fluentd for windowsなお話【その3 簡易導入編 追加】

前回、fluentd for windowsなお話【その3 簡易導入編】で fluentdのWindowsインストーラーを紹介しましたが、IEでダウンロードできませんでした。

 

 IEの方は、

MasayukiKiyota/fluentd-windows-installer のページの右サイドバーの「Download zip」からダウンロードしてください。

Zipファイルを解凍後、binaries フォルダの fluentd-0.10.42.msi を実行して下さい。

 

 

 

fluentd for windowsなお話【その3 簡易導入編】

もっと簡単に動かしたい人へ

その2を読んで「敷居高いな〜」と思った人はこちらを

fluentd-0.10.42.msi

 
fluentdを動かす為に必要なモジュールをまとめたインストーラーになっています
 

導入&使用方法

  1. 上記のリンクからmsiファイルをダウンロード
  2. msiファイルをダブルクリックして導入
  3. ※導入先は変更しないでください
  4. confファイルを自分の環境に合わせて修正(デフォルトではc:¥fluentd¥etc¥fluentd.conf)
  5. スタートメニューからrunfluentdを実行
サービスとして実行したい場合にはスタートメニューのinstallsvcを右クリックして管理者として実行することでWindowsサービスとして登録されます。
サービスとして実行した場合のログは、「c:\fluentd\log\fluentwinsvc.log」に出力されます。

fluentd for windowsなお話【その2 導入編】

fluentd for windowsなお話【その1】では GitHub上でWindows版のfluentd が開発されている事を書きましたが、実際に導入するにはどうすればいいかを書きます。

(大変そうだと思った方は、こちら fluentd for windowsなお話【その3 簡易導入編】)

 

前提条件

  • ruby 1.9.3-p429以降 
    導入ディレクトリはデフォルトの c:\ruby193 等スペースの入らないディレクトリ
    binにパスを通しておく
    PROXYを利用する場合には、set HTTP_PROXY=http://proxy.your.co.jp:8080環境変数を設定してください
  • Ruby devkit の導入
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Fluentd for windowsなお話【その1 初めに】

OSSの世界でホットな「Fluentd」をWindowsで動かそう

Fluentd: Open Source Log Management について詳しくはGoogle先生に聞いてもらうとして、Fluentd自体はRubyで書かれています。

ここで、「Rubyで書かれているのならば、Windowsでもそのまま動くんじゃない?」と思って試した人は、すんなりと動かなくてあきらめてしまった人が多いかもしれません。

 

現在、GitHub上のFluentdのリポジトリWindowsブランチがあります。

このブランチ上ではmasterに対してWindows環境で動かすための修正を行っています。

大まかな変更点

Windows環境では動かないもの(他のOSと挙動が異なるもの含む)
  1. 対応していないシグナル
  2. fork
  3. ファイルのI/Oとステータス周り
  4. その他もろもろ
Windows環境特有のもの
  1. Windowsサービスでの実行

※細かな変更点については、後日掲載します 

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WiX&WiXEditを使ってWindowsのインストーラーを作ってみた【その2】

WiX&WiXEditのお話

前回掲げた目標ですが、

  1. 必要なモジュールを展開する
  2. 導入先のディレクトリを指定できる
  3. 導入ディレクトリをデフォルトから変更した時に、中のスクリプトの変更を行う
  4. スタートメニューに登録する
  5. Windowsサービスへの登録を選択できる

1、4は特に問題なく実装できましたが、

WiXが標準で操作できるファイルはXMLファイルだけ・・・

VBScriptC++で作るしかないようです。(Msiext by dblock 等モジュール化されているものもあります)

今回の導入するモジュールの中にRubyがあるのでRubyで書いてもいいのですが、

これ以上余計なファイルは増やしたくない

 

1、4までできたし、一度公開するかぁ

 

WiX&WiXEditを使ってWindowsのインストーラーを作ってみた【その1】

最初に何故にWiX&WiXEditに触れたかというと、

他(Windows以外)のプラットフォームでとても有名なOSSWindows環境で動かそうとなり、動くところまではこぎつけたのですが「皆に使ってもらうには簡単にインストールできないとダメだよね~」という流れで今に至る・・・・

Windowsインストーラーを作成するのにいい物はないかとGoogle先生に問いかけてみると 、下の2つを発見

  • WiX ToolsetがXMLファイルを基にmsiファイル(Windows Installer用ファイル)を作成するツール群。
  • WiXEditがWiXが使うXMLファイルをGUIで編集するツール

 

WiXについてはマイクロソフトも出資しているOSSなのでOSSの配布にはもってこいかなと思い、色々ググっては見たものの日本語の情報が少なすぎるorz

「 まぁ、でも何とかなるか」と船を漕ぎ出すのであった。

 

用意したツール

参考にさせていただいたサイト

 

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