今日の一枚。by mcn

好きな音楽をひたすら紹介していきます。

今日の一枚。 Kan Sano『k is s』

こんばんは。mcnです。

好きな音楽を紹介しています。(ほぼ自分の備忘録)

 

前回からかなり空きました。

2016年発売話題作を漁ってました。

24k今更ちゃんと聴いてハマったり(まじで1週間くらい8割ブルーノマーズだったりした)、星野源に今更ハマったり、nonameにハマったり、あ、2017発売だとアートリンゼイ聴きました。良い!(そのうちお勉強も兼ねて書きたいな)

聴いて気になったアーティストだだだーっと列挙してくのもありだなーとか。

 

 さてさて言い訳はさておいて。

 

 

今日も、2016年発売のものからいきます。

2回目の今回は、かなりかなり思い入れの強い、こちら。

 

Kan Sano『k is s』

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 2016年12月7日発売。

origami PRODUCTION所属のKan Sanoさん、5年ぶりのアルバム。

 

 

一言で言っちゃうわ、

本当に大好きこのアルバム。

全体通して、R&Bhiphopをベースに、popsやジャズの要素がバランス良くmixされている印象。

あと、Kan Sanoさん自身が歌う曲も多く収録されているのも特徴。

 

なにかの雑誌に、この作品でアーティストKan Sanoが確立された、的なことが書いてあったけど、まさにそんな感じで。

今までの作品を振り返ると、『2.0.1.1.』はピアノが押し出されていてキーボディスト感の強い作品だったり(雑な紹介で大変申し訳ないのですが、前提として、最高です)、『Bha』『Sunshine』でエレクトロニカに寄った作品だったり(同じく、最高です)、

前作も最高なんですが、

でも、このアルバム、それを遥かに超えて、素晴らしいバランス!!

 

 

まずは7inchでも発売された、この曲。

 C’est la vie feat. 七尾旅人

 

 

スネア&タンバリンとグランドピアノのビート・メロウなコード進行の裏にキラキラしたローズピアノ、七尾旅人さんの淡い歌声が印象的な一曲です。

 

私、このKan Sanoさんが奏でるキラキラサウンドがすごく好きで。

絶対に主役を邪魔せず曲に調和して、でも確実に、広がる情景や内包する気持を想像させる音。

音源でもそうなんだけど、Seihoさんとのバンドセットライブで衝撃を受けたんだよね。その話はまた、Seihoさんのcollapseを書く時にでも。(このライブだけで1記事余裕で語れます。笑)

 

 

『C’est la vie』とは、フランス語でこれが人生、という意味。

曲全体として、人生を歌っていながら、軽快さや自由さが共存しているなあ、という印象なんだけど、

これは『兵士A』のような社会的な作品、身の回りの出来事を歌う作品、どちらも産み出す七尾旅人さんだからこそ、両立できているのだなあなんて思ったり。

 

ちなみに今回の共演きっかけになった、サーカスナイトのremixも最高です。

サーカスナイト(Kan Sano remix)

 

 

 

 

 

 

 

あとねー、紹介しときたい。この曲。

ミルクティー(Bonus Track)

UAさんのカバーです。

なんだこの愛と温かみは、、、、。


カバーってことで、原曲の愛と温かみはそのままに、キラキラした気持を溢れさせた印象。

 

この曲、ちゃんとpopsの領域(しかも超いい曲)なのに、

ビートはhiphopだし、コードはR&Bだし、ピアノはジャズだし、、、こんなに自然にジャズやらブラックミュージックをpopsに持ち込んでるのって本当に凄いことだと思う。この曲に限らず、このアルバムの素晴らしすぎるとこってそういうところだな、て思います。

 

あとね、歌詞が最高です。

1番〜サビ〜2番まで。

 

心の地図にのってない場所へ
出掛けてくると君は言う
秘密の鍵を失くした時に
初めて逢える気がしてた

微笑むまでキスをして
終わらない遊歩道
震えてたら抱きしめて
明日までこのままで

夢のぶんだけ愛がうまれて
どこまで行けばいいんだろう
星の数より奇蹟は起きる
悪気のない ああ雲の裏

 

個人的に、アルバムジャケットが一番似合う曲だなあ、て思います。

 

 

itunesボーナストラックなんだけど、是非皆に聴いてほしい。AWA使ってる人もCD購入派も、とりあえずitunesで、聴こう!笑

 

 

というわけで、 track listはこちら。

01. Penny Lane
02. Magic!
03. Reasons feat. Michael Kaneko
04. C’est la vie feat. 七尾旅人
05. lovechild
06. Can’t Stay Away feat. Maylee Todd
07. Momma Says feat. 島村智才
08. LAMP
09. と び ら
10. Awake Your Mind
11. Let It Flow

12.ミルクティー(Bonus Track)

 

k is s (Bonus Track Version)

k is s (Bonus Track Version)

  • Kan Sano
  • R&B/ソウル
  • ¥1650

 

 

p.s. ブログ書くの、難しい!!(読みにくくてごめんなさい!)

 

今日の一枚。STUTS『Push'in』 

おはようございます。mcnです。

始めると言ってから約一週間が経ってしまいました。音楽を言葉にすることに慄きUPするのを躊躇い、でも、とりあえずとりあえず。始めます。

 

『今日の一枚。』記念すべき一枚目は2016年一番聴いたアルバムにしてみます。

 

このブログね、インスタで#今年の9枚 を書いてる時に意外と長くなったりして、これブログにしたらいんじゃないかとか思って始めた訳だけども。

 

その、#今年の9枚 の中でダントツで聴いたのがこれ。どん。

 

STUTS『Push'in』

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2016年4月20日リリース。

mpcプレイヤーSTUTSの初音源。

 

まあまずはね、この曲。

『夜を使いはたしてfeat.PUNPEE

youtu.be

 

うーん。泣いちゃう。

このワンループの哀愁漂うトラックも、PUNPEEのリリックも最高でしょう。

渋谷やら代官山やらに繰り出す際の高揚感、夜の何にも代え難い満喫感、朝の山手線内の虚無感、なんとも言えない気持、全て詰まっているなあと思うのです。

夜を使いはたして、て言葉もいいよね。

 

 

 で、これだけじゃないんだよね、このアルバム。

track listはこんな感じ。↓

01. Introduction -Pushin'-

02. Renaissance Beat

03. Furious feat. Campanella & KID FRESINO

04. Shadow feat. JJJ, KID FRESINO & DJ Scratch Nice

05. Treasure Box

06. Called Game feat. K.Lee & 呂布カルマ

07. Pushin'

08. Special Day feat. CHIYORI

09. Poolside

10. Sail Away feat. Alfred Beach Sandal

11. Cosmic Journey

12. 5th Dimensional Trip

13. 夜を使いはたして feat. PUNPEE

14. Rock The Bells feat. KMC

 

 

 

『Furious feat.Campanella & KID FRESINO 』

youtu.be

『Sail Away feat. Alfred Beach Sandal』

 

youtu.be

 

2曲だけでも、この音楽の懐の深さ。

 

アルバム通して、groovyなビートなことに変わりはないのだけど、

パンチが効いていて圧巻の『Furious feat. Campanella & KID FRESINO』、Dopeなのにゴージャスでソウルフルな雰囲気も漂う『Shadow feat. JJJ, KID FRESINO & DJ Scratch Nice』、ジャジーでラウンジな『Sail Away feat. Alfred Beach Sandal』、

客演のバラエティの豊かさ、それをものともしないSTUTSの音楽性の幅たるや。

 

 

 

ここまで客演が豪華だと、インスト曲が心配になったりするけど、そうじゃないんだよね。

youtu.be

youtu.be

跳ねたビートの上にホーンと木琴のラインが乗って上品さとコミカルさが共存する『Renaissance Beat』。これ、めっっちゃフロア栄えします。至高。

 

『Treasure Box』はミディアムなビートにジャジーなピアノとストリングスが特徴のラウンジな一曲。

この曲、客演モノの『Shadow feat. JJJ, KID FRESINO & DJ Scratch Nice』と『Called Game feat. K.Lee & 呂布カルマ』の間にあるんですが、HIPHOPな曲の間にこの曲を配置することでアルバムのバランスが良くなってるんじゃないかなあと感じます。

 

『Cosmic Journey』は、Dopeで浮遊感があって最高なんだよね。まず私、こういう生音デッドなスネアのビート・浮遊感溢れるエレピ・一番上に乗っかるエレクトロサウンド、みたいな音が無条件で好きで(笑)、そんな不安定なバランス感のある心地よい一曲です。

 

 

こんな感じで、充実感たっぷりの一枚です。

私は2016年、間違いなくこのアルバムを一番聴いたんだけど、その感覚は間違っていなかったようで、

後に7inchアナログ盤が発売になったり、タワレコ新宿渋谷アワード J-HIPHOP部門に選ばれたりと、2016年の話題作でもありました。

 

あ、しっかり6月のリリパも、12月のアナログ盤リリパも行きましたよ。笑

 

という訳で、必聴の一枚です。

 

Pushin'

Pushin'

  • STUTS
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1650