またトニに恋してる

ニコン大阪2/7夜行ってきました。

・以下ネタバレしかない

・その場のフィーリングで感想を書き殴っためちゃくちゃな文章

・恐らく記憶違いしまくってる

 

 

 

 いや……アタシ……まだまだトニセンに、坂本さんに恋してていいんじゃん!!!

 歌って踊れるかっこよくて色っぽくて面白いお兄さん(おじさま)達であり続けてくれてありがとう、トニセン……

 

 


Running to the top

 いきなり衣装が大優勝。全員黒のロングコートで、坂本さん赤、長野さん緑、井ノ原さん青のアクセント入り。ちょっと意外すぎてブチ上がっちゃったよ……


Honey

 イントロのライトが6色だった気がする


Shelter

 「I don't wanna miss you…」から始まるバージョン。バラード調のイントロの最後「帰ってくるから」の声が故意なのか偶然なのかちょっと甘く掠れてて、言葉では表しきれんような色気がもう……あんなんアカン……女をたぶらかす魔性の声や……

 「かっこいい」を擬人化したら目の前でShelterを歌う坂本さんになるんだと思った。双眼鏡を持つ手がずっとブルブル震えていた。失神者続出も誇大広告じゃねえよこんなの…全部かっこよかった……騙してくれたぶらかしてくれ坂本昌行〜〜

 自分のオタク人生でShelterを生で拝める日が来るとは思わなかったので感無量だった。今日からは生Shelterを見たことがある側の人生です。

 Shelterに限らず全編そうだったけど、音にのって首を横にクイクイ揺らすあの動きが絶好調でクソかっこよかった。好きなように音楽にのってるだけでかっこいいんだな、坂本昌行さん……

 例のダンスを真面目に踊ってる夕ドロがかわいい。最後はお立ち台の上で風を浴びながら歌う坂本さん、前髪が乱れてもかっこいい。曲終わり客席からフゥ〜〜↑↑の嵐。


20th centuryデス

 井ノ原さんがアコギを弾きながら3人で歌う。確かここでスペシャルくんたち(ピンクのお衣装)が登場していた。


挨拶(小MC)

 (´ε`)「(長野さんに対して)死なないでね、生きててね」って言ってなかったっけ?シリアスなあれじゃなくて笑いの文脈で。確かその前に(^▽^・)「飛びたい」みたいなことを言ってて、それに対してのコメントだった気がする。え、この時から伏線が張られていた…?

 MCタイム気がつくと夕ドロが喋るのを前向いて聴いてる坂本さんという構図になってたんだけど、スッとマイク構えておっなんか言うぞ…みたいにオタク(私)が察するのが楽しくも少し気恥ずかしくもある。

 どこかで坂長が井ノ原さんの言ったことに2人して膝に手ついて笑ってた瞬間なかったっけ?幸せを感じました。


風に預けて

 ちょっと原曲よりテンポゆっくりめだった?気のせいかもしれない。後ろにトニローのダイジェストが流れてた。

 坂本さんの「君は素敵だ」のビブラートの伸びよ……


新曲(太陽にユラユララ〜の曲)

 かっこよかった。ラップっぽかった。もう自分の記憶の吹っ飛び方にがっかりするしかねえよ…いや〜かっこよかった。


夕焼けドロップ

 新曲後ジャンケン→負けた坂本さんが椅子を片付けに行ってハケる、の流れでスタート。

 やった〜〜〜〜!!!!!マジで夕ドロやるとは全然予想してなかった!!昔の映像観てどのパフォーマンスでも夕焼けドロップの時って夕ドロも客席もめっちゃ楽しそうって思ってたから参加できて超嬉しい!!!サビの最後「ねえっ!」でペンラ振るやつずっとやってみたかったんだよ〜〜

 後の映像も2005のリバイバルになってた。最後舞台奥でワチャワチャ揉みくちゃになって退場(かわいい)。


新曲

 衣装替えした坂本さんが上手から1人で登場→歌っている間に夕ドロも登場。

 この辺りの黒衣装×色っぽい照明最高だった。激キショいことを言うけど尾びれがヒラヒラしたきれいな熱帯の人魚3体が美しく舞い踊る夜でした。

 坂本さん前髪ちょい長め(ビジュ激良)でこの辺りからだんだんセットが崩れてきてメカクレちっくになってるシーンが多かったんだけどそれがまぁ〜すんげぇ すんげぇ すんげぇ すんげぇ 色気

 長野さんのソロで「無限大のインフィニティ」(重言すぎる)みたいな、絶対間違えてるけどなんかそんな感じの歌詞なかったっけ……なんかround & round的な引っ掛かりがあっていいなと思ったんだよな……


新曲(ドキドキしてる)

 背景が昭和のネオンっぽい?歌詞も丸ゴシックで世界観があってかわいらしい感じの映像だった。

 1個前かこの曲か、ダンサーさんと絡みで踊るシーンで体をくねらせる坂本さんがお色気の概念だった。

 この曲だったかなあ?モニターに抜かれてる坂本さんが前髪をスッと直しててその所作に惚れました。


雨の夜と月曜日には

 黒衣装の上にアイドルっぽい厚手のコートを羽織り、中央階段で踊らず歌う3人。

 V6の最初のアルバムから「一番素敵だった頃にきっと出会えたんだ」はある程度トニセンも確信犯なんじゃないのかと思うんだよな……いやトニセンは今が一番素敵な頃だが?(水曜日への繋ぎもあってのこの曲だとは思うのですが)

 音源の坂本さんの歌い方はまだ素人のうまさが残ってる気がしてて、そこから27年経って今はこんな100%プロの美声を響かせてくれているんだなあ…と「今日は一人で」の高音を聴きながら思った。


水曜日

 自撮りカメラ演出。最初自撮りカメラに気づいておらず、見つめ合った夕ドロが今度は坂本さんと見つめ合っている…???と幸せ謎空間を錯覚した。

 長野さんの腕を指でテクテクして至近距離で見つめ合う夕ドロちゃんのくだりは予測可能でも「ヒュッ…」って漏れ出る息を抑えきれなかった。(生で見るとビビるぐらい距離が近かった)

 一緒に踊れて楽しかったな〜 最後にイケメン指人形にズーム(イケ指が入ってた箱になんか書いてあったんだけど忘れちゃった…)→実写の3人に変化、そこから映像で小芝居スタート。

 


ハイテクノロジーミュージカル(ひろしを飛ばせたい)

 映像、会議室で悩む3人。月曜日、水曜日ときて(´ε`)「ここまではいいんだけどなあ…」次の展開に悩んでいると(^▽^・)が「飛びたい」と言い出す。今回の会場じゃフライングは無理だよ、と宥める坂イノ、諦めないひろし。(会議室を飛び出す?みたいなくだりが確かあって)自分のフライングを回想したりする長野くん。公園のブランコに腹ばいで乗って飛ぶまねをする長野くんがあまりにも面白かわいかった。

 リハも(^▽^・)欠席、3本並んだスタンドマイクのうち誰もいない1本を寂しそうに見る坂イノ。

 (ここから会場での小芝居)バーに1人たたずむ(´ε`)、「長野くんを飛ばせたい」と悩んでいる。入ってくる(●●)を見た井ノ原くんが、長野くんのアクスタを慌てて水入りのコップに突っ込む。坂本さんの空模様のシャツを見て井ノ原さんが「いいこと思いついた!」的なことを言う。(´ε`)ひろしアクスタを取り出し→「あっ」という顔でコップの水を飲み「おいしい!」ここ一番デカい声で笑った。坂本さんの腕を引く(´ε`)、ここで袖引っ張りながら「こっち来て!」って言っててその言い方がまあかわいかったんだよ〜〜坂イノありがとう……

 (アクスタ出汁のくだり、2年3ヶ月も前のネタをあの人たちが覚えている(というか擦る)わけがないという信頼があるので、こないだのカウコンの時Twitterでアクスタ出汁エピソードがバズってたのを誰か(ありそうなのは井ノ原さんしかいないけど)見たのかなあという勝手な勘繰りをしてしまい、見るな!Twitterなんてゴミの掃き溜め見るな〜!!と絶叫しそうになったけど書籍イノなきで2ちゃんねる見てることを書いてたイノハラさんのことなので心配いらないか……と一人で完結した)

 (ここから坂イノは会場・長野さん映像) スワンボートを一人で漕ぐ長野さんに話しかける坂イノ(坂イノは水上に立ってるのか?)→坂イノ階段のぼる、翼の設計図へ。

 

翼の設計図

 替え歌(●●)「あの日のひろしを乗せている♪」(´ε`)「ひろしとひろしをつないで♪」あんなにも名曲なのに容赦なくネタ曲にされる翼の設計図ちゃん……

 途中から長野くん登場。サビで床に寝転ぶ長野くん、空と雑な合成をされ飛んでいるように見える。雑合成なので時々手足が透けるたびに笑いが起こっていた。背中に滑る台車?みたいなのを敷いて坂イノに(物理的に)滑らされる長野さん。

 終了後ちゃんと挨拶するトニセン、坂本さんのお礼が完全にミュージカルのそれだった。


本MC

 直前のコントについての話。客の「フウ〜」に(●●)「嬉しいような悲しいような」 スタッフさんから「あの小芝居のパートなんですけど…」って言われて恥ずかしい3人。(●●)「(スタッフさんに)真剣な顔で『あの小芝居のことなんですけど…』って言われるんだけど」(´ε`)「あれ年末から考えてんだからね!」でも小芝居じゃなく芝居って言われたらそれはそれで恥ずかしい。

 坂本さんから「(コント)もうやめていい?」って話が出ると客席「ええ〜」の合唱。(●●)「考えるの大変なんだよ!」

 坂本さん読売演劇大賞受賞おめでとうトーク岡本健一さんからすぐにおめでとうの連絡があったらしい。(ここの先輩後輩関係最近近くてうれしい) (●●)「(健一くんから)おめでとうって」(´ε`)「圭人が?」みんな笑ってたけど圭人なら(タメ口でおめでとうって)言いそうって言ってて和んだ。

 井ノ原さんの初仕事が大阪で光GENJIのバックだった話。8小節で出るんだよ〜って指示されてたけどカウントも分からなかったから大沢樹生くんが背中を叩いて教えてくれてた。ある日慣れてきた時背中に氷入れられて(´ε`)「こう(のけぞりながら)」舞台に出た井ノ原くん。(´ε`)「嬉しかったね〜なんて思い出もあるね」

 長野さんは大阪で番組(まほレス)やってる話。多い時で月3回大阪に行く、昨日の夜公演前も1本撮ってきた。

 SpeciaLくんたちの紹介。たこが好きなこうだいくん、アクロバット得意な林れんくん、岸くんに自己紹介を考えてもらった松尾くん、顔面担当和田ゆうきくん。

 (´ε`)も岸くんとこないだ話して「俺にも自己紹介ちょうだいよ」って言ったら「降りてきたら!」って言われた。

 SpeciaLの紹介後井ノ原さんもハケて坂長2人トークで(^▽^・)「岸ってあんまそういう感じしなくない?」(●●)「……そう?」が私の大好きなタイプの坂長(後輩の造詣に深くない)すぎて爆笑した、かわいい。ほんとにふわふわ〜とした会話。

 その後坂本さんがラウールと喋ったエピソード。ジムでロッカールームにデカい人がいると思ったらラウールだった。(●●)「ラウール?」(ラウ)「はい❤️」 「かわいいね〜」ってニッコニコだった(かわいい)。(●●)「どうやったらパリコレとか出られるんだろうね?」この辺で戻ってきた(´ε`)が「出る分には無理矢理でも出られると思いますよ、捕まるだろうけど…」パリじゃなくていいからランウェイ歩いて〜〜ヨウジ着て〜〜

 文脈を完全に忘れたんだけど、黙ってた坂本さんがなんか言おうとして口開いて(夕ドロの話がそのまま進み)また黙る…みたいな瞬間があってまーくんさん喋って!!って心の中で叫んだ。


素敵な夜

 井ノ原さんの「ミュージカルやりたい!」からスタート。井ノ原さんの声すごく飛んでてよかった……


red

 ずーっと真っ赤なライト。最初get nakedでもやんのかと思ってビビった。

 坂本さんがかっこよかったです(日記) この曲の坂本さんもうキマっちゃってるぐらい音に乗っててチョ〜〜かっこよかった……

 坂本さんてよく腿あたりにマイク握ってないほうの手を軽く開いて置いてるじゃん、指の開き具合がスマートでかっこいいやつ。2番で下手側にいた坂本さんがそれやっててオッ…(双眼鏡構え)してたらサビ直前で首を上に振り上げる坂本さんを双眼鏡でガッッツリ刮目してしまい、首の、おラインが、そんな!急所を!急所をオタクにいきなり晒さないでください!!

 後半で上手側バンドのそばに立ってる坂本さん、音が近くなったからなのかもう首のノリ方がめちゃくちゃイケてて自分がかっこいい人間であることを理解し切ってて大好きでした。大好きです。

 Running to the topといいShelterといいこれといいロックを歌う坂本昌行のかっこよさを堪能できて大満足だよ……


ミラスタ(V626ver?)

 確かこの曲前に短いトークが確かあったんだけどインバネスコートみたいな衣装で喋ってる坂本さんがマイク両方のおててで握っててとてもかわいかったです(一息)。

 ミラスタのCメロ今歌ったらエモいだろうなあ…と思っていたところを実際トニセンも間奏で「最高!」みたいなこと言ってて笑い泣きした。「若い僕らは未来で奇跡 誰とも違う輝きをやろう」を井ノ原さんがソロで歌って、坂長がそばで聴いてるの、すごいね、予言みたいな歌詞だ……


LADY, LADY, LADY

 黒コートを脱いでピンクのシャツ(後ろだけ裾が長い燕尾服風)に。

「愛するものを愛したい あなたは言う そうさ特別なことじゃない」と自担が歌ってくれることの心強さ……

 確かこの曲だったけど坂本さんとダンサーさんの絡み方こんなんコンチネンタルアメリカやんけ!!と一人ヒートアップしてた。

 坂本さんに重厚で分厚い生地の衣装を着て高級感たっぷりに歌い踊ってほしい気持ちと、これみたいなテロテロめで生地が薄く体のラインがはっきりわかる服を着てお色気放出しまくりながら踊ってほしい気持ちどちらもある。


Precious Love

 歌い出す前にボーカルなしのダンスタイムあり。原曲よりちょっと踊れる柔らかめのアレンジになっており、Precious Loveがこうなるのか〜!と大興奮でした。

 Precious Loveは一度生で聴きたかったんだ……「探し求めて in my love」の井ノ原さんのロングトーンに生で包まれちゃったよ……坂本さんの大フェイクをいつかいつか生で聴きたいと思っていたので感無量だった。


Best Choice

 grooveコンの時も思ったけどこの曲の坂本さんは水を得た魚だな……いつも美しい歌声が数段増しでパワフルになって、会場中坂本昌行の歌にビリビリ響く感じ。曲のキーもちょうど合ってる気がする。

 ソロダンスパートで長野さんがよくやる手振りと一緒に首を傾けるダンスをやってて、あ〜〜長野くんの踊りだ!って嬉しくなった。

 Precious Love前のダンスパート→Best Choiceというゴリゴリダンスタイムをこのライブ終盤に入れてくるトニセン(平均年齢49歳)やっぱおかしいよ……


オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ

 今聴くと、元々の歌詞の意味(夕ドロ→(●●))に加えてトニ→カミもイメージされた。特に「はずかしい思い出の歌 ふいに飛び込んでくる 何気ないはずのBGM 思わず手を止めて」車のCMでWAが使われたりしてるけど、そういうのも思い出しちゃった。

 バンド紹介の流れで(´ε`)「さあお客さんも〜」でトライアングルチリチリチリ…参加したけどすごくよくわからない面白さがありました。


ツラいチャプター

 泣いた。まんまと泣いた。いい曲……

 音源聴いた時から思ってたけど、やっぱり長野さんのキーに合ってる気がする。ソロの歌声すごく飛んでた。

 ちょっと現実で色々あったので…「笑ったね君はツラいチャプターを乗り越えたってことさ」で泣いた。全然まだ乗り越えてはいないのですがそのうち乗り越えられると思います。

 (気のせいかなと思ってるけど、(´ε`)ちょっと泣きそうな顔してなかった?)


恋はこれから

 セブネイセ~ブ~ンの声のなめらかさ。

 本編ラストでこれを歌うってことは、ファンとトニセンの関係もひっかけてる…と思っていいんだよね?まだまだ坂本さんに恋してていいんだっていうのが一番の感想だった。恋といってもリアコとか彼氏とかとは少し違ってて、舞台(物理的なものに限らず、エンタメのステージ全般)の上で坂本さんが演じる「坂本昌行」というかっこいい男に、そのステージを見ている間だけ恋してときめいてる一時的な状態の話なんだけど。結婚してもうそういうのは卒業なのかなって勝手に思ってたので、そういうときめき方をまだしてていいんだなって、正直うれしかった。

 ひねくれたことを言うと、別にアイドルへのときめきを恋(特に異性愛)のときめきになぞらえる必要があるわけではないとは思うけど、でもそういう「恋」的なわかりやすいものにときめく気持ちはやっぱあるんだよね……

 最後扇で終わった……

 


Can do! Can go!

 半袖Tシャツで出てくる3人。SpeciaLのほか、関西ジュニア+大光くんも一緒。

 半袖Tシャツでちびっこjrと歌う井ノ原さんの「パパ」の概念のような姿とうっすい体に今日一のリアコを感じた。ひねくれた感想かもしれませんがそりゃこの人を社長にするよなジュリー…とも思いました。

 階段上で腕を広げてジュニアにおいで〜する(●●)→ガン無視されてるのかわいそかわいかった……

 最初端っこにいた大光くんが呼ばれる→ステージの真ん中で爆踊りしててニコニコした。坂イノから「誰かあいつ連れて帰れ!」とちょっと弄られる大光くんにこう…「強いジュニア」を感じた。

 今日来た関ジュに7歳(!)の子がいる話。(●●)「まさか44個下の子と同じステージに立てるとはね」

 (´ε`)「今日が初舞台の子たちがいっぱいいるんだよ」「この中からスターが出ますからね〜」

 大光くんは仕事のついでとかではなくトニコンのために大阪まで見に来てくれたそう。(´ε`)「大光わざわざ大阪まで来てくれたんだよ」

 ちびジュの自己紹介で(^▽^・)「泣けてくる〜」って裏声で言っててかわいかったです。

 (●●)「(ちびジュが)牛乳の匂いして泣きそうになっちゃった」(´ε`)「せめてミルクって言ってよ」 誰かが(たぶん(´ε`)?)「俺たち牛乳じゃなくて焼酎の匂いしかしないからな…」言っててのけぞって笑った。


夢の島セレナーデ

 (´ε`)「トニセン再始動の時に作った歌です」

 2番で(´ε`)主旋律(●●)上ハモの時があって(「街は海を見る少年のよう〜」)そこがすごくきれいだった…

 聴きながらこの曲が発表された時期のことを思い出していた。トニセンが音楽活動するのかすら分からなかったからほんとに嬉しかったんだよな……あの時の自分に言ってやりたい、その後トニセンは今日までに新曲6曲リリースしてるぞ!どうだ!ざまーみろ!!


君の笑顔につられて

 曲入り前に井ノ原さんが「ありがとうござ↑いました↓」(熊本の野球少年のモノマネ)をやり始めて坂本さんもそれにのり始める。ニコニコしたまま乗らない長野さんに(●●)「ひろしはや↑らないの↓」 長野さん「次の曲は君の笑顔に…」がグダグダになって坂イノが笑っていた。やり直しの曲フリでオタクがフゥ〜↑したら「フゥ〜じゃねえよ」って言いながら曲が始まった。

 しみじみといい曲…

 

 

 

 なんというかたくさん笑ってちょっと泣いて、最後は「恋」させる気満々のコンサートだった。かっこつけてるかっこいいトニセンをこんなに大量摂取したの久々で、「かっこつけたい」って思っててくれてることが嬉しかったな……

 坂本さんに関してはね〜〜もうやっぱ世界一かっこいいよこの人……という気持ちだ。ミュージカル俳優としてキメキメの坂本さんもかっこよくて大好きなんだけど、アイドルとしてキメキメの坂本さんも私やっぱり大好きなんだなって……ロックナンバーでゴリゴリに踊る姿とか、自分の中のグルーヴに合わせて自由にのってる姿とか、ポップスを歌う時しか聴けない声音とか、ここでしか見られないものがたくさん詰まってる素晴らしい時間だった。

 

 ということで、今の私の気持ちです。トニセン大好き……

 

トニセン新曲「メイプルと君と」のリピートが止まらない

 書いてる間にもう新曲が発表されてしまったのですが、トニセンの昨年12/19配信の楽曲「メイプルと君と」が良すぎて再生を日課とする日々を過ごしています。全部いい!最高〜〜!!好みすぎてニヤケまくってしまうから外で聴く時口を食いしばっちゃってなんか顎の下痛いんだけどどうすればいい!?




曲の空気感について

 これ!こういうのトニセンに歌ってほしかったの〜!!のど真ん中すぎる……。TTTとかbird cageのような今までのトニセンの作品に感じてた魅力に昭和のロマンチシズムと絵本の世界のファンタジーを練り込んでおしゃれなポップスに仕上げました!!みたいな空気感が刺さりまくっています。


 曲と舞台って違いはあるけど、全体的な空気感は私がTTTに感じてるものと似てるなと思いながら聴いています。TTTの世界大好きなんですよ〜、あのミニマルで、でも3人がそのまま世界と繋がっているような不思議さもある、そしてビロードみたいな艶も含んだ世界観……。TTTのトニセンはいつもより不思議成分強めなところが好きなんだけど、この曲もそういう「ふしぎなトニセン」成分を大量摂取できてありがたいです。

 今までのトニセンの曲だとbird cage*1を思い出しました。どっちも夜の寝室に一人みたいな情景が思い浮かぶスローめなバラードで、伸ばし音が多用されてるおかげでトニセンの声のなめらかさが引き立ってるところが心地よいな〜と感じてます。全体的に柔らかい雰囲気ではあるんだけど「大袈裟なポーズで僕を誘う君は」、「パラレルと君と絡み合いながら」のようなちょっとどきっとする歌詞によって艶っぽく、そしてサビ前の少し不安定な和音(コード?)によってしゃれた仕上がりになってるところが両方の曲に共通する好きポイントですね……。


 そしてその中に混ぜられた昭和のロマンチシズムと子供の世界のようなファンタジーがたまりまへんのや……。
 まず昭和感について書いていきます。ナチュラルに上品に音と歌詞がキラキラしてるところに私が思う昭和っぽさがあるんですよ、歌詞で言うと「パラレルと君と絡み合いながら記憶を溶けていく」の色気と、「夢の中でまた夢を見て」「街を地図みたく空から見下ろしてみたいなら」の非現実的なロマンチシズムが同居しているところがたまらねえ〜……。昭和の歌謡曲ってそういう非日常的な艶っぽさが真正面から表現されてるところが好きなんだけど、同じテイストを勝手に感じています。「夜が星空を ah 海が風 ah 抱きしめるように 僕は君だけを抱きしめるために生まれて来たよ」みたいな。水曜日の「周る星の軌道は離れて近づく 遠く君が見えても変わらず想う」にも感じてたことだけど、こういう現実離れしたモチーフを歌った時のトニセン、なんかキキララとか池袋のミルキーウェイの世界観とかにも通ずるロマンチックさがあって好きです。(もちろん曲全体はもうちょい大人な世界観なのですが)
 音のキラキラ感で言うと途中で何回も出てくるウインドチャイムのシャララララーンってお上品なキラキラ、これが曲の一番いいところで一回だけ!とかじゃなくて何回も普通に曲の転換として使われてる大盤振舞いっぷりにニコニコしてしまいます。
 あとはイントロがもうほんとにほんとに大好き……ずっとヒュイ〜ンって鳴ってるシンセと控えめにリズム叩いてるコンガ?の軽やかな浮遊感に、前井ノ原さんがネクジェネでかけてた池田典代さんのDream in the street(アルバム含む)とか、あとはラジみたいな70年代シティポップみたいなテイストを感じすぎて。いやなんか真似とかそういうことじゃなくて、好きなアイドルが好きって言ってた時代の曲から感じた良さをその人たちが歌う今の曲からまた感じられたのが嬉しいって話です。

 そんな私が思う「昭和」っぽいテイストと相反するようにも見えて調和する、絵本や童謡の世界の素敵なファンタジーを感じられるのもまた良いのだ……そういう子供の世界のものってたとえ大人が作っていても想像や空想を大切に扱っているところに今見ても魅力を感じるんだけど、それって井ノ原さんの中にある世界観にも通ずるような気がしています。「街を地図みたく空から見下ろしてみたいなら」に昭和のロマンチシズムだけでなく童謡のような子供の世界もあるように聞こえてここがとても好きなのですが、それはありえない話を「こうなったら面白いよね」って積極的に膨らませていく想像力がある歌詞だからだと思ってます。
 あと全体的に歌い方に角がない感じも絵本の読み聞かせみたいで聴いてて心地よい〜〜「街のひねくれた地下道 行き止まり目指して」の「地下道」のところ、他はずっと微笑んでいるような長野さんの歌い方がちょっとだけ不安げで、絵本の心細いシーンを読んでもらってる女児(5歳)の気持ちになれます。


 で、最終こんだけオシャレなポップスになってて、なおかつどんな場所で聴いても似合いそうなところが!好き!! 夜寝る前、休日の晴れた日のお昼間、なんなら地下鉄のホームの椅子に座って電車を待ちながらとかでも……どんな場所でも時間でも今いる空間をちょっと良い感じにしてくれそうで、色んなところで聴きたい曲です。作曲者の冨田恵一さんがプロデュースしたキリンジのエイリアンズがあんなに名曲なのって、歌詞にあるような夜の情景だけじゃなくてどこで聴いてもその場所にムードを与えてくれるからじゃないかなと思っている(というかそういうところが好きな)んですが、それと同じ種類の魅力をメイ君からも感じています。




歌詞と歌について

 好きな歌詞: 全部
 ラジオで初めて聴いた時「井ノ原さん天才だよマジで……」の一言しか出てこなかった……イノなきでこの一文いいなって思うときのその一文で歌詞が全て紡がれてる感じなんですよ、本当に全部ツボです。優しくて想像力豊かで幻想が入り混じったふわふわした世界なんだけど、ほんの少し不穏なところが好きです、優しいだけの世界ではないけど確かに世界への愛があるところ……。

 歌い方についてはソロもユニゾンも全編脳みそとろけそうになる……上にも書いたけど伸ばし音が多いからトニセンの声のなめらかさをじっくり堪能できてしまうの、いいんですかこんな大盤振舞い……特に2番サビ「ここでお別れだ」の「わ〜」で3人の声がちょうど1/3ずつ混ざり合って誰でもない一つの音になっている様は何回聴いてもたまらない脳トロユニゾンっぷりで大好きです。



 歌詞と歌に関しては細かい好きポイントが多すぎるので刺さったところをつらつら書いていきます。

「暗闇から突き刺すようにどこかの誰かが見てた」優しいイントロからいきなりこの歌い出しでニヤニヤが止まらなくなりました。優しげな、小さい子供に語りかけるような調子でこれを長野さんが歌うの、いきなりほのぼのとした不穏さをお出しされてテンション上がってしまいますね……。「気のせいだとは思うけど」のぼそぼそ呟くような調子も好きです。

「どこかの誰かと繋いだ手 きっとそれはいつかの僕だよ」の坂本さんの低音から高音までなめらか〜につながる歌い方、ものすごく舌触りのなめらかなバニラアイスです(断言)。そしてこのパートを井ノ原さんが書いて坂本さんが歌っていることをずっと咀嚼していたい、ここ聴くとカノトイの色んなシーン思い出すんですよね……よっちゃんパペットを操作している坂長のこととか、井ノ原さんのフライング前に坂本さんがワイヤーつけて背中をポンって叩くところとか。坂本さんは小さな「いつかの僕」だった頃の井ノ原さんも知ってるんだなあ…って勝手に、あくまで勝手にエモを感じとってしまいます。

「街を地図みたく空から〜身を任せてね 大丈夫」初聴の感想、「ハウルの空中散歩?」でした。上にも書いた通り昭和の艶とかロマンチックさとか童謡のようなファンタジーとかが詰まってて大っ好きなフレーズです。ハーモニーの話になるけど「身を任せてね 大丈夫」の和音が絶妙に不安定で、体がふわっと浮き上がるようなゾクゾク感がたまらん……。

「パラレルと君と絡み合いながら 記憶を溶けていく」初聴で「絡み合いながら」って言った今??って混乱してしまった……。色気のある歌詞のような気もするし、ワクチンで高熱を出しながら書いたというその夢うつつが反映されている気もする絶妙なふわふわ感が好きです。

「よく噛んでみてね ほら飲み込んだら」の絶妙な不穏さメッッチャ良い!井ノ原さんがそれを想定したわけじゃないと思うけど、ペルセポネのざくろのように飲み込んだら不可逆な変化が起きそうな、それを語り手がわかっていそうな雰囲気を勝手に嗅ぎ取り、たまらねえ〜〜!ってジタバタしています。メイプル(シロップ)もシナモンもあんまり「噛む」「飲み込む」ってイメージじゃないから隠喩的な想像をしちゃうのかもしれません。

「明日もまた明日」の「ま『た』」「あし『た』」にかかってるクレッシェンドが気持ち良すぎる。ありがとうございます。

「オレンジの太いライン越えたら二度と会えない それはそうともう朝だよ」またここで「二度と会えない」とかいう不穏歌詞を入れてくる井ノ原さん好きです。「オレンジの太いライン」ってなんなんだろう……最初車線変更禁止のラインが浮かんでそれ越えたら違反だからなあとか訳の分からないことを思ってたけど朝焼けが建物か何かに遮られてできるラインなんですかね。それを越えた今日の自分は昨日までの自分とはもう違う(昨日までの自分に会うことはできない)けど、「それはそうともう朝だよ」と毎日僕は少しずつ変わりながら歌いつづけるみたいなことなんですかね……たぶん正解とかないんでしょうけどそんなイメージが浮かんで素敵だなと思いました。

「街のひねくれた地下道行き止まり目指して 見たこともないような扉開けても大丈夫?」「ひねくれた地下道」という言葉選びが!好きで〜〜す!!(未成年の主張)ここ長野さんのちょっと心細げな歌い方が良いのだ……。直前の歌詞で朝が来ているのにここは完全に夜の誰もいない道を一人で歩く光景をイメージして聴いています。

「パラレルと僕と巡り会えたとてそこにはいないのさ」ドッペルゲンガーみたいな、あるいはスターの虚像と実際に生きる本人の間の乖離を連想するんですけど、そういうちょっと突き放すような言葉を他のパートと変わらずやさ〜しく歌うのがたまらないですな……。

「戯れと仕事」のフレーズがこの曲の中で一番今の井ノ原さんっぽい!!と思いました。いやまあ全編井ノ原さんなんだけど、ここだけちょっと現実が滲んでる感じ。その後の「ここでお別れだ ふと振り返れば」上にも書いたけど「お『わ』かれだ」の歌声が綺麗に混ざり合ってて脳がやられる〜〜

 大サビ最後の「昨日はまた明日」が1番の同じ場所の「明日もまた明日」よりかなり儚い感じで、これから眠りに入るような後味を残してるところがメイ君として完璧な歌い終わりだ……順番逆で最後が「明日もまた明日」だったら夜が開けて終わり!みたいなパワー感あるラストになってた気がするんですよ。井ノ原さんソロで歌い終わる曲で言えばkEEP oN.と似てる後味だな〜と思います、あれも幼い頃にトリップする夢見てたわ…って言って二度寝に入りそうなふよふよ感あって好きです。





 語りたいだけ語って満足できました。同時配信のツラチャプもよかった……あの曲調と歌詞はずるいですよ、トニセンずっと一緒に笑っててくれ……










 ここからあんまり楽しい話じゃないんですけど、配信の数字、今回タイアップもDL特典もなしで事前の宣伝もほぼほぼなかったとはいえ、なかなかこう……一オタクながら流石にそ、そうか……とちょっとなってしまいました。DL特典が付くか実物としてアルバムなりシングルなりが出るかしたらまあこういう数字にはなってないよなたぶん、とは思うのですが、じゃあ今この数字で実物を出せるかみたいなその辺ジャッジされたら正直怖い(実物いつか出るでしょ!って気軽に言えない)なとも感じるというか……。
 う〜〜んなんかこういうことを考え始めると曲を買ってる自分は正しいみたいな考えに陥りそうで嫌ですね。別に自分が間違ってるって思ってはいないですけど、特典もない配信シングルで曲自体はサブスクで聴けるとなった時にじゃあお金出す気にはならないかなって人も、それもまた突き放して言えば資本主義、というか消費活動の選択の結果であって間違いだと言う資格は私にはないよなって話です。
 あとなんか、やっておいて何なんだけどセールスを上げるために買うって行為が善だという刷り込みを自分に対して行いたくないというのもある……「自分のために」商品に魅力があって欲しいから買うが理想であって、「自担のために」買うって行為をあんまり肯定しすぎると最終的に自分のオタクとしての寿命を短くする気がしてしまうので……。だからまあ、複数買いはする時があっても買うという行為にあんまり自担のためみたいな意味を付与しすぎないように気をつけています。
 何の話だこれ?笑 結局結論は出ず、自分はこういうスタンスだと再確認するだけの話でした。




 あんまり楽しくない話を最後にしてしまいましたが曲の良さは何も変わらない〜〜メイ君大大大好き!!
 今回のシングルに限らずトニセンの今の音楽活動は「らしさ」が出てるな〜と思っておりかなり好きです。トニセンの現場の生バンド率の高さをみて楽器の音と一緒に歌いたい人たちなのかなと勝手に思っていたのと、昔からトニセン楽曲は楽器の音がいい曲が多い(季節とか)ので、それがそのまま続いているのが嬉しいです。*2
 先日届いたイケメン指人形が思いのほかデカく部屋で眺めてはニコニコしています。トニコン楽しみだ〜〜以上です!

*1:原曲というよりSU bossa mix

*2:解散後三宅さんの音楽は電子音系、トニセンはいわゆる「楽器」の音系の音楽にきれいに分かれたのが面白かったです 本当に色んな好みを持つ人が集まって1つのグループを26年作ってたんだなあ、と

三宅さんって天才なんだな

 ぼやぼやしてる間にツアーが終了しアルバムも発売されてしまいましたが、コンサート「NEWWW」行ってきました。"アイドル"のエンタメを2時間全身で浴びた結果、ぶっ壊れてしまいました。
 三宅さん、紛うことなきアイドルの天才だ……










 アイドルでいるために必要な能力、胆力、そして自分はこれまでもこれからもアイドルなのだという圧倒的な矜持を見せつけられた2時間でした。こんなにコンパクトで細身の体のどこにここまで強烈な熱量が詰まってるんだろうなと双眼鏡越しに思うぐらい、シビれるコンサートだった……

 アイドルに必要な能力ってニコニコ笑顔でみんなに愛される力(三宅さんはもちろんこの力も持っているスーパーアイドルなのですが)とかそういうのが本質じゃないんだなと改めて思いました。私が今回のソロコンの何に一番惹かれたかって、最初から最後まで「三宅健」というアイドルの世界観がコンサート全体を一本の糸みたいに貫いていたところなんです。軽やかかつなめらかさのあるスタイリッシュなステージに時々可愛らしさを覗かせる、そういう世界観がとてもくっきりと魅力的に感じられました。その世界を作っているのはステージの真ん中にいるこの人なのだと思うと、見せたい自分をはっきりイメージする力、そしてそれを自分のパフォーマンスも演出も込みで魅力的に具体化する力こそがアイドルの基盤なんだなあと感じられ……その上で三宅さんが見せたいものはオタク(私)が見たかったものと完全に一致していたのでもう無敵です。2時間ずっとこうかはばつぐんだ!きゅうしょにあたった!状態でした。

 その中でもアイドルとしての胆力と矜持をものすごく感じたのが「悲しいほどにア・イ・ド・ル」でした。泣きどころが大量に発生していたコンサート中で一番泣いたのがこの曲かもしれない。
 オープニングのHELLOでどうしたって7年前この曲を歌っていた6人のことを思い出さずにはいられず、分からないだらけでは去年三宅さんの隣に立っていた人の不在を感じずにはいられず、そんな感じでもしかして三宅さんめちゃくちゃV6のこと寂しいんだろうかと思った状態でこの曲を聴いたのですが、「虚像とリアルその狭間で俺生きていく」と虚実のボーダーを乱され、自分が感じかけた三宅さんの思いだって自分の脳内で作り上げた虚像であることを改めて思い出し、しかし「演じている自分も決して嘘じゃない」と歌い確かに「本当」もここにはあるのだと思わされたわけで……こんなんグチャグチャにならないわけないじゃないですか!?!?
 V6が解散して1年後のコンサートで、去年は6人だったのが今年は1人で、三宅さんは何を思ってるんだろう……みたいな、そういう受け手が作ってしまう物語まで全部ひっくるめてステージに上げてエンタメにしてやるみたいな胆力をもってここにいるんだろうかとか思ったら、なんかもうすごく泣けてきてしまったんですよね。
 個人的には三宅さんは割と自分の腹をかっさばいて見せるタイプのような気がしているけれども、その印象だって三宅さんが言う「虚像」であって私が勝手に作り上げたイメージでしかなく、本当か嘘かなんて私には分かりようがないわけです。でもそういう虚像を自分越しに見ることを肯定しているのかなあとか思うと、それを許すこの曲はやっぱりあまりにも強度がありすぎるんだ……。

 という感じでアイドル、エンターテイナーとしての怖いぐらいの能力と矜持に吹き飛ばされまくりました。感想を一言で言えばタイトルに書いた「三宅健さん、天才」でしかないんですけど、これは秀才(努力)に対する天才(才能)じゃなくて、常人に対する天才って意味です。あの美しい容姿を維持し続け、ソロ1発目にしてはっきりとした世界観を作り出し、アイドルとして愛や夢と希望を振りまいて生きていく覚悟を見せるってもう凡人には絶対できねえ。正直怖いとすら思うぐらいでした……なんていうか、そこまでするのをもしやめたって責めることはできるわけないよとも思った。でもそこまでやるのがプライドなんだとしたらそれを無視することだってできない、みたいなまとまらない感情をうまく言葉にできないままこの記事を書き殴っています。



V6の曲をやるということ

 曲数的にソロ曲だけではないだろうしV6の曲もあるかな〜、あるいは他のジャニーズとか全く別のアーティストの方の曲とかもやったりするのかな〜三宅さんのセンス楽しみだな〜ぐらいの気持ちでノコノコ有明にやってきた人間だったので怒涛のV6V6V6、V6連打に粉々にされました。三宅さんV6のことはちゃめちゃに大好きじゃん……知ってたけど……私も大好きです……。

 単純にV6やっぱいい曲多いわ〜!あ〜その選曲最高!!という気持ちで聴けた曲と、もうこれを歌うのは6人じゃないんだな……と過去を思い出してしまう曲の両方ありました。
 前者だと複雑なことを考えずサイコ〜〜つってレーザーまみれでブチ上がれたのは特にMaybe→SPARKですね。SPARKのサビ入り直前に眩しいくらいのライトが客席をバババッと照らした瞬間、これこれこれを浴びにコンサートに来てんだよォ〜〜!!って頭の中で叫んでしまいました。あとここのパートは衣装が最高でした。片身替わりみたいなパステルのショート丈ジャケットが見えた瞬間最高を確信したし、三宅さんがステップを踏むたびにパンツの裾がひらひらする様に見入ってしまった……。
 V6の曲を三宅さんがソロで歌うことで新しく意味が付加されていくような趣を特に感じたのは、Wait for You→PINEAPPLEの流れでした。「あの日々があったから今の僕がある」「遠くに居ても同じ時に同じ愛を生きているから」ってこのタイミングで聞くとすごく前向きに聞こえますね……ダンスについても、(確かWait for Youで)V6時代と同じ振りをフォーメーション変えてYOSHIEさんとシンメみたいに踊ってるところがあって、そこはシンプルにテンション上がりました。あ〜そうやって再構成するのか〜!みたいな。PINEAPPLEも坂本担としては1番サビで坂本さんが真ん中にいるイメージが結構強かったんですが、コンパクトな体型の三宅さんがセンターに立つとまた雰囲気が変わるなあとか思いながら見ていました。サビの「肌の匂い『も』」で腕を上げる振りがすごく好きなんですけど、とろみのある衣装のおかげで静止した後衣装がなびく感じがたまらなく素敵でしたね〜〜あとサビのフェイクとコーラス、坂イノがいたように聞こえたんですけど気のせい……?
 そしてミュージック・ライフは去年の3月4月ごろに聴きまくっては泣いていた曲だったのですが、今回は自分でも意外なほどすんなり盛り上がることができました。とにかく今この瞬間が楽しいんだ!!みたいなきらめきで目の前がいっぱいだった。解散発表の時は(というかV6のラストスパートまでは)「駆け抜ける鼓動 止まるまで 僕のミュージック・ライフ」の「鼓動」=V6にとっての心臓たる楽曲のビートで、「僕」=V6の心臓は楽曲の最後の一音が鳴り終わったときに止まる……というような解釈だったのですが、解散からほぼ1年経ちそれぞれの音楽活動を始めたメンバーもいる中でのソロコンで聴いてみると、そうか彼らのミュージック・ライフはV6後も続いていくのか、「鼓動」って多分ほんとにそのまんまの意味なんだなと思え、三宅さんのミュージック・ライフすなわち今を目に焼きつけなきゃもったいねえや!という気持ちでペンライトを振っていました。V6のラストスパートで、V6は終わるんじゃなく永遠になるんだなあ、曲を聴く人がいる限りその心臓は動き続けるんだなあと思えたことも大きいと思います。*1というか書いてて思ったことなんですが、現在の三宅さんがこうしてV6の曲をやっているという事実も、V6の心臓を動かし続ける行為の一つにあたるんですね……そう考えると今になって泣けてきました。そしてレーザーが確か元の歌割りのメンカラになっててオタクはもう感無量でした。

 大半の曲はそんな感じで三宅さんがソロで歌う新しい解釈を楽しむことができたのですが、オープニングのHELLO、(マジカペを挟んでの)分からないだらけは結構グサグサきてしまいました。*2上にも書きましたがやっぱり最初はどうしても6人でのパフォーマンスを思い出してしまったというか……自分が元々曲に向けていた視線が増幅された感じです。最初に自動音声の読み上げで「彼は今日は来られない、また今度行くと言っていました」みたいなメッセージがあって、その「彼」って誰のことなんだろうとか思ってしまいました。分からないだらけで確かYOSHIEさんが一旦ハケて三宅さん+ガールズ5人の6人で踊り出した時は、正直ちょっとびびった……マジカペで7人であることに少しホッとしていた自分がいたので……。ただgrooveコンのときとは確かに違うパフォーマンスになっているなと思いました。V6での分からないだらけは6人の境目が融けて1つの集合体が動いているような曖昧さがあって、強いて言うなら剛健の輪郭がぼんやりとその中に見えるようなイメージだったんですが、今回は三宅さんの存在がくっきり分かるような印象でした。だからその点でそんなにギュッとなったわけではなくて、「お別れさワンダーランド これからはなだらかな水のように」を初めて聴いた時の気持ちを思い出してしまったのがグサグサきた一番の理由かもしれないです。

 最後2曲(特にCrazy Rays)についてはちょっともう……言いたいことがありすぎるので下に別章を作ってつらつら書きました。Crazy Raysへの執着全開です。

 全編通して思ったのは、ボーカルが6人→1人になったことによって声のバリエーションは確実に少なくなっているはずなんだけど、不足を感じることがほとんどなかったな〜ということです。PINEAPPLEの「小さな肩が突然の雨に濡れないようにprayin' prayin' 祈るよ」とかは自分の中で元の歌割り(坂本さん)が結構強烈に印象に残ってるパートだったんですけど、足りないなみたいに思うことがありませんでした。三宅さんがモノマネをするんじゃなくて、ソロとして新しい歌い方で表現をしていたからなんですかね。去年のVery6 bestの分からないだらけでは少し他のメンバーの歌い方に寄せている(寄っている)ところがあるような気もしていたので、確かに1年経ってるんだな……と思うなどしていました。

 これを書いてる最中、メモアプリの中にあったクリスマス動画のメモをふと見返してたら「Q.宝物は?」に対して「V6でずっとやってきて、できた作品の数々」と書いてあってちょっと泣けてしまいました。三宅さんがV6のことを寂しく思っているかどうかとかはもう想像の範囲、自分が作り出した虚像を見つめるほかないんですけど、少なくとも三宅さんが今回V6の曲をやったのは、自分の宝物をファンに見せるようなことだったと思っていいのかな。宝物だから自分の中に大事にしまっておくってスタンスももちろんあるしどちらかというと自分自身はそういうあり方の人間だし、どっちが良いとかいう単純な話ではないのですが、やっぱり自分の大切なものをその作り手自身も宝物だと思っていると教えてもらえるのはとても嬉しい……。
(追記:アルバム特典で三宅さんがその辺り語ってくださっていたのですが、なんかもう〜〜作り手に愛された(現在進行形で愛されている)コンテンツを好きになれたこと、わりとデカい誇りだなと私は思いました)



49thの亡霊を成仏させてくれてありがとう

 意味のないドライブとCrazy Raysをやってくれたことに大感謝しています。私はV6の亡霊にはなっていない(と自分では思っている)けれどもCrazy Raysの亡霊にはなってやるからなと思ってこの1年生きていたのですが、こんな亡霊も無事に成仏できそうです。本当にありがとうございます……。

 映像の中の意味のないドライブでV6のボーカルが流れて「そういう演出か……」と少し戸惑い、歌い出しでこれ森田さんの声……?と頭の中が混乱し尽くした後に三宅さんのパートが始まって全てを察したオタクはペンラを握りしめたまま呆然と立ち尽くしてしまいました。三宅さん、「V6」でこれを歌ってるんだ……。2番はソロでやってくれてある意味良かったです。全部V6として歌われていたらもう狂っていた。私が入った日は2番の歌い出しを1小節ぐらい早くミスった三宅さんがあっ!というお顔をしており、大変可愛らしゅうございました。
 そしてそんな意味のないドライブからのCrazy Raysですよ!!もう完全にV6のオタクの選曲じゃん!!最初のドンデヂッドゥンディンクドゥクヂャカポコが流れ出した瞬間私の野性が笑って舌を出し、サビ前のアーアーアーデデッ!ドドンデデッ!!ッテ〜〜ではもうペンラを振りながら終わらないGroovin' stepにただただ浸っていました。正直嬉しすぎてほとんど記憶がないです。「雨粒みたいに飛び交い」(Hey!)のヘーイがめちゃくちゃ楽しかったことははっきりと覚えてる……。

 いやもうマジで嬉しいです。大大大名曲Crazy Raysをどうしてやらなかったんだよ!とはどうしても思っていたのでそれを成仏させてもらえたのもそうだし、正直コンサート映えという点では他の曲に確かに分があるよなあと思っていた意味ドラをやってもらえたのも嬉しかった。49thは近年で一番4曲全てがバランスのよい良曲で構成されたシングルだと思ってる*3ので、これで4曲ともコンサートのパフォーマンスを拝めたことにもう感無量でした。もちろんこれは三宅さんのソロコンであってV6としての披露というわけではないのですが、この曲はコンサートの美味しいところでパフォーマンスされる適性と価値があるよね、一回もコンサートでやらずに終わるにはもったいないよ、という気持ちがすくい上げられたように感じて、何よりもその嬉しさで胸がいっぱいになっていました。

 スター軍団49thシングルへの執着の話をしますが、キプゴがトニフィフでセトリに入ってWANDERERでも選抜されて、TLもトニフィフとgrooveコンの両方で(しかも全く異なるアプローチで)披露されて、それはめちゃくちゃ嬉しいんですよ。どっちもそうなるだけのパワーがある曲だと思ってるので。でもそれらの表題曲であるCrazy Raysも……Crazy Raysも絶対コンサート映えする曲やろがい……!!とギリギリしてしまう気持ちもあったんです。そりゃあトニフィフもgrooveも本当にお世辞とかじゃなく良いコンサートだったので、その中に入る場所があったかどうかって話なのは分かってるんですが。だから今回Crazy Raysが披露されて、思ってた通りコンサートでこの上なく輝く曲だなってことを確かめられた気がします。大音量でビートを感じるべき曲だよこれは……。嬉しすぎてもう都バスで帰ったよね。
 そしてその踊れる爆イケ曲集団49thシングルの中で唯一少し落ち着いた雰囲気である意味のないドライブについては、確かに優先してセトリに入るタイプの曲ではないよな〜と思っていた分、披露されたことが余計に嬉しかったです。コンサート映えというよりは日常生活の中で流してこそ映える曲、という自分の中での位置付けに映像がぴったりはまっていましたし、それに何より「V6」のボーカルが流れたというのがしみじみとありがたい気持ちだ……。V6へのエモとは関係ない話で、意味のないドライブのボーカルが大好きなんです。全員の歌の精度が高く揃っているというんですかね、どこを聞いてもそれぞれの声に応じたベストの歌い方が聞こえてくるみたいな成熟が大人のアイドルソングとしてあまりにも魅力的で、それはコンサートで聴いたときも一つも変わっておらず、三宅さん!意味ドラのボーカル私も大好きでごぜえます!!って気持ちになりました。



新曲めっちゃ良かったですの巻

 セトリの半分以上がV6の曲というコンサートではありましたが、全体を振り返って「良い時間だったなあ」と思えたのは新曲がほぼ初聴でも分かるぐらいキャッチーかつオシャレで、三宅さんが今後どういう方向性の音楽を突き進むのかよく分かったというのが大きい気がしています。ソロ1発目でこの路線を持ってきた三宅さんのこれからの音楽が楽しみでしかたない、未来の新曲も絶対ちゃんと聴いていきたい!みたいな。

 もうアルバムが発売されてしまいましたが、極力初見の印象を書いてるので大分解像度の低い感想になっております。

 Dreamy Realityは分からないだらけからの流れで夢か現か曖昧になっていくような感覚が心地よかったです。その分直後の悲しいほどに〜でいきなりメタの壁をブチ破られるみたいな対比も際立っていました。「横顔に引き込まれたまま」みたいな歌詞のところでちょうど鏡の中の自分を見るような仕草が(確か)あったんですけどそれを見て、あなたがナルキッソスか?もしそうなら水面に映る自分に見惚れて落ちてしまうのも頷けるな……とかアホなことを考えていました。

 Day by dayとDestinationは連続した曲順だった(+後々知りましたが曲の提供者が同じ方々だった)のでペアみたいな印象があります。どっちもサビがキャッチーで三宅さんの高音がすごく「アイドル」的なかわいさをもって響いてるところが好きですね……。Day by dayのド低音ラップにも痺れました。コンサートの後デスティネイッショーン↑だけが脳内でエンリピされるようになってしまい1ヶ月音源を入手できないという事実に絶望したので、MVが公開された際は非常に助かりました。

 PULSEは初見の印象で一番曲が好みだな〜と思いました。イントロでベースが前に出てくる曲は100%良い。確かこの曲で背景にいい感じの幾何学模様(語彙が終わりすぎている)が映し出されてたような気がするんですけど、こことか歪んだ鏡を使った演出とかが全部この上なくスタイリッシュで、ただV6のスタイリッシュさよりもよりエッジが効いていると言いますか、三宅さん個人のアートへの感性とかがより濃く出た「洗練」という感じがするな〜と思いながら見ていました。

 SUNSHINEについては、すいません聴きながら森田さんのことを考えてしまった……。いやだって「似てる人はいない」はずるくないですか?似てる人はあなたなんじゃないのか、もう似てないのかとかぐるぐる思ってしまいました。でも、そう思って聴く「あの日踊った鮮やかな過去に生きてたいのさ」はちょっとすごく苦しくなってしまうな……。

 Answerのサビの歌詞「勝てなくていい 負けなければいい」には、なんというか、ハニビを歌ってた人なんだなあと思ってぐっときていました。Answerの前?後?に完全シークレットの曲ありましたよね……?確か歌詞に夏風邪って入ってた記憶があるんですが、歌詞全体を聴いてコロナ禍の心情の曲でもあるのかなとぼんやり思っていました。


 と、こういう感じでそれぞれ個性と魅力のある曲たちでしたね。ちょっとまあ、1曲あえて飛ばしたやつがあるんですけれども……
 いやFALLやばない!?!?
 あれ合法でした……?
 冒頭の映像でえ…?緊縛…?と思いながら手のひらに爪を食い込ませ、焦るような怯えるような三宅さんの表情を見て下唇に前歯を食い込ませていたのですが、映像の時点でこれ以上食い込ませるものがなくなったオタクに目隠し状態の三宅さん登場は刺激が強すぎました。人って本当にすごいものを見るといくら好きなアイドルが目の前にいてもペンラも振れなくなるんですね。
 映像の中で三宅さんをがんじがらめにする赤い糸がその後客席に赤いレーザー(大量)として降り注ぐ演出も、映像の中の世界がホール空間に拡張されて自分が問答無用でその中の一員にされるようであれはすごく……入ってよかったです。映像で三宅さんを縛る赤い糸は執着とかそういうことなのかな〜と歌詞を聴きながら思ってたんですけど、赤いレーザーがこっちに投げかけられて、ワ、ワシらも縛られてるってこと〜!?って気付いてからはもう三宅さんの掌の上で踊る小さきいのちの気分でした。三宅健というアイドルからもう逃げられん……こわい……みたいな。
 シンプルに曲も好きすぎて途中から完全に脳内麻薬が出てました。三宅さんの日本語詞から最後もう一段階展開して盛り上がるみたいなところはもう気持ちよすぎてペンラ振るのも忘れて普通に体でリズムとってました。歌詞も曲もちょっとDOMINO的な怖さがあって、それにテンポ速めの疾走感がプラスされてる感じがたまらなかった……。







 記事を書いているうちに1ヶ月以上経ってしまいましたが、今思い出しても新鮮に楽しかった。MCも三宅さん単独だとアイドルの可憐さときみまろ的貫禄を備えた三宅さんのトークに振り回される会という趣きがあり、非常に幸せな時間でした。重そーなオシャ椅子を自分でMC用に持ってきておいて、「重いんだよこれ〜」ってぼやきながら自分で片付ける三宅さんが大変かわいらしかったです。あとタトゥーシールを貼った首元を見せるくだりはなんか約ネバみたいで興奮した……。

 三宅さんもトニセンもそれぞれのカラーが強く出た音楽活動に邁進しているし、森田さん岡田さんもそれぞれソロ活動があって去年と同じかなんならそれ以上の忙しさでいろんなお知らせがやって来るし、自分が思ってたよりずっとずっと良い1年を過ごせているなと最近嬉しくなっています。これからの活動も楽しみ!とりあえずトニコンとミナト町純情オセロ当たってくれ!ウワ〜〜!!
 

*1:謎ポエムを書きますが、V6のラストは停止ということではなく、最後の最後に限界まで加速することで第一宇宙速度に達してそのまま新しい加速度がなくともずっと周り続けることができるようになった類のそれと思っています

*2:マジカペはそもそも自分がフラットな感情で好きだった上YOSHIEさん登場に沸きまくっていたので割とシンプルに楽しくノれた

*3:次点は51stです、NOIZ厨だし他3曲もそれぞれ方向性の異なる良曲なので

V6がいない1ヶ月

 

 大好きなアイドルグループが最高に美しく幕を閉じて1ヶ月。私は心にぽっかり穴が空いたような気持ちで日々を過ごしている……ものだと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。思ったより元気にいつも通りの毎日を送れています。3月の発表を受けて泣いてる自分に、お前今絶望してるより全然幸せな気持ちで過ごせてるよ!元気元気!!心配すんな!!って教えたいぐらい。

 V6解散後の1ヶ月とこれからの長い時間について今考えていることを整理するために記事を書いていこうと思います。

 

 

この1ヶ月の話

 10月はもう自分の時間を最大限に使って悔いの残らないようにV6を追いかけようと決めて実際そうして、そしたら11月はゆっくりしよう、供給が一気にガクッと減るだろうから寂しくはなるだろうけどじっくり思い出に浸ろう……と思っていたのですが、あれ?なんか忙しくない?エッV-Landの映像多くない!?見切れなくない!?とかあわあわしてるうちに12月になっていました。現実が忙しかったのもあって11月が体感10日ぐらいで終わった、こんなはずでは……。

 11月を振り返ってみると、V6はもうここにはいないのに「なくなった」気がまだしていない、みたいな気持ちで過ごす時間だったなあと思います。もちろんJohnny's netのアーティスト一覧に「V6」の名前はもうないし、彼らがV6の一員でなくなったことは分かっているんですけどね。V-Landはあるし、グッズ・写真の注文だったり12個のシリアル特典申し込みだったりやることはまだまだあるし、渋谷のIKEA看板下の広告も15日まで残ってたし、それに何よりメンバーが11/2以降も普通にV6について話してくれるし……書いてて思うけどV6ほんとに解散した? 

 

 個人的に一番ほっとした、というか喪失感を和らげてくれたのは、11/2へと日付が変わってすぐの健ラヂでした。

 radikoで番組が始まるのを聴きながらFCと事務所HPにV6の名前がなくなっているのを観測してうめき、三宅さんの「ここからは個人の三宅健ということで…」という発言に応援の気持ちを寄せつつさ゛びし゛〜〜とまたうめき……そんなところに乱入してきた夕ドロコンビ!来たと思ったら秒で終わるインライ!ウルウルしてた長野さんを速攻いじるイノ健!ウワ〜〜!! そんな感じで沸いてる間に放送時間が終わり、後には最高の夜に対する高揚感とすがすがしさが残っていました。台風みたいにやってきて寂しさとか不安を全部吹き飛ばして、そして台風みたいに去った後はどこかすがすがしさまで残していってくれた夕ドロに感謝するばかりです。

 解散直後の一番寂しい瞬間にファンと同じ時間を共有してくれて、何のためらいもないかのように「元」メンバー同士で共演して、事務所を出た森田さんの名前も普通に出して、「健も俺たちのラジオ出ろよ〜」なんて言ったりして。そういう時間の全部が不安を一つ一つ解消してくれたおかげである意味で吹っ切れたというか、深刻にメソメソしてんのが(いい意味で)あほらしくなってきました。「生きてかなきゃいけないのよ、みんな」と井ノ原さんは言っていたけど、本当にそうですね。生きてこ! 生きてたらまたメソメソ期はやってくると思うけど元気にやってこ!

 とまあかなり元気になった状態で11/2以降が始まって、たまに寂しくなる時はあるけどやること(V-Land動画視聴)がたくさんあったりしたおかげでおおむね元気に過ごせました。ありがたいことです。

 

 

これからもの話

 そういう風に過ごせた11月があって、じゃあこれからV6は自分の中でどういう存在になるのかと考えたとき初めて、V6の解散が持つ自分にとっての意味(のようなもの)を見つけられた気がしています。

 

 11月に入っても、V6が解散しても、V6が作ってきたコンテンツを見るという行為は私にとって楽しいことのままでした。

 街を歩いているときや電車に乗ってるときにV6の音楽を聴くことも、家にいるときに歌番組・バラエティの録画とかコンサート映像を見ることも、雑誌や写真を見返すことも、そしてV-Landの怒涛の過去映像を見漁ることも、全部楽しいままでした。失われてしまったものを懐かしんで取り戻そうとする行為ではなく単純に楽しさを得る行為として、必要以上の感傷に浸らずにV6のコンテンツを摂取できる時間が、今もずっと続いています。

 そしてこれはたぶんこれからも変わらないんじゃないかな、と思います。いや、未来のことは分からないので、変わらないんじゃないかなと今のところ思えている、と言った方が正しいですね。美しくV6を終わらせてくれたおかげで、私はこれからも彼らを見て楽しい気持ちになれる。6人がV6からいなくなった後も「V6」というプロジェクトが人々(というか私)を楽しませ続けてくれている事実が、解散という出来事の、私にとっての意味だったのかなあとそこで思うようになりました。

 全部の物には必ず終わりがあるという避けられない事実に対して、V6は「終わらない夢を僕らは」という歌詞のように永遠を感じさせてくれたグループで、実際この人たちは本当に永遠をやるつもりなんじゃないかと思ったときもありました。でも何事にも終わりは来るわけで、その先にあるものが何なんだろうと考えた時想像できたのは、意図しない瞬間に終わる・もしくはゆっくりとフェードアウトしていくグループの姿で、そういう終わりを迎えた後に私はV6を楽しみ続けられるのだろうかと自問自答したとき100%頷くことができなかったんです。

 だから三宅さんが言うところの「一番綺麗な形で大切な箱にしまえる」ような解散という区切りによって、V6が人を楽しませるというエンタメの存在意義を(6人がいなくなった後ですら)果たし続ける存在になってくれたのならば、それはとても意味があるし、変な言い方だけど自分にとって価値のある解散だなと飲み込むことができました。

 こんなことを言ってますけど、ああ解散したんだ、もう新しい作品が公開されることはないんだなってふっと寂しくなることはあるし、どんなに美しくなくても醜くても続いて欲しかったって思ってしまう一瞬はやっぱりあります。でもあんなに美しく誇り高い幕引きを見せられて、そして自分がV6を楽しみ続けている今を見ると、もうあれがトゥルーエンドだったんだとしか思えないな……

 

 そんなことを考えて、V6はこれからも私に楽しい気持ちをくれる存在なんだなと今も思えています。これから見るV6も楽しみですね〜、だって26年分のコンテンツがあるわけじゃないですか。映像とか結構集めたつもりではいるけど自分の知らないコンテンツはまだまだたくさんあるわけで、V6というアイドルを新しく見つけて楽しむことがこれからもできるんだなって思うと、未来やっぱ捨てたもんじゃねえなとわくわくしてます。

 

 

 

これからはの話

 という感じで私はこれからもV6を楽しめるんだなあ、と思わせてもらって情緒を安定させていけた一方で、これから私はどうするんだろうとも考えながら11月を過ごしていました。これから自分がV6でない6人を見るとき、そして一番好きな人である坂本さんを見るときの距離感はこのままでいいのか、変わるとしたらどう変わるんだろうか。そんなことを考え続けていましたが、答えはまだ出ていません。

 自分の中で解散以降わいてきた疑問はたくさんあります。まず私はV6でなくなった坂本さんをこれからもアイドルとして好きでいていいんだろうか。俳優でも歌手でもないアイドルという存在に対する熱量をいつまで坂本さんに向けていていいんだろうか。それをやめるとしたら私は坂本さんを何としてどういう距離感で好きでいるんだろう、俳優?歌手?タレント?そんなことを考えながら過去の映像を見返してて、最初にこの人かっこいい!って思った10-11のカウコン(の映像が入ってる15-16カウコンの事前番組)の録画を再生したんですけど、

そんなにときめかなかったんですよね……なんでかって、今の方が全然かっこいいなって思ったから。

ま〜〜めでたいファンですこと! いや、初めて見たとき確かに衝撃を受けたんですよ。現実にこんな漫画の中から飛び出してきたみたいな素敵なおじさまがいるんだ!と思って。でも今見たら、え、もっとかっこよくて素敵なおじさまいるだろ……現在の坂本昌行さん……って冷静に呟いてる自分がいて、幸せオタクっぷりに笑ってしまいました。実際そう思えるのってめちゃくちゃ幸せなことですよね。いや〜11/26のワンディッシュの坂本さんマジで素敵だったんですよ、ゆる巻きがとれて久々にストレート気味になった御髪がとっても似合ってて爽やかかっこよかった。*1そんな感じだから、私が坂本さんに感じてたアイドルの魔法はまだ解けてないんだなと思って、そこにはちょっと安心しました。

 そう、坂本さんは今でもかっこいい、というか今がかっこいいんです。でも「かっこいい」こと=アイドルであることを一番に愛していい時間がV6の解散と共に終わったのではないかという不安がどこかにずっとあって、それが上記のような疑問を生み出しているんでしょうね。別に誰かをアイドルとして見ることなんて人から許しを得てすることじゃないんだから、「愛していい」とか「好きでいていい」とかいう文章自体がナンセンスなのかもしれませんが……。私は俳優に対してはその演技を、ダンサーに対してはそのダンスを、というように本人が商品としているものこそを愛するべきだという自分へのルールを作ってしまっているところがあって(マジの自分ルールなので他の人がどうしてても気にしません)、だから坂本さんがもうアイドルでないとしたら、そのキャラクターや「かっこよさ」みたいなものを一番に愛することは自分の中でだめになっちゃうのかな、みたいなことを考えてしまうんです。

 でも坂本さんがアイドルかどうかって、考えてみると誰が決めるんですかね。自分が決めるのは傲慢のような気がするし、第三者の意見は関係ないので世論では絶対ないし、でも坂本さんが決めるのかというと、どうなんだろう……。こっちの勝手な考えなんですけど、坂本さんって自分のあり方がどう呼ばれるか・捉えられるかを他者に委ねることに躊躇いがないのかなって思っていて。今年11月号の日経エンタで坂本さんは

「僕リーダーじゃないんですよ。あだ名です!」

と発言していて、他のところでもこういう趣旨の発言をよく耳にします。いやどう考えてもあだ名ではないだろ……とは思うんですが、最後の日の挨拶での

「こんな俺でもリーダーとみなさんが呼んでくれて、なんとか頑張って来れたのはここにいる5人のおかげです」

この発言も合わせると、自分がどう思っているかはともかく他者から「リーダー」と呼ばれるのを受け入れているということなのかなーって。今年11月号の日経エンタではアイドルであることについて

「皆さんが"大人のアイドル"という位置付けにしてくれているから成立している」

と発言していて、アイドルであることもリーダーであることも、他者が自分をそう呼ぶならそれを普通に受け入れる、みたいな考え方を勝手に感じています。それでいて「いくつになっても踊り続けます」と断言しているように、自分がどう行動するかという所についてはすごく強い芯があるようにも見受けられるんですよね、私はそんなところがたまらなく好きなんですけれども……。話題がずれましたがそういう理由で坂本さんが自分で自分をアイドルかどうか決めるのかがちょっと分からないなあと思っているので、結局答えは出ない、というぼんやりした感じの話になってしまいました。これからも坂本さんをアイドルだと思っていいのならば、そんなもんフォーエバーマイアイドルやが!?と叫ぶんですがね。

 答えの出ないこういうことばかり考えているので、これからの坂本さんに対する適切な距離感がまだ掴めていません。とりあえずマーダーを見て考えればいいのかな。まあ坂本さんの歌と踊りが大好きなのは変わらないし変えたくないから、いい距離感をしばらく探す期間だと思えばいいんですかね。別に距離を置くわけじゃなくて、今まで通り毎週ワンディッシュ見て新しく始まったGIFT for Xも見て雑誌も買ってマーダーも行くので、行動は変わらずに考えていくだけなんですけど。

 

 考えてて思うのはトニセンがどんな感じで活動していくのか分かったら疑問は一気に解決するということですね。トニセンはTTTをやるのか、アイドルとして活動することはあるのか。*2あったら嬉しいし、なきゃないでまた「分かった!」っつってちょうど良い距離感を見つけられるだろうし。

 トニセンは個人活動がメインだと最初から言われているので焦ったりはせず、個人活動を追いつつ適切な距離感というものについて考えながら、気長に生きてこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 10,11月の2ヶ月間はエブリデイV6フェスティバルみたいな感じで他のエンタメを全然摂取できていないので、だんだんと色んなものを見ていく状態に戻ろうと思います。11月を過ごして、私はこれからも楽しくV6を見られるなと安心できたので。

 見続けてきた大河をこの2ヶ月分ぐらい溜めてしまっています。最終回までには追いつきたい……

 

*1:最新の12/3もストレートで大変よろしかったですね

*2:私はTTTはアイドル・トニセンの舞台だと思っているのでTTT=アイドルとしての活動ぐらいに捉えているふしがあります

悲しくてもいいのかな

 永遠なんてものはありえないと分かっているのに、もしかしたら本当にそれがあるのかもしれないと錯覚させてくれる人たちだった、いや、そういう人たちだなあというのが、今の気持ちです。

 自分の気持ちに整理をつけるためにここから先の文章を書きます。





 あったかいもの食べてお風呂入って寝て起きて、一日経ったらちょっとは落ち着くかなあと思ってたけど全然落ち着いてないな!ワハハ!
 昨日動画を見てから、冷静な気持ちとエゴまみれの気持ちが1時間おきに交互にやってくるという感じがずっと続いてて、我ながらこんなに情緒不安定になれるもんなんだなって驚いてます。


 最初に6人の話を聞きたいと思ってまず動画を見たんですけど、その間なぜかすごく冷静な気持ちで。事前に飛ばし記事も何も出なかったし、こうやって真っ先に6人揃った姿を見せてくれて、しかも会員限定ページで、動画の中の6人も本当にいつもの宣伝やニューイヤー動画みたいなテンションで、なんか…客観的に見たら(こんな言い方したら変だけど)すごく良い解散報告で、ちゃんと6人が6人自身の意思で考えた上での決断なんだって、そしてきっと6人もスタッフさんもファンのことをものすごく考えてくれたんだろうなっていうのが伝わる報告で、そういう人たちを好きになった私は確かに幸せ者なんだろうなって、すごく実感したんですよ。涙はそりゃもうボロボロ出てたんですけど、幽体離脱した自分がどこか冷静にそれを見てる、みたいな変な感覚でした。V6に一番望むのは「一人一人が生きたいように生きていてほしい」ということなので、それはたぶん本当に叶ってるんだろうな、それなら……って物分かりのいいことを思ったりもしました。というか今も思ってます。


 でもそれと同時に
「やだ!!!!!!!!!!」
って思ってる自分もいるんですよね〜〜〜。やだっていうか悲しいとか寂しいみたいな言葉が近いな。そりゃ寂しいよ、「そうなんだ」の一言で終われるわけないじゃん……
 動画を見た後V6の曲聴きたいなって思ってiTunes開いたら6人のジャケ写がずらっと並んでて、そこでなんか堰が切れたようになってしまって……あと8ヶ月したらもうここに新しいアートワークが増える事はないんですよね。6人のダンスもユニゾンもハモも、新しく見る事はできないんだな。なんか、思い出とかそういうのじゃなくてシンプルに、willあたりから始まった流れがOMG、Wait for You、Can't Get Enough、Right Now、All For You、PINEAPPLEときて、次はどんな曲を聞かせてくれるんだろうみたいなワクワク感が長い間ずっとあって、それがもう今年で終わるんだなって寂しさがありますね。これは多分私がV6を一番に推してなくても思っただろうな。
 そういう寂しさを抜きにしても、普通に担当のグループが解散するのは悲しくて寂しいですね……。もし、もしV6が終わるなら、最後にこれを流してほしいなってずっと思ってる曲があって、でもそんな日が来ないでほしいって思ってたんですけど、やっぱり終わりが来ないなんてことはないんですよね。

 正直、昨日が来ることを全然予感してなかったんですよ私は。そりゃあ今思えばトニフィフコンのあれそれはあ〜そういうことだったんかな……ってなるような重さがあったなって思えるんですけど、まあそんなの後出しジャンケンですよね〜〜……。これからもV6がどこかにいる毎日が続いていくのかなって思ってたから、ぼんやりこうなのかなって想像してた未来がもう訪れることはないんだって、そういう未来の喪失が悲しいんだろうな、今の私は。
 でもそう考えると変な話ですよね、今のV6は一つも貶められていないのに、「今」のV6にダメになったところなんて一つもないのにこんなに悲しいんだから。まあそうだから悲しいのかもしれない。そう、一昨日までのV6に新鮮みを感じなくなったところなんて一つもなかったから、終わるかもなんて(期日を伴った具体的なものとしては)考えてなかったし、だからこそ悲しいんだなあ。
 そう考えてると、今自分が悲しいことは多分正しい、というか、それでいいんだよな、とも思えてきました。トニフィフコンを見た時に公開はしなかったんですけど感想を書いてて、その一部が

 こんなに楽しくていいのかな、後でツケ(何の?)が来るんじゃないのって思うぐらい幸せ
 でもきっとこの先どれだけ辛い気持ちになることがあったとしても、好きになったことを後悔しない覚悟を持てるぐらい誠実な楽しさをくれる人たちで、だからこの幸せを変にひねくれずに受け取りたいなと思うよ

予言か?みたいな内容なんですけれども……こういう類のことはトニフィフコン以前からずっと考えてたことです。これを書いたことを思い出して、今こんなに悲しいのは、過去の私がV6からもらった幸せをひねくれずに受け取ってきたからなのかもな、と思ったんです。もし過去の自分が「V6はいつかなくなるかもしれないから好きな気持ちは抑えておこう」みたいな斜に構えた受け取り方をしていたら、今こんなに悲しくなかったかもしれない。だけど、多分6人からもらえる楽しさや幸せは今よりずっとずっと少なかったと思うし、私はそんなの嫌だと思って今までV6を見てきたから……だからなんというか、このものすごい悲しさは、私が斜に構えず捻くれずにまっすぐにV6を好きでいられた証拠なんだと思って、悲しさごと受け止めたいなという気持ちでいます。
 一応書いておくと別に悲しさが愛を測る指標だとか言いたいわけじゃなくて!あくまで私の中の話として、6人の決断を応援したい気持ちと同時にどうしようもない悲しさがあって、でもそれは悲しさとして抱えていていい気持ちなんでないかなと今は思ってるという話です。


 まあそんな感じで、生きたいように生きてくれっていう望みと、それはそれとして悲しいっていうエゴが今のところはごちゃ混ぜになってるという状態です。ただまあ今文章を書いて、悲しいというエゴが存在しててもいいんだろうなという気持ちにはなれたので、だいぶ楽にはなりました。
 この悲しさは悲しさとしてちゃんと持っていたいですね。悲しさを呪いに転換してしまったら、この先絶対V6にまっすぐ向き合えなくなるだろうなと思うので……好きだから、まっすぐな気持ちで、自分が理想とする向き合い方で応援していたいので、そこは必ず守るつもりでいます。

 最終的にはエゴより望みを優先する自分でありたいというのは変わらず思ってて、でもエゴを無視し続けるとどこかで歪みが生まれますから。自分の中の悲しさは無視せず、何かを呪うことはせず過ごしていれば、きっとどこかでエゴより望みの方が大きくなってくれるでしょう、といった感じの結論に至りました。今できる気持ちの整理はやりきったからあとは時間が何とかしてくれよな!みたいな感じです!今整理を終わらせるのは無理だった!
 まあ時間が何とかしてくれることは思ったより大きいよな、とは私が最近いろいろと感じることなので、あんまり自分で自分を心配はしてません。多分未来で本当に何とかなると思うし、今までV6に(自分の中で)まっすぐ向き合ってこられた私なら大丈夫でしょう、という気持ちで過ごしていこうと思います。


 ジャニウェブ見たら2人とも(昨日更新の三宅さんも)ファンに寄り添ってくれてて、「ここにいる」ということを彼らの言葉で伝えてくれてて、やっぱりいい人たちを好きになったな……とまた泣きそうになってます。というか泣いてます。今はちょっとだけ、その言葉に甘えさせてもらおう……素敵な人たちだ……





 6人の動画を見て、空中分解なんかでは絶対にないんだなってことはちゃんと、本当にちゃんと伝わりました。これからV6という船が最後の航海に出るんだなという気持ちでいるので、その最後を11月1日まで、ちゃんと見届けようと思います。

11月1日



 V6デビュー25周年、おめでとうございます。


 今日は、いや日付が変わって昨日は雲ひとつない好天で、It's my lifeのMVみたいな気持ちいい天気だなあと思いながら過ごしていました。

 私の言葉が本人たちに届いてるなんて思わないけど、言葉は心の中に留めているだけでは存在することにならないから、V6への今の気持ちを確かに存在させるために、この記事を書きます。




 V6のことが好きです。
 いつも最高のパフォーマンスを見せてくれるV6が好きです。
 いつでも今が一番かっこいいV6が好きです。
 大人数が集まる場だとみんなすみっこに寄ってしまうV6が好きです。
 見ているこっちの気持ちまで温かくさせてくれるような雰囲気で笑っているV6が好きです。
 


 本気でなにかを頑張る力をくれたV6が好きです。
 受験生の頃、勉強に対して私はどこか冷めた態度をとっていました。失敗して、頭が悪いやつだと思われることが怖かったのです。本気で勉強したのに合格できなかったら、その原因は自分の頭の悪さということになってしまう。本気でやらなければ、努力しなかったことを失敗の原因にできるとどこかで思っていたのでしょう。そんな心積りじゃあ、元々頭が良い上に努力を重ねている人に勝てるわけがないことも分かっていました。でも本気で頑張って失敗して、アイツは頭の悪いダサいやつだと思われることをあの頃は異常に恐れていました。
 今思うと思春期だなーというか、その考えこそがダセえなあって感じの考え方なんですけど、そんな考え方を変えるきっかけになったのがV6の「本気がいっぱい」でした。
 「ダサくても悩んでいたいよ」
 「もう たてまえとか人の目とか気にしない場所にいよう」
あの時の自分が勝手に恐れてたことを全部とっぱらってくれるような歌詞で、この歌に自分を変える勇気をもらったことをよく覚えています。いつも本気の6人に誇れるような自分でいたいと思って、本気で勉強を頑張ってみようと思えるようになりました。
 あの時の考え方をそのまま持ち続けていたら、志望校に合格できていたか分からないし、その後の人生でもずっと本気から逃げ続けていたんじゃないかなと思います。あの時変わる力をくれたV6に、ありがとうと伝えたいです。


 歳をとることってそんなに悪いものじゃないんだな、と思わせてくれるV6が好きです。
 私たちの周りには年齢に関するいろんな呪いがあって、「〜歳で〜〜するなんてみっともない」とか「〜歳以上はもうおばさん」だとか、同年代の友達と話していてもそんな言葉が出てくることがあります。くだらないと思いつつ、年齢を重ねることはネガティブなことなのかもしれないと無意識に感じてしまう時もあります。
 でもV6を見ていると、そんなものは本当にくだらない流言なんだと思えてきます。だってあと18日で全員が40代になるけど、こんなにかっこよくて素敵なアイドルをやってるじゃないですか!V6が今アイドルを名乗って活動しているという事実は、「アイドルには賞味期限がある」みたいな呪いをはね飛ばして、むしろ歳をとって長く続けてきたからこそできるものがあることを教えてくれています。そんな姿を見ていると、自分の若さに甘えずきちんと実力をつけていけば加齢を恐れる必要なんてないんだなと思えます。そして自分が今の6人と同じぐらいの年代になった時、自分の仕事をちゃんと積み重ねて年齢にふさわしい力をつけた、V6みたいな大人になっていたいなと思います。






 こんなに素敵な人たちを好きになれて、私は幸せ者だなあと最近よく思います。

 改めて、25周年本当におめでとうございます。今日までV6を続けてきてくれて、そしていつも元気と幸せを運んでくれて、ありがとうございます。
 これからも皆さんが、心身ともに元気で健やかな毎日を過ごせますように。



追伸
今日の前夜祭、とっても楽しかったです。
明日のコンサート、アリーナ最前で楽しみにしてます!!

V6 52ndシングル「It’s my life / PINEAPPLE」感想(7割「PINEAPPLE」の話)

 勤続25年の男たち、かっけえ〜〜……

 

 

 23日に発売されたV6の52枚目シングル、「It’s my life / PINEAPPLE」を聴きました。曲も映像も好みすぎる……。このポイントが良い!!って感想が大量にあるので記事にしました。ここから詳しく書いていきます。

※「PINEAPPLE」の感想かなり多めです。

It's my life/ PINEAPPLE(CD)(通常盤)

It's my life/ PINEAPPLE(CD)(通常盤)

  • アーティスト:V6
  • 発売日: 2020/09/23
  • メディア: CD
 

 

  

PINEAPPLE

 曲調も歌も歌詞も良すぎて……言語化したい好きポイントがめちゃくちゃいっぱいあるので、まずこの曲から感想を書いていきます。

曲調について

 最近のV6は新しい音楽トレンドを取り入れたシャレオツ曲をたくさん出してるんですが、PINEAPPLEはその中でもかなり曲調が好きな一曲です。音数が多いにも関わらず滲み出る透明感、テンポの違うノリ方が混在するようなビート、一癖あるリズムの動き、といったものが曲調に関する好きポイントなんですが、ここからそれぞれ詳しく書いていきます。

 まず好きなのは、音数が比較的多いのに透明感があるところです。最近のオシャ曲、特にAll For Youとかは拍と拍の間に結構余白のある作りだと思ってるんですが、PINEAPPLEはトラップで特徴的な細かいハイハット(後ろの方にあるチチチチ……って音)が基本ずっと入ってるので、余白の存在はあまり感じられないなーと思ってて。一般的に音数が増えるとそれだけはかなさとか透明感といったものからは離れていくと思うんですけど、PINEAPPLEは音数が多くても儚い透明感があってなんだか美しいんですよね……キツい重低音の4つ打ちが入ってなくて全体的に音が柔らかいことと、エコーみたいな声が入ってることが曲全体に一枚ベールがかかったような雰囲気を出してるのかなと思ってます。

 そして2倍テンポの違うノり方が混在するようなビート感がすごく気持ちいい!ここも好きなポイントの一つです。ちょっと違うかもだけど、例としてはNHKのThe Coversでやったバージョンの「不惑」みたいな感じがしていて……坂本さんソロのDメロ辺りは遅い方のテンポが強くて、逆にサビ直前「わけはただ一つ just for love!」辺りは4つ打ちが入って早い方のテンポが強くなるけど、1番Aメロやサビはその両方に当てはまる感じのビート感が出てるように感じました。フレーズは細かいけど4つ打ちのビートが入ってないところに、ゆったりしてるのに退屈じゃない、またその逆にフレーズは細かいのにせかせかしてなくって拍に追い立てられるようなストレスがないっていう聴き心地の良さを感じていて、ここがすごく好きです。これフレーズが細かいうえにある程度自分の中でグルーヴ感を持って歌えなきゃかっこ悪くなるので歌う側からしたら地獄では?と思うんですけど、その辺サラッとかっこいい仕上がりになってるのが、さすが勤続25年は伊達じゃないな〜って感じですね……

 あと一筋縄ではいかないリズムが非常に私好みでたまらない……音符3つ分の長さをとるベース音の打ち込みがいろんなところで出てくるんだけど、それが自分の好きなノり方に近いっていう話です。1番Aメロや2番ラップパート、サビの裏で

|テッッッ・テッッッ・テッッテ・ッッテッ|→

|ッッテッ・ッテッッ・テッッテ・ッッテッ|

この2小節(半分のテンポでとるなら1小節)をループさせる打ち込みがずっと続いてるんだけど、下線を引いたところは16分*1音符3つ分が1かたまりになってるんです。ラテンのクラーベを変形させたような感じですね。16分音符が最小単位になってる(=8分よりもより細かいとり方をする)リズムだから、リズムに鋭さと推進力があって、縦ノリといっていいのかな?そういうノリ方ができるなと思ってます。私は昔からファンクとかラテンを聴いてきた人間で、縦ノリでリズムにひとクセある曲が好きでして……だからそういう曲が最近のオシャ曲として、今のV6にふさわしいものとして出てきてくれたのがめっちゃ嬉しいです!

 

歌割りについて

 初めてフルを聞いた時に思ったのが「メインボーカルが存在しねえ……」ってことでした。ソロは平等、なんならいつもメインボーカルをやってる坂イノの出番が他4人より少ない(その分2人でフェイクを入れまくってる)ぐらいで、6人が入れ替わり立ち替わりメインを張る感じがすごくいいな〜と思ってます。しかも6人の歌それぞれに関して私が好きだと思っている特長が見事に活かされているのが、聴いてて非常に楽しい!ここからは6人それぞれの歌への感想を書いていきます。

 まず坂本さんについて!サビのユニゾンで坂本さんの声がかなり前に出てきてるのが、この曲にすごく似合ってると感じました。坂本さんの声って、寂しそうな歌を歌うと本当に魅力的なんですよ……見た目はV6の中でも特に「成人男性」という感じがするし、歌も声量と力強さがあるのに、この人一人じゃ生きていけなさそうだなってどこか思わせる寂しさとか愁いが歌声にあると思ってるんです。*2魔性だよマジで……(これ担当の欲目だったりします?)そんな愁いを含んだ坂本さんの声がユニゾンで前に出てくることによって主人公の寂しさがより伝わってくる仕上がりになってるなと感じてて、そういう意味で坂本さんの声がすごく似合ってるなと思いました。

 長野さんに1番「引き寄せられたならいいのに」と2番「はなればなれ〜触れたい」を振った人誰!?天才!!長野さんの歌ってメインをガンガン張る力強さがあるわけじゃないけど、歌う言葉の意味が増幅されるようなピュアさを感じるし、穏やかだからこそ心に直に届くような声なんですよね。荒ぶる神を鎮める精霊みたいなんだよ……特に2番の「はなればなれ〜触れたい」には、6人で円を描くように並んで寝転ぶ振りも相まって、もう神事か?ってレベルの清廉さを感じてます。心象風景がそのまま音と映像になってるような感じといいますか……ここは長野さんのソロじゃなきゃここまで直接心に響くような力を持たなかったと思うので、素晴らしい歌割りに感謝を捧げたいです。

 井ノ原さんはこの曲でソロがかなり少なくて、飛び道具的扱いになってることがいい方向に働いてると思っています。井ノ原さんの歌って迷いのないパワフルさがあって、それはこの歌には強すぎると思うんです。さっき「物理的な喪失の痛み」がこの歌にはあるって書いたんですけど、そういう痛みを抱えた儚さを表すには井ノ原さんの歌はちょっと力がありすぎるような気がしていて。一方で井ノ原さんの声は抑えられない激情を表すにはもってこいの声*3で、その特性がフェイクで見事に活かされてるなあ〜と感じ入ってしまいます。大サビの「I think about your love yeah」と3回の「yeah」っていうフェイクの、1番サビより力がこもった、抑え込んできた感情が漏れ出るような激しさ!!色気は抑制と解放のギャップから生まれるとどこかで聞いたことがあるけど、この曲で「解放」の役割を一手に担ってるのは間違いなく井ノ原さんだと思います。

 森田さんに関しては2番の「ひとりでなにかを〜ここにいることを」ここの歌割りが絶対だな……フルを初めて聴いたときになんでか知らないが「やられた……」と思いました。この世相で、好きなアイドルにもらってこれ以上嬉しい言葉はないよ……歌に関してオバドラは結構似た雰囲気があって、森田さんも長野さん同様に言葉の意味が増幅されるようなピュアさを持ってると常々思っています。そして森田さんの声が一番輝くのは、他人を思いやる優しさや真心と、それゆえにうかつに距離を縮められないもどかしさが両立した歌詞だと思うんです。*4上記の歌詞はそこにドンピシャ当てはまってるんですよ!「ひとりでなにかをかかえ」ようとしてる人に対する心からの思いがあるけれど、「あなた」に近づくのではなく「ぼくがここにいる」ことを伝えるというその思いの表れ方、しかもその後長野さん井ノ原さんが入った後の歌詞すら断言でも「信じろ」でもなく「信じてほしい」と願うだけ、っていうもどかしいぐらいの言葉選び……思いやりがあるからこそ不用意に近づかない、無責任に「そばにいるよ」とか「信じろ」とは言えない、そういう優しさと表裏一体の臆病さが「森田剛」というキャラクターにあまりにもマッチしているなと思って、聴くたびに胸がギュッとなっています。

 三宅さんについては、声の埋もれにくさが曲調のスイッチ役にものすごく合ってると常々思ってて、この曲でそれが見事に活かされてる!と感じました。ここで言う「スイッチ役」というのは私が勝手に作った言葉なんですが、曲調が大きく変わるところでソロを担い雰囲気を大きくパチっと転換させる役割のことです。この曲で三宅さんがソロを取ってる1番「ひとりきりの部屋〜」と大サビ前のラップパートはサビに向けた盛り上がりの嚆矢となるようなところで、そこの前で一度落ち着いた曲調にブーストをかける必要があって、そこで三宅さんの声がすごく効果的に入ってるなと思ってます。V6の中では剛健が特徴的な声をしてるけど声がより埋没しにくいのは三宅さんの方だと感じてて、エッジが立ちやすく声も浮きやすい分雰囲気を変えるには絶大な力を持ってると思うんですよ。そういう三宅さんの声がきっちり活かされてるのがすごく嬉しい!

 岡田さんの歌、というか声は透明感と強さがキーワードだなと感じました。1番「はなればなれ〜触れてる」の高音ロングトーン、美しい、と唸ってしまった……私岡田さんの高音ロングトーンが大好きなんですよ〜〜*5音の伸ばし方が素直っていうか、まっすぐターーーーンッて声が飛んでいくような気持ちよさがあって、それが今回も聴けて非常に満ち足りた気持ちです。あと印象に残ったのは「強くいたいと願う わけはただ一つ just for love!」です。これ岡田さんが歌うために生まれてきた歌詞でしょ……岡田さんは「強くいたい」っていうかもう強いでしょ、まだ強くなる気かいとツッコミを入れたくなっちゃうんですけど、「本当に強くなると優しくなれるぞ」っていう以前の発言を表したような言葉だなあと思って、岡田さんが歌うからこそ説得力が出る歌詞だなあと感じました。

 

物理的喪失の痛み

 歌詞については、これがテーマなのかな、と曲を聴いて思いました。近くにいられない状況でも誰かが相手を思っている気持ちは変わらずあるけれど、それでも大切な人を物理的に喪失することへの痛みは確かに存在するという切なさ、そしてこれからしばらくはその痛みと一緒に生きていくしかないんだという覚悟があるなと思っていて……土岐さんがどこまで意図されたのかは分からないけど、これが遠距離恋愛の心情と今の世相の心情の両方にきれいにマッチしていて、美しい切なさがあるなと感じてます。

 そして幸せにも不幸せにも振りすぎないバランス感覚も、この曲の歌詞の好きなポイントです。会えないことを不幸せだと言って嘆かない、「遠くにいても同じ時に同じ愛を生きている」と言い切れる、だけどこの主人公は愛があるから会えなくても平気ってわけではたぶんなくて、以前確かにそばにあった「揺れる髪」「冷たい指」「透ける目の色」を「思い出してる」ってところから、今それらが喪失されていることへの空白感を覚えていることを言外に感じるんです。その幸せと寂しさを両方受け入れて生きてく感じが、すごく人間らしいと思うんですよね。

 V6のファンとしても、その両方の間に立ってる感じは共感できるところがあるなあ、と感じてます。V6や周りのスタッフの方達が色々やってくれることへの嬉しさとか幸せは確かにある一方で、なくなった舞台とかいつ出来るようになるかわからないコンサートのことを考えてふと寂しくなっちゃう、痛みを感じる時も確かにあって。折り合いをつけて楽しんでいくしかないんですよね……こういう状況でこういう曲を出して、「今の僕たちとファンの間にも重なる曲」と言ってくれることが嬉しいです。コロナ禍の現状に対して「前を向こう」「頑張ろう」ってポジティブな言葉は確かに必要だけど、そればっかり言われても疲れちゃうんですよ……生きていけないほどの苦しみじゃないけど、現場が無くなってこれからの目処もないっていう痛みは確かにあって、それに寄り添ってくれるような曲が(偶然でも)リリースされたことが嬉しいなあってしみじみ思います。

  

 

It's my life

 徹夜明けに聞きたいV6楽曲ナンバーワン。イントロの「テテテ↑テテ↑テテ→テ……」ってシンセ?が完全に徹夜明けの目にしみるまぶしい朝日の輝きなんですわ……徹夜で作業した日の朝、やることが終わって寝るぞ〜となったところでちょうどYoutubeバージョンのMVが公開されて、徹夜終わりの開放感と「お疲れさま」と言ってくれてるかのような映像に泣きそうになりながらMVを見たのを強烈に覚えてます。

 曲の中で「ありふれた毎日も悪くはないでしょ」が2回出てくるけど、それぞれ受ける印象が違うのが面白いな〜と思いました。1番サビ終わりに入る一節では、1番の歌詞にあるようなちょっとくたびれた日常も悪くないよねって印象があるんですけど、2回目に出てくるときは「変わらずに変わり続けよう」って歌詞が直前に入ってるじゃないですか。V6にとっての「ありふれた毎日」とはボンヤリと過ごすルーティンではなくて連続的な変化なんだな……と思って、2回目の一節には「変わらずに変わり続ける」ことを「ありふれた毎日」と言い切れることの凄みを感じてます。

 

 

ただこのまま

 イマドキなシティポップバンドのサウンドにV6が参加してるって感じで、バンドの世界観が強めでとても良い!!一通り聴いて思ったのは、コンサートで聴きたいタイプの曲ではないな、ってことです。これはけなしてるわけでは全くないです!広くて音響もそんなに良くないアリーナで、録音の演奏で聴いても魅力が伝わんないタイプの曲じゃないかと思ってるっていう話です。そうじゃなくて、生演奏でライブハウスみたいな場所で、演奏もメインじゃい!って感じでガンガンに主張したやつが聴きたいなと感じました。間奏のギターとピアノのソロは尺4倍ぐらいにして大暴れしてほしいし、大サビのピアノはV6の歌の裏でめちゃくちゃ暴れてるみたいな、実現できるかは別としてそういう感じで聴きたい曲だな〜と思ってます。

 個人的には2番の前半がかなり好きです。「Rain」と「Shine」という歌詞に呼応して雨粒や光の粒みたいなピアノの音が入ってるのもいいし、その箇所を歌う坂長のなめらかな歌声もいいし……そしてその後の井ノ原さんの「離さない hold you」、何!?💢💢年上組2人が大人っぽく優しげに歌ったあとこんなやんちゃな歌い方して……この歌割りの流れも相まって、V6でいるときはあまり出てこない「トニセンの末っ子」感をくらって初聴で大ダメージを受けました。今も受けてます。ちくしょう、カワイイ……

 

 

夢のつづき

 コンサートのアンコールで聴きたい曲だな〜〜Tシャツに着替えて出てきた6人が歌ってるのを、ゆっくりペンラ振りながら見たいなと思いました。

 この曲については、初聴でなぜか「井ノ原快彦の独壇場」というワードが頭をよぎりました。イノハラ氏が水を得た魚のようであるな……気持ちよさそ〜に歌うしこういう歌い方ほんとに似合うなあ。うまく歌おうという意図をこの歌の井ノ原さんからあまり感じなくて、のびのびやりたいように歌ってる感じがとってもいいと思います。雑誌のインタビューで仮歌が井ノ原さんだったことを知って、「なるほどね」とものすごく納得しました。

 

 

映像について

 ここからは、初回AとBの映像特典の感想や好きなところをつらつら語っていきます。

 コロナ禍の前に撮られたIt's my lifeのメイキングを見て泣きそうになっちゃいました。たった半年ぐらい前の映像なのに、こんなに違うものか……にこ健で見せてくれたタカとユージが入ってたのも嬉しかったけど、同時にV6のこういうわちゃわちゃを奪ったコロナマジで許せんし永遠に滅せよと思いました。

 両メイキングの井ノ原さんのトーク、It's my lifeの方では珍しくまともな話をしていてウソついてないじゃん!と思ったのに三宅さんに絡まれ出して笑ったし、その後PINEAPPLEの方ではいつも通りのホラ吹き男爵っぷりを発揮しててまた笑いました。

 It's my lifeのメイキングで黒スーツで語る坂本さんがかっこよすぎてマジマジと見ちゃった……こんなにかっこいい人が現代に実在してアイドルをやってる現実が幸せすぎて…… 「漫画やアニメみたいな素敵なおじさまが3次元にいる!!動いとる!!」みたいな衝撃を覚えました。

 そしてPINEAPPLEのMVについては、長野さんが着てるシャツの映し方に映像班のすごいこだわりを感じました。感謝……ターンのたびにひらめく様、天人の羽衣か?

 爆弾処理6、内容の面白さももちろんですが坂本さんのスタイルの良さとかっこよさを堪能できた点でも非常に満足でした。処理班の衣装を着た坂本さんを足元から上へと映していくカット、脚が細長すぎて恐怖すら感じました。上見ても上見ても長い脚……(分けいっても分けいっても青い山)

 あと指令役長野さんの、どんだけ危機的な状況になっても絶対に焦らずどこかのほほんとすらしている感じ、長野博ここにありやなあ……とニコニコしてしまいました。指令役が急かされる側だったのはイノ健コンビもそうですけど、井ノ原さんは「ちょっと待って!!」みたいに超アワアワしてた一方で長野さんは絶体絶命でも「ああ〜これじゃないなあ……」って全然ペースを崩さないっていう対比がオモロかったです。あと、どのペアも基本トニセンの方がゲームについていけてなかったの、すごい「V6」を感じました。

 処理が失敗した後「え〜」って言う井ノ原さんに対して「なんだその甘え方!」って突っ込む坂本さんに年上力(としうえぢから)を感じてしまったし、「ベスト着た坂本くん見てみたい」って言い出す井ノ原さんも見れたし……坂イノコンビのファンとして沸くシーンが多く大変満足です。ありがとう……

 

 

 

 

 言いたいことは大体書ききりました。総じて、今回のシングルも非常に良かった……4曲の系統がどれも異なっている上に提供アーティストのバックグラウンドも様々で、すごく層の厚いシングルだなあと感じました。

 そしてこれだけ層が厚すぎる布陣がシングルとして出ておきながらまだ「Full circle」が温存されてるっていう状況があまりにも恐ろしい……前回の記事で「『Full circle』は『It's my life』のカップリングなんだろうなと思ってます。これ独立したシングルとかアルバムリード曲だったら最高すぎて爆笑しちゃいますね」とかのんきに書いてた私に今の状態を見せてあげたいですね!ハハハ!!

 ということで、6月に突如表れて以来行方不明中の「Fulle circle」〜!元気にしてますか〜〜!?カムバック、のんびり待ってま〜〜す!!!(ブンブン手を振りながら)

*1:32分だったらすいません

*2:「一生で最後の恋」の落ちサビなどは言わずもがな、ゴリゴリにロックの「Shelter」ですら「君がいなければ俺の世界なんか粉々に砕け散るよ」っていう一人にさせられない感じがあるじゃないですか

*3:例えば「逢いたくて」の落ちサビとか

*4:「COLORS」2番「人はなぜ自分を守るために他の人傷つけたりしてしまうの」(前半は井ノ原さんとユニゾン)、「太陽と月のこどもたち」2番「辛い時は思い出して」

*5:TL然り、エキゾチック・トリップ然り……