しちゃったり、ラストの無双っぷりがはんぱなかったり。

とにかく『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラピを刮目せよ!

あ、レオナルド・ディカプリオのことを何も言ってませんでしたが、彼も超最高です。

もちろん。あたりまえじゃないですか! 

あと、これから観にいく方はシャロン・テート事件とマンソン・ファミリーについて、最低限ウィキペディアで調べておくといいと思います。

いや、絶対調べてから観てください。

 

シャロン・テート#殺害事件の概要https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%88#%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81

 

チャールズ・マンソンhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3

 

さすがタランティーノ、サントラも相変わらず最高です!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド オリジナル・サウンドトラック

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド オリジナル・サウンドトラック

 

 

ピクシーズ『Beneath the Eyrie』が超かっこいい

ピクシーズの新譜『Beneath the Eyrie』が超かっこいいです。

ビニース・ジ・エリー

ビニース・ジ・エリー

 

僕がどれほどピクシーズが好きかということについては過去の記事を読んでいただきたい。

mamekuraken.hatenablog.com

本当にかっこいいバンドなんです。

とは言え、前作『Head Carrier』は正直あまりピンとこなかった。

パズ・レンチャンティンをベースに迎えてからライブはかっこいいけど、新曲はいまいちだった気がします。

しかし『Beneath the Eyrie』ではピクシーズらしさと新しさの両面が出ているようで、すごく嬉しくなりました。

絶賛ヘビロテ中です。

2月の来日公演行きてえ! 


PIXIES - On Graveyard Hill (Official Video)


Pixies Perform 'Catfish Kate'