医学は数学したい

サイエンスが好きだった。

数学・物理・化学・生物、どれも楽しかった。

 

進路選択の時に、どれかに絞りたくないと思ってしまった。

弾き出した解が、「医学部に入れば、系統選択を回避出来るし、好き勝手に勉強出来るのでは?」だった。

 

医学部に入った。研究室ローテーションなどがあった。

細胞生物学の研究をした。

基礎医学臨床医学の授業も受けた。臨床実習も。

そこで気づいた。

 

「生物(としての医学)は面白い。だけど、今の理解の枠組みは面白くない。」

「大規模で複雑で不確実性を持った系を扱う手法を考えるべきだ」

 

化学に精通した友人と語らった。

「化学は面白い。でも、結局量子論が本質だって気づいた。」

化学は、物理に内包される、ということなのかと考えた。

 

数学・(数理)物理が好きだし、期待している。

「臨床の現場で、曖昧にされていることを、数理的に扱えたら面白いだろう」

「人体を、医学とは何たるやを、数理で描きたい」

 

「医学という分野が、数学を学習した果てを見てみたい」

 

 

やりたいこととやるべきこと。この二つを両立させるのは簡単ではない。でもその先に面白い時代があるのかもしれない。

局所的に似ているロジスティック関数

#import library
import numpy as np
import random
import math
import matplotlib.pyplot as plt
from matplotlib.animation import ArtistAnimation 
import scipy.sparse.linalg as spla
from scipy.sparse import csr_matrix, block_diag
from numba import jit
random.seed(314)
import matplotlib.animation as animation


i_p = np.linspace(0, 200, 100)
p_1 = 0.3/(1 + np.exp(-0.08 * (i_p - 65))) 
p_2 = 1/(1 + np.exp(-0.05 * (i_p - 100))) 
plt.plot(i_p, p_1, label = "before")
plt.plot(i_p, p_2, label = "after")
plt.legend()
plt.show()

局所的に似ている関数はいくらでもあるということか?

線形代数関連のリンク

https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~yasuyuki/suri2110.pdf

線形代数

作用素環論

無限次元のヒルベルト空間

量子力学

関数解析

量子情報

テンソル

符号理論

有限体上の線形代数

行列式

微分積分学

ヤコビアン

線形常微分方程式

連立一次方程式

ガウスの消去法

クラメルの公式

反復法

線型変換

次元

ジョーンズ指数

カテゴリー理論

極小値

平方完成法

円錐曲線

モース理論

格子点

整数論

作用素

対角化

ジョルダン標準形

計量

正定値内積

ラプラシアン

可逆な正方行列

乗法群

2次形式

 

https://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/2021-04.pdf

行列のグラフ

Markov 連鎖の定常分布

非負行列・確率行列

線形不等式系

整数行列

多項式行列

群表現論

 

 

Sylvesterの慣性則

実対称行列Aと正則行列Sについて、B=S^T ASとすると、AとBの固有値の正負のもののそれぞれの個数が一致する。

これを使えば、固有値を二部探索で求めることができる。A-λIの固有値について求めるのを、λを二分探索に従って変化させる。

 

 

面白い

 

 

ultimatum game、神経経済関連の話題メモ

最後通牒ゲーム ultimatum game

https://www.rs.tus.ac.jp/simokawa/economist20170606.pdf

お金を分ける割合を提案して、それを受け入れるか断るか他方が決めるゲーム。普通は少額でも得するなら受け入れるが、格差が拡大すると考えて高額でないと受け入れないという。

 

 

価値の時間割引と脳活動

符号効果:お金を得るのと失うのとで、重み付けが対称でない。

www.osaka-u.ac.jp

 

神経経済学

合理的判断が出来ないような装置。専門家のことを鵜呑みにする場合。

www.hitachi-hri.com

Ramsey理論と熱力学

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2405844023007685

熱力学における、(圧力、体積、温度)の3組が変化する様子を有限グラフに落とし込む。

そして、その状態遷移のグラフについて、熱力学的に許されるか否かという辺の向き付けや、ラベル付けを考える。

 

すると、Ramsey理論のように、何らかの三角形なり、クリークの存在を主張する議論と結びつけることができる。

また、Hamilton tourの存在について議論することもできる。

 

クリークが存在すると、熱効率との絡みや、熱機関などを考えることが出来て、実用的にも嬉しいみたいだ。面白い。

 

ja.wikipedia.org

逆行列関連のリンク

逆行列関連のリンク

逆行列の性質について、

・逆の逆はそのまま

逆行列の積について

w3e.kanazawa-it.ac.jp

 

 

逆行列の求め方

・掃き出し法 (Gauss Jordanの掃き出し)

・余因子

manabitimes.jp

掃き出し法のpdf

https://www2.kaiyodai.ac.jp/~yoshi-s/Lectures/LAlgebra/2010/LA_Inverse.pdf

 

逆行列の存在および一意性

https://www.cse.cuhk.edu.hk/~taoyf/course/1410/19-spr/notes/matrix-inverse.pdf

↑このノートは例も踏まえてわかりやすく解説している。

 

 

さて、逆行列の基本事項はわかったところで、その周辺を探索することにする。

・逆問題

測定結果から、直接測定できない量や分布などを推定する問題を、逆問題という。そして、その求める対象と測定した対象の間に線形写像があれば、線形逆問題という。

線形逆問題を求める際に、Moore-Penroseの逆行列なるものが使われる。

誤差や、データの構造についての知識がある場合、データへの当てはまりに加えて、別の損失関数を用意することで、より良い推定が出来るはずだ。

 

 

ところで、天体物理は観測量が十分に得られないことが多い。そこで、推定アルゴリズムを使うことになる。それが、Backus Gilbertの方法だ。

詳細は以下のpdfを参照いただきたい。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/mit/11/5/11_681/_pdf/-char/ja

en.wikipedia.org

 

・離散フーリエ変換

これも、実は逆問題と関連が深い。

ja.wikipedia.org

 

 

・unisolvent functions (n - )

どの点を取っても線型独立になるような(n個の)関数のこと。

例えば、1, x, x^2はunisolventである

en.wikipedia.org

 

 

ノイズのある状況での操作

https://hal.science/hal-01080093/document

 

それなりに面白いので、また勉強する。

 

 

 

ファジー制御と麻酔

link.springer.com

https://www.researchgate.net/publication/3206256_Fuzzy_Logic_Control_of_Blood_Pressure_during_Anesthesia

link.springer.com

https://www.semanticscholar.org/paper/Fuzzy-control-of-blood-pressure-during-anesthesia-Meier-Nieuwland/7ccddf5e89107022fddb6431167fdea362edf180

ieeexplore.ieee.org

ja.wikipedia.org

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca1981/12/2/12_2_200/_pdf/-char/ja

 

http://aisii.azc.uam.mx/mcbc/Cursos/IntCompt/Lectura15.pdf

ファジー論理について、集合論では0か1かという硬い判断をするが、

 

ファジー集合では、集合のそれぞれの要素について、0から1の値を返すメンバーシップ関数というものを用意して、軟らかい判断をする。

 

そして、メンバーシップ関数同士の演算(Max, Min, 1/2で反転)などによって、集合の和、共通部分、補集合などの演算を保つ事ができる。

 

このファジー論理を使って、麻酔の自動化をしようではないか、というのが、一つの流れとしてあるらしい。

 

ここで、麻酔科医は、血圧などのモニターをみては、

「ちょっと高い」「ちょっと下がった」などのファジーな関数を噛ませて、それぞれのメンバーシップの割り当て度を計算する。

 

そして、その組みに対して、麻酔薬をどれだけ入れるかを、

「めっちゃ入れる」「ちょっと入れる」などのファジーなアイデアがある。

 

でも、実際には、何らかの数値として、麻酔薬を入れる量を決めたいので、脱ファジー化という処理をする。

幾つか手法があって、重心法(center of gravity)や最大値平均法(mean of maxima)などで、数値を返すようにする。

 

医者っぽい処理を数学的に行うと、こうなるのか。知らなかった。

 

めでたし。