最近気づいたことver.20151229

Twitterをやっていて、自分では気の利いたことは言えてないんだけど、面白かったツイートのリツイートをよくやっているので、それが更に誰かの手でリツイートされたときに通知が来るんだけど、その時の話。

 

そういう通知が来たときにあまりよく知らない人とかだったりすると、何気なくその人のホームを見に行くのだけれど。で、昨日もそういう自分がリツイートした発言のリツイート通知が来ていて、なんとなくその人のホームを見て、共通の知人に1つだけ表示されていた。

スヌーピーbot

……え。なんかおかしくないか。この人はどこで、あたしがリツイートした発言を見たのだろうか。まず、その人のタイムラインには表示されないはず。フォローされていない人だから。あたしのリツイートを更に誰か(仮にAさんとする)がリツイートしたのをリツイートしたのだろうか。でもそれならAさんに通知が行ってあたしには来ないはず。というか、共通の知人がよりによって「スヌーピーbot」だ。じゃあ、検索した結果を見たのか。でもそれだと本人の表示が優先されるか、最新のリツイートが表示されるはず。あたしがリツイートしてからけっこうな時間もたっているし、リツイート数4桁の発言なので、後からリツイートしている人だっているはず*1。うーむ。謎だ(,,゚Д゚)。

 

という年の瀬。皆様、よいお年を。

*1:とは言え、自分がリツイートした後にどんだけリツイートされたかなんてわかるはずもない。おまえは今まで食ったパンの枚数を憶えているのか?(,,゚Д゚)

児童ポルノだのセクシーだのについてなんとなく思ったこと

えーと、内容としては、

うん、「セクシー」と「性的(セクシャル)」というのは明らかに違う概念になってきたのはよくわかるんだけど、どう違うのか説明するのって難しいよね(,,゚Д゚)matuken.wordpress.com 

の続きっぽいものになると思います。

 

話の元になるツイート、というかその図が削除されてしまったんだけど、美濃加茂市観光協会が「のうりん」とタイアップして作成したポスターにクレームがついて一部の掲示が撤回されたことに関して、どういうものがセーフでどういうものがアウトかという試案的なものがツイートされ、Togetterでもまとめられた(サムネイルにかろうじてその図の残滓が残っている)。

togetter.com

で、このまとめにもいくつか発言しているうちになんとなく思ったのだが。

 

まず。問題になったポスターについて。まずこのポスター絵について、「以前も使ったが全くクレームとかはなかった」「この絵はこのイベントのために描かれた絵ではない」「自分はエロいとは思わない」辺りを論拠にクレームを批判するのは、個人的にはあんまりよろしくないんじゃないかなーと思う。以前使ったといっても別にそれが免罪符なり無問題なお墨付きを得たというわけではないだろうし、このイベントのための絵でなくてもそこに使われたと言うことは事実だし、個人の基準をなんの説明もなしにして判断するのはちょっと危険だろうし。

では、そも、クレームに際して何が「エロい」と思われたのだろうか。

イラストの女性は、服装(作業着)の胸元が開いた状態になっている。で、頬が赤らみ目を潤ませ両腕を胸の下で合わせともすれば胸を持ち上げているようにも見える。

さて、ここで「このようなのは原作やアニメでの設定だ」というのも、擁護の理由として挙げられていたことを思い出した。上記のまとめでも「文脈というものがあり、それを無視してクレームするのはどうか」というのもある。で、確かにそれにも一理はある。しかし、それを理由としようとする場合には、その文脈がおおむね共有されている必要があると思う。例えば、駅や公園に裸婦の彫像が飾ってあったりしているのはエロくないのか、という話が良くあるが、あれらは彩色されていないなどもあるのだが、「そのような彫像は芸術であって、公共の場に設置されていてもよいものである」*1と、少なくとも現在の日本の社会では文脈が共有されている。

では、そういう文脈が共有されていない場合はどうなるのか。その場合、そこに描かれている表現や環境など、その絵が表示されている、そのことから得られる情報だけからしか判断されざるを得ないのではないかと思う。今回のポスター絵にしたも、例えば「このアニメにはこんな絵が出てくるんですよ」として出してこられたとしたら、それは「そのアニメの文脈とかを無視してある場面の絵だけを取り出して批判するのはどうか」*2と言えるが、イベントのポスターとしてあえて切り出してきた絵である以上、そこに描かれない文脈を理由に擁護するのは、やはり悪手だと思うのである。

うーん。やっぱりこの絵は「エロい」と思うし、それを「セクシーな表現」と言い換えても差し支えないと思う。

 

さて、ではクレームをあげてきた人たちは、「セクシーな表現」だからダメだといってきたのか。うーむ、本人達ではないから断言できないし、そうじゃないという人もいるかも知れないのだが、多分、「セクシーな表現」だからダメなんじゃなくて、「受容できないセクシーな表現」だからダメ、と言っているのではないだろうか。例えば、

togetter.com

にまとめられたうちのツイートにはこんなのがある。

 

ここで最初にあげたまとめでの「セーフな峰不二子とセフト(実質はアウトというような)な峰不二子の表現の違い」に戻るのだけど。

セーフな峰不二子は、身体の表現もさることながら、表情がまさに自信に満ちたような、少し意図的な表現に変えると、男に媚びていない、まさに「挑むような」感じの表情に読み取れる。対してセフトな峰不二子は、まさにおびえているような媚びてるような表情に読み取れるのである。

 

ではなぜセーフな峰不二子はセーフなのか、今回の「のうりん」ポスターはなぜアウトなのか、更に言うと、なぜ萌え絵は児童ポルノと見なされるとダメな表現だと言われるのか*3

煎じ詰めると、それは「セクシーな表現をしている該当者が、適切な自己決定によってそれを行っていると見なせるかどうか」と言うことではないか、と思うのである。

 

えーと、お前何を言っているんだ、絵の対象が自己決定によるってどういうことだ。そう言われてそうだな(,,゚Д゚)

うーむ。この辺りって、多分、諸外国で最近合法化されている売春の根本にある理屈、「成人が自己決定によって行っているかどうか」という点にも通じていると思う。「大の大人が、強制などではなく自分自身の決定で、安全で適切な環境で行う売春を、犯罪とするのはどうか」という奴ね。

で、従来の「性的である=Sexual」ということから概念が変わってきている「セクシー」ということは、この「成人の自己決定」というのがベースになっているとも思うのである。成人が、自分自身の決定で、最低限のドレスコード*4を守った上での自己決定での「性的=Sexy」な表現は両性共に許容されるべきものである。これは1960年代のミニスカート流行以降のファッションの潮流とか、スポーツとか様々な文化での「肉体の再認識」とでもいうべきルネッサンスの進行*5によりもたらされたものである。

この指向で重要視されているのは「成人の自己決定」であること、裏返すと、まだ自己決定できない未成人や、成人であっても強制されたりしたものについては、やはり許容されるべきものではない、いや、「成人の自己決定」による解放を却って仇為すものであるので、厳しく否定されるべきである、という状況になっているのが現在、2010年代の状況ではないかと思う。

 

そう考えると、欧米の異常なまでの児童ポルノとかSMBDへの嫌悪とかも割と理解しやすいんだよね。もちろん、リアルな児童ポルノについては実在の性的被害者がいるしその保護とか言うのもあるんだけど、自己決定でない(あるいはできない)性表現を認めることは、これまでの性解放、というか「セクシー」という概念を築いてきたものを崩壊させかねない。だから、実際に被害者がいるかどうかではなく、児童に見えるものや強制的ともとれる性的な表現は受容できないんじゃないかなぁ。

 

さて。では自分はどう思っているのかというと。

もちろん、実際の人物が(年齢に関係なく)性的表現などを強制されること、つまり「被害者がいる」ことについて許容できないのは当然の話ではある。ただ、萌え絵のようなものとかについては、TPO*6は考慮の必要はあるだろうけど、単にそれが許容されないポルノグラフィであるという意見には全く与しない。というか、「萌え絵」というのは、もしかしたら公的な場所への掲示基準の共通認識を将来にわたって変えていくかもしれないものとも思っている。

それと。未成人であってももちろん自我は持っており、成長するに従いそれは徐々に育ってくる。だからこそ、その成長譚は優れたコンテンツになるのであり、日本のマンガ・アニメが優れたコンテンツである一因はそこにテーマを持つ作品が多いことも考えられるのではないか。

 

そういえば、上記の話と同時に、こんなツイートがあり、大きな話題になった。

 この意見には全く与しない。吹奏楽器を男根の代用として安易に見なす*7点もどうかと思うが、なによりリンク先の「アニメスタイル」の表紙の少女達の表情をご覧あれ。強い意志にみなぎっているように見えないだろうか。これを単に脚の露出でポルノ扱いするのなら、それこそミニスカート流行以前の思想のままではないだろうか。

 

*1:ここで「エロくない」といわないことに注意して欲しい。エロいかエロくないかという点や基準の問題でなく、公共の場においてもいいことになっている、という点が重要だと思うのである

*2:児童ポルノ批判として今回出てきた「涼宮ハルヒの憂鬱」でみくると長門がまるで正常位のように倒れているシーンを出してきたのがあったけど、それこそまさにそういう文脈を無視して出してきている、あまりに酷い批判だったと思う

*3:言い換えると、なぜ児童ポルノはだめなのか、ということ

*4:女性の場合は乳首の露出とか性器の露出とかは、本当のプライベートな空間以外ではどこでもドレスコード違反になりますわな。

*5:そして、それは現在も進行中であると考えている。

*6:今回も、このポスター絵の公的な場所への掲示についてはこの話と別に検討が必要だと思うけど、また別の機会があれば。

*7:そもそも、楽器は女性名詞じゃなかったっけ。

詐欺にもならないspamのお話

今朝、といっても完徹明けの朝なのだが、メールをチェックしていたら、「Domain Notification;MATUKEN

*1 This is your Final Notice of Domain Listing - EXAMPLE.COM*2」というメールが届いていた。

サブジェクト見て、1つ心当たりがあったのが、そのドメインDNSからの金払え督促かな、と。いや、元々そのDNSは日本語対応していたフリーのDDNSサーバだったのが、流れ流れてどこかの会社に売られていき、日本語サポートもなくなり、結局付加機能はぜんぜんいらなかった(こちらのサーバも固定IPに変わったので、DDNS的な負荷もかからなくなっていた)ので、いくらかをドネーションして稼働しているはず、という感じの状態。なのでその方面で課金請求かドネーションのお願いを身逃していたか迷惑メールに入ってしまったのかなー、と思って本文を読んでみると、なんかおかしい。

ということで、その本文を、個人情報だけ変えて貼っておく。

Attention: Important Notice , DOMAIN SERVICE NOTICE
Domain Name: EXAMPLE.COM


Complete and return by fax to:
1-716-226-0733

ATT: MATUKEN
ADMINISTRATIVE CONTACT
MATUKEN
MATUKEN@EXAMPLE.COM
ADDRESS OF MATUKEN - ZIP
JAPAN
WWW.EXAMPLE.COM
Please ensure that your contact information is correct or make the necessary changes above

Requested Reply Before
November 16,2015


PART I: REVIEW SOLICITATION


Attn: MATUKEN
As a courtesy to domain name holders, we are sending you this notification for your business Domain name search engine registration. This letter is to inform you that it's time to send in your registration and save.

Failure to complete your Domain name search engine registration by the expiration date may result in cancellation of this offer making it difficult for your customers to locate you on the web.

Privatization allows the consumer a choice when registering. Search engine subscription includes domain name search engine submission. You are under no obligation to pay the amounts stated below unless you accept this offer. Do not discard, this notice is not an invoice it is a courtesy reminder to register your domain name search engine listing so your customers can locate you on the web.

This Notice for: WWW.EXAMPLE.COM will expire on November 16,2015 Act today!


Select Term:


[ ] 1 year   11/16/2015 - 11/16/2016 $75.00
[ ] 2 year   11/16/2015 - 11/16/2017 $119.00
[ ] 5 year   11/16/2015 - 11/16/2020 $199.00
[ ] 10 year -Most Recommended- 11/16/2015 - 11/16/2025 $295.00
[ ] Lifetime (NEW!) Limited time offer - Best value! Lifetime $499.00

Today's Date: _____________________ Signature: _____________________

Payment by Credit Card
Select the term above, then return by fax: 1-716-226-0733

EAMPLE.COM



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By accepting this offer, you agree not to hold DS liable for any part. Note that THIS IS NOT A BILL. This is a solicitation. You are under no obligation to pay the amounts stated unless you accept this offer. The information in this letter contains confidential and/or legally privileged information from the notification processing department of the DS 3501 Jack Northrop Ave. Suite #F9238 Hawthorne, CA 90250 USA, This information is intended only for the use of the individual(s) named above. There is no pre-existing relationship between DS and the domain mentioned above. This notice is not in any part associated with a continuation of services for domain registration. Search engine submission is an optional service that you can use as a part of your website optimization and alone may not increase the traffic to your site. If you do not wish to receive further updates from DS reply with Remove to unsubscribe. If you are not the intended recipient, you are hereby notified that !
disclosure, copying, distribution or the taking of any action in reliance on the contents for this letter is strictly prohibited.

 以上。ちなみに差出人は「Domain Services <notice@domainnotices667.com>」となっていて、whoisを見ると

   Domain Name: DOMAINNOTICES667.COM

   Registrar: ENOM, INC.

   Sponsoring Registrar IANA ID: 48

   Whois Server: whois.enom.com

   Referral URL: http://www.enom.com

   Name Server: NS1.DOMAINNOTICES667.COM

   Name Server: NS2.DOMAINNOTICES667.COM

   Status: clientTransferProhibited http://www.icann.org/epp#clientTransferProhibited

   Updated Date: 08-nov-2015

   Creation Date: 08-nov-2015

   Expiration Date: 08-nov-2016

 

>>> Last update of whois database: Mon, 16 Nov 2015 00:33:06 GMT <<<

(中略)

Domain Name: DOMAINNOTICES667.COM

Registry Domain ID: 1977314372_DOMAIN_COM-VRSN

Registrar WHOIS Server: whois.enom.com

Registrar URL: www.enom.com

Updated Date: 2015-11-08T14:43:31.00Z

Creation Date: 2015-11-08T22:43:00.00Z

Registrar Registration Expiration Date: 2016-11-08T22:43:00.00Z

Registrar: ENOM, INC.

Registrar IANA ID: 48

Reseller: NAMECHEAP.COM

Domain Status: clientTransferProhibited https://www.icann.org/epp#clientTransferProhibited

Registry Registrant ID:

Registrant Name: WHOISGUARD PROTECTED

Registrant Organization: WHOISGUARD, INC.

Registrant Street: P.O. BOX 0823-03411

Registrant City: PANAMA

Registrant State/Province: PANAMA

Registrant Postal Code: 00000

Registrant Country: PA

Registrant Phone: +507.8365503

Registrant Phone Ext:

Registrant Fax: +51.17057182

Registrant Fax Ext:

Registrant Email: 5EE781384EE84310A0BDD8FDE5B32BF1.PROTECT@WHOISGUARD.COM

Registry Admin ID:

Admin Name: WHOISGUARD PROTECTED

Admin Organization: WHOISGUARD, INC.

Admin Street: P.O. BOX 0823-03411

Admin City: PANAMA

Admin State/Province: PANAMA

Admin Postal Code: 00000

Admin Country: PA

Admin Phone: +507.8365503

Admin Phone Ext:

Admin Fax: +51.17057182

Admin Fax Ext:

Admin Email: 5EE781384EE84310A0BDD8FDE5B32BF1.PROTECT@WHOISGUARD.COM

Registry Tech ID:

Tech Name: WHOISGUARD PROTECTED

Tech Organization: WHOISGUARD, INC.

Tech Street: P.O. BOX 0823-03411

Tech City: PANAMA

Tech State/Province: PANAMA

Tech Postal Code: 00000

Tech Country: PA

Tech Phone: +507.8365503

Tech Phone Ext:

Tech Fax: +51.17057182

Tech Fax Ext:

Tech Email: 5EE781384EE84310A0BDD8FDE5B32BF1.PROTECT@WHOISGUARD.COM

Name Server: NS1.DOMAINNOTICES667.COM

Name Server: NS2.DOMAINNOTICES667.COM

DNSSEC: unSigned

Registrar Abuse Contact Email: abuse@enom.com

Registrar Abuse Contact Phone: +1.4252982646

URL of the ICANN WHOIS Data Problem Reporting System: http://wdprs.internic.net/

Last update of WHOIS database: 2015-11-08T14:43:31.00Z

って、1週間前に取ったドメインなのか。 で、まぎらわしく書いていてドメインの更新が来たのかと思ってしまうのだけれど、よくよく読んだら「うちのやっているドメイン検索エンジンへの登録」とか書いてるし、足が付きにくくなるようFAXで送れとか支持してるし、「これは請求書ではない」とかいってうまく逃げようとしているし(,,゚Д゚)

まー、インターネット関係の話で「今日がその締切当日です」なんてことはまずないけどねぇ。けっこう早いタイミングから早割とか言って、なんとか客の流出を防いでいるというのが現実的なところだし(,,゚Д゚)

てなところで。

ちなみに、このメールのおかげで、このドメインの自宅運営をあきらめてとっととクラウドサービスに切り替えて、ついでにドメインのネームサーバも移動してちょっと整理した(,,゚Д゚)

 
 

 

*1:本当は実名表記

*2:これも本当は別のドメイン

「本を愛する人」からノンフィクションライターが嫌われる理由

www.itmedia.co.jp

えーと、全部検証してるほど暇じゃないから、この記事の最後の7ページ目で出されている

「平成26年度の『周南私立図書館年報』を見れば、館外貸出登録者数の個人内訳で幼児は0%、小学生は4%にすぎず、23歳以上が81%を占めている。」

について。

周南市の人口構成で、小学生に当たる12歳までできっちり切れる資料がすぐには見つからなかったが、とりあえず2015年10月現在の地区別年齢構成別資料(

http://www.city.shunan.lg.jp/data/open/cnt/3/3248/1/juki10.pdf

 )の最後の合計のところを見ると。7〜9歳が3721人、10〜14歳が6578人で、足すと10299人。周南市の人口全体で147601人なので、人口全体に占める7〜14歳の構成比率はざっと6.9%。実際には中学生の13歳14歳が入っているから、小学生の構成比率だともう少し下がるはずで、それを考えると、幼児が0%であることによって若干個人内訳の比率としては上がるにしても、人口構成と館外貸出登録者数のそれぞれの比率に、そんなに大きな乖離はないと思うんだけどな。たぶん、市内の小学生の半数以上、結構な数字の小学生は登録していると思うよ*1
それに、これ「館外貸出登録者」だからね。未就学児対象の書籍を、それも図書館の本という丁寧に扱わないといけない書籍を自宅に借りていくケースって、結構少ないんじゃなかろうか。だからといって、図書館内で親や館員が読ませるというのは別におかしくないでしょ。周南市TSUTAYA図書館反対派の主張に異議を言おうとしたんだけど、ちょっと持ってくる数字の検証が足りていないよ。
というか、当たり前なんだけど、「館外貸出」だけが図書館の機能じゃない。書籍を読む環境を提供するのも、情報を求める人に適切なリファレンスとなることも、図書館の重要な機能だ。

仮にも小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞しているお方にこんなこと言うのもなんだけど、武雄前市長ことひわたんが「図書館に読みたい本がない」と言ったことをウラ取りもなく真っ正直に受け止めてそこから選書問題に持っていくのはあんまり筋のいい展開の仕方じゃないよ。まず、この発言が言うように、本当に武雄図書館には読みたくなる本がなかったのか、そこを検証してからでないと(そして #たけお問題 のクラスタの人たちはそれをとっくにやっている)、論立ての最初から間違えてしまう。それはノンフィクションを書く上での基本中の基本のはずだけどなぁ(,,゚Д゚)
って、それこそこういう人たちが「 #TSUTAYA図書館 問題」についてちゃんと調べて記事にまとめることをしなきゃ。そうしないと、「マスコミよりネットにいる一般人の方がよっぽどまとも」という評価がいよいよ固まっちゃうし、おいら的にはあんまりそれはうれしくないんだけどなぁ(,,゚Д゚)

*1:20151112112700追記。よく考えたら、「館外貸出登録者数」の数字を見ていないから、こんなこと言えるかどうかはわかんないんだけど、まぁ「思っちゃったんだからしょうがない」(C)爆笑問題(でいいのかな?)ので、とりあえず残しておく

いや、やっぱりおかしいだろう、「箪笥」って(,,゚Д゚)

先に断っとくけど、サンホラー*1に対しての批判だったり馬鹿にしたりとかという意図は毛頭ない。別に味方面するつもりもないけど。

なんか、TwitterのTLにやたら「箪笥いらねー」とかいうのが流れてきたので何かと思ったら、こんなツイートが流れてきた。

価格の感覚がやたらと自分の知ってるのとは違うので、なんだこりゃと見てみたら、本当だった(,,゚Д゚)

 

「9th Story Concert 『Nein』~西洋骨董屋根裏堂へようこそ~」Blu-ray & DVD発売決定!http://www.soundhorizon.com/information/index.php#news635

 

うーむ。まぁ最終的にこの「完全受注限定生産コンプリート超デラックス盤」に10万円払うだけの価値があるかどうかを決めるのは、購入するかどうかを検討する人がする判断だと思うし、「それでも俺は10万払って買う」という人をわざわざ止める奇特な精神は持ち合わせていないんだけど、さ。
それでもなんか納得できない、もっというと「てめえらいい加減にしとけよ」と思うことがいくつかあって。

小さなことから。
まずこのミニチェストという名の箪笥。完全手作り受注生産なのはまだいいとして(いいのか)、「メジャーデビュー10周年記念作品第1弾から第3弾までのデラックス盤がかろうじて収納できなくもない」ってなんだよそれ。レトリックとしても「かろうじて収納できなくもない」なんて言っちゃいかんだろう。

で、次。
通常版が1DVDで、スペシャル版が2BD。どういうこと? BD再生環境がない奴はアンコール部分*2見るなってこと? いや、自分の求めるクオリティがBDでないと再生できないって主張ならまだ分かるけど、だったら通常版も1BDでないとおかしいよな。この辺の不整合がなんだかなぁである。

そして。
おい。ポニーキャニオン。そう、おめーだよ、おめー。
初回限定盤だのジャケットのバリエーションだの、なんだかんだ言ってもそういうのなら、かろうじてCDなりDVDなりを売ってんだからまだいいよ。握手会チケットとか投票券とかいうのもなんだかとは思うが、まだCD本体の方が一応は価値がある売り方ではあるよな。
でもこの「完全受注限定生産コンプリート超デラックス盤」って、どう考えても価格構成の(そして製造コストの)大半はこの箪笥だろうが。そりゃ、アーティストや企画サイドはいろんな事考えていて、こんなこと言い出すこともあろうさ*3。極論でいけば、サンホラが(というかRevoが)インディーズで、自分が責任背負ってやるならいいよ。
だけど、作って売るのはあんたらポニーキャニオンだろ。メジャーがその図体でかい会社組織維持してるのは、こんな企画が出てきた時に「ちょっとマテ」って制御して、最低限でも言い訳できるだけの理屈と、なんぞあった時の社会への責任を用意するためだろうが(要約すると「コンプライアンス」ね)。それを今、いや、今じゃ遅い、情報解禁になる前になんで発揮できないのか。

俺、オサーンだから言っとくよ。
バブル末期、なんでこんな企画が通ったんだ、なんでこんなものが売り出されたんだ、今の時代から振り向いてみてそう思うこといくつかあるでしょ。これもそれよ。ちょっと考えれば、いや、考えなくても冷静になるだけでわかるけど、おかしいのよ。これ買うのは酔狂だし、そういう酔狂が好きな人がいるのは否定しない。でも、そういう酔狂な人だけでそうそう採算が取れるはずがないんだし*4、そういう酔狂な人だけを見た商売ってどこか破綻している。

ねー。これ、Blu-ray販売の形態じゃなくて、クラウドファンディングサイトで、全く同じ内容(1口10万円で見返りに3BDと事前上映会招待状と箪笥)で募ったらどうなるかねぇ。もちろん、そうなるとちゃんとした募集数と応募数は明らかになるし、このプロジェクト限定でも収支を明らかにしなきゃいけなくなるだろうし。それでも、サンホラーの支持でプロジェクト維持できるかねぇ。

まぁ最終的にこの「完全受注限定生産コンプリート超デラックス盤」に10万円払うだけの価値があるかどうかを決めるのは、購入するかどうかを検討する人がする判断だと思うし、「それでも俺は10万払って買う」という人をわざわざ止める奇特な精神は持ち合わせていないんだけど、さ(,,゚Д゚)

 

*1:「王国民」というらしい。田村ゆかりのところの「王国民」とダブりそうだからこれ以降も使わないつもり

*2:これも、本編11曲に対してアンコール10曲って何よ、とは思った

*3:すっげーバカだと思うけど

*4:パトロン的な大金持ちでもいれば別だけど

もうすぐ、ラグビーW杯も終わってしまう

ずっと前、はてなブログが始まる頃に名前確保だけしておいてずっと放置していたんですが、たまにこっちにも書いてみることにしました。然したる理由はなく、単なる気まぐれです。基本的なブログとしては「MATUKEN's Blog」http://matuken.wordpress.com というのがあって*1、そちらがメインブログではあり続ける予定です。こっちの位置づけは、今のところ、はてなブログの使い心地の確認だったり、気軽な文章の掲載場所だったり*2Twitterの引用とかがやや多い文章を載せたりするのかなぁ。気持ち的には、音楽屋さんがオリジナルアルバムの合間にたまに出したりするカバー集とかの企画もののアルバムっぽいです。

で、たまたまそのメインのブログを読み返していたら、ちょうど4年前のラグビーW杯について書いたものが見つかって。

終わっちゃったなぁ、ラグビーワールドカップmatuken.wordpress.com

4年も前の話なので、さすがにニュージーランドが優勝したことや、日本がカナダと引き分けたことなどは覚えていたものの、ほとんどのことは忘れてしまっていた。特に、トンガがフランスに勝ったことなんて本当にすーーーーっかり頭から抜けていた。いや、それだけで十分なジャイアントキリングだし、結局プール戦で2敗した、ということは得失点差で薄氷の決勝トーナメント進出だったフランスが、結果として準優勝だったというのは、なんというか、よくわからない国だよなぁ、フランスってば(,,゚Д゚)

とか言っているうちに、今回のラグビーW杯も、残すところ、今週末の準決勝と来週末の決勝・3位決定戦だけ。南半球が残ったといってもやっぱり決勝戦はガチガチに堅い試合になるだろうから*3、今週末が最後の盛り上がりになるかも知れない。で、もう次は4年後、日本大会か……。わー、本当に大丈夫か、JRFU(,,゚Д゚) そして、4年後、この歌を歌うのは、平原綾香なのかサラ・オレインなのかそれともAKB48なのか(,,゚Д゚)

 

World In Union

World In Union

  • ヘイリー
  • ヴォーカル
  • ¥250

 

ま、テストがてらの更新なのでこの辺で(,,゚Д゚)

 

 

*1:実はもう一つ放置したままのBlogがあるんですが、まぁそちらはどうするか、というのも少しは考えてたりはします。

*2:別にwordpress側に堅苦しい文章を書いているというわけでもないんですが。

*3:いや、アルゼンチンだけは違うかな、さすがに。