問う
今 君は何を思う
無にした心で
この先 君は誰を想う
無を翻した心で
魂が知ってる
初めて好きになったのも
最後に好きだったのも
君だったなら
何かとても幸せだなと
ようやく気が付いたんだ
でも 知ってるよ
君もずっと僕のこと
心のどこかで好きなこと
形にならなくても
僕らは生まれた日から両想い
魂が知ってる
今は何も
今は何も知らない
だけどなぜかわかる
同じ靴を履いているように
分かち合える何かを
知っている 僕ら
愛というものが
愛というものが
あまりに当たり前過ぎて
君に言葉をかけることさえ
当たり前にできる事だと
思い込んでいたけど
愛というものが
あまりに不確かすぎて
君が目の前からいなくなることさえ
当たり前にある事だと
忘れてしまってた
無邪気な邪気
ああ まただ
この 爪のかからない もどかしさ
どうして もう少し
気をつけなかったんだろう
無邪気な 私たちは
無邪気な邪気に やられた
それは まるで
それは まるで 白い雲だった
青い空に浮かぶ 夢のような
やわらかさで 流れていった
そんな 人だった