5分間の魔法

日々生きてゆく。

朝のニュース

大西議院のヤジ問題について討論していた。

ガン患者の受動喫煙が如何に辛いものかって三原議院が語ってたのに対して、大西議院がぽろっと『ガン患者は働かなければいい』って言ったみたい。

Vが流れたあとでスタジオにカメラが戻って、でも司会もキャスターもコメンテーターも多分何言えばいいのかよくわからなかったんだろうな、当たり障りのないこと言ってて、でも枠はまだあったみたいでぐだって終わって……。

大西議院のこととかよく知らないけど、あの人の発言の後皆笑ったりしてたから普段からジョーク言ったりとかするような人なんだろうな。

なんとなくこの発言は、この人は『病気治療の為のお金を稼がないといけない』って部分に深い理解が持てないからしちゃったのかなって思った。裕福な家庭に育ったんじゃないかな。

つまり考えなしっていうか、想像力が、欠如していたんだろうね。

でもまぁ普段から失言することもあるんだろうけど、正直非公開のもののはずなのに音声ゲットしてそれをニュースにしてるのはどうなの?と思うよね。

例えばこれがマスコミの事じゃなかったら、スタジオの人達ってそういう小さなところ突っ込むのに、自分の局が入手した音声だから突っ込まないんだね~。雇い主には楯突かないのはつまらないな。

 

まぁ私は煙草吸わないし、でも家族は皆吸うからこどもの時からずっと『私がいる時は吸うのやめて』って言い続けてそれでも吸われてたから、完全禁煙になっていくなら両手放しで喜ぶけどね。

でも、これは特に話題にのぼってなかったけど、三原議院の『ガン患者には働く権利がある』と同じように、『喫煙者には煙草を吸う権利がある』から、権利権利ってそれだけを主張していくのは勿体ないなと思うな。もっとうまいやり方があるよ~。

あと初めて見たけど三原議院めっちゃ美人だね。

友情の計り売り

ある特定の集団の中で、熱烈な友情を向けられることがある。

それは何もないところから始まったり、相手の窮地を救って始まったり様々だが、私は向けられる好感に対して弱く、すぐ相手を懐に入れてしまう。

友好関係は滞りなく進む。集団の輪を越えて関係は深くなる。出会えてよかった、この関係を大切にしたいと言われ、私もそう思うようになる。

 

けれど終わりは訪れる。

集団関係がなくなった途端に消えてしまう。

密になっていた筈の友情が跡形もなく消え去り、すっと相手は離れていく。

 

私はこういった経験がとても多い。

全ての関係に対し、求められて始まるのに対し、相手が私から離れていく。

強要して傍にいさせた訳ではない、むしろ逆から始まるのに、最後には私の前から消えていくのだ。

そうした後は、とても悲しい気持ちになる。

所詮は会う機会が多かったから、その中で傍にいるのが一番ましだったからいただけなのだろうか。

はたまた、自分の知らぬ間に何かよからぬことをしでかしていたのだろうか。傷付けてしまっており、その結果去っていったのだろうか。

 

けれど私も、それを止める訳でもなく、理由を尋ねる訳でもない。

それまでの関係だったのだと悲しんで終わる。

そういう私の性質が、知られていたのかもしれない。

 

けれど、確かなことはある。

私はその時相手を大切に思っていた。それを態度に表そうとした。

千代に睦まじい仲でいたいと、そう願っていたのだ。