フェルン。

 

アニメ「葬送のフリーレン」を観て、

色々語りたいのだけれど。まずは、

 

フェルン。

 

可愛い。と思ってしまった。

一級の魔法使いでありながら、なにかにつけ「むー」と機嫌を損ね、

パーティの仲間であるフリーレンやシュタルクに、あたりちらす。

ありていにいえば、「面倒くさい女の子」である。

 

だけど、屈指の魔術スキルを持ち、実戦では一切の感情も抑え、地味な修行の成果を表出し、たんたんと敵を打ち倒す。そんな優秀な女の子の姿と、面倒くさい、いわゆるわがまま炸裂女子。の姿が重なったとき、多くの男子は不思議なことに、「可愛い」と受け止めてしまう。

 

20代くらいの若い男子は「フェルン可愛い!彼女にしたい!」などと考えているのかもしれないが。もし彼女がリアル妻になったとき、どんな惨劇となるのか、想像したことがあるのだろうか。

そんな時代をとっくに過ぎている今の自分は、このフェルンという女の子がこの先、おそらく「とても怖い女性」になっていくのかが手に取るように読めてしまうのだが、そんな自分ですら、やっぱりフェルンを可愛いと思ってしまうのである。

大変なことになるのがわかっているくせに、それでも惹かれてしまう。

男という存在は、ばかなのだろうか。

だが、それ以前に、これは神が生み出したプログラムなんだろうとも思うのである。

おそらくお互い、自分にないものにひかれてしまうように作られているのではないか。

 

そして、これは誰かが言っていたのだが、

当事者にとっては「悲劇」であっても、他人からみたら「喜劇」になる。

フェルンとシュタルクのつばぜり合いは、本人たちは真剣であっても、やっぱり観ている自分たちにとってはコメディになってしまうのだ。

 

自分の今も、たぶん外からは全てコメディに見えているのだろう。□

期待しないVer2.0

 

「期待をしない」ということを座右の銘としてきた。

 

これは概ね、

誰かが自分のために何かをやってくれる。ということに対する期待を、

限りなくゼロに近づけていく。という行き方だが、

これまでのこの行き方をVer1.0とみなしたとき、

今、新たにそれをVer2.0まで格上げしなくてはいけない気がしてきている。

 

「休みの日は、ぐっすり眠ることができる」

これまではそういう休み方をしてきたし、休みというものはそういうものだと、楽しみに、当たり前のように期待をしてきた。

だが、ここ半年以上、平日だろうが、休日だろうが、何かにつけて、たたき起こされるような朝が続いていると、ふと、ぐっすり眠ることができる機会なんて、これからの人生で、もしかしたら、もう二度と来ないのかもしれない。と、思い、絶望的な気持ちになった。

 

これからの人生は、ぐっすり眠ることができる。といった、自分の生理現象に関わることの期待すらも捨てて生きていかなくてはいけない。

ここにきて、期待しないという座右の銘はVer2.0に格上げされてしまうことになった。

 

人生というのは、生きるほどに、これほどまでに過酷になっていくものか。

修行で死んだら本末転倒だけど、ほんとうにいつ死んでもおかしくないくらい、過酷である。

修行を求める人だったら、「まってました修行!」とこの状況をワクワクしながら受け入れられるのかもしれないが、どちらかというと、「そろそろ修行なんて卒業したい」と思っている自分には、こえがひどくこたえるのである。

まさに、これこそが、シン・修行である。□

UT

ユニクロのUTにて

ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム、リリース。

 

大変すばらしいデザインなのだが。

これ、微妙に....否。もろに!ネタバレなのでは....!?。

だからこその、この秀逸なデザインができたのだとも思う。□

 

 

すぐれた上司

 

www.youtube.com

 

ミキティが、Youtubeで育児について語っていた。

 

「私はなにがやめられるかな、を探す」

 

「その子供が無事に1日眠りにつければいい

 

この人は本当に優秀な人、できる人なんだな。と素直に思った。

 

これは、サラリーマンの職場にもいる「優れた上司」の言動とほぼ同じである。

 

優れた上司には余裕がある。

優れた上司はアウトプットのところだけを、しっかり見ている。

そしてそれ以外のところは、部下の裁量に任せている。

本人にとっても、程よく手を抜いているから、疲れないというメリットもある。

どうしても大切なところを見極め、そこのみに力を注ぎ、それ以外は手を抜く。

優れた上司は、その切り離し方が絶妙である。

 

ミキティは、育児という仕事の中で、優れた上司としての仕事がしっかりできている。

きっと、頭がいい人なんだな。なにをしてもしっかりできる人だと思う。

 

対して、できない上司ってのは、部下を信頼できず、任せられず、全ての打ち合わせや、部下の作業のやり方まで監視して、干渉して、「やり方が違う」「自分の言うとおりにやれ」と口を出してしまう。

そんなの、部下にしてみれば、息が詰まってしまう。それほど信じられないなら、じゃあ一人でやったらいい。という気持ちになる。部下の心は離れていくばかりだ。

 

せめて、まかせられるところだけを任せて、どうしても任せられないと思うところは、自分でやるという折衷案。それができれば、優れた上司にはなれるだろう。

 

どの世界も同じだ。仕事にせよ育児にせよ、人間であれば誰であっても、できる人、余裕のある人と仕事をしたい。□