寝観音がチェスをする

女神coonelの観ている世界へようこそ。

ひとつの丸

生まれた日から

私たちは同じ数の「1日」を

今日もまだ続けられている

 

【ひとつの丸

二つに分かれて

生まれてきた気がする】

 

そんな話をしたことなんて

一度もなかったのに

同じことを考えてたことが

不思議だったけど

 

【死ぬ日も同じ気がしてる】

 

そんな風にいきなり言うから

泣きそうだった

 

君の中では確かに

私の中では確かに

 

いつでもずっとひとつの丸だったんだ

 

この世でひとつになれなくても

 

幼いころ手を繋いで

お家に帰ったあの頃みたいに

 

同じ日に死んで

空に一緒に帰ろう

 

愛というものが

愛というものが

 

あまりに当たり前過ぎて

 

君に言葉をかけることさえ

 

当たり前にできる事だと

 

思い込んでいたけど

 

愛というものが

 

あまりに不確かすぎて

 

君が目の前からいなくなることさえ

 

当たり前にある事だと

 

忘れてしまってた