ニートが羨ましいか

昨年の日記を振り返ると、焦燥感に駆られていたことがわかる。

今も人ができていることが自分にできないと感じると焦ることはあるが、以前よりマイペースに頑張れているように思う。以下は昨年の日記。

 

ニートが羨ましいか〜

 

 

 

甘えている、と言えば甘えている。

 

自宅療養中、と言えば自宅療養中。

 

 

 

昨日、10年ぶりに友人Nと会って食事をした。

友人Nは県庁の職員さんで、仕事帰りに私を迎えに来てくれた。

 

友人N「久しぶり〜元気してんの?てか実家いつ帰ってきたん?今 、なにしてんの?」

 

ウッッッ!!! シ、シンドイッ!!!!!

 

 

 

今はね、無職。先月、大学を中退して実家に帰ってきた。

 

昔よりは幾分マシになったけれど、未だに心が強くなくて、睡眠薬抗不安薬を頓服で飲むことがある。それから相変わらず、メンタルだけじゃなくてフィジカルも調子が悪い。低血圧、偏頭痛、扁桃炎や胃腸炎になりやすい。原因は「ストレスでしょう」で片付けられることが多い。体調が悪いから精神が荒むのか、またはその逆か、定かではない。

 

春先、タンパク尿と尿鮮血で健康診断に引っかかった。CTをとったら、肺と卵巣に腫瘍が見つかった。画像診断報告書には、「おそらく良性病変と思われます。」と書いてあった。おそらくってなんだよ、悪性の可能性が無きにしもあらず、それって怖すぎじゃん、と私は思った。死ぬことを考えたとき、こんな人生は嫌だと思った。今までサボってきたから罰が当たったんだ、とも思った。みじめ。

 

尿たんぱくと尿鮮血は、不正出血によるものか、起立性タンパク尿なので、腎生検は保留。低容量ピルを飲んで、3ヶ月に一度の尿検査で通院。肺の腫瘍は今のところ微小なので1年後に大きくなっていないか再検査することに。卵巣の腫瘍は、4〜5cmの成熟嚢胞性奇形腫で、良性の腫瘍なのでそれほど心配する必要はないけれど、まれに悪性腫瘍に転化したり、卵巣嚢腫茎捻転を起こしたりする可能性があるらしい。緊急性はないが、このまま放っておいても勝手に腫瘍が消失することはないので、摘出手術をしたほうが良いようだ。

 

検査はお金がかかる。医療費が家計を圧迫していた。バイトを増やさなければならない、遊ぶ金も時間もない、楽しくない、周囲の人が楽しそうにしていることがおもしろくない、我慢が足りなかった、たいした病気じゃないのに、頑張ればなんとかなったかもしれないのに。でも大学をやめてしまった。

 

人と比較しても幸せになれない。そんなことはわかっている。私はプライドが高い。ニートのくせにさ。

 

 

 

「えっとな〜、たいした病気じゃないねんけど、体調崩して、今月、実家に帰ってきたん。今日は1日寝て、家でポケモンGOしてました。ポケモンでらんかったけど……。」と私は友人Nに言った。友人Nは「ニート満喫してますやんwwwいいな〜俺も家で1日ダラけて寝たいわ〜」と言った。

 

せやねんニートやねん。来年の春には就職したい所存。これからどうしようかなあ。まあニートにはニートなりの悩みがあるのよ。『焦燥感』ってやつ。」