英語配列HHKBをDIPスイッチを切り替えずにMac/Winで共用する
MacとWinでなんとかディップスイッチを切り替えずに共用する方法を考えてみた。 Mac専用もしくはWin専用の場合は過去記事のとおり。
ディップスイッチの設定
Mac専用設定をベースにするかWin専用設定をベースにするか、もしくは新しい設定を考えるか悩んだ結果、Win専用設定をベースにすることにした。 Winは業務PCで使用することが多いので今以上に新しいツールなどを導入することをなるべく避けたかったから。 というわけでディップスイッチの設定は ↑↓↑↑↑↓ とする。 ポイントはSW5をON(↑)にすることで、Altキーと◇キーを入れ替えているところ。
Windowsの設定
alt-ime-ahk を常駐させることで、左◇キー(SW5をONにしているので内部動作としては左Altキー)でIMEを「英数」に、右◇キー(SW5をONにしているので内部動作としては右Altキー)でIMEを「かな」に切り替えることができる。
macOSの設定
Karabiner-Elements をインストールする。
[Simple modifications]タブの[Target device]で[HHKB]を選択して以下の設定を追加する。
[Complex modifications]タブの[Rules]タブで、画面左下の[Add rule]をクリックする。 表示された子画面の[Import more rules from the Internet (open a web browser)]をクリックする。
ブラウザを真ん中くらいまでスクロールさせて[For Japanese (日本語環境向けの設定) (rev 6)]右端の[Import]ボタンをクリックして設定を取り込む。
再び[Complex modifications]タブの[Rules]タブで、画面左下の[Add rule]をクリックする。 表示された子画面の[右コマンドキーを単体で押したときに、かなキーを送信、左コントロールキーを単体で押したときに、英数キーを送信する。 (rev 2)]右端の[Enable]ボタンをクリックしてルールを追加する。
まとめ
ノートPCの日本語配列キーボードと英語配列HHKBを切り替える
会社から問答無用で支給される日本語配列キーボードのノートPCを仕方なく使う。普段は英語配列HHKBを接続するのでWin10のハードウェアキーボードレイアウトを”英語キーボード(101/102キー)”に設定(設定方法はここでは省略)しています。でもHHKBを外して仕方なくノートPCの日本語配列キーボードを使うときもあり、そのときは日本語レイアウトで使いたい。そんな切り替えを解決してくれるのが ULE4JIS というソフトです。
動作OSは Windows Vista / XP となっていますが、いまのところWin10でも問題なく動作しています。 OSの再起動も不要で、ソフトウェアだけで切り替えできるのがスバラシイ!
HHKB後継機に期待すること
現在使用しているのはHappy Hacking Keyboard Professional Type-Sが2台。1台は職場に。もう1台は自宅に設置しています。自宅用にThinkPadを買ったけど、やはり指先はHHKBを求めてしまう。Type-Sが3台になるのはちょっと避けたいので、来たるべく後継機について期待するポイントをまとめてみます。
USB or Bluetooth
BTモデルの発売当初はいろんなところでチャタリングに関する話が出ていたが、最近は落ち着いたのだろうか。もちろんBTのほうがスッキリと設置できるのでありがたいが、USBでも電源供給だけでなく接続できるようにしてほしい。USBは底面に設けて、ケーブルを左右や背面から出せるようにしてもらいたい。そういえば現行のBTモデルはType-Sじゃないんだっけ?
DIPスイッチ
背面のDIPスイッチでmacOSモードやWindowsモードの切り替えやキーレイアウトの入れ替えをすることができるだが、これをソフトウェアで対応してほしい。これが可能になるとOSの横断がすこぶる便利になるとおもいます。
CapsLockキーをCtrlキーに置き換える
はじめに
買ったばかりのThinkPadの左Ctrlキーがスコスコする。左下Fnキーと左Ctrlキーを入れ替えようかとおもったが、Fnキーの使用頻度も高いので悩ましい。どうせなら使い慣れているAキー左の一等地に居座っている不良物件CapsLockキーをCtrlキーにする方法を探してみました。
Ctrl2cap
結論から言うと、Ctrl2capというユーティリティーを使います。開発者なら必ずお世話になるであろうSysinternals Suiteに含まれています。
使い方は簡単です。管理者権限で起動したコマンドプロンプトでCtrl2capを解凍したフォルダに移動して以下を実行します。
ctrl2cap /install
アンインストールするときは以下を実行します。
ctrl2cap /uninstall
おまけ
ちなみにThinkPadでこの設定を行うと、CapsLockキーのLEDが点灯しなくなります。Ctrlキーとして使用するときにチカチカされると目障りなので助かります。
ThinkPadの英語キーボードを認識させる
何年かぶりにThinkPadを購入しました。A285というAMD RYZEN PRO搭載モデルです。ここ数年はHHKBの英語配列に慣れてしまっていることもあり、英語キーボードにカスタマイズしました。ところが、どこで間違ったのか(そもそもそういう仕様なのか)日本語キーボードとして認識されているようで、自分で設定を変更する必要があるようです。
認識させるための設定変更方法は以下の手順。
[Windowsの設定]>[時刻と言語]を選択します。
[言語]>[日本語]>[オプション]を選択します。
[レイアウトを変更する]を選択します。
[英語キーボード(101/102キー)]を選択して[OK]。
あとはPCを再起動すれば英語キーボードとして認識されます。
Markdown PDFの中華フォント対策
Visual Studio CodeをMarkdownエディタとして活用しているとPDF出力するためにMarkdown PDF使っていたりしますよね。個人的には必須です。
ありがたいことに2018/04/15にめでたくバージョンが1.0.0に到達しました。PDF変換は node-html-pdf から puppeteer に変更になったようで、すっかり別物といった感があります。ヘッダーやフッターが出力されたり、右クリックメニューからPDF出力できるようになった(以前から?)のもすごく便利です。
WindowsでPDFが中華フォントになってしまった
職場のWindows環境で出力したPDFが中華フォントになってしまい、かなりあせりました。他の人の環境でも同じことが起こるのか確認していませんが、見過ごすわけにはいけません。さっそく対策です。
PDF出力のフォントを指定するためにやったこと
"markdown-pdf.styles": [ "C:\\Users\\<USERNAME>\\Documents\\markdown-pdf.css", ],
- CSSファイルにはフォントを指定します
body { font-family: "Meiryo"; }
- vscodeを再起動
これでみんな大好きメイリオでPDF出力することができました。
脱WordのためのAsciiDocという選択肢
仕様書などの納品対象となるドキュメントはWordを使うことが多かったのですが、ここにきてAsciiDocという伏兵が現れました。というか、最近になってAsciiDocの存在を知りました。
脱Wordしたい理由
- ソースコードと同じGitリポジトリで管理したい
- Gitでロックするの面倒(個人の感想)
- ドキュメントだけSVNに分けるってのも面倒(個人の感想)
- テキスト形式で差分を確認したい
- 最初から最後までWordの見出し設定に泣かされるのはもう嫌だ
やはりバージョン管理するんだから、コミットログのメッセージにだけに頼らず、テキスト形式で差分を確認したいです。
Markdownじゃダメなんですか?
普及率という観点ではブッチギリで優位ですが、如何せん方言が多いです。議事録やちょっとしたメモにはすごく便利ですが、仕様書というレベルの体裁を整えるにはちょっとパワー不足かもしれません。個人的にMarkdownはすごく好きです。
エディタは何を使うか
Visual Studio Codeを使いたいところですが、AsciiDoc系の拡張機能でデファクトスタンダードっぽいものを見つけることができませんでした。